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077:三つ頭の邪悪な生物
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『第6層96マス』に到着したユウジとアヤカ。そしてユウジの頭の上で座っているイリスとアヤカの腕の中でうとうとしているキンタロウ。
そこは何もない真っ白な空間だ。初めて訪れる第6層にユウジたちは緊迫した空気に包まれた。
「第6層か。ちょっと怖いな……」
不安そうな表情のユウジが呟いた。初めて訪れる層だがどんな層なのか情報は軽く知っているのだ。死のゲームが待ち構えているということを。
そんな様子を見たアヤカはユウジの手をギュッと握った。握り返したユウジの手は震えていたが、それ以上にアヤカの手も震えていて冷たい。
「安心せい。お主らはスキルをたくさん手に入れておるじゃろ。それにワシもついておる」
「そ、そうだよな」
「じゃが注意は怠らないようにな。油断は禁物じゃ」
ユウジの頭の上から飛び立ったイリスはユウジたちの周りをくるくると回りながら辺りを警戒しだした。
「本当に何も感じないのぉ」
イリスが警戒しても何も感じないレベルの真っ白な空間。ユウジたち以外の物音は一切ない。ただユウジたちの足音や喋り声がどこまでも続くはずの白い壁にぶつかり反響する。正確には音だけを跳ね返す目には見えない壁が存在するのだ。
ゴール目前の96マス。ゲームの内容は何なのだろうか。何もない状況だがすでにゲームが始まっている可能性もある。もしくはゲームが終わっている可能性だってあるのだ。
何もなく何もわからないという状況が一番不気味で怖い。そんな恐怖と不安が入り混じった感情が心に渦巻いている時だった。
突然、何もない空間が黒く光りだした。黒い光がある場所は、おそらく『第6層96マス』の中心だろう。その黒い光は見る見るうちに大きくなっていく。まるでこのブラックホールだ。この世の闇でも吸い込んでいるのかと思うくらいドス黒い光だ。
「な、なんだ!?」
黒い光を警戒するユウジは衝撃を受けた。黒い光が飛び散りその中から邪悪な生物が姿を現したのだ。
犬のような狼のような頭を3つ持ち、尻尾には蛇の頭のようなものが牙を剥き出しにしている。大きさは5トントラックくらいだ。
3つの頭と尻尾の頭から生えている牙は人間を簡単に引き裂きそうなほど鋭い。そんな牙以上に爪は大きく鋭い。爪に触れただけで八つ裂きにされそうだ。
ユウジはその姿に目を丸くして呟いた。
「ケ、ケルベロス……」
ユウジたちの目の前に現れたのは空想上の生物ケルベロスだった。
「グゥオオオオオオ」
邪悪な生物はユウジたちを見つけヨダレを飛ばしながら3つの頭で咆哮する。空腹なのだろうか垂れているヨダレは止まらない。そして垂れたヨダレは白い床に落ちてシューっという音と共に消えていった。
これはボドゲ空間のシステムでヨダレが消えたのか、ヨダレから出された酸が強力で白い床を消そうと
蒸発して消えていったのか、どちらなのかわからない。しかし後者を思わせるほど異質だというのは誰が見てもわかる。
「さ、最悪だ……ハズレのマスに止まった。怪物とのルールなしの死のゲームマスだ……」
絶望するユウジ。ボードゲームでは実力もそうだが運要素も加わり勝利を手にすることは可能だろう。しかしどう足掻いても目の前の怪物に実力で勝てるはずがない。そしてルールなしの死のゲームに運要素など存在しない。あってもそれは一瞬のみ。結果は変わらず死が待ち受けているだろう。
第6層は死のゲームが行われる層だ。死のゲームにも2種類存在する。『番人や案内兎とのゲームバトル』か『怪物とのルールなしのバトル』だ。前者が基本だが、稀に後者の場合もある。その稀を今まさに引いてしまったのだ。
