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【13】(★)

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 帰宅し、俺は服を剥かれた。

「あ……ん、フ」

 そして口にリュートのモノを含ませられた。膝で立つ俺の腰をミスカが掴み、後ろから貫いている。緩慢に突き上げられ、長々と前立腺を押し上げられる。そしてまたギリギリまで腰を引かれる。

「口が止まってるぞ」

 俺の前に座っているリュートが、髪を掴んできた。ぐっと奥深くまで飲み込まされ、俺は必死で舌を這わせる。脈動するリュートの陰茎を口淫しながら、俺は中で揺れるミスカのものに背をしならせる。

「本当は、名乗り出たかったか?」
「ふぁ、ァ」
「どうしても名乗り出たいって言うんなら、この前撮った動画を流すからな」
「!」

 リュートの低い声に驚いて硬直する。すると背後で、ミスカが喉で笑った。

「それは名案だな」
「だろ?」
「や、やめ」

 思わず口を離して首を振る。リュートは俺の顎を掴んで上を向かせ、少しだけ目を細めた。

「嫌なら、俺達に従えよ?」
「う、うん」
「それで良い。今のお前は、ただの俺達の犬のバジルだ。むしろ最弱」
「主に性的にな」

 ミスカがそう口にして、俺の中で腰を揺さぶった。

「ああっ……ン、んんっ、うあ、あ」
「顔、ドロドロだぞ。蕩けてる。そんなにミスカのは、気持ちが良いのか?」
「あ、あ、気持ち良いっ」
「俺のとどっちが良い?」
「どっちも……――ああああああああああああああ!!」

 俺の答えが気に食わなかったのか、ミスカが動きを早めた。ガンガンと激しく打ち付けてくる。肌と肌が奏でる乾いた音と、結合部分が立てるぬちゃりとした音がした。今日は珍しく、潤滑油としてリュート作成の媚薬が用いられているのだ。これは、体内からしか吸収しないらしく、ミスカには影響がないらしい。だが、俺の体は大変だ。

「あ、あっ、熱い、熱いっ、ン――!!」
「両方欲しいのか? ん?」

 リュートが俺の顎を掴んだままで、俺の頬を舐めた。その感触すらも辛い。

「欲しい、欲しい!」
「おねだりが上手くなったな」

 ミスカが笑いながら動きを止めた。そして俺に体勢を変えさせた。俺の太ももを左右の手で持ち上げて、リュートの前に陰茎が見えるように変えたのである。下から貫かれたままで、俺は震える足を閉じられなくなった。

「あああああああああああああああああ」

 そこへリュートが押し入ってくる。限界まで押し広げられる感覚に、体が歓喜した。奥まで入りきると、二人がゆっくりと動き始める。中がいっぱいになってしまった俺は、泣くしかできない。

「お前をあれだけ頼りにしてるローレライがこんな姿を見たら、どうなるんだろうな?」
「!」
「リュート、俺が思うに、あいつなら便乗しかねない」
「あー、確かにな。あのオッサンも相当な好き物だ」

 二人はそんなことを言いながら、次第にバラバラに動き始めた。俺は息ができなくなる。そして先にミスカが果てた。リュートもすぐに中に放つ。だが二人は硬度を保ったままで、それでは終わらない。

「いやあああああああああああああああ」

 その日も俺は、気絶するまで貪られた。



 目が覚めると、俺は壁に繋がれていた。手首の鎖の先が、天井にある。服も着ていなくて、そして――……俺は目を見開いた。中で、何かが蠢いていた。

「あ、あ、あ」

 振動する球体が、的確に前立腺を押し上げている。

「うああああああああああああ」

 気づいた瞬間、俺は果てていた。そう思った。だが、正確には出すことはできなかった。中だけでイったのだ。俺の根元は、革の輪で戒められていた。舌を出して、必死に吐息する。全身が震え、ずっと絶頂が続いている感覚に襲われた。出ていないのに、イきっぱなしの感覚だ。さらに悪いことに、俺の両方の胸の突起には、赤いキャップがはめられていた。その中央にも振動する玩具がついていて、ブルブルと震えている。乳首二箇所と前立腺を間断なく機械的な動きが襲っていた。

「いや、いやああっ、あ、だめぇええええええええ」

 泣き叫ぶが、二人の気配はない。頭を振り、俺は髪を振り乱した。汗で少し肌に張り付く。カッと体の芯が熱くなり、すぐに再び何かがせり上がってくる。暴れたせいか、体内でローターの位置がずれ、気持ちの良い場所への振動が弱くなる。今度は焦れったくなり俺は号泣した。媚薬の熱もそのままだ。

「ああああ、ああ、ああ、いやああああああああ」

 誰もいないこともあって、俺はいつもよりも声を大きくしてしまう。自由になる部分を必死で揺らし、腰を動かし、俺はなんとか果てたいという欲求を満たそうとした。だがいくらそうしても、根元の戒めが許してはくれない。すると今度は胸への刺激の方が大きく思えてくる。

「ひう、あ、ああっ、ン――!!」

 そのまま俺の体は、再び達していないのに絶頂感に襲われた。頭が真っ白になる。体は暑いのに、奥深くで冷たい快楽が染み入ってくる。ガクリと首を垂れ、俺は虚ろな瞳をした。扉が開いたのはその時である。視線を向けると、二人が帰ってきたところだった。

 二人の姿を見て、俺は冷水を浴びせかけられたようになった。一瞬、快楽を忘れた。

 彼らは血まみれだったのだ。

「あ、嘘……お前ら……」

 反射的に俺は、十字架を呼び出していた。そしてヒーリングを使おうとした。

「安心しろ、返り血だ」
「おう。癒してくれるなら、体で頼む。ミスカもそれがいいよな?」
「あたりまえだ」
「え?」

 二人は血濡れの外套を脱ぎ捨てると、俺の方へと歩み寄ってきた。リュートが俺の手から十字架を取り、壁に立てかける。そして頭上に伸びる手錠の鎖を緩めてくれた。一方のミスカは、俺の中からズルリとローターを引き抜いた。

 先に入ってきたのはリュートだった。四つん這いにさせられ、腰を持たれる。ミスカはといえば、そばにあった媚薬の瓶を手に取り、蓋を抜いた。そして指にだらだら垂らしてから、俺の口へと突っ込んだ。

「悪いな。俺もリュートも昂ぶっているから、しばらくは覚悟してもらう。それには薬があったほうが楽だろう」
「ん、ふあ、あああ」

 俺は挿入されただけで果てながら、ミスカのそんな声を聞いた。
 確かに中を暴くリュートの陰茎は、いつもよりも荒々しい。
 続いてミスカの巨大な楔が、俺の口の中へと入ってきた。こちらも性急だった。

 その日そのまま、俺は再び気絶するまでの間、二人に散々体を暴かれた。
 途中からは理性が飛んでしまい、俺はおぼろげにしか覚えていない。
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