79 / 97
078:風と雷
しおりを挟む
「くらいやがれ電撃波!」
ユウジの手のひらから放たれる雷は、雷の魔法によるものだ。ユウジは雷の魔法を手に入れていたのである。
そしてこの雷の魔法を電撃波ビリビリと名付けたのはアヤカだ。魔法攻撃をする際、詠唱しなければならないがその詠唱は自分で決められるのが『神様が作った盤上遊戯』の世界のルールだ。もちろん基本的な詠唱も存在する。
詠唱を自分で決められることに関しては個人の個性を尊重する神様の考えなのだろう。どんな詠唱に設定するのか。それすらも高みの見物をしている神様は楽しんでいるのだ。
「クォオオオオオンッ」
ユウジの雷の魔法を受けるケルベロスは悲鳴を上げた。その悲鳴は魔法を効いているように感じるがただの痺れによる悲鳴だ。全く効いてはいない。むしろ怒らせてしまっただけである。
「すんごい睨んでるんだが、もしかして怒らせちゃった?」
「グォオオオオオオオオ!」
ユウジの言葉に反応したかのようにケルベロスは吠えた。そして自らを痺れさせた張本人に向かって突進していく。
「させんよ。風の斬撃」
イリスの風の魔法がケルベロスに命中した。突進するケルベロスは足を止めたがダメージを受けている様子は微塵も感じられない。
すかさずユウジも雷の魔法で応戦。イリスも風の魔法を止めることはない。
「電撃波くらいやがれ!」
「風の斬撃じゃ」
連続で放たれる攻撃魔法はケルベロスの岩のように硬い体に命中するが擦り傷一つすら付かない。しかしケルベロス自身の動きは止められる。
このまま攻撃魔法を続ければケルベロスの動きを止め続けることができる。倒せるまでの火力がないのは焦ったい。そのせいで魔法を出すために体力を消耗するユウジたちが先に限界を超えて倒れる可能性の方が高いのだ。
「グゥォオオオオオオ!」
ケルベロスが咆哮し飛んだ。翼のようなものは生えていないが滞空時間が長く宙を飛んでいるように感じさせるほどだ。そうさせるのは強靭な脚から繰り出される恐ろしいほどの跳躍力だろう。
「俺たちの攻撃に慣れてきてやがる。クソ犬コロめ。こうなりゃ走るのに集中だ。こっちにこいや!」
ユウジはアヤカとキンタロウがいる方向とは真逆の方向へ吠えながら走る。少しでもアヤカとキンタロウに被害が出ないようにと考えたのだ。
「その調子だ。俺の方に来やがれ!」
「グゥォオオオオオンッ!」
「よし。しつけの時間だ。さっきよりも強めに撃つぞ!」
ユウジは追いかけてくるケルベロスに向かって右手のひらをかざした。そして右腕を左腕が掴み標準がズレないように構える。
「電磁砲」
先ほどよりも強力な電撃がケルベロスの頭に向かって飛んでいく。バチバチと鋭い光と音を鳴らしながら3つある頭のうち右の頭に電撃が直撃した。
直撃した左目のすぐ下あたりに黒く焦げたような痕ができた。ケルベロスに初めて与えた傷だ。
「まずはお前だけ狙ってやる! 潰れろォ! 電撃波」
電撃波よりも強力な電磁砲を連続で放つほどユウジは雷の魔法を扱えない。威力は下がるが攻撃の手を緩めなかった。
イリスもユウジの狙いが分かりケルベロスの右の頭を集中的に狙い始める。
「風の斬撃」
風の斬撃が容赦無くケルベロスの頭を切り裂いていく。体ほど防御力は薄いのだろう。かすり傷のようなものが何箇所かできている。
「グォオオオオオオンッ」
「おっと、あぶねー」
ケルベロスは、ユウジに向かって爪を一振りした。それを軽く避けるユウジだったがもし当たっていれば致命傷を受けていたに違いない。
そして雷の魔法を撃ち続けるユウジのスタミナは徐々に減っていっている。この状態が続けば、いずれケルベロスの爪がユウジに届くだろう。軽く避けられた攻撃も避けられなくなる。
「はぁ……はぁ……マジでダメージ喰らってなくないか? どんだけ硬いんだよ……」
ユウジとイリスの魔法攻撃を連続で受けてもケルベロスの右の頭は焦げた痕が1つとかすり傷が4箇所できた程度だった。そのダメージ量に絶望するユウジは魔法を使う体力を温存するためにケルベロスから距離をとった。