今まで運が良かったのだろう。否、運が良すぎた。96マス目で初めての第6層だ。運が良すぎたとしかえないだろう。しかしその分、ゴール手前で運が尽きてしまったのだ。
神様が作った盤上遊戯ボードゲームの世界には『ドラゴン』『ケルベロス』『クラーケン』『鬼』などの空想上の生き物が存在しプレイヤーを殺しにかかる。
もしその怪物と遭遇するマスに止まってしまった場合は、案内兎や番人は登場しない。なぜならゲームの説明をする必要がないからだ。その怪物を殺すことだけが勝利条件なのだから。
「くるぞ。走って逃げるのじゃ」
「う、ぁ!?」
イリスの切羽詰まった声が耳に入りユウジは固まっていた体を動かした。アヤカもユウジと同じタイミングで動き出す。息子を守るため震える足を無理やり動かしたのだ。
2人は逃げる瞬間に繋いでいた手を反射的に離した。まずは目の前に怪物から逃げなくてはならない。手を繋いだままでは逃げられるものも逃げられないからだ。
「風の斬撃」
イリスはケルベロスからユウジたちを逃すために風の魔法を放つ。風の斬撃はケルベロスの1つの頭のみを狙い直撃した。
「今のうちに距離を取るのじゃ。ワシが何とかする!」
風の斬撃を連続で放ちケルベロスの動きを止めているがダメージはほぼ受けてはいなかった。
「グォオオオオオオ」と咆哮するケルベロスはイリスの風の斬撃を岩のように大きな前足で一裂きした。
風の魔法とただの物理攻撃がほぼ互角だった。否、魔法を放つ際に生じる体力の消耗の方がデカいことを考えるとケルベロスの方がやや上手だ。
そんな時だった。ケルベロスの全身に雷が走った。
「電撃波」
その電撃は右手をケルベロスに向けているユウジが放ったものだ。
「俺も協力する! 全力全開で行くぞ! アヤカはキンタロウを守ってくれ!」
震えていたユウジの目は一切の曇りがない。男として、父親としてケルベロスと戦う覚悟が決まったのだろう。
「顔が多いだけの犬コロめ。俺の可愛い可愛い嫁さんともっともっと可愛い天使のような息子に汚ねぇ指1本も触れさせねぇ」
ユウジは拳から電気を放出しながら三つ頭の空想上の生物に威勢を張ってみせた。
そこは何もない真っ白な空間だ。初めて訪れる第6層にユウジたちは緊迫した空気に包まれた。
「第6層か。ちょっと怖いな……」
不安そうな表情のユウジが呟いた。初めて訪れる層だがどんな層なのか情報は軽く知っているのだ。死のゲームが待ち構えているということを。
そんな様子を見たアヤカはユウジの手をギュッと握った。握り返したユウジの手は震えていたが、それ以上にアヤカの手も震えていて冷たい。
「安心せい。お主らはスキルをたくさん手に入れておるじゃろ。それにワシもついておる」
「そ、そうだよな」
「じゃが注意は怠らないようにな。油断は禁物じゃ」
ユウジの頭の上から飛び立ったイリスはユウジたちの周りをくるくると回りながら辺りを警戒しだした。
「本当に何も感じないのぉ」
イリスが警戒しても何も感じないレベルの真っ白な空間。ユウジたち以外の物音は一切ない。ただユウジたちの足音や喋り声がどこまでも続くはずの白い壁にぶつかり反響する。正確には音だけを跳ね返す目には見えない壁が存在するのだ。
ゴール目前の96マス。ゲームの内容は何なのだろうか。何もない状況だがすでにゲームが始まっている可能性もある。もしくはゲームが終わっている可能性だってあるのだ。
何もなく何もわからないという状況が一番不気味で怖い。そんな恐怖と不安が入り混じった感情が心に渦巻いている時だった。
突然、何もない空間が黒く光りだした。黒い光がある場所は、おそらく『第6層96マス』の中心だろう。その黒い光は見る見るうちに大きくなっていく。まるでこのブラックホールだ。この世の闇でも吸い込んでいるのかと思うくらいドス黒い光だ。
「な、なんだ!?」
黒い光を警戒するユウジは衝撃を受けた。黒い光が飛び散りその中から邪悪な生物が姿を現したのだ。
