73 / 97
072:ユウジと黒田
しおりを挟む
「というのが、ワシとユウジの出会いじゃ。ユウジの記憶を借りて参加してからのことも話してしまったがな……」
ユウジとの出会いの回想を終えたイリス。その後、イリスは内出血が激しいノリの腰に手をかざした。緑色のオーラがノリの腰を包み込む。
「癒しの波動」
そのオーラを浴びるノリは驚いた様子でいる。
「こ、これは?」
「ああ、これは治癒魔法じゃ。キンタロウを生き返らせた反動で魔法が使えない時間があったんでな、ようやく使えるようになったので一番ひどい傷から治癒していこうと思っておるぞ」
イリスは治癒魔法でノリの腰の内出血を治そうとしている。比較的治癒スピードは遅いが緑色のオーラに包まれている部分は徐々に傷が治っていく。
「俺の親父と母ちゃんも参加させられてたんのか……。ふ、2人は今どこにいるんだ? 俺が現実世界に帰ったってことは親父も母ちゃんも帰ってきてるってことだよな。2人は行方不明でどこにいるかわかんねーんだよ。1回限りの生き返りのスキルがさっき発動したってことは親父も母ちゃんも生きてるんだよな? イリス! 教えてくれ!」
キンタロウは行方不明の両親の手掛かりをイリス知っていると睨んでいる。現実世界に帰ってこれたキンタロウ。生き返りスキルを使っていないことを考えると生存している可能性が高いはずだ。
そんな期待を胸にイリスの答えを待っている。
「まだ話は終わっておらん。ユウジとアヤカがどうしてキンタロウの前から姿を消したのか。そして肝心の黒田少年との話はここからじゃよ」と本題に入ろうとするイリス。
そして少しの間キンタロウと目を合わせ何か懐かしさを感じたかのように話を再開した。
「それは『第4層90マス』に到着した時のことじゃ」と再びイリスの回想が始まる。
『第4層90マス』
ここは図書館のように本がたくさん並んでいる光景が永遠と続く空間だ。進んでも進んでも本棚が永遠と続く。
並んでいるのは本だけではなくテレビゲームやボードゲームの箱なども並んでいる。
「ずっと本が続いてて不思議だね……」とアヤカは不思議そうに辺りを見渡している。
「確か第4層ってプレイヤー同士のゲームバトルだったよな? 案内兎とか他のプレイヤーとか誰もいないぞ」
ユウジは他のプレイヤーがいるかもしれない第4層を警戒している。もしかしたらゲームが既に始まっているかもしれない。なので警戒が必要なのだ。
そして案内兎もいないことに違和感を感じている。
『第4層』はプレイヤー同士がボードゲームで戦うバトルエリアになる。
『第4層』なら同じマスに止まらなくても必ずプレイヤーとバトルできるような仕組みになっているらしい。極端な話だが『第4層99マス』にいるプレイヤーと『第4層1マス』にいるプレイヤーが戦うことが可能なのだ。
その代わり敗北したプレイヤーは先に進むことができずそのマスに止まることとなる。双六ゲームなどでよくある『1ターン休み』みたいな状態だ。
さらに敗北したプレイヤーにはランダムで罰が執行される。その罰は『スキルを失ったり』『サイコロの目がー1になったり』『そのマスに止まらずマスを戻されたり』様々な罰があるのだ。
戦うゲームの内容は止まったマスによって変わる。適応されるマスはゴールに近いマスだ。なのでスタート地点に近いマスで足止めを食らってしまうと毎回ゲームの内容が変わってしまうことがある。
この層の重大な欠点は他のプレイヤーが第4層に止まるまで待たなければいけないことだ。
もちろん参加者が減ってきたり他の層で苦戦していればいるほど第4層での遭遇率はぐんっと下がる。
しかしユウジたちは待つ側のプレイヤーではなく待たせていた側のプレイヤーだった。
「待ってたぜ」と男の声が本棚の奥からユウジたちに向けて飛んできた。
「俺たちが後から入ったプレイヤーか。待たせたな!」と飛んできた男の声に身構えながらユウジが答えた。
「本がたくさんあってな。退屈はしなかったが早くゲームがやりたくてうずうずしてたところだったわ」とその男は答えた。
男はゆっくりと歩き姿を見せた。男は黒いスーツをしっかりと着こなしいかにもサラリーマンといった雰囲気だ。そしてそのサラリーマン風の男の後ろには、腰まで届く長い髪をなびかせたスタイル抜群の女性の姿もある。
「俺は黒田ショウゴ。でこっちは俺の彼女のヒナコだ。よろしくな~」
「俺は金宮ユウジ。嫁のアヤカと一人息子のキンタロウだ。よろしく」
これが金宮ファミリーと黒田カップルの出会いだ。
「よろしくね」
「うん。よろしく」
アヤカとヒナコはニッコリと笑いながら軽く会釈し挨拶をした。
「ところでここのゲームは? 案内兎はどこにいるんだ?」
そんなユウジの疑問に答えたかのようにトコトコと足音が奥の本棚の先から聞こえてきた。
「案内兎は俺だ」
足音の正体は真っ黒のウサギだ。種類はロップイヤーだろうか。耳が長く垂れている。その黒いウサギは腕を組みながらこちらに向かってきている。
「俺の名前はクロ。ここでは『チェス』をやってもらう。チェスのルールはわかるか?」
「チェスか……」
第4層のプレイヤー同士のバトルで黒田とユウジのチェスバトルが始まろうとしていた。
ユウジとの出会いの回想を終えたイリス。その後、イリスは内出血が激しいノリの腰に手をかざした。緑色のオーラがノリの腰を包み込む。
「癒しの波動」
そのオーラを浴びるノリは驚いた様子でいる。
「こ、これは?」
「ああ、これは治癒魔法じゃ。キンタロウを生き返らせた反動で魔法が使えない時間があったんでな、ようやく使えるようになったので一番ひどい傷から治癒していこうと思っておるぞ」
イリスは治癒魔法でノリの腰の内出血を治そうとしている。比較的治癒スピードは遅いが緑色のオーラに包まれている部分は徐々に傷が治っていく。
「俺の親父と母ちゃんも参加させられてたんのか……。ふ、2人は今どこにいるんだ? 俺が現実世界に帰ったってことは親父も母ちゃんも帰ってきてるってことだよな。2人は行方不明でどこにいるかわかんねーんだよ。1回限りの生き返りのスキルがさっき発動したってことは親父も母ちゃんも生きてるんだよな? イリス! 教えてくれ!」
キンタロウは行方不明の両親の手掛かりをイリス知っていると睨んでいる。現実世界に帰ってこれたキンタロウ。生き返りスキルを使っていないことを考えると生存している可能性が高いはずだ。
そんな期待を胸にイリスの答えを待っている。
「まだ話は終わっておらん。ユウジとアヤカがどうしてキンタロウの前から姿を消したのか。そして肝心の黒田少年との話はここからじゃよ」と本題に入ろうとするイリス。
そして少しの間キンタロウと目を合わせ何か懐かしさを感じたかのように話を再開した。
「それは『第4層90マス』に到着した時のことじゃ」と再びイリスの回想が始まる。
『第4層90マス』
ここは図書館のように本がたくさん並んでいる光景が永遠と続く空間だ。進んでも進んでも本棚が永遠と続く。
並んでいるのは本だけではなくテレビゲームやボードゲームの箱なども並んでいる。
「ずっと本が続いてて不思議だね……」とアヤカは不思議そうに辺りを見渡している。
「確か第4層ってプレイヤー同士のゲームバトルだったよな? 案内兎とか他のプレイヤーとか誰もいないぞ」
ユウジは他のプレイヤーがいるかもしれない第4層を警戒している。もしかしたらゲームが既に始まっているかもしれない。なので警戒が必要なのだ。
そして案内兎もいないことに違和感を感じている。
『第4層』はプレイヤー同士がボードゲームで戦うバトルエリアになる。
『第4層』なら同じマスに止まらなくても必ずプレイヤーとバトルできるような仕組みになっているらしい。極端な話だが『第4層99マス』にいるプレイヤーと『第4層1マス』にいるプレイヤーが戦うことが可能なのだ。
その代わり敗北したプレイヤーは先に進むことができずそのマスに止まることとなる。双六ゲームなどでよくある『1ターン休み』みたいな状態だ。
さらに敗北したプレイヤーにはランダムで罰が執行される。その罰は『スキルを失ったり』『サイコロの目がー1になったり』『そのマスに止まらずマスを戻されたり』様々な罰があるのだ。
戦うゲームの内容は止まったマスによって変わる。適応されるマスはゴールに近いマスだ。なのでスタート地点に近いマスで足止めを食らってしまうと毎回ゲームの内容が変わってしまうことがある。
この層の重大な欠点は他のプレイヤーが第4層に止まるまで待たなければいけないことだ。
もちろん参加者が減ってきたり他の層で苦戦していればいるほど第4層での遭遇率はぐんっと下がる。
しかしユウジたちは待つ側のプレイヤーではなく待たせていた側のプレイヤーだった。
「待ってたぜ」と男の声が本棚の奥からユウジたちに向けて飛んできた。
「俺たちが後から入ったプレイヤーか。待たせたな!」と飛んできた男の声に身構えながらユウジが答えた。
「本がたくさんあってな。退屈はしなかったが早くゲームがやりたくてうずうずしてたところだったわ」とその男は答えた。
男はゆっくりと歩き姿を見せた。男は黒いスーツをしっかりと着こなしいかにもサラリーマンといった雰囲気だ。そしてそのサラリーマン風の男の後ろには、腰まで届く長い髪をなびかせたスタイル抜群の女性の姿もある。
「俺は黒田ショウゴ。でこっちは俺の彼女のヒナコだ。よろしくな~」
「俺は金宮ユウジ。嫁のアヤカと一人息子のキンタロウだ。よろしく」
これが金宮ファミリーと黒田カップルの出会いだ。
「よろしくね」
「うん。よろしく」
アヤカとヒナコはニッコリと笑いながら軽く会釈し挨拶をした。
「ところでここのゲームは? 案内兎はどこにいるんだ?」
そんなユウジの疑問に答えたかのようにトコトコと足音が奥の本棚の先から聞こえてきた。
「案内兎は俺だ」
足音の正体は真っ黒のウサギだ。種類はロップイヤーだろうか。耳が長く垂れている。その黒いウサギは腕を組みながらこちらに向かってきている。
「俺の名前はクロ。ここでは『チェス』をやってもらう。チェスのルールはわかるか?」
「チェスか……」
第4層のプレイヤー同士のバトルで黒田とユウジのチェスバトルが始まろうとしていた。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
ワイルド・ソルジャー
アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。
世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。
主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。
旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。
ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。
世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。
他の小説サイトにも投稿しています。
INNER NAUTS(インナーノーツ) 〜精神と異界の航海者〜
SunYoh
SF
ーー22世紀半ばーー
魂の源とされる精神世界「インナースペース」……その次元から無尽蔵のエネルギーを得ることを可能にした代償に、さまざまな災害や心身への未知の脅威が発生していた。
「インナーノーツ」は、時空を超越する船<アマテラス>を駆り、脅威の解消に「インナースペース」へ挑む。
<第一章 「誘い」>
粗筋
余剰次元活動艇<アマテラス>の最終試験となった有人起動試験は、原因不明のトラブルに見舞われ、中断を余儀なくされたが、同じ頃、「インナーノーツ」が所属する研究機関で保護していた少女「亜夢」にもまた異変が起こっていた……5年もの間、眠り続けていた彼女の深層無意識の中で何かが目覚めようとしている。
「インナースペース」のエネルギーを解放する特異な能力を秘めた亜夢の目覚めは、即ち、「インナースペース」のみならず、物質世界である「現象界(この世)」にも甚大な被害をもたらす可能性がある。
ーー亜夢が目覚める前に、この脅威を解消するーー
「インナーノーツ」は、この使命を胸に<アマテラス>を駆り、未知なる世界「インナースペース」へと旅立つ!
そこで彼らを待ち受けていたものとは……
※この物語はフィクションです。実際の国や団体などとは関係ありません。
※SFジャンルですが殆ど空想科学です。
※セルフレイティングに関して、若干抵触する可能性がある表現が含まれます。
※「小説家になろう」、「ノベルアップ+」でも連載中
※スピリチュアル系の内容を含みますが、特定の宗教団体等とは一切関係無く、布教、勧誘等を目的とした作品ではありません。
MOON~双子姉妹~
なにわしぶ子
SF
宇宙の銀河の果てに浮かぶ星、₦₭₮฿星。
その星の文明は、地球の現代日本にとても酷似していた。そこに住む、サイキッカーの双子姉妹。ふたりは大人になり、やがて色々な出会いと別れを経験する事になる。
*他サイトにも掲載しています
夜空に瞬く星に向かって
松由 実行
SF
地球人が星間航行を手に入れて数百年。地球は否も応も無く、汎銀河戦争に巻き込まれていた。しかしそれは地球政府とその軍隊の話だ。銀河を股にかけて活躍する民間の船乗り達にはそんなことは関係ない。金を払ってくれるなら、非同盟国にだって荷物を運ぶ。しかし時にはヤバイ仕事が転がり込むこともある。
船を失くした地球人パイロット、マサシに怪しげな依頼が舞い込む。「私たちの星を救って欲しい。」
従軍経験も無ければ、ウデに覚えも無い、誰かから頼られるような英雄的行動をした覚えも無い。そもそも今、自分の船さえ無い。あまりに胡散臭い話だったが、報酬額に釣られてついついその話に乗ってしまった・・・
第一章 危険に見合った報酬
第二章 インターミッション ~ Dancing with Moonlight
第三章 キュメルニア・ローレライ (Cjumelneer Loreley)
第四章 ベイシティ・ブルース (Bay City Blues)
第五章 インターミッション ~ミスラのだいぼうけん
第六章 泥沼のプリンセス
※本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
Select Life Online~最後にゲームをはじめた出遅れ組
瑞多美音
SF
福引の景品が発売分最後のパッケージであると運営が認め話題になっているVRMMOゲームをたまたま手に入れた少女は……
