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042:宝箱の中に最終ミッション
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「じ、地震っ……」イチゴが大きな揺れに驚く。その揺れはイチゴが立っているのがやっとのほどの大きさだ。
「えぇええ? 俺なんかミスった? 転がす回数制限とかあった? ミスった? やっちまった?」
地震のような揺れに動揺したキンタロウは自分が挑戦した球パズルに何か不都合が起きたのだと思い込んだ。それもそのはず。この球パズルが完成したのでこの地震が起きたのだから。
「完成した直後ですのでただの地震では無いと思います」
モリゾウが普通の地震と異なると推測した瞬間、目の前の壁が地響きとともに崩れようとしていた。
「い、一旦、壁から離れるぞ! 瓦礫の餌食になっちまう!」
キンタロウの掛け声とともに全員が壁から離れようとした。しかし壁から離れるはずの足はすぐに止まった。
「な、なんだこれ」
キンタロウたちの周りには赤と青と緑でできたシールドのようなものが張られている。そのシールドが崩れていく壁からキンタロウたちを守っているのだ。
そしてすべての壁が崩れた終えた瞬間にキンタロウたちを守っていたシールドも消えた。もちろん地震のような揺れも収まった。
「ねぇ見てぇ!」
イチゴが何かを見つけ指を差している。イチゴの指を差す方を一同は見た。そこにはあからさまに宝箱ですと主張している『宝箱』があった。
瓦礫に埋もれていなかったのはキンタロウたちを守ってくれたシールドのおかげだろう。キンタロウたちのいる場所から宝箱が置かれている場所まで瓦礫は一切落ちていない。
それどころか宝箱まで続く道は瓦礫と瓦礫に挟まれて1本道になっている。
「普通の宝箱だな。鍵もかかってないみたいだぞ」
宝箱に仕掛けがないか探すキンタロウ。仕掛けどころか鍵もかかっていない普通の宝箱だった。
そもそも鍵の役割を果たしていたのは先ほどキンタロウが解いた壁画の謎だ。あの壁画の謎こそが宝箱の鍵のような役割を果たしていたに違いない。
そしてスタート位置にいた年寄りの案内兎のゴロウの説明を思い出す一同。ゴロウの説明によるとこの『宝箱』の中に最終ミッションがあるらしい。
「宝箱の中に最終ミッションだよな……開けていいか?」
キンタロウは緊張した面持ちで宝箱を開けようとしている。このジャングルで緑ヘビや青ワニといった危険生物と遭遇しているキンタロウだ。最終ミッションと聞かされて危険生物と対峙する可能性があると嫌な予想を立ててしまっているのだ。
「お願いします。開けてみましょう」
「よっしゃー! 開けるぜー!」
モリゾウが頷いたのを見たキンタロウは全力で片手を伸ばし指先に力を込めて勢いよく宝箱を開けた。
開けた瞬間1歩後ろにジャンプをして危険から回避しようとしたがキンタロウが開けた宝箱からは何も起こらなかった。
「てっきりビックリ箱みたいになんか出てくるかと思ったわ……それか、あれだ、宝箱が噛み付いてくるとか……」
嫌な想像を繰り返しながらキンタロウは口の開いた宝箱の中身を確認した。
宝箱の中には1枚の茶色く色あせた紙が入っていた。その紙は四つ折りにされている。
宝箱に噛みつかれる想像をしたばかりのキンタロウは恐る恐る手を宝箱の中に突っ込み素早く紙を取り出した。
「紙だねぇ。なんて書いてあるのぉ?」
「えーっと」
イチゴがキンタロウの隣まで近付き紙に書かれた内容を一緒に確認しようと背伸びをする。キンタロウはイチゴが見やすい位置で四つ折りにされた紙を開いた。
その紙には『火ノ神カラ逃ゲヨ。森カラ白ク輝ク土地ヘ脱出セヨ』と書かれていた。
「『火ノ神カラ逃ゲヨ。森カラ白ク輝ク土地ヘ脱出セヨ』何だこれ? また謎解きみたいなやつだな」とキンタロウは紙に書かれた問題を読んだ。
すると紙は突然、燃えた。
「アチアチー! び、びっくりした」
髪が燃えた瞬間、反射的に紙を離し火傷から免れたキンタロウ。なぜ燃えたのか全くわからない。
「先ほどの壁画と同じく文字を読んだら仕掛けが発動する仕組みなのでは?」
「マジか。迂闊に読まないほうがいいな。えーっとなんて書いてあったっけ?」
「火の神から逃げて白く輝くところに行けみたいな内容でしたね」
燃えて消えてしまった紙の内容を確認することはできない。しかしモリゾウは紙に書かれた内容をほぼ記憶していた。
キンタロウが読んだ言葉だったのでその記憶は曖昧だったがほぼ正解だ。残りは紙に書かれていた内容を解くだけ。
「白く輝くか……」
心当たりがあるのだろうか。ダイチはその言葉だけを呟いた。
その直後、猛烈な暑さが全員を襲った。太陽が近付いてきたのかと思うくらい燃えるほどの暑さだ。
「暑すぎる、なんだいきなり、バグったか?」
キンタロウはボドゲ空間がバグってしまったのではないかと文句を言った。しかしバグではない。この暑さは最終ミッションと関係があるのだ。
暑さの原因である熱風がその場にいた全員の頭上から感じられた。その原因が何なのか全員が同時に上を向いた瞬間、暑さの原因の答えが判明する。
「マジかよ……」
キンタロウの虚しい声がこぼれ落ちた。
キンタロウたちが見たのは、全身が赤い炎で燃えている鳥だ。その鳥がキンタロウたちを睨みつけながら天を舞っている。
「火ノ神ですかね」とモリゾウは額にかいた汗を垂らしながら言った。
キンタロウチーム残り時間30分。ダイチチーム残り時間15分。
『第5層17マス』最終ミッション。火ノ神から逃げて森から脱出する『脱出ゲーム』が始まった。
「えぇええ? 俺なんかミスった? 転がす回数制限とかあった? ミスった? やっちまった?」
地震のような揺れに動揺したキンタロウは自分が挑戦した球パズルに何か不都合が起きたのだと思い込んだ。それもそのはず。この球パズルが完成したのでこの地震が起きたのだから。
「完成した直後ですのでただの地震では無いと思います」
モリゾウが普通の地震と異なると推測した瞬間、目の前の壁が地響きとともに崩れようとしていた。
「い、一旦、壁から離れるぞ! 瓦礫の餌食になっちまう!」
キンタロウの掛け声とともに全員が壁から離れようとした。しかし壁から離れるはずの足はすぐに止まった。
「な、なんだこれ」
キンタロウたちの周りには赤と青と緑でできたシールドのようなものが張られている。そのシールドが崩れていく壁からキンタロウたちを守っているのだ。
そしてすべての壁が崩れた終えた瞬間にキンタロウたちを守っていたシールドも消えた。もちろん地震のような揺れも収まった。
「ねぇ見てぇ!」
イチゴが何かを見つけ指を差している。イチゴの指を差す方を一同は見た。そこにはあからさまに宝箱ですと主張している『宝箱』があった。
瓦礫に埋もれていなかったのはキンタロウたちを守ってくれたシールドのおかげだろう。キンタロウたちのいる場所から宝箱が置かれている場所まで瓦礫は一切落ちていない。
それどころか宝箱まで続く道は瓦礫と瓦礫に挟まれて1本道になっている。
「普通の宝箱だな。鍵もかかってないみたいだぞ」
宝箱に仕掛けがないか探すキンタロウ。仕掛けどころか鍵もかかっていない普通の宝箱だった。
そもそも鍵の役割を果たしていたのは先ほどキンタロウが解いた壁画の謎だ。あの壁画の謎こそが宝箱の鍵のような役割を果たしていたに違いない。
そしてスタート位置にいた年寄りの案内兎のゴロウの説明を思い出す一同。ゴロウの説明によるとこの『宝箱』の中に最終ミッションがあるらしい。
「宝箱の中に最終ミッションだよな……開けていいか?」
キンタロウは緊張した面持ちで宝箱を開けようとしている。このジャングルで緑ヘビや青ワニといった危険生物と遭遇しているキンタロウだ。最終ミッションと聞かされて危険生物と対峙する可能性があると嫌な予想を立ててしまっているのだ。
「お願いします。開けてみましょう」
「よっしゃー! 開けるぜー!」
モリゾウが頷いたのを見たキンタロウは全力で片手を伸ばし指先に力を込めて勢いよく宝箱を開けた。
開けた瞬間1歩後ろにジャンプをして危険から回避しようとしたがキンタロウが開けた宝箱からは何も起こらなかった。
「てっきりビックリ箱みたいになんか出てくるかと思ったわ……それか、あれだ、宝箱が噛み付いてくるとか……」
嫌な想像を繰り返しながらキンタロウは口の開いた宝箱の中身を確認した。
宝箱の中には1枚の茶色く色あせた紙が入っていた。その紙は四つ折りにされている。
宝箱に噛みつかれる想像をしたばかりのキンタロウは恐る恐る手を宝箱の中に突っ込み素早く紙を取り出した。
「紙だねぇ。なんて書いてあるのぉ?」
「えーっと」
イチゴがキンタロウの隣まで近付き紙に書かれた内容を一緒に確認しようと背伸びをする。キンタロウはイチゴが見やすい位置で四つ折りにされた紙を開いた。
その紙には『火ノ神カラ逃ゲヨ。森カラ白ク輝ク土地ヘ脱出セヨ』と書かれていた。
「『火ノ神カラ逃ゲヨ。森カラ白ク輝ク土地ヘ脱出セヨ』何だこれ? また謎解きみたいなやつだな」とキンタロウは紙に書かれた問題を読んだ。
すると紙は突然、燃えた。
「アチアチー! び、びっくりした」
髪が燃えた瞬間、反射的に紙を離し火傷から免れたキンタロウ。なぜ燃えたのか全くわからない。
「先ほどの壁画と同じく文字を読んだら仕掛けが発動する仕組みなのでは?」
「マジか。迂闊に読まないほうがいいな。えーっとなんて書いてあったっけ?」
「火の神から逃げて白く輝くところに行けみたいな内容でしたね」
燃えて消えてしまった紙の内容を確認することはできない。しかしモリゾウは紙に書かれた内容をほぼ記憶していた。
キンタロウが読んだ言葉だったのでその記憶は曖昧だったがほぼ正解だ。残りは紙に書かれていた内容を解くだけ。
「白く輝くか……」
心当たりがあるのだろうか。ダイチはその言葉だけを呟いた。
その直後、猛烈な暑さが全員を襲った。太陽が近付いてきたのかと思うくらい燃えるほどの暑さだ。
「暑すぎる、なんだいきなり、バグったか?」
キンタロウはボドゲ空間がバグってしまったのではないかと文句を言った。しかしバグではない。この暑さは最終ミッションと関係があるのだ。
暑さの原因である熱風がその場にいた全員の頭上から感じられた。その原因が何なのか全員が同時に上を向いた瞬間、暑さの原因の答えが判明する。
「マジかよ……」
キンタロウの虚しい声がこぼれ落ちた。
キンタロウたちが見たのは、全身が赤い炎で燃えている鳥だ。その鳥がキンタロウたちを睨みつけながら天を舞っている。
「火ノ神ですかね」とモリゾウは額にかいた汗を垂らしながら言った。
キンタロウチーム残り時間30分。ダイチチーム残り時間15分。
『第5層17マス』最終ミッション。火ノ神から逃げて森から脱出する『脱出ゲーム』が始まった。
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