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究極の担々麺
008:二人の新たな目標、担々麺で世界征服
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世界大戦が終結してから早二年――〝究極の担々麺〟が完成して一年が経過したある日のこと。
魔王マカロンと勇者ユークリフォンスはいつものように仲睦まじく担々麺を食べていた。
「なあ、魔王マカロン」
「何じゃ、勇者ユークリフォンスよ」
「毎日担々麺を作ってさ、こうして食べてるけど……日に日に美味しくなってるよな。どうなってんのこれ? 一体どこまで美味しくなるんだろうな」
「どこまでも美味しくなるじゃろ。妾たちの愛は本物なのじゃからな」
「そうだよな。俺たちの愛は本物だよな」
「うぬ。本物の愛……じゃ……」
「そうそう。本物……の、愛……」
その恥ずかしい発言に気付いた瞬間、かぁああああああ、と二人は顔を真っ赤に染めた。
赤唐辛子の粉末をたっぷりと投入した激辛担々麺よりも、トマトを大量に使ったトマト担々麺よりも真っ赤だ。
自分たちの気持ちに気付いてから一年が経ったわけだが、この一年で二人の恋愛は何一つ発展していない。
今のように恥ずかしい発言をして顔を真っ赤にすることが度々、否、頻繁にあるくらいだ。
その代わり担々麺は日に日に進化を遂げていた。この一年で新たな味の担々麺の開発に成功したのだ。
異世界の太陽から栄養を蓄えて育ったトマトを使った〝真紅のトマト担々麺〟。
異世界の大地で育ったバジルと葉野菜を使った〝翡翠のバジリコ担々麺〟。
異世界の海岸で捕まえた甲殻類を使った〝カニ担々麺〟。
異世界の深海で捕まえた貝類などを使った〝漆黒のイカスミ担々麺〟。
異世界の大海原で育った海藻を使った〝あおさ担々麺〟。
異世界の様々な香辛料を使った〝カレー担々麺〟。
異世界の牛乳を発酵させて作った乳製品を使った〝白光のチーズ担々麺〟。
異世界の漆黒の黒胡麻を練り合わせた〝黒ごま担々麺〟。
異世界の赤唐辛子やハバネロをふんだんに使った〝地獄の激辛担々麺〟。
異世界の大自然ですくすくと育った豚を使った〝ボリューム満点チャーシュー担々麺〟。
他にも冷やし担々麺、担々つけ麺、汁なし担々麺なども完成間近である。
様々な味の担々麺がこの一年間で誕生したのである。
塩味や辛味、具材の組み合わせを変更すれば、その種類は無限に等しいであろう。
味なら濃いめ、普通、薄め。麺なら柔らかめ、普通、固め。辛さならピリ辛、中辛、激辛――などなどさらこれだけでも無限に等しいほどの組み合わせが存在するのである。
この無限の担々麺に辿り着いた二人は、それだけ担々麺の研究に没頭していたという証拠でもある。
だからこそ二人の恋愛は何一つ発展しなかったのかもしれない。
そんな初々しさが残る二人は、真っ赤に染まった顔や羞恥心を誤魔化すために会話を続けた。
「こ、この味をさ、もっと多くの人に知ってもらいたくないと思わないか?」
「妾も同じことを考えておったぞ。二人だけの担々麺ってのも悪い気はしなかったが、もっと多くの人にこの味を知ってもらいたいのぉ」
「だよなだよな。担々麺で世界征服でもしてみるか? 俺たち二人なら夢物語りなんかじゃない気がするぞ――!!」
「それ勇者が言うセリフか? じゃが、それも悪くない。やるか。担々麺で世界征服を。二人で――!!」
「おっ、乗り気だな! やろうぜ! 俺たちの担々麺で世界征服を――!!」
「そのためにはまず店を建てなければじゃな。そして担々麺専門店なるものを二人で経営しなければだぞ!」
二人の視線が交差する。
それは意見の同意を意味するものに他ならないのだが、すぐに目を逸らしてしまう。
恋する二人からしたら相手の目を見続けることができないのである。たった一秒すらも――
「担々麺専門店は賛成、大賛成だ! でもどこに店を構えるんだ?」
「決まっておるじゃろ。ここじゃよ。ここを改装するんじゃ」
魔王マカロンが言う『ここ』とは魔王城のこと。
世界大戦が終結し平和となった世界では不要な存在の魔王城。
この二年間で誰も訪れなかった、近付くことさえしなかったのは、魔王マカロンや歴代の魔王たちがもたらした恐怖が、畏怖が、人々に強く根付いているということだ。
そんな魔王城を改装して担々麺専門店を開業するのなら、皆が喜ぶに違いない。美味しい担々麺なら尚更のことだ。
それこそ勇者ユークリフォンスが言った〝担々麺で世界征服〟も夢ではないのだ。
「世界が平和になったというのに、魔王城がいつまでもあるのはおかしいじゃろ?」
「それ魔王が言うか? 自分の根城だよな? 魔王城って立派な名前あるよな? でも確かにな。魔王城が無くなれば、人々に植え付けられた恐怖心も拭えるかもな。まあ全て拭えるとは思えないがな」
「妾たちの〝究極の担々麺〟を食べれば全て拭えると思わないかのぉ?」
「それもそうだな」
それだけ自分たちが作る〝究極の担々麺〟に自信があるということだ。
担々麺専門店を営むための場所と提供する担々麺があっという間に決定したが、まだ懸念点はいくつかある。
「でもこんな誰も寄り付かない場所に、客は食べに来てくれるだろうか?」
客が来るかどうかだ。
「改装するんじゃから来るじゃろ。それにこの味を知ればリピーター続出じゃ!」
「そうなるであろう未来は、俺にも見えているよ」
「それじゃ何をそんなに心配しておるんじゃ?」
「どうやって客に知ってもらうかだよ。どんなに美味しくても、どんなに綺麗なお店でも、知らなきゃ誰も来ない。知ってもらうことが一番大事だろ」
「そうじゃな。宣伝しようにもこの世界にはテレビもスマホもないからのぉ。情報を知るとなると冒険者ギルドの掲示板くらいか? 勇者であるおぬしが宣伝したらすぐに客が集まりそうじゃが? それこそ世界中の民が来ると思うぞ?」
世界を救った勇者による宣伝なら効果的だろう、と魔王マカロンは考えた。
愛ゆえの過大評価もあるだろうが、あながち間違いではない。勇者という存在はそれだけ大きな存在なのである。
しかし当の本人――勇者ユークリフォンスはその考えに賛同しなかった。
「世界が平和になった今、勇者の存在も必要なくなった。勇者という圧力は民を苦しめる。心を縛ることだってある」
「そういうものなのか?」
「そういうもんだよ。それに俺は隠居生活の身だ。今更顔を出して崇められるのもごめんだしな。そうなってしまったら担々麺専門店の経営どころではなくなってしまう可能性も……」
「それは大変じゃのぉ。人気者になりすぎるのもよくないものじゃな」
「キミの方はどうなんだよ。昔の部下たちに声をかければ食べに来てくれるんじゃないか? それこそ声をかけた全員が食べに来ると思うぞ」
先ほどかけられた言葉をそっくりそのまま返した勇者ユークリフォンス。
「そうじゃな。妾が生きていると知ったら秒でここまで来るじゃろうな。でもダメじゃ。おぬしと同じように妾も部下たちに崇められてしまう。部下の忠誠心を甘く見ないほうがいい。それに敵であったおぬしがいるのも問題じゃな。まあ、おぬしに何かしようものなら業火の炎と漆黒の闇で消し炭にするがのぉ」
「俺だってこの聖剣でキミを守ってみせる。どんな強敵でも。絶対に――!!!」
――かぁあああああああ。
かくして二人の愛がさらに深まっていくのである。
それを誤魔化すように魔王マカロンは上擦った声で口を開く。
「と、とにかくじゃ! 妾たちはあまり世に出ない方が良いというのが、今の会話でわかったぞ」
「じゃあ担々麺専門店の開業は諦めるのか?」
「そうとは言っておらぬ。担々麺専門店の開業を諦めてしまえば〝真の担々麺好き〟ではなくなってしまうからのぉ。担々麺専門店は何がなんでも開業する。魔王の名にかけてな」
魔王マカロンは本気だ。
勇者ユークリフォンスも彼女の本気をひしひしと感じている。
もしも瞳を見ることができたのならば、その本気はもっと伝わっていたであろう。
魔王マカロンの瞳に宿る灯火は、業火の如く燃え盛っているのだから。
「キミの本気は伝わったよ。俺もやるからには本気で挑む。勇者の名にかけてな」
「うぬ。それで話を戻すが、世に出ない方が良い妾たちがどうやって担々麺専門店を営む? 信頼できる者を雇うか?」
「信頼できる者か……いないな。いや、いるんだが、それはキミだ。俺にはもうキミしかいない」
「妾も同じじゃ。おぬししかおらん。そこで一つ提案があるのじゃ――!」
魔王マカロンは人差し指をピーンっと立てた。細くて白い綺麗な指だ。
「――提案?」
小首を傾げる勇者ユークリフォンスに魔王マカロンは――
「変装と偽名を使うんじゃ」
企みの色が存分に含まれた笑みを浮かべながら答えたのだった。
魔王マカロンと勇者ユークリフォンスはいつものように仲睦まじく担々麺を食べていた。
「なあ、魔王マカロン」
「何じゃ、勇者ユークリフォンスよ」
「毎日担々麺を作ってさ、こうして食べてるけど……日に日に美味しくなってるよな。どうなってんのこれ? 一体どこまで美味しくなるんだろうな」
「どこまでも美味しくなるじゃろ。妾たちの愛は本物なのじゃからな」
「そうだよな。俺たちの愛は本物だよな」
「うぬ。本物の愛……じゃ……」
「そうそう。本物……の、愛……」
その恥ずかしい発言に気付いた瞬間、かぁああああああ、と二人は顔を真っ赤に染めた。
赤唐辛子の粉末をたっぷりと投入した激辛担々麺よりも、トマトを大量に使ったトマト担々麺よりも真っ赤だ。
自分たちの気持ちに気付いてから一年が経ったわけだが、この一年で二人の恋愛は何一つ発展していない。
今のように恥ずかしい発言をして顔を真っ赤にすることが度々、否、頻繁にあるくらいだ。
その代わり担々麺は日に日に進化を遂げていた。この一年で新たな味の担々麺の開発に成功したのだ。
異世界の太陽から栄養を蓄えて育ったトマトを使った〝真紅のトマト担々麺〟。
異世界の大地で育ったバジルと葉野菜を使った〝翡翠のバジリコ担々麺〟。
異世界の海岸で捕まえた甲殻類を使った〝カニ担々麺〟。
異世界の深海で捕まえた貝類などを使った〝漆黒のイカスミ担々麺〟。
異世界の大海原で育った海藻を使った〝あおさ担々麺〟。
異世界の様々な香辛料を使った〝カレー担々麺〟。
異世界の牛乳を発酵させて作った乳製品を使った〝白光のチーズ担々麺〟。
異世界の漆黒の黒胡麻を練り合わせた〝黒ごま担々麺〟。
異世界の赤唐辛子やハバネロをふんだんに使った〝地獄の激辛担々麺〟。
異世界の大自然ですくすくと育った豚を使った〝ボリューム満点チャーシュー担々麺〟。
他にも冷やし担々麺、担々つけ麺、汁なし担々麺なども完成間近である。
様々な味の担々麺がこの一年間で誕生したのである。
塩味や辛味、具材の組み合わせを変更すれば、その種類は無限に等しいであろう。
味なら濃いめ、普通、薄め。麺なら柔らかめ、普通、固め。辛さならピリ辛、中辛、激辛――などなどさらこれだけでも無限に等しいほどの組み合わせが存在するのである。
この無限の担々麺に辿り着いた二人は、それだけ担々麺の研究に没頭していたという証拠でもある。
だからこそ二人の恋愛は何一つ発展しなかったのかもしれない。
そんな初々しさが残る二人は、真っ赤に染まった顔や羞恥心を誤魔化すために会話を続けた。
「こ、この味をさ、もっと多くの人に知ってもらいたくないと思わないか?」
「妾も同じことを考えておったぞ。二人だけの担々麺ってのも悪い気はしなかったが、もっと多くの人にこの味を知ってもらいたいのぉ」
「だよなだよな。担々麺で世界征服でもしてみるか? 俺たち二人なら夢物語りなんかじゃない気がするぞ――!!」
「それ勇者が言うセリフか? じゃが、それも悪くない。やるか。担々麺で世界征服を。二人で――!!」
「おっ、乗り気だな! やろうぜ! 俺たちの担々麺で世界征服を――!!」
「そのためにはまず店を建てなければじゃな。そして担々麺専門店なるものを二人で経営しなければだぞ!」
二人の視線が交差する。
それは意見の同意を意味するものに他ならないのだが、すぐに目を逸らしてしまう。
恋する二人からしたら相手の目を見続けることができないのである。たった一秒すらも――
「担々麺専門店は賛成、大賛成だ! でもどこに店を構えるんだ?」
「決まっておるじゃろ。ここじゃよ。ここを改装するんじゃ」
魔王マカロンが言う『ここ』とは魔王城のこと。
世界大戦が終結し平和となった世界では不要な存在の魔王城。
この二年間で誰も訪れなかった、近付くことさえしなかったのは、魔王マカロンや歴代の魔王たちがもたらした恐怖が、畏怖が、人々に強く根付いているということだ。
そんな魔王城を改装して担々麺専門店を開業するのなら、皆が喜ぶに違いない。美味しい担々麺なら尚更のことだ。
それこそ勇者ユークリフォンスが言った〝担々麺で世界征服〟も夢ではないのだ。
「世界が平和になったというのに、魔王城がいつまでもあるのはおかしいじゃろ?」
「それ魔王が言うか? 自分の根城だよな? 魔王城って立派な名前あるよな? でも確かにな。魔王城が無くなれば、人々に植え付けられた恐怖心も拭えるかもな。まあ全て拭えるとは思えないがな」
「妾たちの〝究極の担々麺〟を食べれば全て拭えると思わないかのぉ?」
「それもそうだな」
それだけ自分たちが作る〝究極の担々麺〟に自信があるということだ。
担々麺専門店を営むための場所と提供する担々麺があっという間に決定したが、まだ懸念点はいくつかある。
「でもこんな誰も寄り付かない場所に、客は食べに来てくれるだろうか?」
客が来るかどうかだ。
「改装するんじゃから来るじゃろ。それにこの味を知ればリピーター続出じゃ!」
「そうなるであろう未来は、俺にも見えているよ」
「それじゃ何をそんなに心配しておるんじゃ?」
「どうやって客に知ってもらうかだよ。どんなに美味しくても、どんなに綺麗なお店でも、知らなきゃ誰も来ない。知ってもらうことが一番大事だろ」
「そうじゃな。宣伝しようにもこの世界にはテレビもスマホもないからのぉ。情報を知るとなると冒険者ギルドの掲示板くらいか? 勇者であるおぬしが宣伝したらすぐに客が集まりそうじゃが? それこそ世界中の民が来ると思うぞ?」
世界を救った勇者による宣伝なら効果的だろう、と魔王マカロンは考えた。
愛ゆえの過大評価もあるだろうが、あながち間違いではない。勇者という存在はそれだけ大きな存在なのである。
しかし当の本人――勇者ユークリフォンスはその考えに賛同しなかった。
「世界が平和になった今、勇者の存在も必要なくなった。勇者という圧力は民を苦しめる。心を縛ることだってある」
「そういうものなのか?」
「そういうもんだよ。それに俺は隠居生活の身だ。今更顔を出して崇められるのもごめんだしな。そうなってしまったら担々麺専門店の経営どころではなくなってしまう可能性も……」
「それは大変じゃのぉ。人気者になりすぎるのもよくないものじゃな」
「キミの方はどうなんだよ。昔の部下たちに声をかければ食べに来てくれるんじゃないか? それこそ声をかけた全員が食べに来ると思うぞ」
先ほどかけられた言葉をそっくりそのまま返した勇者ユークリフォンス。
「そうじゃな。妾が生きていると知ったら秒でここまで来るじゃろうな。でもダメじゃ。おぬしと同じように妾も部下たちに崇められてしまう。部下の忠誠心を甘く見ないほうがいい。それに敵であったおぬしがいるのも問題じゃな。まあ、おぬしに何かしようものなら業火の炎と漆黒の闇で消し炭にするがのぉ」
「俺だってこの聖剣でキミを守ってみせる。どんな強敵でも。絶対に――!!!」
――かぁあああああああ。
かくして二人の愛がさらに深まっていくのである。
それを誤魔化すように魔王マカロンは上擦った声で口を開く。
「と、とにかくじゃ! 妾たちはあまり世に出ない方が良いというのが、今の会話でわかったぞ」
「じゃあ担々麺専門店の開業は諦めるのか?」
「そうとは言っておらぬ。担々麺専門店の開業を諦めてしまえば〝真の担々麺好き〟ではなくなってしまうからのぉ。担々麺専門店は何がなんでも開業する。魔王の名にかけてな」
魔王マカロンは本気だ。
勇者ユークリフォンスも彼女の本気をひしひしと感じている。
もしも瞳を見ることができたのならば、その本気はもっと伝わっていたであろう。
魔王マカロンの瞳に宿る灯火は、業火の如く燃え盛っているのだから。
「キミの本気は伝わったよ。俺もやるからには本気で挑む。勇者の名にかけてな」
「うぬ。それで話を戻すが、世に出ない方が良い妾たちがどうやって担々麺専門店を営む? 信頼できる者を雇うか?」
「信頼できる者か……いないな。いや、いるんだが、それはキミだ。俺にはもうキミしかいない」
「妾も同じじゃ。おぬししかおらん。そこで一つ提案があるのじゃ――!」
魔王マカロンは人差し指をピーンっと立てた。細くて白い綺麗な指だ。
「――提案?」
小首を傾げる勇者ユークリフォンスに魔王マカロンは――
「変装と偽名を使うんじゃ」
企みの色が存分に含まれた笑みを浮かべながら答えたのだった。
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