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5話 はじめてのモンスターとの遭遇
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【タイトル】
村長さんのところで話をしに行った帰り、何だか村の中が騒がしい、一体何だろうか?
「た、大変だーー!? モンスターが出たぞーー! 」
ミランダさんの家へ向かう途中、ラッシャーさんが村の中を駆けずり回っていた。大声を出しながら。
「ラッシャーさん、一体何があったって言うんですか? 」
「ああ! あんた、えーっと。」
「吉田です。」
「そうそう、ヨシダさん! あんたギダユウの兄貴を見なかったですかい!」
「ギダユウさんなら、村の見回りをすると言ってあちらに行かれましたよ。」
「そうですかい! どうも!」
何を慌てているんだ? ちょっと聞いてみよう。
「ラッシャーさん、何があったのですか?」
「モンスターですよ! ミランダさんとこの畑にデカいモンスターが現れたんでさ! 俺一人では対処出来ねえってんで、ギダユウの兄貴を捜しているんでさあ!」
「デカいモンスター?」
何だろうか? しかしミランダさんの所の畑に現れたってのが気になる、ちょっとだけ様子を見に行ってみよう。
「ヨシダさん! くれぐれもモンスターに近づいちゃ駄目ですよ! いいですね!」
ラッシャーさんはギダユウさんを探しに行ってしまった。
俺は、そうだな。折角ミランダさん家にご厄介になるってのに、何か問題が生じているみたいだ。モンスターというのも気になる。
よし、ミランダさんのとこに行ってみよう。
俺はミランダさんの家へ向けて走り出した、その途中、村人達がミランダさん家を心配そうに遠巻きに見ている。
畑にあまり近づかない様にしているみたいだ。もしかして危ないのか?
モンスターってのは、どういうものか?
ミランダさんが心配だ、早いとこ様子を見に行こう。
俺は走り、ふと、疑問に思った。俺の足って40歳になった時位から膝が痛くなってきた筈なんだが、今は走っているというのにまったく痛くない。
これは一体どういう事だ? 走るスピードも心なしか速いように思える。どうしてだろう? まあいいか、そんな事より、今はミランダさんだ。
俺はミランダさん家の畑の前に到着した、野生動物か何かが畑を荒らしているものとばかり思っていたのだが、それを見てビックリした。なんと2メートルはあるデカい猪が居た。畑の作物を食い散らかしている。
「な!? 何だ! この巨大な猪は! こんなのが居るのか!」
畑の中にその猪が我が物顔で畑の作物を食っている、それを遠巻きに見て追い払おうと箒《ほうき》かなにかを持っているミランダさんが居た。
その隣には14歳ぐらいの女の子が、木の棒を持って身構えている。
「ヨシダさん! あまりモンスターに近づいちゃ駄目ですよ!」
「ミランダさん! 無事ですか! 一体何が起きたんですか!」
「見ての通りです、ウチの畑がモンスターに荒らされていますわ、もうすぐ収穫だったのに!」
「とにかく! 危ない感じですから無理に追い払おうとしないで! ここは様子を見ましょう!」
「それは解っておりますけど。」
農作物を貪っていた大猪が回りが騒ぎ立てるのを気にしたのか、食べるのをやめてこちらに向けて一鳴きした。
「ピギイイイイーーー」
「威嚇していますわ! ヨシダさん! 逃げて!」
「え!?」
あろう事か、その大猪は俺の方を向いて前足を掻き出した。ヤバそうだ、何かヤバイ。
俺は少しづつ距離を取ろうと、後ろにゆっくりと後退していったのだが、それを見逃す大猪ではなかった。突然、大猪が俺に向かって勢いよく走り始めた。
「あぶない! 逃げて!」
女の子の声で咄嗟に後ろに振り向き、俺も逃げる様に走る。
「ちょ、ちょっと待って! 何で俺! 俺のとこにくるのかね! 君!」
俺は逃げる、その後を追うように大猪が俺を追ってくる。マジか! あんな大きな体で体当たりされたら一溜まりも無い! 俺は一生懸命逃げる。
「うわああああああーーー!」
冗談じゃない! 俺は腹が出ているんだ! 走るのなんて苦手なんだよ! 膝だって痛くなるし! こんな所で全力疾走なんて!
だが、野生の大猪の方が足は速かった、逃げる俺に追いつこうと大猪も物凄いスピードで迫ってくる。このままじゃヤバイ!
「ヨシダさん! 横に飛んで!」
「わかってます! わかってますけど、人間咄嗟には動かないものなんですよ!」
確かに、大猪は真っ直ぐ向かってくるから、こちらが横に逃げればうまく避けられると思う。
だが、咄嗟に体は動かない。このまま真っ直ぐ逃げる、しかし、何時かは追いつかれる、どこかで横っ飛びして避けなくてはならない。
俺はただひたすら逃げる、しかし、ここへきて、足に限界がきた、筋肉痛がしてきた、膝も痛くなってきた。このままじゃヤバイ。何とかせねば。
村の中を走り回り、何か無いかと捜す。
あった! これだ!
俺は進路を変えて、一本の大木がある方へ向かう、うまくいけば何とかなる。
大猪は俺に直ぐにでも追いつく距離まで迫っていた。もう後が無い、ここで決めるしかない!
俺は一本の大木のすぐ手前まで走り、咄嗟に横っ飛びする。
大猪は俺のすぐ後ろにいたので、目の前があまり見えていなかったらしく、一本の大木に激突した。
ドシイイイイイイイイン!!
物凄い音が聞こえて、頭を両腕で抱える。木の葉っぱや枝の一部が落ちてきて、俺の周りに木の葉が落ちてきた。
「おおーーーい! 大丈夫かーーー!」
その時、別の方向からギダユウさんの声が聞こえた。
「む!? これは、やったなヨシダさん! あんた大したもんだよ!」
「え? 何がですか?」
後ろが静かになったので、後ろを振り返る、そこにはピクリとも動かない大猪が横たわっていた。呼吸もしていないようだ。
「やったなヨシダさん! このビックボアってモンスターの弱点は頭なんだよ、こりゃあ見事に頭にダメージが入ったみたいだな、何にしてもお手柄だよ、ヨシダさん。」
「そ、そうですか? 自分は何もしていないんですけど。」
ラッシャーさんが横たわっている大猪を木の棒で突きながら口笛を吹く。
「ひゅ~う、こいつはすげ~大物だ、こりゃあ今夜は猪鍋に決まりでやすね!」
「よーし、ラッシャー、他の連中も呼んで来い、皆で解体だ、こりゃあ大仕事になるぞ。」
「へい、兄貴。」
どうやら、何とか事なきを得たようだ。ふう~、やれやれ、無事で良かった。
{スキルポイントを1ポイント獲得しました}
ん? なんだ? 頭の中に直接女の人の声が聞こえた気がしたのだが、気のせいか?
何にしても助かった、もう少しで追いつかれるところだった、危なかった。
もし体当たりでもされていたら堪ったもんじゃなかった。良かった。本当に。
「ヨシダさん! 無事ですか!」
「ああ、これはミランダさん、ご覧の通りです、何とかなりました。」
「もう! あまり心配させないで下さいね、ヨシダさんが追いかけられた時はどうしようと思いましたよ。」
「ははは、すいません、ご心配をお掛けしました。」
「何? お母さんの知り合い?」
ミランダさんの隣にいた女の子が声を掛けてきた。
「え~っと、ミランダさん家に今日、ご厄介になろうかと思っているんですけど、宜しかったでしょうか?」
「ええ、勿論ですとも、ああ、紹介します、私の娘でカチュアといいます、カチュア、ご挨拶なさい。」
「はーい、私、カチュア、宜しく、もうすぐ冒険者になる予定なの。」
「あ、初めまして、吉田と申します。」
「ヨシダさんね、よろしく。」
なんと、こんな大きなお子さんがいたとは、ミランダさんは見た目若奥さんって感じだったのに、一体幾つぐらいの時に産んだんだろう?
「まあ、この子ったら、今ドサクサに紛れて冒険者になるなんて言い出しましたか、母さん許しませんよ、冒険者だなんて。」
「いいじゃない、べつに、この村でモンスターと戦える人って少ないんだから、私が冒険者になれば色々とこの村にとっていい事よ、お母さん。」
「でもねえ、危険じゃなくて、冒険者だなんて、危ない事はしないで頂戴、いいわね。」
「は~い、解ってますって、成人するまではね。」
「成人した後でもです。」
「それはどうかしら。」
ミランダさんの娘さんか、活発そうな元気が良さそうな女の子だな。
それにしても、冒険者になりたいとは、最近の若い子は逞しいんだな。
大猪は村の人総出で解体作業が行われている、皆、今夜は猪鍋だと喜んでいるみたいだ。
解体した肉を切り分けて、村人全員に行き渡るようにしている。
レクリオ村の人達は逞しいんだな。野生動物を倒してその場で解体とは、中々出来る事じゃないように思える。
確かに、こんなデカい猪、モンスターと言えなくも無いな。
村長さんのところで話をしに行った帰り、何だか村の中が騒がしい、一体何だろうか?