「はあ、農業って結構重労働なんだ……筋力が足りないからなかなか進まないよー」※ STRにポイントを振れば解決することを思いつきません、根性で頑張ります。
「なんか、はじまりの街なのに外のモンスター強すぎだよね?めっちゃ、死に戻るんだけど……わたし弱すぎ?」※ここははじまりの街ではありません。
「裁縫かぁ。布……あ、畑で綿を育てて布を作ろう!」※布を売っていることを知りません。布から用意するものと思い込んでいます。
リアルラックが高いのに自分はついてないと思っている高山由莉奈(たかやまゆりな)。ついていないなーと言いつつ、ゲームのことを知らないままのんびり楽しくマイペースに過ごしていきます。
そのうち、STRにポイントを振れば解決することや布のこと、自身がどの街にいるか知り大変驚きますが、それでもマイペースは変わらず……どこかで話題になるかも?しれないそんな少女の物語です。
出遅れ組と言っていますが主人公はまったく気にしていません。
○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
※VRMMO物ですが、作者はゲーム物執筆初心者です。つたない文章ではありますが広いお心で読んで頂けたら幸いです。
※1話約2000〜3000字程度です。時々長かったり短い話もあるかもしれません。
アリーシャ・ヴェーバー、あるいは新井若葉と、歴史の終わり
平沢ヌル
SF
29歳の疲れた歴史オタク女、新井若葉は、17歳のメイド、アリーシャ・ヴェーバーに転生したと思っていた。だがそれは、彼女の予想とは全く違う物語の幕開けだった。
もとの世界とは似ても似つかないこの世界で暗躍する、災厄と呼ばれる存在。
介入者への修正機構の不気味な影。その中に見え隠れする、元の世界の歴史の残骸。
知識はちょっと博識な雑学オタク、見た目は少し可愛い、それ以上でもそれ以下でもない主人公、アリーシャ=若葉が、この世界の真実に立ち向かうことができるのか。
運命に抗え。そして終わらせろ、無限に繰り返す時空と歴史、その歪みの連鎖を。
*********************************
従来エブリスタやカクヨムに投稿していた作品でしたが、この度満を持してアルファポリスに登場です。
異世界転生かと思いきや、歴史改変スペクタクルSFです。コアなSF要素あり、宮廷政治あり、恋愛あり。
異世界恋愛的な要素はありつつも、あくまでもジャンルはSFです。
キャラデザイン:あかねこ様
https://x.com/redakanekocat
旧版
https://estar.jp/novels/25978664
先行連載・イラスト無し版
https://kakuyomu.jp/works/16817330666308142925
並行連載版
https://estar.jp/novels/26237780
https://www.alphapolis.co.jp/novel/308494732/60887150
https://novelup.plus/story/843978475
空色のサイエンスウィッチ
コーヒー微糖派
SF
『科学の魔女は、空色の髪をなびかせて宙を舞う』
高校を卒業後、亡くなった両親の後を継いで工場長となったニ十歳の女性――空鳥 隼《そらとり じゅん》
彼女は両親との思い出が詰まった工場を守るため、単身で経営を続けてはいたものの、その運営状況は火の車。残された借金さえも返せない。
それでも持ち前の知識で独自の商品開発を進め、なんとかこの状況からの脱出を図っていた。
そんなある日、隼は自身の開発物の影響で、スーパーパワーに目覚めてしまう。
その力は、隼にさらなる可能性を見出させ、その運命さえも大きく変えていく。
持ち前の科学知識を応用することで、世に魔法を再現することをも可能とした力。
その力をもってして、隼は日々空を駆け巡り、世のため人のためのヒーロー活動を始めることにした。
そしていつしか、彼女はこう呼ばれるようになる。
魔法の杖に腰かけて、大空を鳥のように舞う【空色の魔女】と。
※この作品の科学知識云々はフィクションです。参考にしないでください。
※ノベルアッププラス様での連載分を後追いで公開いたします。
※2022/10/25 完結まで投稿しました。
貞操逆転の世界で、俺は理想の青春を歩む。
やまいし
ファンタジー
気が付くと、男性の数が著しく少ない歪な世界へ転生してしまう。
彼は持ち前の容姿と才能を使って、やりたいことをやっていく。
彼は何を志し、どんなことを成していくのか。
これはそんな彼――鳴瀬隼人(なるせはやと)の青春サクセスストーリー……withハーレム。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる