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10話 賢者ルカイン様に相談しよう ②

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 賢者ルカインさんが書いた俺のステータスっぽいのが書かれた紙には、見覚えがあった。俺がこの世界に来る前にやっていたテレビゲームの画面に表示されていたのが、確かこんな感じのステータスだった記憶がある。

って事は何か? あのゲーム、えーと確か「剣と魔法のファンタジー」っていうタイトルだったか、そのゲームをプレイしたきっかけでこの世界に飛ばされてきた、て訳なのか? それなら辻褄が合う。

・・・・・・そうか、・・・異世界転移か、・・・・・・

「賢者様、一つ、心当たりがあります」

「ほう、何かの? 」

「俺がこの世界に来る前にやっていた、テレビゲームというものがきっかけだと思います、賢者様が書いて下さったその紙に書かれた内容が、そのテレビゲームに表示されていた内容と同じなのです、だけど、少し違うところもありますが・・・」

「何? この紙に書いた内容と同じじゃと、それならばその「てれびゲーム」とやらのものの所為ではないのかのう」

「はい、自分もそう思います、だけどユニークスキルとか、スキルポイントとかは知りません、おそらくですけど、この世界に来た時に増えたのではないかと、そうなった可能性があるかと思います」

「ふうむ、不思議な事もあるものじゃのう、」

「あの~、賢者様、日本に帰る方法をご存じ無いのですよね? 」

「うむ、すまぬが、わしにはわからん、異世界からの転移者というのはの、実を言うとお主だけではないのじゃ、ここだけの話にしてもらいたいのじゃが、転移者というのは極、偶にこの世界に現れるのじゃ、ただ、文献によると異世界からの転移者は時が経てばいつの間にか姿を消した、と書いてある、おそらくじゃが、ヨシダ殿も時が経てば自然と元の世界に帰れるのではないかのう、確証は無いが」

「そうですか、」

帰る方法はわからない、か、まあしょうがないよな、異世界転移だし、俺にもよくわからない。気長にやっていくしかないのかな・・・。

「それからヨシダ殿、お主がニホンから参ったという事は出来る限り秘密にしておいた方がよいじゃろう、固有スキルの事も公表せん方がよいじゃろうのう」

「何故ですか? 」

賢者様は白い髭を扱《しご》きながら、なにかバツの悪そうな顔をして俺に語りかけた。

「うむ、この世界には色々な人がおってのう、お前さんの事を利用しようと近づいてくる輩もおるやもしれん、特に貴族じゃな、あれらには気を付けよ、彼らは特権階級をいいことにやりたい放題我侭を振りまいておる、実に嘆かわしい事じゃがの、彼らの前では特に発言には気を付けよ、よいか」

「あ、あのう、既にレクリオ村の人の何人かに日本から来たと言ってしまったのですが」

「ふむ、・・・まあ、村の中程度ならば問題なかろう、これからは気を付けて言葉を選ぶようにするとよいじゃろう、ヨシダ殿、秘密にすべき事は秘密にせよ、よいな」

「は、はい、わかりました、」

ふうむ、この世界ではあまり俺の居た世界の事を話さない方がいいんだろうな、秘密にせねば。どんな事態になるか見等も付かないからな。

「ヨシダ殿、いつニホンに帰れるかわかってはおらんのじゃろう、まずはこの世界で生活していく術を何とかする方が建設的かと思うのじゃがのう」

「・・・そうですよね、どうしましょうか、・・・」

「スキルをうまく使って生き抜くというのはどうじゃ? 折角3つもスキルがあるのじゃ、有効に使うべきじゃと思うがのう」

「そうですね、これを見ると俺にはユニークスキルもあるみたいですけど、この「スキル付け替え」という固有スキルはどういったものでしょうか? 」

「ふうむ、そりゃあ読んで字のごとく「スキル」の「付け替え」なんじゃないのかのう、ちょっとやってみるとええ、スキルを付け替えてみい」

「え? は、はい、」

俺は頭の中で、自分のステータスを思い描き、スキルを付け替える、というイメージをしてみる、まずはスキルの一つ、「ストレングス」のスキルを外してみる。

「・・・・・・」

「・・・おや! ヨシダ殿、今鑑定の眼鏡を使っておるのじゃが、ヨシダ殿のスキルの一つの「ストレングス」のスキルが消えたぞい! 」

「どうやらうまくいったみたいですね、次はその「ストレングス」を付けてみます」

俺はさっきと同じやり方で頭の中でイメージする、今度は「ストレングス」をスキルスロットに付けるイメージをする。

「・・・おお! ヨシダ殿に「ストレングス」のスキルが追加されたぞい! なるほどのう、それがヨシダ殿の固有スキルという訳か、そのやり方ならば他の者のスキルも付け替える事が出来るのではないかのう」

「他の者、ですか? 」

「うむ、例えば仲間の誰かのスキルを付け替える、とかかのう」

「なるほど」

「まあ、もっともその者がスキルを習得しておる事が条件かもしれんがのう」

なるほど、使い勝手を選ぶ固有スキル、という事か、後はこのスキルポイントってやつなのだが、1Pってなんだ? 1ポイントって意味かな、俺、何時の間にスキルポイントが1ポイント増えたんだ? 

「それにしても、ヨシダ殿のスキルは随分中途半端じゃのう、「ストレングス」に「タフネス」というスキルは戦士か騎士に相応しいスキルなのじゃが、お前さんは「回復魔法」も使える様じゃしのう、前衛向きなのか後衛向きなのか、今一ピンとせんのう」

「あ! そうでした、俺、回復魔法が使えるのですよね! それはいいと思いますけど、例えば回復魔法を使って傷ついた人を癒す、治癒術士としてお金を稼ぐとか、俺、日本にいた頃は魔法なんて使えない世界でしたからね、この世界に来て魔法が使えるってだけで、なんだか異世界に来たー、って感じなんですよ」

魔法か、いいな、魔法使ってみたい。「回復魔法」、習得しておいてよかった。

「残念じゃが、それは無理じゃ、」

「な、何故ですか? 」

「お前さん、魔力が常人よりも少ない、わしの見立てによるとお前さんがもし回復魔法の《ヒール》を使うのなら、一日一回が限度じゃな、それだけで魔力枯渇状態に陥るぞい」

「魔力枯渇状態? 」

「うむ、気力が落ち、気分が優れない状態じゃ、下手したら昏倒するぞい」

「そ、そうなのですか、一日一回・・・」

「うむ、何事も無理はいかん、初歩回復魔法の《ハーフヒール》から使ってみてはどうかのう」

「《ハーフヒール》ですか、わかりました、早速やってみます」

「魔法はイメージじゃ、傷を癒したいと念じて魔力を練ればいいのじゃよ」

俺は右手の手の平に魔力(みたいな何か)を集めるよう、意識を集中してイメージしてみる。

傷を癒す、傷を癒す、傷を癒す。

・・・・・・しかし、何も起こらなかった。

「ダメじゃのう、魔法とは一朝一夕でどうにかなるものではない、鍛錬が必要じゃのう」

ふーむ、ダメか、うまくいくと思ったのだが、やはり修行というか鍛錬が必要なのかな、残念。あ! そうだ、賢者様に教えを乞うのはどうかな、頼んでみるか。

「ルカイン様、魔法を教えては下さいませんか? 」

「ふうむ、魔法のまの字もわかっとらん奴に教える気にもなれんわい、わしの教えを乞うには10年は早いのう、まずは基礎を身につけてからじゃのう」

「そんな、一体どうすれば、」

「お前さん、「ストレングス」や「タフネス」のスキルがあるではないか、いっその事冒険者になる、というのも一つの手じゃぞ、どうじゃ、戦士としてやっていかれてはどうかのう」

うーむ、戦士か、確かに「ストレングス」や「タフネス」のスキルがあれば戦士並の力はあるとは思うのだが、・・・冒険者か、漫画やアニメ、ゲームとかで冒険者というのはどういうものかぐらいは知っている。そうだな、いっその事、冒険者になるというのも一つの手だな。

しかし、折角魔法が使えるのに、なんだかもったいない気がするのだが。

「ところでヨシダ殿、お主、今は何処に寝泊りしておるのじゃ? 」

「あ、はい、レクリオ村という所でご厄介になっております、とても親切な方がいて、大変お世話になっております」

「ほーう、レクリオ村とな、そう言えば確か、レクリオ村に一人、魔法使いがおったと思ったのじゃが、その者に師事し、魔法の教えを乞うてみてはどうかのう」

「え!? レクリオ村に魔法使いが? そうなのですか、知りませんでした、その方にお願いしてみます」

「うむ、それがよいかもしれんのう、まあ、とにかく、この世界で日々生活していく事を当面の目標にしてはどうかの、いずれ、ニホンに帰れる日もくるじゃろうて、まずは生活基盤じゃ」

「はい、この世界でなんとかやってみます、賢者ルカイン様、相談に乗って頂きありがとうございました」

「うむ、日々精進せいよ、」

「それでは、俺はこれで失礼致します」

俺は賢者ルカインの塔を後にした。賢者様に相談出来てよかった、・・・しかし、本当に異世界に来てしまったんだな、これからの事を考えると不安になってくるが、まあ、なんとかやっていくしかない。幸いな事に、俺にはスキルがあるみたいだし、このスキルを使ってうまいことやっていこう。おっと、そういえばお使いを頼まれていたっけ、塩と油だったな。早速買い物だ。俺は再びクノックスの町に入るのであった。






 
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