66 / 97
065:妖精イリス
しおりを挟む
ノリが走ってキンタロウの元に戻ってきた。そのまま動かなくなったキンタロウの体を背負うために掴もうとした時だった。
「な、なに……!?」
キンタロウから離れようとしたイチゴが充血した目を丸くして驚いたのだ。
イチゴだけではないモリゾウもノリも驚いている。そして黒田もなにが起きたのかわからない様子で驚いていた。
そう。この場にいる全員が驚くのも当然だ。
突然キンタロウの頭蓋を貫いているこめかみ部分とキンタロウの体内から流れ出た大量の血が緑色に光り出したのだ。
すると緑色に光るキンタロウの一番近くにいたイチゴにだけ、幼女のように高い声音と祖母のような優しい声音が交じりあったような不思議な声が聞こえたのだ。
「……ユウジや。こんなことは一生来ないと思っておったよ。いーや願っておった」
「だ、だれ?」
イチゴは謎の声に呼びかけた。そのイチゴの呼びかけに答えたのは謎の声の持ち主ではなかった。
「がぁはぁあっ」
魂が抜け冷たくなっていくキンタロウが息を吹き返したのだ。咳き込み喉に詰まっていた吐瀉物と血塊を盛大に吐く。
「う、う、そ……キン、キンタロウ、ぅぁ……キ、キンタロウく、ん、うぐぅ……」
離れたはずのイチゴは磁石に引きつけられるかのように再びキンタロウに抱きついた。強くそして優しく。キンタロウの生きている温もりを全身で感じ泣き出す。
銃弾によって貫通した頭蓋も大量に流れていた血も全て元通りになっている。まるでキンタロウの体だけ時間が遡ったかのように。
しかし治っている部分は命を奪った銃弾によるもののみ。火ノ神にやられた背中の傷や緑ヘビとの戦いで負った傷などは治っていない。
「な、なにこの状況、俺死んでたみたいじゃんか……まだおっさんは立ってるってことは、もしかして俺ビビリすぎて気絶してたってこと?」
状況を把握できていないキンタロウは自分が死んでいたことも知らずに混乱し苦しんでいる。
ロシアンルーレットで自分が生きていた場合、対戦相手の黒田は死んでいるはずだ。黒田の方を見たキンタロウは自分の番がまだ終わっていなく恐怖のあまり気絶したのだと解釈する。
「キ、キンタロウゥウ」
イチゴ同様に涙を流しながら喜ぶノリ。キンタロウを背負おうとしていたノリはそのままの勢いでキンタロウに抱きついた。
イチゴごと抱きしめるほど熱い男だ。
その光景は、もやしのように細い男がプロレスラー並みの筋肉男に技をかけられているようにしか見えない。
モリゾウも涙を流しながらその光景を見ている。今すぐに生き返った少年を抱きしめたいが筋肉男と美少女が抱きついているのでモリゾウには抱きつける場所がなくなっている。
そんなモリゾウはキンタロウの正面に回り顔を一目見てから大きな涙をこぼした。
「く、苦しい、苦しいって、ってか、なんだよ、本当に俺が生き返ったみたいじゃんかよ……」
「おい嘘だろ、クソガキ、なんで生き返りやがったんだ! ふざけんじゃねぇぞ! 過去に戻らずに生き返る方法なんてねーだろうがよ!」
「ほら、おっさんもそう言ってるじゃん。俺が生き返ったって……って、え、えぇええ、俺マジで生き返ったの!? というか死んでたの?」
獲物が生き返ったことに怒り狂う猛獣のような黒田。そして自分が生き返ったことを敵である黒田から聞かされ衝撃を受けるキンタロウ。
なぜ生き返ったのか。ボドゲ部の仲間が過去に戻りキンタロウが死ぬ前の世界に行けばキンタロウは生き返ったことになる。しかしこの状況は違う。
過去に戻ってキンタロウが生き返ったとしても死んでしまったキンタロウは死んだままだ。死んだ世界線のキンタロウ自身は過去には戻らないのだから。
ならどうして過去に戻らずにキンタロウは生き返ったのか。その答えはキンタロウの頭の上にあった。
「まだ立たないほうが良いぞ。ユウジの息子よ」
キンタロウの頭の上には、翠色に輝く宝石のような瞳、檸檬色の長い髪、そして小さな羽が特徴的な少女が羽を休めている。レモンを2つ縦に重ねたくらいの身長で頭に乗れるほど小さい。
顔は幼い小学生くらいの少女のように見えるが、年寄りのような喋り方をしている。
服は動物の毛皮を丁寧に編み込んで作った民族衣装のようなものを着ている。
一言でその少女を表すなら妖精フェアリーだ。
「な、なに? 俺の頭になにがいるの? え、ユウジって言った? なんで親父の名前を知ってんの?」
父親の名前を知る頭の上の妖精に慌てるキンタロウ。逃げないように手のひらで豪快に捕まえるべきか、それともゆっくりと捕まえるべきなのか。どちらにせよキンタロウは捕まえようとしている。