「ふー、はぁはぁ、くそ、どうすりゃいいんだよ」
そんなことを走りながら呟いた瞬間だった。ユウジの視界がぐるりと回転し顔面が白い床に激突してしまった。
一瞬、壁に激突したのかと思ったがすぐに床に倒れていることに気が付く。否、気付かされた。
立ち上がろうとした瞬間、右手の感覚がないことに気付く。ユウジは感覚がない右手よりも先に襲いかかってくるケルベロスの方を見た。ケルベロスの牙には自分の右腕だったものが突き刺さってぶら下がっていた。
ユウジが壁ではなく床に激突した理由は右腕を噛みちぎられた際の衝撃を受けて一瞬で全身が回転したからだ。
右腕が噛みちぎられたと認識してしまった瞬間から、感覚がなかった右腕に激しい痛みが走る。その痛みは全身の神経を刺激し気を抜けば気絶してしまうそうなほどの激痛だった。
「ぅ……うわぁああああああああ」
右腕が噛みちぎられた現実と激痛に耐えられずユウジは叫んだ。
「ユーくん!!」
響き渡るユウジの叫び声と血塗れのユウジを見てアヤカも思わず叫んだ。その叫びでケルベロスがアヤカに狙いを変えるかもしれなかったが、ユウジを心配するあまり叫ばずにはいられなかったのだ。
幸いにもケルベロスは獲物を変えることなくユウジを睨み続けている。
ユウジは右腕を噛みちぎったのは皮肉にも、ずっと狙っていたケルベロスの右の頭だ。右の頭はユウジに見せつけるように右腕を牙にぶら下げたままにしている。
「クソ犬がァアア!」
ユウジは立ち上がらずに残った左腕の手のひらを自分の右肩に向けた。そのまま「電撃波」と唱え雷の魔法を自分の右肩に放ち止血した。
とっさのユウジの判断だ。血を大量に流してしまえば出血死してしまう。そうならないために傷口を焦がしたのだ。
「ッ……いてぇえ……い、てぇ」
気絶寸前の中、堪えるユウジ。右腕の傷口は焦げ、止血は成功したが痛みは和らぐことはない。体が少しでも動けばジンジンと痛みが全身に走る。それをなんとか歯を食いしばり堪えている。
それでもなんとかユウジは立ち上がった。全身に走る激痛よりも家族を守るために立ち上がったのだ。
「イリィィイスッ!」
立ち上がったユウジは真っ先に檸檬髪の妖精の名を叫ぶ。その後、左手をケルベロスに向けた。何度も狙いを定めていた右の頭には標準を合わせていない。狙いを定めているとすればケルベロス自身にだ。
そんな満身創痍のユウジの叫びを聞いたケルベロスは身構えた。すぐさまユウジの右腕を吐き捨て臨戦態勢に入る。
「わかっておる」
ユウジの叫びを聞いたイリスはユウジには聞こえないくらいの小さな声で答えた。その後、ケルベロスに向かって風の魔法を放った。
「空気の爆発!」
「限界を超えた電撃!」
ユウジの命がけの一撃。イリスの全力の一撃。
風の最大魔法と雷の最大魔法が同時に放たれケルベロスを襲った。激しい暴風の中、雷が渦巻きサイクロンが起きた。
ユウジの手のひらから放たれる雷は、雷の魔法によるものだ。ユウジは雷の魔法を手に入れていたのである。
そしてこの雷の魔法を電撃波ビリビリと名付けたのはアヤカだ。魔法攻撃をする際、詠唱しなければならないがその詠唱は自分で決められるのが『神様が作った盤上遊戯』の世界のルールだ。もちろん基本的な詠唱も存在する。
詠唱を自分で決められることに関しては個人の個性を尊重する神様の考えなのだろう。どんな詠唱に設定するのか。それすらも高みの見物をしている神様は楽しんでいるのだ。
「クォオオオオオンッ」
ユウジの雷の魔法を受けるケルベロスは悲鳴を上げた。その悲鳴は魔法を効いているように感じるがただの痺れによる悲鳴だ。全く効いてはいない。むしろ怒らせてしまっただけである。
「すんごい睨んでるんだが、もしかして怒らせちゃった?」
「グォオオオオオオオオ!」
ユウジの言葉に反応したかのようにケルベロスは吠えた。そして自らを痺れさせた張本人に向かって突進していく。
