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ゼロの気持ち
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14※ゼロ視点
ツカサは可愛らしい寝息を立てて寝ていた。
寝ててもお構いなく執拗以上にベタベタと触りマッサージをする。
肌がすべすべ…腰細いなー…掴んだらすぐに壊れそうだ。
ちゃんと食べていないのか不安になる。
影にちゃんとツカサの健康管理を任せているから大丈夫だとは思うが…
いい形の尻だ…ムギュッと尻を揉む。
ツカサは熟睡しているのか全く起きる気配がなく涎を垂らしていた。
それを指で掬い、ペロッと舐める。
………甘い。
こんな変態行動を見たらきっとツカサはドン引きだろうが今は寝てるからやりたい放題だ。
…とはいえ、寝ている相手になにかする趣味はない…前に寝ているツカサになにかしていた気もするが、それはツカサの反応が見たいからだ。
今日は疲れているみたいだし、起こしては可哀想だ。
「ツカサと過ごす時間ももう終わりか」
思えば6日間の短い間でいろいろあったな。
ツカサとの距離が縮まったかどうか分からない。
俺からしたら常に距離が近いものだと思っているから、ツカサがどうか分からない。
きっと雪山を出たら一緒に寝てくれないだろうと今のうちにツカサを堪能しようと猫のように横に丸まるツカサの背中に背中をくっつけて寝る。
抱きしめたい気持ちは山々だが、ちょっと触りすぎて下半身が反応してしまったから我慢する。
…ツカサに気付かれて逃げられたら嫌だし…
背中でも、ツカサと触れ合う事が出来る喜びにさらに興奮する。
まさかツカサを守るために付いてきたのに危険な目に遭わせる事になるとは思わなかった、二度とあんな痛い思いはさせないと誓おう。
何のために俺は強いのか、それはツカサを守るためだろ。
指輪…今度はちゃんとした指輪を渡そう、お揃いの…
ツカサの温もりを背に感じて目蓋を閉じる。
うん、寝られない。
下半身が元気なのもあるが、好きな奴が近くにいるのに触れられないもどかしさでイライラする。
下半身に触れて、ズボンをずらすと…ツカサとは違いグロテスクなものが見えた。
眉を寄せて、処理するためだけに動かす。
いつも精神統一するために持ち歩いている首から下げたチェーンに通してある指輪を眺める。
この指輪もツカサに送ったものと同じ効果がある。
幼少期の頃に自分で作ったものだ、初めて作ったから素材だけ珍しいもので効果は正直薄い。
でも、俺はそれを何よりも大切にしている。
…俺のとても大事なもの、ツカサは覚えているだろうか。
その日の夜、俺はさらに興奮してツカサを背に処理した。
一人でするのは何とも虚しい事だろうか。
でも、ツカサを怖がらせてはいけないから仕方ない。
散々好き勝手やっているように見えるが、ツカサの同意なしで無理矢理やるつもりはない。
ツカサには伝わりにくいだろうけど、俺は誰よりもツカサの事を大切にしている。
誰にも渡さない、俺だけのものだ…俺だけの…
「んっ、んぐっ…苦しっ」
気付いたら影がツカサの上に乗っていて、影に触れると元の場所に戻った。
俺が離したくないと思うと、影にも伝わってしまってこうしてツカサを拘束してしまう。
ダメだ、ツカサを自由にさせてから俺のところに自分の意思で来るようにしなければ…
そう思っていても口元が緩む。
耳元で「早く俺のところに来てね」と囁くと、小さく声が漏れる。
可愛いな、ツカサは……頭を撫でて、俺の影が動いていた。
俺のライバルは俺自身だ。
影は影で、ツカサの影と仲良くしているみたいだが…同一人物のツカサにも興味があるらしい。
俺の影のくせにいくら同じとはいえ浮つきやがって、俺は本物のツカサだけを愛している。
横になって、今度こそ眠ろうと思った。
ツカサは可愛らしい寝息を立てて寝ていた。
寝ててもお構いなく執拗以上にベタベタと触りマッサージをする。
肌がすべすべ…腰細いなー…掴んだらすぐに壊れそうだ。
ちゃんと食べていないのか不安になる。
影にちゃんとツカサの健康管理を任せているから大丈夫だとは思うが…
いい形の尻だ…ムギュッと尻を揉む。
ツカサは熟睡しているのか全く起きる気配がなく涎を垂らしていた。
それを指で掬い、ペロッと舐める。
………甘い。
こんな変態行動を見たらきっとツカサはドン引きだろうが今は寝てるからやりたい放題だ。
…とはいえ、寝ている相手になにかする趣味はない…前に寝ているツカサになにかしていた気もするが、それはツカサの反応が見たいからだ。
今日は疲れているみたいだし、起こしては可哀想だ。
「ツカサと過ごす時間ももう終わりか」
思えば6日間の短い間でいろいろあったな。
ツカサとの距離が縮まったかどうか分からない。
俺からしたら常に距離が近いものだと思っているから、ツカサがどうか分からない。
きっと雪山を出たら一緒に寝てくれないだろうと今のうちにツカサを堪能しようと猫のように横に丸まるツカサの背中に背中をくっつけて寝る。
抱きしめたい気持ちは山々だが、ちょっと触りすぎて下半身が反応してしまったから我慢する。
…ツカサに気付かれて逃げられたら嫌だし…
背中でも、ツカサと触れ合う事が出来る喜びにさらに興奮する。
まさかツカサを守るために付いてきたのに危険な目に遭わせる事になるとは思わなかった、二度とあんな痛い思いはさせないと誓おう。
何のために俺は強いのか、それはツカサを守るためだろ。
指輪…今度はちゃんとした指輪を渡そう、お揃いの…
ツカサの温もりを背に感じて目蓋を閉じる。
うん、寝られない。
下半身が元気なのもあるが、好きな奴が近くにいるのに触れられないもどかしさでイライラする。
下半身に触れて、ズボンをずらすと…ツカサとは違いグロテスクなものが見えた。
眉を寄せて、処理するためだけに動かす。
いつも精神統一するために持ち歩いている首から下げたチェーンに通してある指輪を眺める。
この指輪もツカサに送ったものと同じ効果がある。
幼少期の頃に自分で作ったものだ、初めて作ったから素材だけ珍しいもので効果は正直薄い。
でも、俺はそれを何よりも大切にしている。
…俺のとても大事なもの、ツカサは覚えているだろうか。
その日の夜、俺はさらに興奮してツカサを背に処理した。
一人でするのは何とも虚しい事だろうか。
でも、ツカサを怖がらせてはいけないから仕方ない。
散々好き勝手やっているように見えるが、ツカサの同意なしで無理矢理やるつもりはない。
ツカサには伝わりにくいだろうけど、俺は誰よりもツカサの事を大切にしている。
誰にも渡さない、俺だけのものだ…俺だけの…
「んっ、んぐっ…苦しっ」
気付いたら影がツカサの上に乗っていて、影に触れると元の場所に戻った。
俺が離したくないと思うと、影にも伝わってしまってこうしてツカサを拘束してしまう。
ダメだ、ツカサを自由にさせてから俺のところに自分の意思で来るようにしなければ…
そう思っていても口元が緩む。
耳元で「早く俺のところに来てね」と囁くと、小さく声が漏れる。
可愛いな、ツカサは……頭を撫でて、俺の影が動いていた。
俺のライバルは俺自身だ。
影は影で、ツカサの影と仲良くしているみたいだが…同一人物のツカサにも興味があるらしい。
俺の影のくせにいくら同じとはいえ浮つきやがって、俺は本物のツカサだけを愛している。
横になって、今度こそ眠ろうと思った。
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