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018:未来を変えるため
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キンタロウはこの後、何が起きるのかを記憶をたどりながらゆっくりと話した。
キンタロウにとっては新鮮な記憶だが、ドラゴンとの遭遇や仲間の死などの衝撃が大きすぎて記憶が抜け落ちている部分が多い。
さらには謎が多い分、キンタロウも上手く説明ができていない。
それでもドラゴンに殺され、自分だけがゴールし、ここに、この場に、この瞬間に戻ってきたことを話した。
そしてクリア率0%のゲームだという攻略不可能ゲームだということもだ。
「つまり、キンちゃんの話によると僕たちは、この後ドラゴンに殺されると……。そしてなぜかキンちゃんだけがゴール。そこには謎の男がいてクリア率0%だと言っていた。そしてキンちゃんにとっては『過去』となるこの瞬間に戻ってきたと……」
繋ぎ繋ぎのキンタロウの説明だったが、自分なりに解釈し、話をまとめる頭脳派のモリゾウ。
そんなモリゾウの様子を見てキンタロウは不安に思った。
「し、信じられないと思うけど……本当なんだ……信じてくれ」
「もちろん信じますよ」
「へ?」
俯くキンタロウに向かってモリゾウは『信じる』と即答した。そんな即答にキンタロウは間抜けな声が出てしまう。
モリゾウが即答したのは、嘘を見抜ける『探偵スキル』でキンタロウの心情を読んだからではない。
キンタロウを友人として親友として仲間として信じているからだ。
その気持ちはモリゾウだけではない。ノリもイチゴも温かい眼差しでキンタロウのことを見ている。
「みんな……」
3人はこの後に起きる悲惨な現実に恐怖するよりもキンタロウに感謝していた。
『自分たちのために戻ってくれた』『助けるために戻ってくれた』『約束を守ってくれた』のだと。
スタート地点でボドゲ部の4人は約束をした。
誰かが死んでも、クリアした人が死んでしまった人の死ぬ前の時間に戻って死を回避しようと。
その約束をキンタロウは守ったのだ。否、キンタロウの意識はなかった。キンタロウの心が、魂が約束を守ったのだと言えるだろう。
「信じてくれてありがとう……助けに戻ってきたのに、一番助けてほしいのは俺のほうだ。だから助けてくれ。クリア率0%のデスゲームで誰も死なない方法を一緒に考えてくれ。もう誰も死なせたくない。絶対に。絶対にだ!」
キンタロウもまた感謝する側の人間だった。そしてキンタロウの意識が消える寸前に心に刻んだ決意を胸に頭を下げた。
キンタロウの額は地面に練り込むのではないかと思うほど強く押し付けられている。
未来を変えるため。運命に抗うだめ。引き寄せてくる未来から逃れるために。
「よしよしぃ」とイチゴがキンタロウの頭を撫でた。いつものことだ。それでもイチゴの小さな手はいつも以上に温もりがあった。
何よりまた会えたことを嬉しく思い、止まっていた涙が再び流れ出した。
「ごめぇぇえん……ごベぇえん……みんなを……助けられなかった……何も、なにも、できなかった……」
キンタロウは泣きながら謝罪した。自分も死にかけたというのに仲間の心配をするキンタロウ。その姿に皆がうるっとする。
「でも助けに来てくれたぁ」
イチゴはキンタロウの涙を細い指で拭き取った。そして真っ赤になったキンタロウの瞳を見る。
「ぅ……」
キンタロウはイチゴの瞳を直視し残酷な記憶と再び重なった。
転がり落ちこっちを見るイチゴの眼球を思い出したのだ。
キンタロウを見つめる瞳は同じイチゴの瞳だが、あの時の瞳と今の瞳は輝きがまるで違う。別物だ。
だからキンタロウは真っ直ぐ見つめる瞳に心の中で誓った。『この輝き守る』と。
そんなことを誓った瞬間、涙で前が見えなくなった。
「うぅ……ぁぅ……」
泣きすぎて無くなっていた嘔吐感が再発。乾いた喉を潤わせるのは胃液だった。
涙と鼻水と胃液がサーカス会場の倉庫の床に落ちる。
床に落ちたキンタロウの液体は一瞬で消えていく。
このシステムにだけはありがたいと思ってしまうほどキンタロウは嘔吐した。
「がは……はぁはぁ……」
吐き気を抑えることに集中していたので涙は止まっていた。できればこの涙はイチゴが止めてくれたものだと思いたい。
「そ、いえば……はぁはぁ……死にかけた時も……吐いてた……」
過去に戻る寸前も嘔吐していたことを思い出した。
すでにわかっていることだが、過去に戻ったからと言って恐怖心が無くなったりはしない。
記憶がある以上、嘔吐感も再発するし恐怖心も襲ってくる。
ただ無くなった腕や足、そして亡くなった仲間たちも戻ってくる。
自分へのしかかる精神的な辛さよりも、仲間が生きて戻ってきたことの方が比べ物にならないほど大きな産物だ。
だから耐えた。今は苦しみよりも喜ぶべきだ。そしてまた苦しまないためにみんなで話し合う時だ。
「はぁはぁ……話がそれちった……」
口元に残った胃液をパーカーの袖で拭き取り呼吸を正そうと深呼吸を開始する。
キンタロウの呼吸が整うまで、頭脳派のモリゾウは手に顎を乗せながらウロウロと落ち着かない様子で歩き出した。
これはモリゾウの癖だ。頭を回転させゲーム攻略へのルートを考察している時の癖。
モリゾウの歩きがピタリと止まった時が答えへの方程式を導き出した時だ。
「ノリちゃんが振ってドラゴンのマスに止まってしまったのなら別の人が振るのはどうでしょうか? それでも同じマスに止まってしまったのなら対策をしましょう」
「対策……?」
「ええ。キンちゃんが戻ってきてくれたおかげでドラゴンがいることがわかってますからね。ドラゴンを見て体が硬直し動けなくなることは無くなったと思います。思いたいですが正しいかもしれませんが……。心の準備ができた状態で挑めるってことは大きいですね」
モリゾウはノリの目の前で足を止めた。そしてノリが持つ赤いサイコロと青いサイコロを受け取った。
「僕が振ってみます」
「ああ。頼むモリゾウ。どっちも6が出たらこのゲームはインチキクソゲーだってことだからな……そもそもクリア率0%の時点でクソゲーだったわ……ゲホッ……はぁはぁ……」
「その通りですね。それとあまり無理しないでくださいよ」
キンタロウも徐々に調子を取り戻していき軽口を叩けるようになった。無理はしている。けれどそれを隠すための軽口だ。
モリゾウに探偵スキルがある以上、キンタロウの強がりや無理しているのは筒抜けにバレる。
「キンちゃんが落ち着いてから次のマスに進みましょう。焦りは禁物ですからね。他に何か話しておきたいことはありますか?」
「ああ、さっきも言った『クリア率0%』についてなんだけど……」
キンタロウは拳を固く握りしめ『神様が作った盤上遊戯』の『クリア率0%』について話し始めた。
キンタロウにとっては新鮮な記憶だが、ドラゴンとの遭遇や仲間の死などの衝撃が大きすぎて記憶が抜け落ちている部分が多い。
さらには謎が多い分、キンタロウも上手く説明ができていない。
それでもドラゴンに殺され、自分だけがゴールし、ここに、この場に、この瞬間に戻ってきたことを話した。
そしてクリア率0%のゲームだという攻略不可能ゲームだということもだ。
「つまり、キンちゃんの話によると僕たちは、この後ドラゴンに殺されると……。そしてなぜかキンちゃんだけがゴール。そこには謎の男がいてクリア率0%だと言っていた。そしてキンちゃんにとっては『過去』となるこの瞬間に戻ってきたと……」
繋ぎ繋ぎのキンタロウの説明だったが、自分なりに解釈し、話をまとめる頭脳派のモリゾウ。
そんなモリゾウの様子を見てキンタロウは不安に思った。
「し、信じられないと思うけど……本当なんだ……信じてくれ」
「もちろん信じますよ」
「へ?」
俯くキンタロウに向かってモリゾウは『信じる』と即答した。そんな即答にキンタロウは間抜けな声が出てしまう。
モリゾウが即答したのは、嘘を見抜ける『探偵スキル』でキンタロウの心情を読んだからではない。
キンタロウを友人として親友として仲間として信じているからだ。
その気持ちはモリゾウだけではない。ノリもイチゴも温かい眼差しでキンタロウのことを見ている。
「みんな……」
3人はこの後に起きる悲惨な現実に恐怖するよりもキンタロウに感謝していた。
『自分たちのために戻ってくれた』『助けるために戻ってくれた』『約束を守ってくれた』のだと。
スタート地点でボドゲ部の4人は約束をした。
誰かが死んでも、クリアした人が死んでしまった人の死ぬ前の時間に戻って死を回避しようと。
その約束をキンタロウは守ったのだ。否、キンタロウの意識はなかった。キンタロウの心が、魂が約束を守ったのだと言えるだろう。
「信じてくれてありがとう……助けに戻ってきたのに、一番助けてほしいのは俺のほうだ。だから助けてくれ。クリア率0%のデスゲームで誰も死なない方法を一緒に考えてくれ。もう誰も死なせたくない。絶対に。絶対にだ!」
キンタロウもまた感謝する側の人間だった。そしてキンタロウの意識が消える寸前に心に刻んだ決意を胸に頭を下げた。
キンタロウの額は地面に練り込むのではないかと思うほど強く押し付けられている。
未来を変えるため。運命に抗うだめ。引き寄せてくる未来から逃れるために。
「よしよしぃ」とイチゴがキンタロウの頭を撫でた。いつものことだ。それでもイチゴの小さな手はいつも以上に温もりがあった。
何よりまた会えたことを嬉しく思い、止まっていた涙が再び流れ出した。
「ごめぇぇえん……ごベぇえん……みんなを……助けられなかった……何も、なにも、できなかった……」
キンタロウは泣きながら謝罪した。自分も死にかけたというのに仲間の心配をするキンタロウ。その姿に皆がうるっとする。
「でも助けに来てくれたぁ」
イチゴはキンタロウの涙を細い指で拭き取った。そして真っ赤になったキンタロウの瞳を見る。
「ぅ……」
キンタロウはイチゴの瞳を直視し残酷な記憶と再び重なった。
転がり落ちこっちを見るイチゴの眼球を思い出したのだ。
キンタロウを見つめる瞳は同じイチゴの瞳だが、あの時の瞳と今の瞳は輝きがまるで違う。別物だ。
だからキンタロウは真っ直ぐ見つめる瞳に心の中で誓った。『この輝き守る』と。
そんなことを誓った瞬間、涙で前が見えなくなった。
「うぅ……ぁぅ……」
泣きすぎて無くなっていた嘔吐感が再発。乾いた喉を潤わせるのは胃液だった。
涙と鼻水と胃液がサーカス会場の倉庫の床に落ちる。
床に落ちたキンタロウの液体は一瞬で消えていく。
このシステムにだけはありがたいと思ってしまうほどキンタロウは嘔吐した。
「がは……はぁはぁ……」
吐き気を抑えることに集中していたので涙は止まっていた。できればこの涙はイチゴが止めてくれたものだと思いたい。
「そ、いえば……はぁはぁ……死にかけた時も……吐いてた……」
過去に戻る寸前も嘔吐していたことを思い出した。
すでにわかっていることだが、過去に戻ったからと言って恐怖心が無くなったりはしない。
記憶がある以上、嘔吐感も再発するし恐怖心も襲ってくる。
ただ無くなった腕や足、そして亡くなった仲間たちも戻ってくる。
自分へのしかかる精神的な辛さよりも、仲間が生きて戻ってきたことの方が比べ物にならないほど大きな産物だ。
だから耐えた。今は苦しみよりも喜ぶべきだ。そしてまた苦しまないためにみんなで話し合う時だ。
「はぁはぁ……話がそれちった……」
口元に残った胃液をパーカーの袖で拭き取り呼吸を正そうと深呼吸を開始する。
キンタロウの呼吸が整うまで、頭脳派のモリゾウは手に顎を乗せながらウロウロと落ち着かない様子で歩き出した。
これはモリゾウの癖だ。頭を回転させゲーム攻略へのルートを考察している時の癖。
モリゾウの歩きがピタリと止まった時が答えへの方程式を導き出した時だ。
「ノリちゃんが振ってドラゴンのマスに止まってしまったのなら別の人が振るのはどうでしょうか? それでも同じマスに止まってしまったのなら対策をしましょう」
「対策……?」
「ええ。キンちゃんが戻ってきてくれたおかげでドラゴンがいることがわかってますからね。ドラゴンを見て体が硬直し動けなくなることは無くなったと思います。思いたいですが正しいかもしれませんが……。心の準備ができた状態で挑めるってことは大きいですね」
モリゾウはノリの目の前で足を止めた。そしてノリが持つ赤いサイコロと青いサイコロを受け取った。
「僕が振ってみます」
「ああ。頼むモリゾウ。どっちも6が出たらこのゲームはインチキクソゲーだってことだからな……そもそもクリア率0%の時点でクソゲーだったわ……ゲホッ……はぁはぁ……」
「その通りですね。それとあまり無理しないでくださいよ」
キンタロウも徐々に調子を取り戻していき軽口を叩けるようになった。無理はしている。けれどそれを隠すための軽口だ。
モリゾウに探偵スキルがある以上、キンタロウの強がりや無理しているのは筒抜けにバレる。
「キンちゃんが落ち着いてから次のマスに進みましょう。焦りは禁物ですからね。他に何か話しておきたいことはありますか?」
「ああ、さっきも言った『クリア率0%』についてなんだけど……」
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