「させんよ。風の斬撃」
イリスの風の魔法がケルベロスに命中した。突進するケルベロスは足を止めたがダメージを受けている様子は微塵も感じられない。
すかさずユウジも雷の魔法で応戦。イリスも風の魔法を止めることはない。
「電撃波くらいやがれ!」
「風の斬撃じゃ」
連続で放たれる攻撃魔法はケルベロスの岩のように硬い体に命中するが擦り傷一つすら付かない。しかしケルベロス自身の動きは止められる。
このまま攻撃魔法を続ければケルベロスの動きを止め続けることができる。倒せるまでの火力がないのは焦ったい。そのせいで魔法を出すために体力を消耗するユウジたちが先に限界を超えて倒れる可能性の方が高いのだ。
「グゥォオオオオオオ!」
ケルベロスが咆哮し飛んだ。翼のようなものは生えていないが滞空時間が長く宙を飛んでいるように感じさせるほどだ。そうさせるのは強靭な脚から繰り出される恐ろしいほどの跳躍力だろう。
「俺たちの攻撃に慣れてきてやがる。クソ犬コロめ。こうなりゃ走るのに集中だ。こっちにこいや!」
ユウジはアヤカとキンタロウがいる方向とは真逆の方向へ吠えながら走る。少しでもアヤカとキンタロウに被害が出ないようにと考えたのだ。
「その調子だ。俺の方に来やがれ!」
「グゥォオオオオオンッ!」
「よし。しつけの時間だ。さっきよりも強めに撃つぞ!」
ユウジは追いかけてくるケルベロスに向かって右手のひらをかざした。そして右腕を左腕が掴み標準がズレないように構える。
「電磁砲」
先ほどよりも強力な電撃がケルベロスの頭に向かって飛んでいく。バチバチと鋭い光と音を鳴らしながら3つある頭のうち右の頭に電撃が直撃した。
直撃した左目のすぐ下あたりに黒く焦げたような痕ができた。ケルベロスに初めて与えた傷だ。
「まずはお前だけ狙ってやる! 潰れろォ! 電撃波」
電撃波よりも強力な電磁砲を連続で放つほどユウジは雷の魔法を扱えない。威力は下がるが攻撃の手を緩めなかった。
イリスもユウジの狙いが分かりケルベロスの右の頭を集中的に狙い始める。
「風の斬撃」
風の斬撃が容赦無くケルベロスの頭を切り裂いていく。体ほど防御力は薄いのだろう。かすり傷のようなものが何箇所かできている。
「グォオオオオオオンッ」
「おっと、あぶねー」
ケルベロスは、ユウジに向かって爪を一振りした。それを軽く避けるユウジだったがもし当たっていれば致命傷を受けていたに違いない。
そして雷の魔法を撃ち続けるユウジのスタミナは徐々に減っていっている。この状態が続けば、いずれケルベロスの爪がユウジに届くだろう。軽く避けられた攻撃も避けられなくなる。
「はぁ……はぁ……マジでダメージ喰らってなくないか? どんだけ硬いんだよ……」
ユウジとイリスの魔法攻撃を連続で受けてもケルベロスの右の頭は焦げた痕が1つとかすり傷が4箇所できた程度だった。そのダメージ量に絶望するユウジは魔法を使う体力を温存するためにケルベロスから距離をとった。
「ふー、はぁはぁ、くそ、どうすりゃいいんだよ」
そんなことを走りながら呟いた瞬間だった。ユウジの視界がぐるりと回転し顔面が白い床に激突してしまった。
一瞬、壁に激突したのかと思ったがすぐに床に倒れていることに気が付く。否、気付かされた。
立ち上がろうとした瞬間、右手の感覚がないことに気付く。ユウジは感覚がない右手よりも先に襲いかかってくるケルベロスの方を見た。ケルベロスの牙には自分の右腕だったものが突き刺さってぶら下がっていた。
ユウジが壁ではなく床に激突した理由は右腕を噛みちぎられた際の衝撃を受けて一瞬で全身が回転したからだ。
右腕が噛みちぎられたと認識してしまった瞬間から、感覚がなかった右腕に激しい痛みが走る。その痛みは全身の神経を刺激し気を抜けば気絶してしまうそうなほどの激痛だった。
「ぅ……うわぁああああああああ」
右腕が噛みちぎられた現実と激痛に耐えられずユウジは叫んだ。
「ユーくん!!」
