43 / 159
第2章 学園入学編
第7話 フラグ回収?
しおりを挟む
ジョージのレベル確認という名の学生証作りはサクッと終わり、次は俺の番になった。
「はい、次の方、お名前をお願いします」
「リョーマ・グレイブです」
俺が名乗ると、担当のお姉さんは手元のリストから俺の名前を探す。
「リョーマ、リョーマ、リョーマ・・・、あった。
えっと、登録レベルは35・・・、35!?」
「はあっ!? リョーマ、お前レベル35もあるのか? 新入生の歴代最高じゃないか! 確か歴代最高は33くらいだったはずだぞ」
そ、そうなのか・・・、ジョージ意外と詳しいな。2桁表示なら大丈夫だと思ったけど、これでも高いのか。
あまり目立ちたくは無かったけど、ジョージの叫びを聞いて、周りも少しガヤガヤしている。
因みに、登録されているレベルは学園の入学願書提出時なので、今は更に上がってるけどね。
「と、とりあえず、学生証を作りましょう・・・。ここに一滴、血を垂らして下さい」
言われた通り、俺は指の先に針を刺して血を一滴垂らす。念の為言っておくと、針は毎回『清浄』の魔法で殺菌されるので、感染症の心配はないようだ。
「それでは、確認しますので見せて下さい。・・・えっ!?」
あ、お姉さん動きが止まった。
「ん? どうしたんだ? やっぱり詐称だったのか?」
そう言いながら覗き込むジョージ。
「おい、上がってるじゃねぇか! 3レベルも!」
《従魔ポチが取得した経験値の一部を獲得しました。
レベルが上がりました。
レベルが139になりました》
その瞬間流れる【アナウンス】、とても・・・デジャブです。それと同時に学生証の数字も38から39になる。
「「・・・・・」」
お姉さんもジョージも固まった。数秒の沈黙。
「何でお前、しれっとレ今ベル上がってるんだよ! おかしいだろ!」
そう言われましても・・・。どうしてポチはいつもこのタイミングなんだろう。
「ハイ、リョーマ・グレイブさん。レベル39で登録シマス。デハ、ツギノヒト・・・」
ああ、お姉さんは考える事をやめて次の登録に進んでしまった。棒読みになってますよ。
「全く、意味のわからない奴と知り合ってしまったな。とりあえず、後で詳しく聞かせて貰うからな!」
ジョージにはロックオンされてるし・・・。三十六計逃げるに如かず! 俺はそそくさと学力テストの会場に移動するのだった。
☆
まあ、受付番号も近かった事もあり、逃げられる訳は無く、今は同じ教室の近くの机で学力テストを受けている。
教科は王国の歴史や地理、魔法学、それと算術だ。出来なくても、これから学べば良いので問題にはならないが、それぞれのレベルに応じてクラス分けをして学習内容を変える為の確認だそうだ。授業は教科ごとにそれぞれクラス分けされるが、ホームルームや一般教養などを学ぶクラスは総合力で決定されるらしい。
新入生レベルの算術なんて簡単な足し算や引き算なので、前世の記憶がある俺には児戯に等しい。魔法学も小さい頃から勉強しているため問題ない。歴史や地理は多少は知ってるものの、たまに知らない事も出てきた。因みに、この学園に入る時点で読み書きが出来ることは大前提である。
「くはーっ、魔法学はサッパリだったぜ! リョーマはどうだ?」
学力テストが終わり、昼休憩になるとジョージが話しかけて来た。
「んー、歴史がちょっと分からなかったかな? ジョージは魔法学以外は大丈夫だったの?」
「ああ、将来大商人になるためには一般常識を始め、地理も必要だ。算術なんて言うに及ばすだろ?」
確かにその通りだ。見た目はチャランポランなのに、意外だな。人を見た目で判断してはダメと言う事かな。
さて、食堂で昼食を食べた後は実技試験だ。食べている間、ずっとジョージに詰め寄られたが、のらりくらりとはぐらかした。あまりに諦めないので【テイマー】スキルを持っていて、従魔から勝手に経験値が入る事だけは伝えたので、少しは納得はしてくれただろう。
実技試験はまず、午前のレベル確認でレベルの近かった人とペアを組み模擬戦らしい。新入生には意外とハードなテストだ。それでも国内最高峰の学園ではあるので、それなりに訓練して来た子も居るだろう。
模擬戦場はかなり広く、10組ずつ試験が進んでいく。レベルが低い方から順に実施されるので俺は多分最後だろう。今年は200人を少し超えていたらしく、11順目で出番が来た。
最後に模擬戦をするのは3組だ。自分でレベルが高いと言っていただけあり、ジョージもここに入っている。上から5番目だったらしい。
「ねえ、ボクちんが一番だと思ってたけど、まさか上が居たなんて、どう言う事なんだい! しかも王都のお茶会では見ない顔だ。辺境から来た貴族の子か、庶民枠の子かな? そんなのおかしいよ!」
そう言いながら現れたのは、ちょっとポッチャリしてオカッパ頭の男の子。甘やかされて育った感満載の子だ。王都のお茶会? どこかの偉い貴族の子かな? まさかのここで絡まれフラグ回収か!?
「でも多少レベルが高くても、高級な魔道具を身につけているボクちんには勝てないよ? グヒヒ」
魔道具で能力底上げとか、実技テストで良いのかな!? でも審判の教師も特に何も言わないから、反則ではないのだろう。金を握らせてるか、弱みを握られている可能性もあるけど。
装備を【鑑定】したら、加速の指輪(上級)や怪力のネックレス(上級)とか、色々と凄そうな物を付けていた。ステータス20%アップとからしい。今回は関係ないけど、解毒の腕輪とかもあった。俺もその内、色々欲しいな。
後、本人のレベルは30だった。レベルは10の倍数で一気に上がりにくくなるので、30で止めたと思われる。どうせパワーレベリングで親が雇った冒険者とかに上げて貰ったんだろうけどね。
ジョージ曰く、黒い噂の絶えない金持ち伯爵の跡取り息子らしい。納得。
そして模擬戦だが、木の武器を使って行われる。魔法は使用禁止の近接戦のみ。一応、【回復魔法】の使える教師もスタンバイしているので、少しくらい怪我をしても大丈夫だ。大怪我しても俺が治せるけど。
模擬戦の内容自体は特筆すべき点は無かったが、俺が一方的だった事だけは記して置こう。レベルと魔道具によるステータスの底上げの力技だけで、剣術はお粗末な物だった。あんな攻撃、当たる方が難しいくらいだ。一応、試験という事もあるので、1発で終わらせる事はせず、しばらく剣を交えてから目の前に剣先を寸止めしてあげたら降参してくれた。
「くううっ! 何か不正を働いてるに違いないよ! 父様に言って調べてもらうんだからね!」
とか、捨てゼリフを吐いていたが、スルーしておいた。後々、面倒な事にならなければ良いけど。その前に何か手を打とう。
追伸、ジョージは同じレベルの女の子が対戦相手で勝負は負けたらしい。
「女の子相手に攻撃は出来ないだろ? 仕方ない」
とか言っていた。まあ、分からなくもないけど、試験なんだから割り切らないと。
「はい、次の方、お名前をお願いします」
「リョーマ・グレイブです」
俺が名乗ると、担当のお姉さんは手元のリストから俺の名前を探す。
「リョーマ、リョーマ、リョーマ・・・、あった。
えっと、登録レベルは35・・・、35!?」
「はあっ!? リョーマ、お前レベル35もあるのか? 新入生の歴代最高じゃないか! 確か歴代最高は33くらいだったはずだぞ」
そ、そうなのか・・・、ジョージ意外と詳しいな。2桁表示なら大丈夫だと思ったけど、これでも高いのか。
あまり目立ちたくは無かったけど、ジョージの叫びを聞いて、周りも少しガヤガヤしている。
因みに、登録されているレベルは学園の入学願書提出時なので、今は更に上がってるけどね。
「と、とりあえず、学生証を作りましょう・・・。ここに一滴、血を垂らして下さい」
言われた通り、俺は指の先に針を刺して血を一滴垂らす。念の為言っておくと、針は毎回『清浄』の魔法で殺菌されるので、感染症の心配はないようだ。
「それでは、確認しますので見せて下さい。・・・えっ!?」
あ、お姉さん動きが止まった。
「ん? どうしたんだ? やっぱり詐称だったのか?」
そう言いながら覗き込むジョージ。
「おい、上がってるじゃねぇか! 3レベルも!」
《従魔ポチが取得した経験値の一部を獲得しました。
レベルが上がりました。
レベルが139になりました》
その瞬間流れる【アナウンス】、とても・・・デジャブです。それと同時に学生証の数字も38から39になる。
「「・・・・・」」
お姉さんもジョージも固まった。数秒の沈黙。
「何でお前、しれっとレ今ベル上がってるんだよ! おかしいだろ!」
そう言われましても・・・。どうしてポチはいつもこのタイミングなんだろう。
「ハイ、リョーマ・グレイブさん。レベル39で登録シマス。デハ、ツギノヒト・・・」
ああ、お姉さんは考える事をやめて次の登録に進んでしまった。棒読みになってますよ。
「全く、意味のわからない奴と知り合ってしまったな。とりあえず、後で詳しく聞かせて貰うからな!」
ジョージにはロックオンされてるし・・・。三十六計逃げるに如かず! 俺はそそくさと学力テストの会場に移動するのだった。
☆
まあ、受付番号も近かった事もあり、逃げられる訳は無く、今は同じ教室の近くの机で学力テストを受けている。
教科は王国の歴史や地理、魔法学、それと算術だ。出来なくても、これから学べば良いので問題にはならないが、それぞれのレベルに応じてクラス分けをして学習内容を変える為の確認だそうだ。授業は教科ごとにそれぞれクラス分けされるが、ホームルームや一般教養などを学ぶクラスは総合力で決定されるらしい。
新入生レベルの算術なんて簡単な足し算や引き算なので、前世の記憶がある俺には児戯に等しい。魔法学も小さい頃から勉強しているため問題ない。歴史や地理は多少は知ってるものの、たまに知らない事も出てきた。因みに、この学園に入る時点で読み書きが出来ることは大前提である。
「くはーっ、魔法学はサッパリだったぜ! リョーマはどうだ?」
学力テストが終わり、昼休憩になるとジョージが話しかけて来た。
「んー、歴史がちょっと分からなかったかな? ジョージは魔法学以外は大丈夫だったの?」
「ああ、将来大商人になるためには一般常識を始め、地理も必要だ。算術なんて言うに及ばすだろ?」
確かにその通りだ。見た目はチャランポランなのに、意外だな。人を見た目で判断してはダメと言う事かな。
さて、食堂で昼食を食べた後は実技試験だ。食べている間、ずっとジョージに詰め寄られたが、のらりくらりとはぐらかした。あまりに諦めないので【テイマー】スキルを持っていて、従魔から勝手に経験値が入る事だけは伝えたので、少しは納得はしてくれただろう。
実技試験はまず、午前のレベル確認でレベルの近かった人とペアを組み模擬戦らしい。新入生には意外とハードなテストだ。それでも国内最高峰の学園ではあるので、それなりに訓練して来た子も居るだろう。
模擬戦場はかなり広く、10組ずつ試験が進んでいく。レベルが低い方から順に実施されるので俺は多分最後だろう。今年は200人を少し超えていたらしく、11順目で出番が来た。
最後に模擬戦をするのは3組だ。自分でレベルが高いと言っていただけあり、ジョージもここに入っている。上から5番目だったらしい。
「ねえ、ボクちんが一番だと思ってたけど、まさか上が居たなんて、どう言う事なんだい! しかも王都のお茶会では見ない顔だ。辺境から来た貴族の子か、庶民枠の子かな? そんなのおかしいよ!」
そう言いながら現れたのは、ちょっとポッチャリしてオカッパ頭の男の子。甘やかされて育った感満載の子だ。王都のお茶会? どこかの偉い貴族の子かな? まさかのここで絡まれフラグ回収か!?
「でも多少レベルが高くても、高級な魔道具を身につけているボクちんには勝てないよ? グヒヒ」
魔道具で能力底上げとか、実技テストで良いのかな!? でも審判の教師も特に何も言わないから、反則ではないのだろう。金を握らせてるか、弱みを握られている可能性もあるけど。
装備を【鑑定】したら、加速の指輪(上級)や怪力のネックレス(上級)とか、色々と凄そうな物を付けていた。ステータス20%アップとからしい。今回は関係ないけど、解毒の腕輪とかもあった。俺もその内、色々欲しいな。
後、本人のレベルは30だった。レベルは10の倍数で一気に上がりにくくなるので、30で止めたと思われる。どうせパワーレベリングで親が雇った冒険者とかに上げて貰ったんだろうけどね。
ジョージ曰く、黒い噂の絶えない金持ち伯爵の跡取り息子らしい。納得。
そして模擬戦だが、木の武器を使って行われる。魔法は使用禁止の近接戦のみ。一応、【回復魔法】の使える教師もスタンバイしているので、少しくらい怪我をしても大丈夫だ。大怪我しても俺が治せるけど。
模擬戦の内容自体は特筆すべき点は無かったが、俺が一方的だった事だけは記して置こう。レベルと魔道具によるステータスの底上げの力技だけで、剣術はお粗末な物だった。あんな攻撃、当たる方が難しいくらいだ。一応、試験という事もあるので、1発で終わらせる事はせず、しばらく剣を交えてから目の前に剣先を寸止めしてあげたら降参してくれた。
「くううっ! 何か不正を働いてるに違いないよ! 父様に言って調べてもらうんだからね!」
とか、捨てゼリフを吐いていたが、スルーしておいた。後々、面倒な事にならなければ良いけど。その前に何か手を打とう。
追伸、ジョージは同じレベルの女の子が対戦相手で勝負は負けたらしい。
「女の子相手に攻撃は出来ないだろ? 仕方ない」
とか言っていた。まあ、分からなくもないけど、試験なんだから割り切らないと。
21
──【宣伝】─────────
新作「神の魔力と紙防御〜転生で神の魔力をも貰ったけど、同時に貰ったのは紙の防御力になりました。これは祝福ですか? いいえ、呪いです〜」(リンクになっています)の連載を開始しました。
思いつきで書き始めましたが、結構面白くできてると思うので(自画自賛)、良かったら読んでもらえば喜びます。よろしくお願いします。
ポチは今まで通り更新しますので、ご心配なく!
新作「神の魔力と紙防御〜転生で神の魔力をも貰ったけど、同時に貰ったのは紙の防御力になりました。これは祝福ですか? いいえ、呪いです〜」(リンクになっています)の連載を開始しました。
思いつきで書き始めましたが、結構面白くできてると思うので(自画自賛)、良かったら読んでもらえば喜びます。よろしくお願いします。
ポチは今まで通り更新しますので、ご心配なく!
お気に入りに追加
3,792
あなたにおすすめの小説

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

【完結】公爵令嬢は、婚約破棄をあっさり受け入れる
櫻井みこと
恋愛
突然、婚約破棄を言い渡された。
彼は社交辞令を真に受けて、自分が愛されていて、そのために私が必死に努力をしているのだと勘違いしていたらしい。
だから泣いて縋ると思っていたらしいですが、それはあり得ません。
私が王妃になるのは確定。その相手がたまたま、あなただった。それだけです。
またまた軽率に短編。
一話…マリエ視点
二話…婚約者視点
三話…子爵令嬢視点
四話…第二王子視点
五話…マリエ視点
六話…兄視点
※全六話で完結しました。馬鹿すぎる王子にご注意ください。
スピンオフ始めました。
「追放された聖女が隣国の腹黒公爵を頼ったら、国がなくなってしまいました」連載中!
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

冤罪から逃れるために全てを捨てた。
四折 柊
恋愛
王太子の婚約者だったオリビアは冤罪をかけられ捕縛されそうになり全てを捨てて家族と逃げた。そして以前留学していた国の恩師を頼り、新しい名前と身分を手に入れ幸せに過ごす。1年が過ぎ今が幸せだからこそ思い出してしまう。捨ててきた国や自分を陥れた人達が今どうしているのかを。(視点が何度も変わります)

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる