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第4章:恋愛『一億三千年前の記憶編』

256 名前

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「ところでお前たち名前はあんの? せっかくだから名前教えてよ」

 二本目のニンジンの串焼きを食べている三人の獣人に白髪の青年が問う。
 獣人たちは声帯を切られていて声が出せない。そのため一本目に食べたニンジンの串焼きの串で地面に名前を書き始めた。
 地面に書かれた名前は三人とも四桁の数字だ。奴隷時代に呼ばれていた個人を識別するための番号だろう。

「それは名前じゃない。識別番号だ。奴隷商から逃げてきたんならその名前はもう使わないくていい。他に名前はないの? 奴隷になる前の名前とか、こんな名前がいいとか」

 白髪の青年の質問に三人の獣人たちは首を横に振った。識別番号以外に自分たちの名前がないのである。

「そうか……」

 気まずい空気になりかけていることを感じた白髪の青年は、名前についての話題を終わりにさせ、手に持つニンジンの串焼きにかぶりつく。
 そんな白髪の青年に向かって獣人たちは熱い視線を送り始めた。おかわりを作るかどうか聞いた際に見せたあのキラキラと宝石のように輝く視線だ。
 その視線に白髪の青年は気付く。そして視線を送っている理由にも気付く。

「そ、その熱烈な視線……俺に名前を付けてほしいってこと? 名前がないと困るのはわかるが、なんで俺に? 自分たちで付け合えばいいじゃん。互いの特徴とか知ってるわけだからさ。そんで、さっきみたいに地面に文字とか書いたりしてさ」

 三人の獣人は同時に首を横に振った。そして串で地面を突つき何かを伝えようとし始めた。
 その様子を黒瞳に映す白髪の青年は勘が鋭いのか、先ほど同様に獣人たちが伝えたいことをすぐに理解する。

「もしかして文字が書けない感じ? 書けるのは自分の識別番号というか数字だけ?」

 獣人たちは首を縦に振った。
 声も出せず文字も書けない。身振り手振りで伝えようにも限度がある。だから白髪の青年に名前を決めてほしいのだ。そしてその名前を言葉にして伝えてほしいのだ。
 そうすれば、奴隷としての最後のしがらみを断つことができるかもしれないと獣人たちは思っている。

「奴隷商でも文字ぐらいは教育しろよな。本当に人間族は自分のことしか考えてない奴が多すぎる。他の誰かの未来なんて一切考えてないんだろうな。より一層人間族が嫌いになったわ」

 白髪の青年の黒瞳は、人間族に対する怒りでさらに漆黒色に染まっていく。

「そんで名前だよな。ん~。名前を付ける時って見た目の特徴とか将来どんな子に育ってほしいかとかで決めるよな。セレネの時はすぐに決まったけど、三人の名前を付けるってなるとめっちゃむずいな」

 白髪の青年は手に顎を乗せ三人の獣人の特徴を黒瞳に映しながら考え始めた。

「全員黒髪。服もボロボロで一緒。年齢もほぼ一緒だろうな。性格とかはわからんし……違いがあるとしたら獣耳と瞳だよな」

 垂れた獣耳の獣人は澄んだ青色の瞳。左右非対称の獣耳の獣人は紅色の瞳。小さな獣耳の獣人は黄色の瞳だ。

「瞳の色が違うから兄弟とかではなさそうだよな。というかそもそも男と女どっちだ? 痩せこけてるし幼いからどっちかわからん」

 白髪の青年が性別がわからない言うと三人の獣人は、頬を膨らませ不満そうな表情を見せた。
 その不満そうな表情を見た瞬間、白髪の青年は三人の獣人の性別が女だということに気付く。

「お、女の子なのね。それだったら可愛い名前とか将来べっぴんさんになりそうな名前がいいよな。女の子……瞳の色……獣耳……ん~」

 頭を絞る白髪の青年。顎を乗せていた手はいつの間にか腕組みをしていた。
 どうしても良い名前が浮かばない白髪の青年は己の意思とは別の『心の声』に助けを求める。

(なあ、心の声さん。なんかいい名前はない?)

 《この獣人はマスターに名前を決めてほしいはずですよ。なので私が決めることはできません。マスターが感じたままの名前を付けてあげてください。どんな名前でもきっと喜んでくれますよ》

(おお……予想外の答えにびっくり。それじゃ俺がぴったりな名前を捻り出すしかないか……だったら、もう少しこの子たちの情報が必要だよな)

 白髪の青年は三人の獣人をじっくりと観察し始めた。そして小首を傾げる。

「ん~。わからん。獣人は獣人でも何の獣人なんだ? 名前を決める前に種族が知りたい」

 その質問に獣人たちは、それぞれの瞳を交差させながら白髪の青年と同じように小首を傾げた。

「わ、わからないのか? 自分の種族が」

 獣人たちは首を縦に振った。

「マジで奴隷商ってどんな経営の仕方してんだよ……」

 奴隷商に対して怒りとは別に呆れた感情が白髪の青年に芽生えた瞬間だった。

「俺が種族を当ててあげるよ。大体の獣人は見てきたし特徴もわかるからさ。ちょっと立ってみ?」

 獣人たちは白髪の青年に言われた通りに立ち上がった。

(獣耳の見た目とさっき頭を撫でた感じだけでいくと、犬人族けんじんぞく猫人族びょうじんぞく狸人族りじんぞく狐人族こじんぞく兎人族とじんぞく鼠人族すじんぞく狼人族ろうじんぞくのどれかだろうけど……まだ幼いからな種族としての特徴が出てない可能性もあるし……)

 種族の候補はいくつか絞れたが、そこから決定的となる根拠が見つからずにいた。

「手を見せてくれる?」

 獣人たちは白髪の青年に言われた通り手を見せるように前に出した。
 その手は傷や泥まみれ。指は枝のように細く今にも折れてしまいそうなほどだった。

「くるくるとその場を回ってみて?」

 獣人たちはその場をくるくると回る。
 白髪の青年には、獣人たちが身に纏っている布がボロボロであるということの再確認しかできなかった。

「尻尾ってある? もしあるんだったら見せてほしいんだけど……」

 これは変態発言ではない。獣人が何の種族なのかを知るための質問だ。
 獣人たちは躊躇うことなくボロボロの布をたくし上げて己の尻尾を白髪の青年に見せた。
 その尻尾は髪色と同じで三人とも黒い。そして三人とも小さくて丸い形をしていた。
 そんな黒くて小さい丸い形の尻尾をみた瞬間、白髪の青年は勢いよく立ち上がった。

兎人族とじんぞくだ! 絶対にそう! その尻尾は、兎人族とじんぞくの尻尾だよ!」

 謎が解かれた時と似た快感を得た白髪の青年。黒瞳に映る尻尾はまさに兎人族とじんぞくの尻尾で間違いなかった。
 白髪の青年は、そのままの勢いで獣人たちに名前を付け始めた。

「ブドウ。イチゴ。ミカン」

 白髪の青年は指を差しながらリズム良く名付けた。
 獣人たちは突然の名前の決定に戸惑いながらも嬉しそうな表情を見せる。
 そんなブドウとイチゴとミカンの嬉しそうな表情を黒瞳に映す白髪の青年は、名付けた理由について説明を始めた。

「俺、獣人の中で一番可愛いって思ってる種族が兎人族とじんぞくなんだよ。それなら可愛い名前を付けるのがベストだよな。そんで可愛い名前って言ったら果物だ。瞳の色に近い果物の名前を付けてみた! 安直だけど、どうかな? 嫌だったら別の名前考えてみるけど…………って嫌ではなさそうだね。青い瞳だからブドウ。赤い瞳だからイチゴ。黄色の瞳だからミカン。名前をもらったお前たちは今から自由の身だ。もう奴隷じゃないし、識別番号も忘れていい。好きに生きていいぞ」

 ブドウとイチゴとミカンは三人で抱き合いながら泣き始めた。名前を与えられたこと、そして奴隷としての最後のしがらみを断ち切れたことに感銘を受けているのである。
 泣き叫ぶかように大きく開いた口だが、声帯が切られており、そこからは声が聞こえてこない。それでも白髪の青年には泣き叫ぶ声が聞こえているような気がしていた。
 それほど、獣人たち――兎人とじんちゃんたちの泣き姿には何かを感じるものがあったのである。

 兎人とじんちゃんたちは一時間には満たないが、数十分泣き叫びようやく落ち着きを取り戻していった。その後、目の周りを真っ赤に腫らしながら白髪の青年の方へと近付く。

「な、何だ? ど、どうした?」

 先ほどまで一定の距離を取ろうとし、近付こうともしなかった兎人とじんちゃんたちに驚く白髪の青年。

「感謝ならしなくていいぞ。当たり前のことをしただけだ。って感謝以外にもなんかありそうな瞳してんな。幼いから好奇心旺盛なのか。というか、奴隷の頃の生活しか知らないから色々と興味があんのか。そんで他に何がお望み? 食べ物と名前の次は寝床かな? 泣き疲れたってやつか。寝床ならセレネのもふもふで寝てもいいぞ。めちゃくちゃ気持ちいいから。それに見ての通り優しい幻獣だからさ。安心して寝ていいぞ」

 白髪の青年は兎人とじんちゃんたちが寝床に困っているのだと判断した。
 しかし、それは間違いだ。否、性格に言えば間違いではないのだが、今の兎人とじんちゃんたちが求めているものではないのだ。
 兎人とじんちゃんたちが求めているもの。それはイチゴとミカンに挟まれているブドウが指を差しているものだった。

「え? なになになに? 俺? なんか付いてる? あまり外見とか気にしたことないからさ。と、取れた?」

 白髪の青年はブドウに指を差されて、何かが付いているのだと勘違いを始めた。そしてその何かを取ろうと必死に動く。しかし、それでもブドウの指が下がることはない。
 そのことから何かが付いているという線が消えたことになる。そして白髪の青年はまたしてもブドウが、兎人とじんちゃんたちが伝えたいことに気が付く。

「あー。もしかして俺の名前が知りたいの?」

 その瞬間、兎人とじんちゃんたちは同時に頷いた。

「そういや名乗ってなかったか。まずは自己紹介から。それがの基本なのにな。うっかりしてたよ」

 と、白髪の青年は頭を掻きながら反省をする。そして名前を知りたがっている兎人とじんちゃんたちに答えるべく、続けざまに口を開いた。

「俺の名前はギン。行商人をやってるニシキギ・ギンだ。めちゃくちゃ言いづらい名前だからさ“ギン”ってだけ覚えてくれればいいよ。それかお兄ちゃんとか。いや、年齢的にお父さんもありかな? まあ、好きに呼んで」

 白髪の青年の名前をした兎人ちゃんたちは、満足気な表情をしながらギンの横に座り始めた。
 ギンの右側にはブドウ。左側にはミカン。正面にはイチゴだ。

「な、懐かれた?」

 《兎人族とじんぞくは感情に敏感な部分が本能としてあります。なのでマスターの優しき心に惹かれたのでしょう》

(突然の解説どうもありがとう)

 『心の声』に感謝するギン。
 『心の声』に気を取られていたせいか、感謝をした後に兎人とじんちゃんたちが眠ってしまっていることに気が付く。

「って、寝てる! 寝るスピードはや! と言うか俺はもふもふのセレネじゃねーぞ。寝るならセレネのところで……」

 正面で眠ってしまっているイチゴを動かそうとしたギンの手が止まった。
 なぜなら兎人とじんちゃんたちが安心してすやすやと眠っているからだ。

「そうだよな。奴隷の時だって、逃げてる時だって安心して眠れたことなんて一回もないよな。仕方ない。今日はこのまま寝るか」

「ンッンッ!」

 兎人とじんちゃんたちが眠ってしまったことによって動けなくなってしまったギンの元へセレネが声を漏らしながら近寄る。
 そしてギンの背後で箱座りを始めた。

「背もたれになってくれるのか。ありがとうセレネ」

「ンッンッ! ンッンッ!」

 こうして白髪の青年ニシキギ・ギンと幻獣のセレネは、元奴隷の兎人族とじんぞくの幼女、ブドウ、イチゴ、ミカンの三人と出会い一夜を共にしたのだった。
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