「た、大変だーー!? モンスターが出たぞーー! 」
ミランダさんの家へ向かう途中、ラッシャーさんが村の中を駆けずり回っていた。大声を出しながら。
「ラッシャーさん、一体何があったって言うんですか? 」
「ああ! あんた、えーっと。」
「吉田です。」
「そうそう、ヨシダさん! あんたギダユウの兄貴を見なかったですかい!」
「ギダユウさんなら、村の見回りをすると言ってあちらに行かれましたよ。」
「そうですかい! どうも!」
何を慌てているんだ? ちょっと聞いてみよう。
「ラッシャーさん、何があったのですか?」
「モンスターですよ! ミランダさんとこの畑にデカいモンスターが現れたんでさ! 俺一人では対処出来ねえってんで、ギダユウの兄貴を捜しているんでさあ!」
「デカいモンスター?」
何だろうか? しかしミランダさんの所の畑に現れたってのが気になる、ちょっとだけ様子を見に行ってみよう。
「ヨシダさん! くれぐれもモンスターに近づいちゃ駄目ですよ! いいですね!」
ラッシャーさんはギダユウさんを探しに行ってしまった。
俺は、そうだな。折角ミランダさん家にご厄介になるってのに、何か問題が生じているみたいだ。モンスターというのも気になる。
よし、ミランダさんのとこに行ってみよう。
俺はミランダさんの家へ向けて走り出した、その途中、村人達がミランダさん家を心配そうに遠巻きに見ている。
畑にあまり近づかない様にしているみたいだ。もしかして危ないのか?
モンスターってのは、どういうものか?
ミランダさんが心配だ、早いとこ様子を見に行こう。
俺は走り、ふと、疑問に思った。俺の足って40歳になった時位から膝が痛くなってきた筈なんだが、今は走っているというのにまったく痛くない。
これは一体どういう事だ? 走るスピードも心なしか速いように思える。どうしてだろう? まあいいか、そんな事より、今はミランダさんだ。
俺はミランダさん家の畑の前に到着した、野生動物か何かが畑を荒らしているものとばかり思っていたのだが、それを見てビックリした。なんと2メートルはあるデカい猪が居た。畑の作物を食い散らかしている。
「な!? 何だ! この巨大な猪は! こんなのが居るのか!」
畑の中にその猪が我が物顔で畑の作物を食っている、それを遠巻きに見て追い払おうと箒《ほうき》かなにかを持っているミランダさんが居た。
その隣には14歳ぐらいの女の子が、木の棒を持って身構えている。
「ヨシダさん! あまりモンスターに近づいちゃ駄目ですよ!」
「ミランダさん! 無事ですか! 一体何が起きたんですか!」
「見ての通りです、ウチの畑がモンスターに荒らされていますわ、もうすぐ収穫だったのに!」
「とにかく! 危ない感じですから無理に追い払おうとしないで! ここは様子を見ましょう!」
「それは解っておりますけど。」
農作物を貪っていた大猪が回りが騒ぎ立てるのを気にしたのか、食べるのをやめてこちらに向けて一鳴きした。
「ピギイイイイーーー」
「威嚇していますわ! ヨシダさん! 逃げて!」
「え!?」
あろう事か、その大猪は俺の方を向いて前足を掻き出した。ヤバそうだ、何かヤバイ。
俺は少しづつ距離を取ろうと、後ろにゆっくりと後退していったのだが、それを見逃す大猪ではなかった。突然、大猪が俺に向かって勢いよく走り始めた。
「あぶない! 逃げて!」
女の子の声で咄嗟に後ろに振り向き、俺も逃げる様に走る。
「ちょ、ちょっと待って! 何で俺! 俺のとこにくるのかね! 君!」
俺は逃げる、その後を追うように大猪が俺を追ってくる。マジか! あんな大きな体で体当たりされたら一溜まりも無い! 俺は一生懸命逃げる。
「うわああああああーーー!」
冗談じゃない! 俺は腹が出ているんだ! 走るのなんて苦手なんだよ! 膝だって痛くなるし! こんな所で全力疾走なんて!
だが、野生の大猪の方が足は速かった、逃げる俺に追いつこうと大猪も物凄いスピードで迫ってくる。このままじゃヤバイ!
「ヨシダさん! 横に飛んで!」
「わかってます! わかってますけど、人間咄嗟には動かないものなんですよ!」
確かに、大猪は真っ直ぐ向かってくるから、こちらが横に逃げればうまく避けられると思う。
だが、咄嗟に体は動かない。このまま真っ直ぐ逃げる、しかし、何時かは追いつかれる、どこかで横っ飛びして避けなくてはならない。
俺はただひたすら逃げる、しかし、ここへきて、足に限界がきた、筋肉痛がしてきた、膝も痛くなってきた。このままじゃヤバイ。何とかせねば。
村の中を走り回り、何か無いかと捜す。
あった! これだ!
俺は進路を変えて、一本の大木がある方へ向かう、うまくいけば何とかなる。
大猪は俺に直ぐにでも追いつく距離まで迫っていた。もう後が無い、ここで決めるしかない!
俺は一本の大木のすぐ手前まで走り、咄嗟に横っ飛びする。
大猪は俺のすぐ後ろにいたので、目の前があまり見えていなかったらしく、一本の大木に激突した。
ドシイイイイイイイイン!!
物凄い音が聞こえて、頭を両腕で抱える。木の葉っぱや枝の一部が落ちてきて、俺の周りに木の葉が落ちてきた。
「おおーーーい! 大丈夫かーーー!」
その時、別の方向からギダユウさんの声が聞こえた。
「む!? これは、やったなヨシダさん! あんた大したもんだよ!」
「え? 何がですか?」
後ろが静かになったので、後ろを振り返る、そこにはピクリとも動かない大猪が横たわっていた。呼吸もしていないようだ。
「やったなヨシダさん! このビックボアってモンスターの弱点は頭なんだよ、こりゃあ見事に頭にダメージが入ったみたいだな、何にしてもお手柄だよ、ヨシダさん。」
「そ、そうですか? 自分は何もしていないんですけど。」
ラッシャーさんが横たわっている大猪を木の棒で突きながら口笛を吹く。
「ひゅ~う、こいつはすげ~大物だ、こりゃあ今夜は猪鍋に決まりでやすね!」
「よーし、ラッシャー、他の連中も呼んで来い、皆で解体だ、こりゃあ大仕事になるぞ。」
「へい、兄貴。」
どうやら、何とか事なきを得たようだ。ふう~、やれやれ、無事で良かった。
{スキルポイントを1ポイント獲得しました}
ん? なんだ? 頭の中に直接女の人の声が聞こえた気がしたのだが、気のせいか?
何にしても助かった、もう少しで追いつかれるところだった、危なかった。
もし体当たりでもされていたら堪ったもんじゃなかった。良かった。本当に。
「ヨシダさん! 無事ですか!」
「ああ、これはミランダさん、ご覧の通りです、何とかなりました。」
「もう! あまり心配させないで下さいね、ヨシダさんが追いかけられた時はどうしようと思いましたよ。」
「ははは、すいません、ご心配をお掛けしました。」
「何? お母さんの知り合い?」
ミランダさんの隣にいた女の子が声を掛けてきた。
「え~っと、ミランダさん家に今日、ご厄介になろうかと思っているんですけど、宜しかったでしょうか?」
「ええ、勿論ですとも、ああ、紹介します、私の娘でカチュアといいます、カチュア、ご挨拶なさい。」
「はーい、私、カチュア、宜しく、もうすぐ冒険者になる予定なの。」
「あ、初めまして、吉田と申します。」
「ヨシダさんね、よろしく。」
なんと、こんな大きなお子さんがいたとは、ミランダさんは見た目若奥さんって感じだったのに、一体幾つぐらいの時に産んだんだろう?
「まあ、この子ったら、今ドサクサに紛れて冒険者になるなんて言い出しましたか、母さん許しませんよ、冒険者だなんて。」
「いいじゃない、べつに、この村でモンスターと戦える人って少ないんだから、私が冒険者になれば色々とこの村にとっていい事よ、お母さん。」
「でもねえ、危険じゃなくて、冒険者だなんて、危ない事はしないで頂戴、いいわね。」
「は~い、解ってますって、成人するまではね。」
「成人した後でもです。」
「それはどうかしら。」
ミランダさんの娘さんか、活発そうな元気が良さそうな女の子だな。
それにしても、冒険者になりたいとは、最近の若い子は逞しいんだな。
大猪は村の人総出で解体作業が行われている、皆、今夜は猪鍋だと喜んでいるみたいだ。
解体した肉を切り分けて、村人全員に行き渡るようにしている。
レクリオ村の人達は逞しいんだな。野生動物を倒してその場で解体とは、中々出来る事じゃないように思える。
確かに、こんなデカい猪、モンスターと言えなくも無いな。
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