オジサマに恋して

べねま琴音

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奏惣一45歳

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「体だけの、楽しい関係を教えてあげますよ」



なぜこんなことになってしまったのだろう?

奏惣一、45歳。冴えないサラリーマン部長としてやってきたが、今までこんな愛情のない関係に手を出したことなんてなかった。


相手は、社長日向薫の息子のフリードリヒ。

フリードリヒは、イギリスと日本人のハーフで、きれいな顔立ちをしていた。

その顔が、ニヤリと微笑むと冷笑にも似たゾクリとした笑みを浮かべ、こう言ったのだ。


「体だけの、楽しい関係を教えてあげますよ」
…と。


フリードリヒは23歳になったばかりの青年だった。
だが、数々の男遍歴があるらしく、それらほとんどは、体の関係だけだったという噂まで流れている。

本当か否かは、判らないが、今、ここ……伝票室の中で、社長の息子のフリードリヒに服の上から体を弄られているのは確かだった。


奏は、社長の息子という立場のフリードリヒには逆らえず、ただ、じっとされるがままに、身体を触られていた。

「……っあっ」


ふと、自分でも信じられないような変な声が漏れた。


「…どうです?男は男の身体をよく知ってるってことですよ。ここ、感じるでしょう?」
そう言って、シャツの上からじわじわ攻めてくるのは乳首だった。
右手で乳首を転がされ、爪先で弾かれる。
「あっ……あ!」
不意に腰が揺れた。


フリードリヒは楽しそうに続けた。
「…嫌ですね…。ここを男に触られるのは初めてなんじゃないんですか?…それなのに、もう腰を揺らすなんて、ここ…欲しがってるんでしょう?淫乱なんですね…」
そう言われて、一気にスーツのズボンとパンツを脱がされて、後ろの口に、左手の人差し指がググッと押し入ってきた。
「…思ったとおりだ。いい締め付け具合してますね」
そう言って、いきなり指を引き抜くと、変わりにぬるりと冷たいものを塗られた。
「…たっぷり、ローションを塗っておいてあげますから、はじめてでも中を傷つけないようにしてあげますよ」
そう言って、フリードリヒは自分の股間のモノをあてがった。


そして……
一気に貫いてきたのである。
「………っあああああ!!!」
「ふふ……痛い…ですか?それとももう気持ちいいんですか?なにしろ、乳首と、この中の前立腺は感覚が繋がってるんですからねぇ…。」
「…っあ、あっ、あっ」
フリードリヒが腰をグラインドさせるたびに声が漏れる。
「…どうです?俺のマラ。ノンケでも虜になるマラだって言われてるくらい巨根でしょう?」
「……はっ、あっ、あっ」
「わけがわからなくて何も言えないですか?はじめて後ろで挿れられてイけと言っても、大変でしょうから、手伝ってあげますよ」
そう言われると後ろから挿入されたまま、右手は乳首を弄られ、左手は奏のマラを握って扱いてきた。
「あっ、あっ、あっ、あっ、だ、ダメッ……あああああっ」



こうして、フリードリヒに体だけの関係を教えられた奏は、フリードリヒの性的な下僕にならざるおえなかった。



それほどに、フリードリヒの巧みな手指と、イチモツからは逃れられなくなっていたのである。



たった1回の出来事で………。
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