犬のような狼のような頭を3つ持ち、尻尾には蛇の頭のようなものが牙を剥き出しにしている。大きさは5トントラックくらいだ。
3つの頭と尻尾の頭から生えている牙は人間を簡単に引き裂きそうなほど鋭い。そんな牙以上に爪は大きく鋭い。爪に触れただけで八つ裂きにされそうだ。
ユウジはその姿に目を丸くして呟いた。
「ケ、ケルベロス……」
ユウジたちの目の前に現れたのは空想上の生物ケルベロスだった。
「グゥオオオオオオ」
邪悪な生物はユウジたちを見つけヨダレを飛ばしながら3つの頭で咆哮する。空腹なのだろうか垂れているヨダレは止まらない。そして垂れたヨダレは白い床に落ちてシューっという音と共に消えていった。
これはボドゲ空間のシステムでヨダレが消えたのか、ヨダレから出された酸が強力で白い床を消そうと
蒸発して消えていったのか、どちらなのかわからない。しかし後者を思わせるほど異質だというのは誰が見てもわかる。
「さ、最悪だ……ハズレのマスに止まった。怪物とのルールなしの死のゲームマスだ……」
絶望するユウジ。ボードゲームでは実力もそうだが運要素も加わり勝利を手にすることは可能だろう。しかしどう足掻いても目の前の怪物に実力で勝てるはずがない。そしてルールなしの死のゲームに運要素など存在しない。あってもそれは一瞬のみ。結果は変わらず死が待ち受けているだろう。
第6層は死のゲームが行われる層だ。死のゲームにも2種類存在する。『番人や案内兎とのゲームバトル』か『怪物とのルールなしのバトル』だ。前者が基本だが、稀に後者の場合もある。その稀を今まさに引いてしまったのだ。
今まで運が良かったのだろう。否、運が良すぎた。96マス目で初めての第6層だ。運が良すぎたとしかえないだろう。しかしその分、ゴール手前で運が尽きてしまったのだ。
神様が作った盤上遊戯ボードゲームの世界には『ドラゴン』『ケルベロス』『クラーケン』『鬼』などの空想上の生き物が存在しプレイヤーを殺しにかかる。
もしその怪物と遭遇するマスに止まってしまった場合は、案内兎や番人は登場しない。なぜならゲームの説明をする必要がないからだ。その怪物を殺すことだけが勝利条件なのだから。
「くるぞ。走って逃げるのじゃ」
「う、ぁ!?」
イリスの切羽詰まった声が耳に入りユウジは固まっていた体を動かした。アヤカもユウジと同じタイミングで動き出す。息子を守るため震える足を無理やり動かしたのだ。
2人は逃げる瞬間に繋いでいた手を反射的に離した。まずは目の前に怪物から逃げなくてはならない。手を繋いだままでは逃げられるものも逃げられないからだ。
「風の斬撃」
イリスはケルベロスからユウジたちを逃すために風の魔法を放つ。風の斬撃はケルベロスの1つの頭のみを狙い直撃した。
「今のうちに距離を取るのじゃ。ワシが何とかする!」
風の斬撃を連続で放ちケルベロスの動きを止めているがダメージはほぼ受けてはいなかった。
「グォオオオオオオ」と咆哮するケルベロスはイリスの風の斬撃を岩のように大きな前足で一裂きした。
風の魔法とただの物理攻撃がほぼ互角だった。否、魔法を放つ際に生じる体力の消耗の方がデカいことを考えるとケルベロスの方がやや上手だ。
そんな時だった。ケルベロスの全身に雷が走った。
「電撃波」
その電撃は右手をケルベロスに向けているユウジが放ったものだ。
「俺も協力する! 全力全開で行くぞ! アヤカはキンタロウを守ってくれ!」
震えていたユウジの目は一切の曇りがない。男として、父親としてケルベロスと戦う覚悟が決まったのだろう。
「顔が多いだけの犬コロめ。俺の可愛い可愛い嫁さんともっともっと可愛い天使のような息子に汚ねぇ指1本も触れさせねぇ」
ユウジは拳から電気を放出しながら三つ頭の空想上の生物に威勢を張ってみせた。
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