響き渡るユウジの叫び声と血塗れのユウジを見てアヤカも思わず叫んだ。その叫びでケルベロスがアヤカに狙いを変えるかもしれなかったが、ユウジを心配するあまり叫ばずにはいられなかったのだ。
幸いにもケルベロスは獲物を変えることなくユウジを睨み続けている。
ユウジは右腕を噛みちぎったのは皮肉にも、ずっと狙っていたケルベロスの右の頭だ。右の頭はユウジに見せつけるように右腕を牙にぶら下げたままにしている。
「クソ犬がァアア!」
ユウジは立ち上がらずに残った左腕の手のひらを自分の右肩に向けた。そのまま「電撃波」と唱え雷の魔法を自分の右肩に放ち止血した。
とっさのユウジの判断だ。血を大量に流してしまえば出血死してしまう。そうならないために傷口を焦がしたのだ。
「ッ……いてぇえ……い、てぇ」
気絶寸前の中、堪えるユウジ。右腕の傷口は焦げ、止血は成功したが痛みは和らぐことはない。体が少しでも動けばジンジンと痛みが全身に走る。それをなんとか歯を食いしばり堪えている。
それでもなんとかユウジは立ち上がった。全身に走る激痛よりも家族を守るために立ち上がったのだ。
「イリィィイスッ!」
立ち上がったユウジは真っ先に檸檬髪の妖精の名を叫ぶ。その後、左手をケルベロスに向けた。何度も狙いを定めていた右の頭には標準を合わせていない。狙いを定めているとすればケルベロス自身にだ。
そんな満身創痍のユウジの叫びを聞いたケルベロスは身構えた。すぐさまユウジの右腕を吐き捨て臨戦態勢に入る。
「わかっておる」
ユウジの叫びを聞いたイリスはユウジには聞こえないくらいの小さな声で答えた。その後、ケルベロスに向かって風の魔法を放った。
「空気の爆発!」
「限界を超えた電撃!」
ユウジの命がけの一撃。イリスの全力の一撃。
風の最大魔法と雷の最大魔法が同時に放たれケルベロスを襲った。激しい暴風の中、雷が渦巻きサイクロンが起きた。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

【改訂版】異世界転移で宇宙戦争~僕の専用艦は艦隊旗艦とは名ばかりの単艦行動(ぼっち)だった~
北京犬(英)
SF
本作はなろう旧版https://ncode.syosetu.com/n0733eq/を改稿したリニューアル改訂版になります。
八重樫晶羅(高1)は、高校の理不尽な対応で退学になってしまう。
生活に困窮し、行方不明の姉を探そうと、プロゲーマーである姉が参加しているeスポーツ”Star Fleet Official edition”通称SFOという宇宙戦艦を育てるゲームに参加しようと決意する。
だが待ち受けていたのは異世界転移。そこは宇宙艦を育てレベルアップさせることで生活をする世界で3年縛りで地球に帰ることが出来なかった。
晶羅は手に入れた宇宙艦を駆り、行方不明の姉を探しつつデブリ採取や仮想空間で模擬戦をして生活の糧とします。
その後、武装少女のアバターでアイドルになって活動したり、宇宙戦争に巻き込まれ獣耳ハーレムを作ったりします。
宇宙帝国で地位を得て領地経営で惑星開発をしたり、人類の天敵の機械生命との戦闘に駆り出されたり波瀾万丈の生活をおくることになります。
ぼっちのチート宇宙戦艦を育てて生き残り、地球への帰還を目指す物語です。
なろうでも公開していますが、最新話はこちらを先行公開する予定です。

New Life
basi
SF
なろうに掲載したものをカクヨム・アルファポにて掲載しています。改稿バージョンです。
待ちに待ったVRMMO《new life》
自分の行動でステータスの変化するアビリティシステム。追求されるリアリティ。そんなゲームの中の『新しい人生』に惹かれていくユルと仲間たち。
ゲームを進め、ある条件を満たしたために行われたアップデート。しかし、それは一部の人々にゲームを終わらせ、新たな人生を歩ませた。
第二部? むしろ本編? 始まりそうです。
主人公は美少女風美青年?

ニューラルネットワークアドベンチャー
そら
SF
本作は、時代の流れに抗いながらも新たな未来を切り拓こうとする、人と技術の融合の物語です。静かな片田舎に佇む小さな工場では、かつて大企業のエンジニアとして活躍した工場主・ユージが、伝統的な手仕事に誇りを持つ熟練の職人たちと共に、長年守り続けた製法を背景に、急激に進化する技術の波に立ち向かいます。
絶え間ない試行錯誤の中、最新の3Dプリンター導入により、古き伝統と革新的技術が激しく衝突。若き研究者ミナと、経験豊かな外国人従業員ウェイの尽力で、数多くの困難や失敗を乗り越えながら、部品の精度向上と生産ラインの再生が進められていきます。さらに、現場の情熱は、従来の枠を超えた自律支援ロボット「スパーキー」の誕生へと結実し、職人たちの絆と努力が新たな希望を生み出します。
また、一方では、アイドルでありアーティストでもあるリカが、生成AIを用いた革新的なアート作品で自らの表現の限界に挑戦。SNSでの批判と孤独に苦しみながらも、ユージたちの工場で出会った仲間との絆が、彼女に再び立ち上がる勇気を与え、伝統と最先端が交差する新たなアートの世界へと導きます。
伝統と革新、手仕事と最新技術、人間の情熱とデジタルの力が交錯するこの物語は、絶望の中にあっても希望を見出し、未来を共に切り拓く力の可能性を描いています。全く新しい価値を創造するための挑戦と、その先に待つ光を、どうぞお楽しみください。

悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
恋するジャガーノート
まふゆとら
SF
【全話挿絵つき!巨大怪獣バトル×怪獣擬人化ラブコメ!】
遊園地のヒーローショーでスーツアクターをしている主人公・ハヤトが拾ったのは、小さな怪獣・クロだった。
クロは自分を助けてくれたハヤトと心を通わせるが、ふとしたきっかけで力を暴走させ、巨大怪獣・ヴァニラスへと変貌してしまう。
対怪獣防衛組織JAGD(ヤクト)から攻撃を受けるヴァニラス=クロを救うため、奔走するハヤト。
道中で事故に遭って死にかけた彼を、母の形見のペンダントから現れた自称・妖精のシルフィが救う。
『ハヤト、力が欲しい? クロを救える、力が』
シルフィの言葉に頷いたハヤトは、彼女の協力を得てクロを救う事に成功するが、
光となって解けた怪獣の体は、なぜか美少女の姿に変わってしまい……?
ヒーローに憧れる記憶のない怪獣・クロ、超古代から蘇った不良怪獣・カノン、地球へ逃れてきた伝説の不死蝶・ティータ──
三人(体)の怪獣娘とハヤトによる、ドタバタな日常と手に汗握る戦いの日々が幕を開ける!
「pixivFANBOX」(https://mafuyutora.fanbox.cc/)と「Fantia」(fantia.jp/mafuyu_tora)では、会員登録不要で電子書籍のように読めるスタイル(縦書き)で公開しています!有料コースでは怪獣紹介ミニコーナーも!ぜひご覧ください!
※登場する怪獣・キャラクターは全てオリジナルです。
※全編挿絵付き。画像・文章の無断転載は禁止です。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

超文明日本
点P
ファンタジー
2030年の日本は、憲法改正により国防軍を保有していた。海軍は艦名を漢字表記に変更し、正規空母、原子力潜水艦を保有した。空軍はステルス爆撃機を保有。さらにアメリカからの要求で核兵器も保有していた。世界で1、2を争うほどの軍事力を有する。
そんな日本はある日、列島全域が突如として謎の光に包まれる。光が消えると他国と連絡が取れなくなっていた。
異世界転移ネタなんて何番煎じかわかりませんがとりあえず書きます。この話はフィクションです。実在の人物、団体、地名等とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる