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企み
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※学視点
瑞樹ばかり見る飛鳥にムカついて、振り向かせたくて手紙を奪った。
結果的に飛鳥は俺を見てくれて、やっぱり瑞樹より俺が良いんだなと満足した。
瑞樹に脅されて、瑞樹の方しか見れないなんて可哀想な飛鳥。
絶対に兄ちゃんが飛鳥を助けてやるから待ってろよな!
飛鳥宛だと言われた手紙の宛名を見て驚いた。
……だって、だって、そんなのあり得ない。
宛名には「森高瑞樹様」と書かれていた。
…何故、瑞樹宛の手紙が来るんだ……俺じゃないのか。
震える手で手紙を力いっぱい握りしめるとシワシワになった。
瑞樹は弱虫で昔から何でも諦める癖があり、クロス学院の入試だって「どうせ無理だから…」と諦めたはずだ。
なのに何故か瑞樹宛にクロス学院から封筒がやって来た。
信じられず、逃げるようにしてリビングを飛び出した。
部屋に入り、誰も入れないようにドアに寄りかかり瑞樹宛の封筒を無断で開けた。
……きっと何かの間違いだ、それか三兄弟だし…俺と間違えたのかもしれない。
震える指先で封筒を少し乱暴に開封すると紙が入っていた。
封筒から出てきたのは合格発表の用紙だった。
コンコンと部屋のドアがノックされて、母親の声がした。
「学ちゃん、どうしたの?瑞樹にイジメられたのなら母さんが叱ってきてあげる」
理由を聞かず、全て俺の味方をする母親……俺を正しい道に導いてくれるから大好きだ。
俺が全部瑞樹のせいにしたら、瑞樹を叱って暴力まで振るう。
そこまでされて何故瑞樹はまだ生きているんだ、さっさといなくなればいいのに…
瑞樹は空っぽなんだ、親に何も与えられずに生きてきたから何もない筈なんだ。
なのに瑞樹は、人を惹きつける変なものがある。
弟の飛鳥もそうだし、クラスメイトの男も…瑞樹の変な力に惑わされる。
だからいつも俺は瑞樹から目を覚まさせてあげてるんだ、いかに瑞樹は悪い奴か教えるとすぐに瑞樹から離れていった。
瑞樹は人間じゃない、人を惑わす悪魔なんだと思っている。
……瑞樹に騙されている奴らは馬鹿な奴らだ、瑞樹の本性を何も分かっていない。
あんな奴より俺の方がいいんだと教えてやるんだ。
そのためには母親を利用できるだけ利用している。
…母は俺の裏の顔なんて知らないだろう…知ってても俺のためならと利用する事を了承するだろうけど…
瑞樹を攻撃するなら両親からの方が効果がある。
追い詰めて追い詰めて、俺の世界から追い出してやるんだ。
俺は部屋のドアを開けて母親を部屋に招いた。
母親は絶対に一人で来る、俺がそうしてほしいと何も言わなくても分かるみたいだ……俺の性格は間違いなく、この母親の遺伝だと思う。
…俺がこうなったのは全部母親と瑞樹のせいだ。
俺は悪くない、俺の思い描く世界が一番正しいんだ。
「学ちゃん、どうしたの?」
「母さん、これ…見てよ」
俺はわざとらしく悲しそうな顔をして恐る恐る封筒を渡した。
母親はそれを見て目を見開き、眉を寄せ唇を震わせ怒りを露にした表情をしていた。
本当にちょっと煽るだけで、こんなに思い通りになるなんて…笑いを堪えるのが大変だ。
猫かぶりは得意だから、仮面を被って眉を下げて同情を誘う。
同じ瑞樹嫌い同士だからなのか通じるものがあるのかもしれない。
それしても、受験すら受けていない瑞樹に何故この手紙が届いたのか。
俺なら分かる、俺は運も味方につけているから誰かか辞退した枠に入った可能性がある。
…だけど、俺より劣る奴が…こんな屈辱は初めてだった。
「何よこれ!!学ちゃんの方が優れているのに瑞樹なんかを合格させるなんて……瑞樹なんかにこの学校は勿体無いわ!!今すぐ断りの電話を入れて」
「……待って、母さん」
封筒を破きそうな勢いで感情的になる母親の腕を掴み悪どい笑みで止めた。
それに気付かない母親は俺が笑いかけたと思い同じく笑った。
さっき良いことを思い付いた、我ながらいい案だ。
俺が優れていると学院側に知らしめないと…
瑞樹はこの学院を受験していない、きっと俺と間違えたんだ…何故瑞樹の名前を知ってるのか分からないがそんな事どうでもいい。
俺が入学する高校はなかなか入れない偏差値が高い高校で自慢できるところじゃないと…
「…どうしたの?学ちゃん」
「せっかく合格したのに入学を取り止めたら向こうの学校も困るよ…だから瑞樹は辞退した事にして俺が代わりに行くよ、俺の学力なら問題ないよ」
「…学ちゃんが?そう…そうよね!瑞樹なんかより学ちゃんの方が相応しいわよね!いいわ、学院にそう電話しましょ!」
「いいよ、自分で電話するから…母さんはその後に保護者として電話してくれる?」
「分かったわ」
母親が俺にお願いされたからか嬉しそうな鼻歌混じりで俺の部屋を出ていった。
俺は全て上手く行き嬉しさで一人で笑みを浮かべた。
母親に電話を任せたら余計な事を話しそうで、自分で話した方が相手を納得させられるからその方がいい。
母親は余計な事をしなくて、俺のアシストだけしてくれたらそれでいい。
母親に瑞樹と俺を間違えたんだと言うと「一緒にするなんて失礼だわ!」と言ってややこしい事になりそうだからそう言った。
瑞樹なんかに俺が劣る筈はないんだ、どんなに努力したって皆に愛されている俺に勝てるわけがない。
お前は薄暗い影を永遠に生きる醜いアヒルの子でいればいい。
母親がいなくなり、俺は自分で手紙に書いてあった電話番号をスマホで打ち学院に電話した。
プルプルと二回目の電子音が鳴り、渋い男の声がスマホ越しから聞こえた。
俺は出来るだけか弱い作り声で話す事にした。
やっぱりこういうのは第一印象が大切だ。
この場合、瑞樹を悪者にして辞退させなきゃならない。
参考にするのは、この前虐められている子供が出ていたドラマだ。
俺の演技力は誰にも見破れない自信があるんだ。
『…こちらクロス学院理事長ですが、どなたでしょうか?』
「実は俺の家に入学案内の用紙が届いたんです、宛名は森高瑞樹です」
『森高瑞樹?…すまないが、私の方では把握していない名前だが?』
「………え?」
この人は最初に理事長だと自分で名乗っていたよね、理事長が合格した生徒の名前を把握していないとはどういう事だろうか。
まさか本当に間違いで送られてきただけ?…いや、間違いならそもそも入試を受けていない瑞樹の名前で来るのはかなり可笑しな話だ、一度受験した者だったらまだしも…
飛鳥と勘違いしたというのもないだろう、飛鳥には既に入学案内書が来ているから今更合格発表の用紙なんて来ない。
じゃあ本当に俺と間違えて、手紙が送られてきたという事になる。
そう考えるとしっくりときた、全く…家族構成を見て打ち間違えるなんて迷惑だよ…よりにもよって瑞樹なんかと…
電話をした最初はさすがにちょっと説得に手こずるかと思っていた。
でも、それなら話はスムーズに行く筈だ、俺の手紙なんだから…
考え事をしていてしばらく黙っていると、電話口で理事長の声が聞こえた。
『その用紙は何時届いたのかな?』
「今日です」
『……そうか、ならあの方が…』
なんかブツブツ独り言のような事を言っててよく分からなかったが、一人で勝手に理解したようだ。
やっと勘違いだって分かったのか?遅いんだよ、あんな出来損ないと間違えるなんて本当にいい迷惑。
よりにもよって俺と瑞樹の名前を間違えた事に対しての謝罪の言葉はないのかと、若干イライラしていたら理事長が『それで、その森高瑞樹くんがどうかしたのかな?』と何事もなかったかのように聞いてきた。
まだ間違いを認めないで俺と瑞樹を勘違いをしているのか、偏差値が高い学校でも理事長がバカだとどうしようもないなと心の中でこっそりと鼻で笑う。
電話越しだから向こうは俺の不機嫌な顔に当然気付いていないし、気付かせるヘマもしない。
気持ちを切り替えて、身体の奥底に怒りを潜めて声を震わせた。
これは分からせないといけないな、俺があんな奴より優れている事を…
「実は間違いなんです、本当は俺に送られる筈だったんです…なのに手違いで弟の瑞樹の名前が!」
『…し、しかしな…私が送ったわけじゃ…』
この理事長は立場が低いのか…肩透かしを食らった気分だ。
理事長よりも偉い責任者っていったい誰なんだろう。
ついついイライラして舌打ちしそうなのを我慢する。
まぁでも理事長なのは変わりなさそうだし、泣き演技をしながら同情を誘えば周りの愚かな大人のように騙せるだろう。
間違いを正す事くらい、無能な理事長にでも出来るだろう。
瑞樹ばかり見る飛鳥にムカついて、振り向かせたくて手紙を奪った。
結果的に飛鳥は俺を見てくれて、やっぱり瑞樹より俺が良いんだなと満足した。
瑞樹に脅されて、瑞樹の方しか見れないなんて可哀想な飛鳥。
絶対に兄ちゃんが飛鳥を助けてやるから待ってろよな!
飛鳥宛だと言われた手紙の宛名を見て驚いた。
……だって、だって、そんなのあり得ない。
宛名には「森高瑞樹様」と書かれていた。
…何故、瑞樹宛の手紙が来るんだ……俺じゃないのか。
震える手で手紙を力いっぱい握りしめるとシワシワになった。
瑞樹は弱虫で昔から何でも諦める癖があり、クロス学院の入試だって「どうせ無理だから…」と諦めたはずだ。
なのに何故か瑞樹宛にクロス学院から封筒がやって来た。
信じられず、逃げるようにしてリビングを飛び出した。
部屋に入り、誰も入れないようにドアに寄りかかり瑞樹宛の封筒を無断で開けた。
……きっと何かの間違いだ、それか三兄弟だし…俺と間違えたのかもしれない。
震える指先で封筒を少し乱暴に開封すると紙が入っていた。
封筒から出てきたのは合格発表の用紙だった。
コンコンと部屋のドアがノックされて、母親の声がした。
「学ちゃん、どうしたの?瑞樹にイジメられたのなら母さんが叱ってきてあげる」
理由を聞かず、全て俺の味方をする母親……俺を正しい道に導いてくれるから大好きだ。
俺が全部瑞樹のせいにしたら、瑞樹を叱って暴力まで振るう。
そこまでされて何故瑞樹はまだ生きているんだ、さっさといなくなればいいのに…
瑞樹は空っぽなんだ、親に何も与えられずに生きてきたから何もない筈なんだ。
なのに瑞樹は、人を惹きつける変なものがある。
弟の飛鳥もそうだし、クラスメイトの男も…瑞樹の変な力に惑わされる。
だからいつも俺は瑞樹から目を覚まさせてあげてるんだ、いかに瑞樹は悪い奴か教えるとすぐに瑞樹から離れていった。
瑞樹は人間じゃない、人を惑わす悪魔なんだと思っている。
……瑞樹に騙されている奴らは馬鹿な奴らだ、瑞樹の本性を何も分かっていない。
あんな奴より俺の方がいいんだと教えてやるんだ。
そのためには母親を利用できるだけ利用している。
…母は俺の裏の顔なんて知らないだろう…知ってても俺のためならと利用する事を了承するだろうけど…
瑞樹を攻撃するなら両親からの方が効果がある。
追い詰めて追い詰めて、俺の世界から追い出してやるんだ。
俺は部屋のドアを開けて母親を部屋に招いた。
母親は絶対に一人で来る、俺がそうしてほしいと何も言わなくても分かるみたいだ……俺の性格は間違いなく、この母親の遺伝だと思う。
…俺がこうなったのは全部母親と瑞樹のせいだ。
俺は悪くない、俺の思い描く世界が一番正しいんだ。
「学ちゃん、どうしたの?」
「母さん、これ…見てよ」
俺はわざとらしく悲しそうな顔をして恐る恐る封筒を渡した。
母親はそれを見て目を見開き、眉を寄せ唇を震わせ怒りを露にした表情をしていた。
本当にちょっと煽るだけで、こんなに思い通りになるなんて…笑いを堪えるのが大変だ。
猫かぶりは得意だから、仮面を被って眉を下げて同情を誘う。
同じ瑞樹嫌い同士だからなのか通じるものがあるのかもしれない。
それしても、受験すら受けていない瑞樹に何故この手紙が届いたのか。
俺なら分かる、俺は運も味方につけているから誰かか辞退した枠に入った可能性がある。
…だけど、俺より劣る奴が…こんな屈辱は初めてだった。
「何よこれ!!学ちゃんの方が優れているのに瑞樹なんかを合格させるなんて……瑞樹なんかにこの学校は勿体無いわ!!今すぐ断りの電話を入れて」
「……待って、母さん」
封筒を破きそうな勢いで感情的になる母親の腕を掴み悪どい笑みで止めた。
それに気付かない母親は俺が笑いかけたと思い同じく笑った。
さっき良いことを思い付いた、我ながらいい案だ。
俺が優れていると学院側に知らしめないと…
瑞樹はこの学院を受験していない、きっと俺と間違えたんだ…何故瑞樹の名前を知ってるのか分からないがそんな事どうでもいい。
俺が入学する高校はなかなか入れない偏差値が高い高校で自慢できるところじゃないと…
「…どうしたの?学ちゃん」
「せっかく合格したのに入学を取り止めたら向こうの学校も困るよ…だから瑞樹は辞退した事にして俺が代わりに行くよ、俺の学力なら問題ないよ」
「…学ちゃんが?そう…そうよね!瑞樹なんかより学ちゃんの方が相応しいわよね!いいわ、学院にそう電話しましょ!」
「いいよ、自分で電話するから…母さんはその後に保護者として電話してくれる?」
「分かったわ」
母親が俺にお願いされたからか嬉しそうな鼻歌混じりで俺の部屋を出ていった。
俺は全て上手く行き嬉しさで一人で笑みを浮かべた。
母親に電話を任せたら余計な事を話しそうで、自分で話した方が相手を納得させられるからその方がいい。
母親は余計な事をしなくて、俺のアシストだけしてくれたらそれでいい。
母親に瑞樹と俺を間違えたんだと言うと「一緒にするなんて失礼だわ!」と言ってややこしい事になりそうだからそう言った。
瑞樹なんかに俺が劣る筈はないんだ、どんなに努力したって皆に愛されている俺に勝てるわけがない。
お前は薄暗い影を永遠に生きる醜いアヒルの子でいればいい。
母親がいなくなり、俺は自分で手紙に書いてあった電話番号をスマホで打ち学院に電話した。
プルプルと二回目の電子音が鳴り、渋い男の声がスマホ越しから聞こえた。
俺は出来るだけか弱い作り声で話す事にした。
やっぱりこういうのは第一印象が大切だ。
この場合、瑞樹を悪者にして辞退させなきゃならない。
参考にするのは、この前虐められている子供が出ていたドラマだ。
俺の演技力は誰にも見破れない自信があるんだ。
『…こちらクロス学院理事長ですが、どなたでしょうか?』
「実は俺の家に入学案内の用紙が届いたんです、宛名は森高瑞樹です」
『森高瑞樹?…すまないが、私の方では把握していない名前だが?』
「………え?」
この人は最初に理事長だと自分で名乗っていたよね、理事長が合格した生徒の名前を把握していないとはどういう事だろうか。
まさか本当に間違いで送られてきただけ?…いや、間違いならそもそも入試を受けていない瑞樹の名前で来るのはかなり可笑しな話だ、一度受験した者だったらまだしも…
飛鳥と勘違いしたというのもないだろう、飛鳥には既に入学案内書が来ているから今更合格発表の用紙なんて来ない。
じゃあ本当に俺と間違えて、手紙が送られてきたという事になる。
そう考えるとしっくりときた、全く…家族構成を見て打ち間違えるなんて迷惑だよ…よりにもよって瑞樹なんかと…
電話をした最初はさすがにちょっと説得に手こずるかと思っていた。
でも、それなら話はスムーズに行く筈だ、俺の手紙なんだから…
考え事をしていてしばらく黙っていると、電話口で理事長の声が聞こえた。
『その用紙は何時届いたのかな?』
「今日です」
『……そうか、ならあの方が…』
なんかブツブツ独り言のような事を言っててよく分からなかったが、一人で勝手に理解したようだ。
やっと勘違いだって分かったのか?遅いんだよ、あんな出来損ないと間違えるなんて本当にいい迷惑。
よりにもよって俺と瑞樹の名前を間違えた事に対しての謝罪の言葉はないのかと、若干イライラしていたら理事長が『それで、その森高瑞樹くんがどうかしたのかな?』と何事もなかったかのように聞いてきた。
まだ間違いを認めないで俺と瑞樹を勘違いをしているのか、偏差値が高い学校でも理事長がバカだとどうしようもないなと心の中でこっそりと鼻で笑う。
電話越しだから向こうは俺の不機嫌な顔に当然気付いていないし、気付かせるヘマもしない。
気持ちを切り替えて、身体の奥底に怒りを潜めて声を震わせた。
これは分からせないといけないな、俺があんな奴より優れている事を…
「実は間違いなんです、本当は俺に送られる筈だったんです…なのに手違いで弟の瑞樹の名前が!」
『…し、しかしな…私が送ったわけじゃ…』
この理事長は立場が低いのか…肩透かしを食らった気分だ。
理事長よりも偉い責任者っていったい誰なんだろう。
ついついイライラして舌打ちしそうなのを我慢する。
まぁでも理事長なのは変わりなさそうだし、泣き演技をしながら同情を誘えば周りの愚かな大人のように騙せるだろう。
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