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―― 第四章 ――
【六十七】新年のキス(★)
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ドロドロに全身を愛撫され、後孔を解されてから、僕はクライヴの肉茎を受け入れた。グッと硬い楔で最奥まで穿たれた時、僕は震える腕をクライヴに伸ばして抱き着いた。
「んぅ、ぁ……ァ……」
クライヴは僕の背中を腕で支え、片手で僕の腰骨の少し上を持つと、斜めに貫きそのまま動きを止めた。深々と結腸を突き上げられている僕は、内側からせり上がってくる快楽のせいで、上手く思考が回らない。純然たる快楽に、僕の体が支配されていく。
「ルイス、《言ってごらん》。俺の事を、どう思ってる?」
「好き、ァぁ……好き、大好きです」
「《いい子だ》。俺もだよ――《イって》」
「あ、ぁァ……!!」
そんな《命令》と共に、ゆっくりと深く突き上げられて、僕はすすり泣くようにしながらドライで果てた。足の指先にまで快楽の漣が広がっていく。思わず力を込めて、足の指先を丸めたけれど、快楽の波はいっこうに引かない。
「んン!」
クライヴが僕の右の乳頭を甘く噛んだ。絶頂に達して敏感になっていた僕の体がぴくんと跳ねる。しかし抱き寄せられている上、力の抜けきってしまった体では逃れる事も出来ず、僕はそのまま甘い刺激に浸るしかない。
「ほら、《もっと》」
「ンぁ――っ!」
「《もっと》」
「あ、あ、あ」
「《イけ》」
「ひぁァ――!!」
そのまま連続で絶頂を促され、僕の頭は真っ白に染まった。何度も何度も中をじっくりと貫かれ、僕はドライオルガズムの波に溺れる。自分がどこにいるのか不明瞭になるくらいの強い快楽の後、僕はSpaceに飲まれた。
「あ、あ、クライヴ。んン、キスして、キス、ぁっ」
「ああ。いくらでも」
「ん、ンっ、ぁァ」
クライヴが愛おしいという事以外、僕の意識が拾わなくなる。僕の体は快楽ばかりを拾う。その両者のはざまで、僕は幸せに涙を零した。フワフワとした心地の中で、クライヴの体温を感じながら、この日僕は、朝まで交わっていた。
我を取り戻したのは、クライヴが僕の体から陰茎を引き抜いた時で、何度も放たれていた白液が、たらりと僕の両足の間からシーツへと零れた。その感触に赤面していると、僕がきちんと目を覚ました事に気づいたクライヴが、僕の頬に触れ、柔和に微笑した。
「ルイスは、俺のキスが好きか?」
「……うん」
こくりと頷いてみせる。僕の頬は熱い。
「俺もルイスのキスが好きだ。そして俺の方からするのもとても幸せだよ」
クライヴはそう述べると、チュッと音を立てて僕の唇に触れてから、僕の髪を撫でる。
「ルイス、もう一回」
「!」
「まだ朝食まで、時間があるからな」
僕は断る理由を何も持たなかったし、僕もまたクライヴが欲しかった。
こうしてそのまま僕達は、再び交わった。
「んぅ、ぁ……ァ……」
クライヴは僕の背中を腕で支え、片手で僕の腰骨の少し上を持つと、斜めに貫きそのまま動きを止めた。深々と結腸を突き上げられている僕は、内側からせり上がってくる快楽のせいで、上手く思考が回らない。純然たる快楽に、僕の体が支配されていく。
「ルイス、《言ってごらん》。俺の事を、どう思ってる?」
「好き、ァぁ……好き、大好きです」
「《いい子だ》。俺もだよ――《イって》」
「あ、ぁァ……!!」
そんな《命令》と共に、ゆっくりと深く突き上げられて、僕はすすり泣くようにしながらドライで果てた。足の指先にまで快楽の漣が広がっていく。思わず力を込めて、足の指先を丸めたけれど、快楽の波はいっこうに引かない。
「んン!」
クライヴが僕の右の乳頭を甘く噛んだ。絶頂に達して敏感になっていた僕の体がぴくんと跳ねる。しかし抱き寄せられている上、力の抜けきってしまった体では逃れる事も出来ず、僕はそのまま甘い刺激に浸るしかない。
「ほら、《もっと》」
「ンぁ――っ!」
「《もっと》」
「あ、あ、あ」
「《イけ》」
「ひぁァ――!!」
そのまま連続で絶頂を促され、僕の頭は真っ白に染まった。何度も何度も中をじっくりと貫かれ、僕はドライオルガズムの波に溺れる。自分がどこにいるのか不明瞭になるくらいの強い快楽の後、僕はSpaceに飲まれた。
「あ、あ、クライヴ。んン、キスして、キス、ぁっ」
「ああ。いくらでも」
「ん、ンっ、ぁァ」
クライヴが愛おしいという事以外、僕の意識が拾わなくなる。僕の体は快楽ばかりを拾う。その両者のはざまで、僕は幸せに涙を零した。フワフワとした心地の中で、クライヴの体温を感じながら、この日僕は、朝まで交わっていた。
我を取り戻したのは、クライヴが僕の体から陰茎を引き抜いた時で、何度も放たれていた白液が、たらりと僕の両足の間からシーツへと零れた。その感触に赤面していると、僕がきちんと目を覚ました事に気づいたクライヴが、僕の頬に触れ、柔和に微笑した。
「ルイスは、俺のキスが好きか?」
「……うん」
こくりと頷いてみせる。僕の頬は熱い。
「俺もルイスのキスが好きだ。そして俺の方からするのもとても幸せだよ」
クライヴはそう述べると、チュッと音を立てて僕の唇に触れてから、僕の髪を撫でる。
「ルイス、もう一回」
「!」
「まだ朝食まで、時間があるからな」
僕は断る理由を何も持たなかったし、僕もまたクライヴが欲しかった。
こうしてそのまま僕達は、再び交わった。
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