キンタロウの手のひらが頭の上の妖精を捕らえゆっくりと捕まえようとしている。
「ワシは、虫か何かか」
ため息を吐いた妖精は近付いて来るキンタロウの手のひらに小さな手のひらをかざす。すると妖精がかざした手のひらから風のようなものが放出され近付いて来るキンタロウの手のひらを阻止した。
「うお、なんだこれ、か、風?」
「そうじゃ、ワシは風の魔法を使えるのじゃよ」
そんなやりとりを見ていた左手がない男、黒田は片方しかない腕で頭を抑え苦しみもがき始めた。まるで記憶が呼び起こされ頭痛に耐えているかのように見える。
「うぅうぁああああああ、はぁはぁ、て、てめーは、あんときの、はぁはぁ、ぐぁ、あんときの!」
苦しみながら叫ぶ黒田の目はさらに充血していく。そしてヨダレを垂らしながら足取りがふらつき始めている。
それほどこの妖精が出現したことに衝撃を受けているのだ。
キンタロウの頭で羽休めしていた妖精は羽を羽ばたかせキンタロウの前に出た。ここでキンタロウは初めて妖精の姿を見ることとなる。
その時一度だけキンタロウの翠色の瞳と妖精の翠色の瞳が目を合わせた。同じ色の瞳。同じ色の髪色。だけどどこか妖精の方が輝いているように見える。
そして妖精は黒田の方を向き口を開く。
「ワシの名はイリス。この子、キンタロウの妖精じゃよ」
妖精は堂々と名乗った。
「な、なに……!?」
キンタロウから離れようとしたイチゴが充血した目を丸くして驚いたのだ。
イチゴだけではないモリゾウもノリも驚いている。そして黒田もなにが起きたのかわからない様子で驚いていた。
そう。この場にいる全員が驚くのも当然だ。
突然キンタロウの頭蓋を貫いているこめかみ部分とキンタロウの体内から流れ出た大量の血が緑色に光り出したのだ。
すると緑色に光るキンタロウの一番近くにいたイチゴにだけ、幼女のように高い声音と祖母のような優しい声音が交じりあったような不思議な声が聞こえたのだ。
「……ユウジや。こんなことは一生来ないと思っておったよ。いーや願っておった」
「だ、だれ?」
イチゴは謎の声に呼びかけた。そのイチゴの呼びかけに答えたのは謎の声の持ち主ではなかった。
「がぁはぁあっ」
魂が抜け冷たくなっていくキンタロウが息を吹き返したのだ。咳き込み喉に詰まっていた吐瀉物と血塊を盛大に吐く。
「う、う、そ……キン、キンタロウ、ぅぁ……キ、キンタロウく、ん、うぐぅ……」
離れたはずのイチゴは磁石に引きつけられるかのように再びキンタロウに抱きついた。強くそして優しく。キンタロウの生きている温もりを全身で感じ泣き出す。
銃弾によって貫通した頭蓋も大量に流れていた血も全て元通りになっている。まるでキンタロウの体だけ時間が遡ったかのように。
しかし治っている部分は命を奪った銃弾によるもののみ。火ノ神にやられた背中の傷や緑ヘビとの戦いで負った傷などは治っていない。
「な、なにこの状況、俺死んでたみたいじゃんか……まだおっさんは立ってるってことは、もしかして俺ビビリすぎて気絶してたってこと?」
状況を把握できていないキンタロウは自分が死んでいたことも知らずに混乱し苦しんでいる。
ロシアンルーレットで自分が生きていた場合、対戦相手の黒田は死んでいるはずだ。黒田の方を見たキンタロウは自分の番がまだ終わっていなく恐怖のあまり気絶したのだと解釈する。
「キ、キンタロウゥウ」
イチゴ同様に涙を流しながら喜ぶノリ。キンタロウを背負おうとしていたノリはそのままの勢いでキンタロウに抱きついた。
イチゴごと抱きしめるほど熱い男だ。
その光景は、もやしのように細い男がプロレスラー並みの筋肉男に技をかけられているようにしか見えない。
モリゾウも涙を流しながらその光景を見ている。今すぐに生き返った少年を抱きしめたいが筋肉男と美少女が抱きついているのでモリゾウには抱きつける場所がなくなっている。
そんなモリゾウはキンタロウの正面に回り顔を一目見てから大きな涙をこぼした。
「く、苦しい、苦しいって、ってか、なんだよ、本当に俺が生き返ったみたいじゃんかよ……」
「おい嘘だろ、クソガキ、なんで生き返りやがったんだ! ふざけんじゃねぇぞ! 過去に戻らずに生き返る方法なんてねーだろうがよ!」
「ほら、おっさんもそう言ってるじゃん。俺が生き返ったって……って、え、えぇええ、俺マジで生き返ったの!? というか死んでたの?」
獲物が生き返ったことに怒り狂う猛獣のような黒田。そして自分が生き返ったことを敵である黒田から聞かされ衝撃を受けるキンタロウ。
なぜ生き返ったのか。ボドゲ部の仲間が過去に戻りキンタロウが死ぬ前の世界に行けばキンタロウは生き返ったことになる。しかしこの状況は違う。
