8 / 40
《ときめきの夏休み編》
008:目標はツーショットチェキ100枚
しおりを挟む
「リベンジチェキ失敗だね」
その言葉に頭の中が真っ白になった。
「ほら、だって、隼兎くん、すごいニヤけてるよ」
「え? あっ! ほ、本当だ!」
くままの甘い声が僕の思考を起動させる。それと同時に現実を突き付けられる。
僕の表情はくままに言われた通りニヤけている。ニヤけすぎている。
直前に手を握られてしまったせいだ。表情筋が緩みに緩んでしまったんだ。
そして感情を隠しきれなかった。だって仕方ないじゃないか。相手は妖精で天使で聖女で女神なんだから。
しかしこれで僕のリベンジチェキが終わったわけではない。
練りに練った策を披露する時が来たのだ。
「あっ、もう一枚いいですか?」
そう、練りに練った策とは、成功するまで何度もチェキを撮るということだ。
そのために小遣いの全てを持ってきた。
単純計算で20回は失敗できる!
そして幸い……と言っていいのだろうか、ファンとしては複雑だが、僕以外にくままとのチェキに並ぶ人はいない。
時間が許す限り、そして財布のお金が底を尽きるまで、何度でもリベンジできる。
「はい、もう一回ですね。またツーショットチェキにしますか?」
「もちろんです! お願いします!」
僕は女性スタッフにお金を渡し、ツーショットチェキを撮る最善の位置へ――さっきと同じ位置へと移動した。
くままも同じように動いてくれた。
「今度こそ成功させようねっ!」
なんて可愛い笑顔なんだ。天使すぎるだろ。
その笑顔は今の僕には毒だ。
またニヤけてしまう。嬉しくて表情筋が緩んでしまう。
気持ちをしっかりと保て山本隼兎!
20回は失敗できると言ったが、慈愛に満ち溢れたくままとはいえ、さすがに20回も失敗したら引かれるぞ。
だからこれで成功させるんだ。
「う、うん! 成功させたい!」
「よしっ! じゃあ私も気合入れて、全力のくままポーズ~!」
ぜ、全力のくままポーズ?
さっきと何も変わって……い、いや違う。明らかに変わっている。
肘の角度、拳の位置、膝の曲げ方、そして笑顔!
何もかもが神の域に達している! 女神だ! くままは女神だ!
可愛すぎて可愛い。つまり可愛くて可愛すぎる。可愛いが可愛い。
な、何を訳のわからないことを言ってるんだ、僕は!
これがくままの全力か……未熟な僕にはまだ早い領域だ……。
でもいつかこの全力のくままポーズの隣に立つに相応しい人間に――
「――隼兎くん? 隼兎くん!」
「へ?」
「もう終わったよ? 大丈夫?」
もう終わった?
まさか、僕が全力のくままポーズに魅了されている間にチェキを撮り終わってしまったというのか?
ここまで魅了させるだなんて、くままは魔女か?
いや、時間をも凌駕する女神だ!
「そろそろ浮かび上がってくるよ~。って、浮かび上がる前からニヤけてるってわかるよ。ふふっ」
「ほ、本当だ……は、恥ずかしい。さっきよりもニヤけちゃってるよ……」
この時、僕は気付いてしまった。
今日は無理! リベンジできない!
くままの可愛さに僕はまだついていけてない。
「でもこれはこれですごく良いチェキだと私は思うな~。世界に一枚しかないチェキだしねっ」
「世界に一枚……」
「うんっ! この表情、もう一回やってって言ってもできないでしょ? 私も全く同じ表情できないもん。くままポーズだって、全く同じにやってって言われてもできないもん。それに隼兎くんすっごく幸せそうな表情だよ~? だからリベンジチェキ成功なんじゃない?」
リベンジチェキ成功? くままがそう言うのなら、そうなのかもしれない。
浮かび上がったチェキに映る僕のニヤけ顔。確かに今までで一番幸せそうな顔をしてるかもしれない。
自分でもこんなに幸せそうな顔してるの見たことないぞ。
「家宝が増えました」
「ふふっ。よかったっ」
どんなに表情が悲惨でも、どんなにポーズが乱れたとしても、この一瞬を切り取ったチェキは世界で一枚しかない。
だから失敗なんかじゃない。どれもが素晴らしい最高のチェキだ。
教えてくれてありがとう! 神様、仏様、くまま様!
悲惨な表情も宝物。万が一、億が一、兆が一の確率もありえないが、くままの表情が悲惨になったとしてもだ。
うん。それはそれでレアなのでは?
「よしっ、決めた!」
「ん? 何を決めたの?」
「今後イベントがあるたびに必ずくままとチェキを撮る。それで家宝を増やしていく! もちろんツーショットチェキで!」
「うん! ありがとうっ! 覚えとくねっ! それで最初の目標は10枚かな? ううんっ、100枚だねっ! ふふっ」
本当にくままは心の底から楽しく笑ってくれる。
そんなくままに僕は〝ときめき〟を感じたんだ。
この〝ときめき〟が嘘じゃないって証明するためにも、推しの要望には全力で応えないと。
「うん! ツーショットチェキ100枚! 絶対に撮る!」
冗談のつもりで100枚と言ってくれたのかもしれない。
けれど僕はそれを真剣に受け止める。
推しの要望には全力で応える。
だから100枚、くままとツーショットチェキを撮る。
「うんっ! 楽しみにしてるねっ! それじゃ早速だけど~、もう一枚撮っちゃう?」
「はい! お願いします!」
夏休み最終日、僕に新たな目標ができた。
くままとのツーショットチェキを100枚撮るという目標が。
何の因果か、僕が購入したチェキ専用の写真入れ――アルバムのポケットは100ポケットある。
つまり100枚のチェキを容れられるということだ。
このアルバムを――くままのイメージカラーの黄色のアルバムをくままとのツーショットチェキで埋める。
それが僕の新たな目標――そしてファンとしての最初の目標だ。
その言葉に頭の中が真っ白になった。
「ほら、だって、隼兎くん、すごいニヤけてるよ」
「え? あっ! ほ、本当だ!」
くままの甘い声が僕の思考を起動させる。それと同時に現実を突き付けられる。
僕の表情はくままに言われた通りニヤけている。ニヤけすぎている。
直前に手を握られてしまったせいだ。表情筋が緩みに緩んでしまったんだ。
そして感情を隠しきれなかった。だって仕方ないじゃないか。相手は妖精で天使で聖女で女神なんだから。
しかしこれで僕のリベンジチェキが終わったわけではない。
練りに練った策を披露する時が来たのだ。
「あっ、もう一枚いいですか?」
そう、練りに練った策とは、成功するまで何度もチェキを撮るということだ。
そのために小遣いの全てを持ってきた。
単純計算で20回は失敗できる!
そして幸い……と言っていいのだろうか、ファンとしては複雑だが、僕以外にくままとのチェキに並ぶ人はいない。
時間が許す限り、そして財布のお金が底を尽きるまで、何度でもリベンジできる。
「はい、もう一回ですね。またツーショットチェキにしますか?」
「もちろんです! お願いします!」
僕は女性スタッフにお金を渡し、ツーショットチェキを撮る最善の位置へ――さっきと同じ位置へと移動した。
くままも同じように動いてくれた。
「今度こそ成功させようねっ!」
なんて可愛い笑顔なんだ。天使すぎるだろ。
その笑顔は今の僕には毒だ。
またニヤけてしまう。嬉しくて表情筋が緩んでしまう。
気持ちをしっかりと保て山本隼兎!
20回は失敗できると言ったが、慈愛に満ち溢れたくままとはいえ、さすがに20回も失敗したら引かれるぞ。
だからこれで成功させるんだ。
「う、うん! 成功させたい!」
「よしっ! じゃあ私も気合入れて、全力のくままポーズ~!」
ぜ、全力のくままポーズ?
さっきと何も変わって……い、いや違う。明らかに変わっている。
肘の角度、拳の位置、膝の曲げ方、そして笑顔!
何もかもが神の域に達している! 女神だ! くままは女神だ!
可愛すぎて可愛い。つまり可愛くて可愛すぎる。可愛いが可愛い。
な、何を訳のわからないことを言ってるんだ、僕は!
これがくままの全力か……未熟な僕にはまだ早い領域だ……。
でもいつかこの全力のくままポーズの隣に立つに相応しい人間に――
「――隼兎くん? 隼兎くん!」
「へ?」
「もう終わったよ? 大丈夫?」
もう終わった?
まさか、僕が全力のくままポーズに魅了されている間にチェキを撮り終わってしまったというのか?
ここまで魅了させるだなんて、くままは魔女か?
いや、時間をも凌駕する女神だ!
「そろそろ浮かび上がってくるよ~。って、浮かび上がる前からニヤけてるってわかるよ。ふふっ」
「ほ、本当だ……は、恥ずかしい。さっきよりもニヤけちゃってるよ……」
この時、僕は気付いてしまった。
今日は無理! リベンジできない!
くままの可愛さに僕はまだついていけてない。
「でもこれはこれですごく良いチェキだと私は思うな~。世界に一枚しかないチェキだしねっ」
「世界に一枚……」
「うんっ! この表情、もう一回やってって言ってもできないでしょ? 私も全く同じ表情できないもん。くままポーズだって、全く同じにやってって言われてもできないもん。それに隼兎くんすっごく幸せそうな表情だよ~? だからリベンジチェキ成功なんじゃない?」
リベンジチェキ成功? くままがそう言うのなら、そうなのかもしれない。
浮かび上がったチェキに映る僕のニヤけ顔。確かに今までで一番幸せそうな顔をしてるかもしれない。
自分でもこんなに幸せそうな顔してるの見たことないぞ。
「家宝が増えました」
「ふふっ。よかったっ」
どんなに表情が悲惨でも、どんなにポーズが乱れたとしても、この一瞬を切り取ったチェキは世界で一枚しかない。
だから失敗なんかじゃない。どれもが素晴らしい最高のチェキだ。
教えてくれてありがとう! 神様、仏様、くまま様!
悲惨な表情も宝物。万が一、億が一、兆が一の確率もありえないが、くままの表情が悲惨になったとしてもだ。
うん。それはそれでレアなのでは?
「よしっ、決めた!」
「ん? 何を決めたの?」
「今後イベントがあるたびに必ずくままとチェキを撮る。それで家宝を増やしていく! もちろんツーショットチェキで!」
「うん! ありがとうっ! 覚えとくねっ! それで最初の目標は10枚かな? ううんっ、100枚だねっ! ふふっ」
本当にくままは心の底から楽しく笑ってくれる。
そんなくままに僕は〝ときめき〟を感じたんだ。
この〝ときめき〟が嘘じゃないって証明するためにも、推しの要望には全力で応えないと。
「うん! ツーショットチェキ100枚! 絶対に撮る!」
冗談のつもりで100枚と言ってくれたのかもしれない。
けれど僕はそれを真剣に受け止める。
推しの要望には全力で応える。
だから100枚、くままとツーショットチェキを撮る。
「うんっ! 楽しみにしてるねっ! それじゃ早速だけど~、もう一枚撮っちゃう?」
「はい! お願いします!」
夏休み最終日、僕に新たな目標ができた。
くままとのツーショットチェキを100枚撮るという目標が。
何の因果か、僕が購入したチェキ専用の写真入れ――アルバムのポケットは100ポケットある。
つまり100枚のチェキを容れられるということだ。
このアルバムを――くままのイメージカラーの黄色のアルバムをくままとのツーショットチェキで埋める。
それが僕の新たな目標――そしてファンとしての最初の目標だ。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2025.4.20)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!

【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。

貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる