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甘々のストロベリー担々麺
044:国王と魔女、国王の寝室にて
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サキュバスが勇者の夢の中で〝甘々のストロベリー担々麺〟を食べている頃、王宮では――
「ふぅ~。やっと一人になれたわい」
ひと息をついて寝室に横たわる顎髭を生やしたダンディな老人は、この国の王――国王だ。
国王としての責務を全うし、疲労が蓄積した身体を労っているところである。
しかしそれも数秒間のみ。
違和感を察知しすぐさま飛び起きたのだ。
「この気配……魔女か?」
国王が感じた違和感。それは魔女の気配だった。
「疲れ切った体でよくボクの気配に気付いたね。大正解。ボクの登場だよ」
「ふんっ。当然だ。儂を誰だと思っている? 国王だぞ。舐めてもらっては困る」
国王の前に姿を現したのは、少女のような見た目をした人物だ。
二人の会話からして少女の正体は、魔女である。
魔女といえば以前、恐怖政治を企んでいた偽魔王と偽勇者を動かしていた黒幕なのではないか、と魔王と邪竜が話し合っていた人物だ。
「それで……何の用だ? 儂は今、激務から解放されたところなんだが?」
「釣れないな~。こうしてボクが来てあげてるんだからさ、もっと喜んだらどうなの? そもそも国王に付いてる見張り多すぎじゃない? 休みたい気持ちはわかるよ。でもさ、一人になるこのタイミングしかボクは会えないってわけ。だから大目に見てよ。ほら、笑顔笑顔! 国民に向ける時の偽物の笑顔じゃなくて、わざわざ会いに来たボクのために本物の笑顔を見せてよ」
魔女は国王に対して親しげに話した。怖いもの知らずなのか、もしくは頭のネジが外れているのか。
「こうか? にぃー。それともこうか? べぇー」
「ぷふッ! 何その顔ー! アハハハッ! 本当に面白いね! プハハハッ!」
「ふんっ。こんなもので笑うのなんて、お前か赤子くらいしかおらんよ」
怖いもの知らずでも、頭のネジが外れているわけでもない。国王と魔女は本当に親しい関係にあったのだ。
他者から見ればそれはまるで親子のような、もしくはおじいちゃんと孫娘のような関係に見えるほどだ。
「……それで何の用かね?」
「今日の用はね、近況報告だよ」
「ん? 近況報告? 随分と早い近況報告だな。何か大きな進展でもあったのか? それこそ魔王と勇者を消す準備ができたとか?」
「その準備にはもう少し時間がかかりそうだよ。ボクのおもちゃも壊されたばかりだしね」
「呪いの仮面のことか。見事にやられてしまったな」
魔女が言った『ボクのおもちゃ』とは呪いの仮面のこと。すなわち偽魔王と偽勇者のことだ。
魔王と邪竜の予想は正しく、偽魔王と偽勇者を裏で操っていたのは魔女だったということが明らかとなった。
しかしその手助けをする人物がこの国の国王だとはまだ知る由もない。
「でもおかげで新たなデータは取れたよ。次はもっと丈夫なおもちゃを作るさ。だからたくさんの人間族を用意しておいてね」
「ああ。魔王と勇者を今度こそ消すためならいくらでも用意するさ。民は国のため、その国の国王である儂のために働いてもらわなければいかんからな」
「さすが国王様だね。立派な思想の持ち主だ。世界大戦なんてまどろっこしい事せずに、最初からこうしておけばよかったんじゃない?」
「いや、世界大戦時の計画は完璧だった。それに魔王と勇者の両方を消すのに一番簡単な方法でもあったからな」
「世界大戦で魔王と勇者のどちらかが死に、生き残った方をボクたちで殺す、ってやつ?」
「そうだ。致命傷を負っているのなら、儂らでも確実に殺すことができるからな」
国王は世界大戦を企てた人物だ。
それは国民の誰もが、世界中の誰もが知っていること。
しかし公表されている理由と事実は全く異なるものである。
世界中に公表されている世界大戦を開戦した理由の一つに世界のため、国民のためというものがある。いかにも国王らしい理由だ。
しかしそれは公に向けてに用意された理由だ。
国王が暗躍する本当の計画は、魔王と勇者の二人を殺すことだったのである。
ただそれだけの理由で世界大戦を始めたのである。あたかも国民のためだと善意丸出しで謳って。
「だが、魔王と勇者は決着の直前、手を取り合った。あり得るか? 魔王と勇者が――相対する者同士が、数秒前まで命を奪い合っていた者同士が手を取り合うだなんて。しかもあの状況で……おかげで儂の長きに渡る計画は丸潰れだ」
国王は拳を強く握りしめた。それだけ悔やみ恨んでいるのである。
「こうして生まれたのが、あのタンタンメンっていう謎の料理ってことなのね。ところでタンタンメンってなんなの?」
膨大な知識量を誇る魔女ですら担々麺の存在を知らない。
なぜなら担々麺はこの世界に存在しない――否、存在しなかった料理だからだ。
「担々麺とは、異世界の料理。魔王と勇者、奴ら異世界人の……この世界に存在してはならない料理だ」
国王は魔王と勇者が異世界人であることも、担々麺は異世界の料理であることも知っていた。
「ヘぇ~。異世界のね。興味が湧いてきちゃったかも。でもなんでこの世界に存在しちゃダメな料理なわけ? 他の世界の料理を取り入れるのっていいことなんじゃないの? 国の繁栄やらなんやらでさ……」
「他の世界の料理を取り入れることをダメだと言っているんじゃない。むしろ今お前が言ったように国の繁栄にも繋がる。だけど担々麺は……坦々麺だけはダメなのだよ」
「どうして?」
「担々麺は世界の秩序を乱す。それだけ強力で強大で恐ろしい料理なのだよ。儂の世界には不要な料理だ」
「もしかしてタンタンメンに自分の世界が奪われてしまうって思って怯えちゃってるの? だからタンタンメンを作ることができる異世界人の魔王と勇者を殺そうとしていたの? もしかしてそういうこと?」
「詮索はよせ。儂とお前の仲だろ」
国王は笑顔を向けた。
その笑顔は国民に向ける優しい笑顔。すなわち魔女が言っていた偽物の笑顔というものだ。
「はいはい。図星ね図星」
「いかんな。隠し事をするとついついこの笑顔が出てしまう」
「癖だね」
「一刻も早くこの癖を治さなきゃいかんな」
「そのためには魔王と勇者を殺さないとね」
国王は自分が支配しようとしている世界が誰かに奪われてしまうのが怖いのである。
だからその原因である魔王と勇者をこの世界から抹消しようと企んでいるのである。
全ては自分のため、自分だけの世界を作るため――否、自分と魔女の二人だけの世界を作るため。
「いい話が訊けて満足! 今日はこの辺で帰らせてもらうとするかな」
「待て! 近況報告とやらがまだだろ」
「ん? あっ、そうだったね。すっかり忘れてたよ。てへっ!」
魔女は舌を出して己の頭をぽかんと軽く一度叩いた。その仕草はあまりにも可愛らしい少女そのものだ。
「そういうあざといのはよせ」
「え~、夜伽の時は喜んでたじゃん! 可愛い可愛いって言ってくれたのに!」
「だからだ。そういう気分になってしまわないようによせと言っているんだ」
「ふふっ。じゃあさ……近況報告は、まぐわいながらでどうかな?」
魔女は、少女の見た目からは想像もできないような色気を放ちながら国王に迫る。
国王からの返事をもらう前に服を乱し、シミやホクロなど一切ない純白な乳房を露わにする。
「儂は仕事とプライベートを両立できんぞ。二つのことをいっぺんにやるのは苦手だからな」
「よく言うよ。国王という仮面を被ってるくせにさ。それで……二つのことをいっぺんにできない男がどうして始めようとしてるのかな?」
近況報告を訊くことが仕事。魔女とまぐわうのがプライベート。
その両立ができないと言っておきながら国王は魔女の体を嬲っていく。
息を荒げ、雄としての本能のままに嬲っていく。
「近況報告は終わってからすればいいだけの話だろ」
「そういうことね。でもさ疲れてるんじゃないの? 寝たら?」
「お前が癒してくれ」
「ふふっ。甘えん坊の国王様だこと。いいわよ。今夜も楽しみましょう」
国王と魔女は朝日が登るまで互いに体を求めあったのだった。
「ふぅ~。やっと一人になれたわい」
ひと息をついて寝室に横たわる顎髭を生やしたダンディな老人は、この国の王――国王だ。
国王としての責務を全うし、疲労が蓄積した身体を労っているところである。
しかしそれも数秒間のみ。
違和感を察知しすぐさま飛び起きたのだ。
「この気配……魔女か?」
国王が感じた違和感。それは魔女の気配だった。
「疲れ切った体でよくボクの気配に気付いたね。大正解。ボクの登場だよ」
「ふんっ。当然だ。儂を誰だと思っている? 国王だぞ。舐めてもらっては困る」
国王の前に姿を現したのは、少女のような見た目をした人物だ。
二人の会話からして少女の正体は、魔女である。
魔女といえば以前、恐怖政治を企んでいた偽魔王と偽勇者を動かしていた黒幕なのではないか、と魔王と邪竜が話し合っていた人物だ。
「それで……何の用だ? 儂は今、激務から解放されたところなんだが?」
「釣れないな~。こうしてボクが来てあげてるんだからさ、もっと喜んだらどうなの? そもそも国王に付いてる見張り多すぎじゃない? 休みたい気持ちはわかるよ。でもさ、一人になるこのタイミングしかボクは会えないってわけ。だから大目に見てよ。ほら、笑顔笑顔! 国民に向ける時の偽物の笑顔じゃなくて、わざわざ会いに来たボクのために本物の笑顔を見せてよ」
魔女は国王に対して親しげに話した。怖いもの知らずなのか、もしくは頭のネジが外れているのか。
「こうか? にぃー。それともこうか? べぇー」
「ぷふッ! 何その顔ー! アハハハッ! 本当に面白いね! プハハハッ!」
「ふんっ。こんなもので笑うのなんて、お前か赤子くらいしかおらんよ」
怖いもの知らずでも、頭のネジが外れているわけでもない。国王と魔女は本当に親しい関係にあったのだ。
他者から見ればそれはまるで親子のような、もしくはおじいちゃんと孫娘のような関係に見えるほどだ。
「……それで何の用かね?」
「今日の用はね、近況報告だよ」
「ん? 近況報告? 随分と早い近況報告だな。何か大きな進展でもあったのか? それこそ魔王と勇者を消す準備ができたとか?」
「その準備にはもう少し時間がかかりそうだよ。ボクのおもちゃも壊されたばかりだしね」
「呪いの仮面のことか。見事にやられてしまったな」
魔女が言った『ボクのおもちゃ』とは呪いの仮面のこと。すなわち偽魔王と偽勇者のことだ。
魔王と邪竜の予想は正しく、偽魔王と偽勇者を裏で操っていたのは魔女だったということが明らかとなった。
しかしその手助けをする人物がこの国の国王だとはまだ知る由もない。
「でもおかげで新たなデータは取れたよ。次はもっと丈夫なおもちゃを作るさ。だからたくさんの人間族を用意しておいてね」
「ああ。魔王と勇者を今度こそ消すためならいくらでも用意するさ。民は国のため、その国の国王である儂のために働いてもらわなければいかんからな」
「さすが国王様だね。立派な思想の持ち主だ。世界大戦なんてまどろっこしい事せずに、最初からこうしておけばよかったんじゃない?」
「いや、世界大戦時の計画は完璧だった。それに魔王と勇者の両方を消すのに一番簡単な方法でもあったからな」
「世界大戦で魔王と勇者のどちらかが死に、生き残った方をボクたちで殺す、ってやつ?」
「そうだ。致命傷を負っているのなら、儂らでも確実に殺すことができるからな」
国王は世界大戦を企てた人物だ。
それは国民の誰もが、世界中の誰もが知っていること。
しかし公表されている理由と事実は全く異なるものである。
世界中に公表されている世界大戦を開戦した理由の一つに世界のため、国民のためというものがある。いかにも国王らしい理由だ。
しかしそれは公に向けてに用意された理由だ。
国王が暗躍する本当の計画は、魔王と勇者の二人を殺すことだったのである。
ただそれだけの理由で世界大戦を始めたのである。あたかも国民のためだと善意丸出しで謳って。
「だが、魔王と勇者は決着の直前、手を取り合った。あり得るか? 魔王と勇者が――相対する者同士が、数秒前まで命を奪い合っていた者同士が手を取り合うだなんて。しかもあの状況で……おかげで儂の長きに渡る計画は丸潰れだ」
国王は拳を強く握りしめた。それだけ悔やみ恨んでいるのである。
「こうして生まれたのが、あのタンタンメンっていう謎の料理ってことなのね。ところでタンタンメンってなんなの?」
膨大な知識量を誇る魔女ですら担々麺の存在を知らない。
なぜなら担々麺はこの世界に存在しない――否、存在しなかった料理だからだ。
「担々麺とは、異世界の料理。魔王と勇者、奴ら異世界人の……この世界に存在してはならない料理だ」
国王は魔王と勇者が異世界人であることも、担々麺は異世界の料理であることも知っていた。
「ヘぇ~。異世界のね。興味が湧いてきちゃったかも。でもなんでこの世界に存在しちゃダメな料理なわけ? 他の世界の料理を取り入れるのっていいことなんじゃないの? 国の繁栄やらなんやらでさ……」
「他の世界の料理を取り入れることをダメだと言っているんじゃない。むしろ今お前が言ったように国の繁栄にも繋がる。だけど担々麺は……坦々麺だけはダメなのだよ」
「どうして?」
「担々麺は世界の秩序を乱す。それだけ強力で強大で恐ろしい料理なのだよ。儂の世界には不要な料理だ」
「もしかしてタンタンメンに自分の世界が奪われてしまうって思って怯えちゃってるの? だからタンタンメンを作ることができる異世界人の魔王と勇者を殺そうとしていたの? もしかしてそういうこと?」
「詮索はよせ。儂とお前の仲だろ」
国王は笑顔を向けた。
その笑顔は国民に向ける優しい笑顔。すなわち魔女が言っていた偽物の笑顔というものだ。
「はいはい。図星ね図星」
「いかんな。隠し事をするとついついこの笑顔が出てしまう」
「癖だね」
「一刻も早くこの癖を治さなきゃいかんな」
「そのためには魔王と勇者を殺さないとね」
国王は自分が支配しようとしている世界が誰かに奪われてしまうのが怖いのである。
だからその原因である魔王と勇者をこの世界から抹消しようと企んでいるのである。
全ては自分のため、自分だけの世界を作るため――否、自分と魔女の二人だけの世界を作るため。
「いい話が訊けて満足! 今日はこの辺で帰らせてもらうとするかな」
「待て! 近況報告とやらがまだだろ」
「ん? あっ、そうだったね。すっかり忘れてたよ。てへっ!」
魔女は舌を出して己の頭をぽかんと軽く一度叩いた。その仕草はあまりにも可愛らしい少女そのものだ。
「そういうあざといのはよせ」
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「だからだ。そういう気分になってしまわないようによせと言っているんだ」
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「よく言うよ。国王という仮面を被ってるくせにさ。それで……二つのことをいっぺんにできない男がどうして始めようとしてるのかな?」
近況報告を訊くことが仕事。魔女とまぐわうのがプライベート。
その両立ができないと言っておきながら国王は魔女の体を嬲っていく。
息を荒げ、雄としての本能のままに嬲っていく。
「近況報告は終わってからすればいいだけの話だろ」
「そういうことね。でもさ疲れてるんじゃないの? 寝たら?」
「お前が癒してくれ」
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