過去に戻ってキンタロウが生き返ったとしても死んでしまったキンタロウは死んだままだ。死んだ世界線のキンタロウ自身は過去には戻らないのだから。
ならどうして過去に戻らずにキンタロウは生き返ったのか。その答えはキンタロウの頭の上にあった。
「まだ立たないほうが良いぞ。ユウジの息子よ」
キンタロウの頭の上には、翠色に輝く宝石のような瞳、檸檬色の長い髪、そして小さな羽が特徴的な少女が羽を休めている。レモンを2つ縦に重ねたくらいの身長で頭に乗れるほど小さい。
顔は幼い小学生くらいの少女のように見えるが、年寄りのような喋り方をしている。
服は動物の毛皮を丁寧に編み込んで作った民族衣装のようなものを着ている。
一言でその少女を表すなら妖精フェアリーだ。
「な、なに? 俺の頭になにがいるの? え、ユウジって言った? なんで親父の名前を知ってんの?」
父親の名前を知る頭の上の妖精に慌てるキンタロウ。逃げないように手のひらで豪快に捕まえるべきか、それともゆっくりと捕まえるべきなのか。どちらにせよキンタロウは捕まえようとしている。
キンタロウの手のひらが頭の上の妖精を捕らえゆっくりと捕まえようとしている。
「ワシは、虫か何かか」
ため息を吐いた妖精は近付いて来るキンタロウの手のひらに小さな手のひらをかざす。すると妖精がかざした手のひらから風のようなものが放出され近付いて来るキンタロウの手のひらを阻止した。
「うお、なんだこれ、か、風?」
「そうじゃ、ワシは風の魔法を使えるのじゃよ」
そんなやりとりを見ていた左手がない男、黒田は片方しかない腕で頭を抑え苦しみもがき始めた。まるで記憶が呼び起こされ頭痛に耐えているかのように見える。
「うぅうぁああああああ、はぁはぁ、て、てめーは、あんときの、はぁはぁ、ぐぁ、あんときの!」
苦しみながら叫ぶ黒田の目はさらに充血していく。そしてヨダレを垂らしながら足取りがふらつき始めている。
それほどこの妖精が出現したことに衝撃を受けているのだ。
キンタロウの頭で羽休めしていた妖精は羽を羽ばたかせキンタロウの前に出た。ここでキンタロウは初めて妖精の姿を見ることとなる。
その時一度だけキンタロウの翠色の瞳と妖精の翠色の瞳が目を合わせた。同じ色の瞳。同じ色の髪色。だけどどこか妖精の方が輝いているように見える。
そして妖精は黒田の方を向き口を開く。
「ワシの名はイリス。この子、キンタロウの妖精じゃよ」
妖精は堂々と名乗った。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
ワイルド・ソルジャー
アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。
世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。
主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。
旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。
ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。
世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。
他の小説サイトにも投稿しています。
INNER NAUTS(インナーノーツ) 〜精神と異界の航海者〜
SunYoh
SF
ーー22世紀半ばーー
魂の源とされる精神世界「インナースペース」……その次元から無尽蔵のエネルギーを得ることを可能にした代償に、さまざまな災害や心身への未知の脅威が発生していた。
「インナーノーツ」は、時空を超越する船<アマテラス>を駆り、脅威の解消に「インナースペース」へ挑む。
<第一章 「誘い」>
粗筋
余剰次元活動艇<アマテラス>の最終試験となった有人起動試験は、原因不明のトラブルに見舞われ、中断を余儀なくされたが、同じ頃、「インナーノーツ」が所属する研究機関で保護していた少女「亜夢」にもまた異変が起こっていた……5年もの間、眠り続けていた彼女の深層無意識の中で何かが目覚めようとしている。
「インナースペース」のエネルギーを解放する特異な能力を秘めた亜夢の目覚めは、即ち、「インナースペース」のみならず、物質世界である「現象界(この世)」にも甚大な被害をもたらす可能性がある。
ーー亜夢が目覚める前に、この脅威を解消するーー
「インナーノーツ」は、この使命を胸に<アマテラス>を駆り、未知なる世界「インナースペース」へと旅立つ!
そこで彼らを待ち受けていたものとは……
※この物語はフィクションです。実際の国や団体などとは関係ありません。
※SFジャンルですが殆ど空想科学です。
※セルフレイティングに関して、若干抵触する可能性がある表現が含まれます。
※「小説家になろう」、「ノベルアップ+」でも連載中
※スピリチュアル系の内容を含みますが、特定の宗教団体等とは一切関係無く、布教、勧誘等を目的とした作品ではありません。
銀河戦国記ノヴァルナ 第3章:銀河布武
潮崎 晶
SF
最大の宿敵であるスルガルム/トーミ宙域星大名、ギィゲルト・ジヴ=イマーガラを討ち果たしたノヴァルナ・ダン=ウォーダは、いよいよシグシーマ銀河系の覇権獲得へ動き出す。だがその先に待ち受けるは数々の敵対勢力。果たしてノヴァルナの運命は?
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
モニターに応募したら、系外惑星に来てしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。
津嶋朋靖(つしまともやす)
SF
近未来、物体の原子レベルまでの三次元構造を読みとるスキャナーが開発された。
とある企業で、そのスキャナーを使って人間の三次元データを集めるプロジェクトがスタートする。
主人公、北村海斗は、高額の報酬につられてデータを取るモニターに応募した。
スキャナーの中に入れられた海斗は、いつの間にか眠ってしまう。
そして、目が覚めた時、彼は見知らぬ世界にいたのだ。
いったい、寝ている間に何が起きたのか?
彼の前に現れたメイド姿のアンドロイドから、驚愕の事実を聞かされる。
ここは、二百年後の太陽系外の地球類似惑星。
そして、海斗は海斗であって海斗ではない。
二百年前にスキャナーで読み取られたデータを元に、三次元プリンターで作られたコピー人間だったのだ。
この惑星で生きていかざるを得なくなった海斗は、次第にこの惑星での争いに巻き込まれていく。
(この作品は小説家になろうとマグネットにも投稿してます)
夜空に瞬く星に向かって
松由 実行
SF
地球人が星間航行を手に入れて数百年。地球は否も応も無く、汎銀河戦争に巻き込まれていた。しかしそれは地球政府とその軍隊の話だ。銀河を股にかけて活躍する民間の船乗り達にはそんなことは関係ない。金を払ってくれるなら、非同盟国にだって荷物を運ぶ。しかし時にはヤバイ仕事が転がり込むこともある。
船を失くした地球人パイロット、マサシに怪しげな依頼が舞い込む。「私たちの星を救って欲しい。」
従軍経験も無ければ、ウデに覚えも無い、誰かから頼られるような英雄的行動をした覚えも無い。そもそも今、自分の船さえ無い。あまりに胡散臭い話だったが、報酬額に釣られてついついその話に乗ってしまった・・・
第一章 危険に見合った報酬
第二章 インターミッション ~ Dancing with Moonlight
第三章 キュメルニア・ローレライ (Cjumelneer Loreley)
第四章 ベイシティ・ブルース (Bay City Blues)
第五章 インターミッション ~ミスラのだいぼうけん
第六章 泥沼のプリンセス
※本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
VRおじいちゃん ~ひろしの大冒険~
オイシイオコメ
SF
75歳のおじいさん「ひろし」は思いもよらず、人気VRゲームの世界に足を踏み入れた。おすすめされた種族や職業はまったく理解できず「無職」を選び、さらに操作ミスで物理攻撃力に全振りしたおじいさんはVR世界で出会った仲間たちと大冒険を繰り広げる。
この作品は、小説家になろう様とカクヨム様に2021年執筆した「VRおじいちゃん」と「VRおばあちゃん」を統合した作品です。
前作品は同僚や友人の意見も取り入れて書いておりましたが、今回は自分の意向のみで修正させていただいたリニューアル作品です。
(小説中のダッシュ表記につきまして)
作品公開時、一部のスマートフォンで文字化けするとのご報告を頂き、ダッシュ2本のかわりに「ー」を使用しております。
お兄ちゃんのいない宇宙には住めません!~男装ブラコン少女の宇宙冒険記~
黴男
SF
お兄ちゃんの事が大・大・大好きな少女、黒川流歌’(くろかわるか)は、ある日突然、自分のやっていたゲームの船と共に見知らぬ宇宙へ放り出されてしまう!
だけど大丈夫!船はお兄ちゃんがくれた最強の船、「アドアステラ」!
『苦難を乗り越え星々へ』の名の通り、お兄ちゃんがくれた船を守って、必ずお兄ちゃんに会って見せるんだから!
最強無敵のお兄ちゃんに会うために、流歌はカルと名を変えて、お兄ちゃんの脳内エミュレーターを起動する。
そんなブラコン男装少女が、異世界宇宙を舞う物語!
※小説家になろう/カクヨムでも連載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる