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第3章 王都騒乱編
第41話 魔王誕生?
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とりあえず、俺とアクモンの関係についての誤解が解けたので、今は朝のティータイム中だ。
アクモンはこの名前はリョーマ様に頂いた崇高な名前です! とかひと悶着あったけど、何だかんだで従魔 (と、従魔のパートナー)仲間だと言う事で意気投合した。良かった良かった。
ここに居るのは俺、リーナさん、レミとソラに加えて、あの後起きて来たシーラ様、ゼムスさん、鈴木さん、太郎さん、それにジョージも居る。
もちろんアクモン、ミルク、シルクの従魔3人も一緒だ。
あ、あと王様。神殿だと王城からも近すぎて不安との事で、ゼムスさんの屋敷に移ったそうだ。
「なっ! 何ですか!? この美味しいお菓子は! こんなに美味しい物を食べたのは生まれて初めてです!」
お茶うけに出したお菓子を食べたアクモンが何か言っている。
「えっとアクモンさんだっけ? そのお菓子はリョーマが作ってるんです。他にも色々あるからまた食べさせてもらうといいですよ」
ジョージは、その名前を言うたびににやけるのをやめて下さい。
「そうなんですね! やっぱり私の選択は間違っていなかったのです。一生付いて行きます!」
また1人、美味しいお菓子に魅了された人? が増えてしまった。
「それにしても、次はまさか上級悪魔が出てくるとか、ただでさえ過剰なリョーマの戦力が更に過剰になっていくわね・・・」
そうかな? まあ、そうだよね・・・。ミルクとかシルクどちらかだけでも、人類に倒せる者は存在しないだろう。隠れた猛者とか居ないとも限らないけど、少なくとも表舞台にはいないっぽい。
それに加えて、ガルムが10体に、更には上級悪魔。あ、あと【魔物支配】である程度は魔物も操ることができる。うん、過剰戦力と言われてもおかしくないか。
「うふふ、ホントね。これじゃあ【神託】であった魔王の方にもなれてしまいそうね」
シーラ様、冗談でもそういうのはやめて下さい。反応する人がいるので!
「それだわっ!」
ほら! と言うか、それってどれですか!?
「ちなみに、何を思いついたのか聞いてもいいですか?」
ホントは聞きたくないけど。
「リョーマ! 貴方、魔王になれば良いのよ」
いや、良くないですよね? 何か、頭の中でツッコミを入れるのか癖になって来た。
「どういう事ですか?」
「ほら、何だかんだ言っても勇者たちは王城に籠ってて出てこないじゃない?
魔王が魔物を引き連れて王都を襲おうとしていたら、嫌でも出てくるんじゃないかしら?
と言うか、王城前の広場で勇者が居るから大丈夫とか宣言したんだし、出すしかないわよね?」
「ほうほう、なるほどのぅ。それは確かに面白そ・・・ゲフゲフ。中々良いアイデアじゃの」
ゼムスさん。本音が漏れてます。面白そうって言っちゃってますよね。
「でしょ!? それでね、勇者はこてんぱんにしてやって、こいつら偽物ですよとかやりたいわね。
そしたら姉様たちの評判も地に落ちるでしょう」
「確かに面白そうではありますが、勇者をやっつけちゃったらどうやって騒ぎを収拾させるんですか?」
「あー、そうね・・・。どうしよう?」
考えてなかったんかいっ。
「じゃあ、そこで私の出番かな?」
「レミの?」
オウム返しに聞き返してしまったけど、よく考えたらレミは聖女様か。確かに代わりに何とかするのにうってつけかな?
「なるほど、そこでレミが魔物たちに向かって、森へお帰りって言う訳ね!」
「ぶっ!」
えっ、そのネタまだ続いてたの!? いや、言い出したのは俺だけども。そしてまた吹いたジョージは笑いの沸点が低いんだろうか。
「あ、それ知ってます。ポチ殿がお話してくれた物語に出てきました。青い衣を着たお姫様の話ですね!」
いやいや、ポチは配下の従魔たちに何の話をしてるんだ。
「そうだ! 折角だから私が魔王の役をやりましょうか? 悪魔ですから適役ですよね!」
アクモンまでノリノリになってきた。え? これ本当にやる方向なの? なんだろうこのマッチポンプ感。
「そうか、本物の悪魔が魔王の役をやってくれたら信ぴょう性も増すな。
よし! やろうじゃないか!」
王様までゴーサインを出すとか。ま、まあアクモンが魔王役をやってくれるなら、俺は裏方に回ればいいから良いか・・・。良かった、俺が魔王役じゃなくて。
「あ、リョーマは魔物を色々と動かす必要があるし、魔力不足にならないようにアクモンと一緒に行動ね」
と思っていたら、まさかの最前線。仕方ない・・・、せめて悪魔っぽい仮面でも作ろう。
「でも、王都周辺の魔物たちは既に森へお帰り頂いてます。集めるのに少し時間がかかりますね」
「まあ、そこは少しずつ王都の周りに集めていけば大丈夫じゃろう。
では詳細な作戦を立てていこうかの。楽しみじゃな」
もう完全に楽しみとか言っちゃってます。一応、国の一大事なんですけど! 作戦か・・・。魔物が強すぎると逆に勇者がビビッて出てこないかも知れないから、適度な魔物を連れてこないとな。
「し、失礼します!」
と、そこにゼムスさんの屋敷の人が慌てた様子で入ってきた。ここは内緒の話をする部屋だから、余程の事がないと他の人は入れない事になってるんだけど、何があったんだろう。
「ミーナ王女です。ミーナ王女がまた演説をするそうです」
おっと、確かにそれは一大事だ。
「ほう、あやつ今度はどんな発表をする気だ? 私が居なくなったから、死んだとでも言うのかな」
そう言えば、王様は今行方不明扱いなんだろうか? 勝手に連れ出しちゃったしなぁ。
「ふ、一応信頼できる大臣には緊急時の手順に従い、私は無事で命を狙われているため密かに匿って貰っていると伝えてある。そこで矛盾するような演説をしたら、墓穴を掘るだけだぞ」
と思ったら、連絡はしてあるのか。まあ、当然だよね。王様が行方不明とか一大事ってレベルじゃなく緊急事態だよね。
「とりあえず、その演説を聞きに行きましょうか。何を話してくれるのかしら?
このメンバーでそのまま行くと目立ちすぎるから、姿は隠して行きましょう」
透明になる魔法は、俺とリーナさん、それにミルクとシルクが使えるから何とでもなる。最低でも王様とレミは姿を消しておきたい。ゼムスさんは完全に気配を断つレジェンドスキルを持ってるから不要だけどね。
アクモンはこの名前はリョーマ様に頂いた崇高な名前です! とかひと悶着あったけど、何だかんだで従魔 (と、従魔のパートナー)仲間だと言う事で意気投合した。良かった良かった。
ここに居るのは俺、リーナさん、レミとソラに加えて、あの後起きて来たシーラ様、ゼムスさん、鈴木さん、太郎さん、それにジョージも居る。
もちろんアクモン、ミルク、シルクの従魔3人も一緒だ。
あ、あと王様。神殿だと王城からも近すぎて不安との事で、ゼムスさんの屋敷に移ったそうだ。
「なっ! 何ですか!? この美味しいお菓子は! こんなに美味しい物を食べたのは生まれて初めてです!」
お茶うけに出したお菓子を食べたアクモンが何か言っている。
「えっとアクモンさんだっけ? そのお菓子はリョーマが作ってるんです。他にも色々あるからまた食べさせてもらうといいですよ」
ジョージは、その名前を言うたびににやけるのをやめて下さい。
「そうなんですね! やっぱり私の選択は間違っていなかったのです。一生付いて行きます!」
また1人、美味しいお菓子に魅了された人? が増えてしまった。
「それにしても、次はまさか上級悪魔が出てくるとか、ただでさえ過剰なリョーマの戦力が更に過剰になっていくわね・・・」
そうかな? まあ、そうだよね・・・。ミルクとかシルクどちらかだけでも、人類に倒せる者は存在しないだろう。隠れた猛者とか居ないとも限らないけど、少なくとも表舞台にはいないっぽい。
それに加えて、ガルムが10体に、更には上級悪魔。あ、あと【魔物支配】である程度は魔物も操ることができる。うん、過剰戦力と言われてもおかしくないか。
「うふふ、ホントね。これじゃあ【神託】であった魔王の方にもなれてしまいそうね」
シーラ様、冗談でもそういうのはやめて下さい。反応する人がいるので!
「それだわっ!」
ほら! と言うか、それってどれですか!?
「ちなみに、何を思いついたのか聞いてもいいですか?」
ホントは聞きたくないけど。
「リョーマ! 貴方、魔王になれば良いのよ」
いや、良くないですよね? 何か、頭の中でツッコミを入れるのか癖になって来た。
「どういう事ですか?」
「ほら、何だかんだ言っても勇者たちは王城に籠ってて出てこないじゃない?
魔王が魔物を引き連れて王都を襲おうとしていたら、嫌でも出てくるんじゃないかしら?
と言うか、王城前の広場で勇者が居るから大丈夫とか宣言したんだし、出すしかないわよね?」
「ほうほう、なるほどのぅ。それは確かに面白そ・・・ゲフゲフ。中々良いアイデアじゃの」
ゼムスさん。本音が漏れてます。面白そうって言っちゃってますよね。
「でしょ!? それでね、勇者はこてんぱんにしてやって、こいつら偽物ですよとかやりたいわね。
そしたら姉様たちの評判も地に落ちるでしょう」
「確かに面白そうではありますが、勇者をやっつけちゃったらどうやって騒ぎを収拾させるんですか?」
「あー、そうね・・・。どうしよう?」
考えてなかったんかいっ。
「じゃあ、そこで私の出番かな?」
「レミの?」
オウム返しに聞き返してしまったけど、よく考えたらレミは聖女様か。確かに代わりに何とかするのにうってつけかな?
「なるほど、そこでレミが魔物たちに向かって、森へお帰りって言う訳ね!」
「ぶっ!」
えっ、そのネタまだ続いてたの!? いや、言い出したのは俺だけども。そしてまた吹いたジョージは笑いの沸点が低いんだろうか。
「あ、それ知ってます。ポチ殿がお話してくれた物語に出てきました。青い衣を着たお姫様の話ですね!」
いやいや、ポチは配下の従魔たちに何の話をしてるんだ。
「そうだ! 折角だから私が魔王の役をやりましょうか? 悪魔ですから適役ですよね!」
アクモンまでノリノリになってきた。え? これ本当にやる方向なの? なんだろうこのマッチポンプ感。
「そうか、本物の悪魔が魔王の役をやってくれたら信ぴょう性も増すな。
よし! やろうじゃないか!」
王様までゴーサインを出すとか。ま、まあアクモンが魔王役をやってくれるなら、俺は裏方に回ればいいから良いか・・・。良かった、俺が魔王役じゃなくて。
「あ、リョーマは魔物を色々と動かす必要があるし、魔力不足にならないようにアクモンと一緒に行動ね」
と思っていたら、まさかの最前線。仕方ない・・・、せめて悪魔っぽい仮面でも作ろう。
「でも、王都周辺の魔物たちは既に森へお帰り頂いてます。集めるのに少し時間がかかりますね」
「まあ、そこは少しずつ王都の周りに集めていけば大丈夫じゃろう。
では詳細な作戦を立てていこうかの。楽しみじゃな」
もう完全に楽しみとか言っちゃってます。一応、国の一大事なんですけど! 作戦か・・・。魔物が強すぎると逆に勇者がビビッて出てこないかも知れないから、適度な魔物を連れてこないとな。
「し、失礼します!」
と、そこにゼムスさんの屋敷の人が慌てた様子で入ってきた。ここは内緒の話をする部屋だから、余程の事がないと他の人は入れない事になってるんだけど、何があったんだろう。
「ミーナ王女です。ミーナ王女がまた演説をするそうです」
おっと、確かにそれは一大事だ。
「ほう、あやつ今度はどんな発表をする気だ? 私が居なくなったから、死んだとでも言うのかな」
そう言えば、王様は今行方不明扱いなんだろうか? 勝手に連れ出しちゃったしなぁ。
「ふ、一応信頼できる大臣には緊急時の手順に従い、私は無事で命を狙われているため密かに匿って貰っていると伝えてある。そこで矛盾するような演説をしたら、墓穴を掘るだけだぞ」
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思いつきで書き始めましたが、結構面白くできてると思うので(自画自賛)、良かったら読んでもらえば喜びます。よろしくお願いします。
ポチは今まで通り更新しますので、ご心配なく!
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