26 / 159
第1章 幼少期編
従話 ポチの右腕(1)
しおりを挟む
拙者の名はアドラン。ポチ殿の忠実な僕にして、まだ見ぬ真の主人、リョーマ殿に生涯の忠誠を誓うアースドラゴンでござる。
拙者はダンジョン内で迷子になり、餓死の危機に瀕していた時にポチ殿に助けられて、九死に一生を得た。そして、その強さと優しさに惹かれて配下に加えて頂いたのでござる。
真の主人リョーマ殿の従魔になる契約をした途端、未だかつて無いほどの力が湧き上がってきた。この方々に付いて行けば間違いない。そう確信した瞬間でもあったでござる。
それから、拙者とポチ殿はダンジョンを脱出するべく動き出したでござる。
聞くも涙、語るも涙の5年間を過ごしたでござるが、最初の事件は配下となったその日だったでござる。
ポチ殿の生まれたと言う部屋に戻ると、ポチ殿の母上が血を流して倒れていた。命に別状は無さそうなものの、かなりの大怪我で暫くは動けそうにない程でござった。
リョーマ殿と従魔契約ができたら、回復力も強化されて直ぐに治るのではないかと提案したのでござるが、血族で上位の者は配下にできない事が判明した。ポチ殿の母上と従魔契約するには、リョーマ殿が直接契約するしかないようなのでござる。
そこで拙者はこの部屋に護衛として残り、ポチ殿は治癒の得意な魔物を探して配下にすべく旅立ったのでござる。
数日して、ポチ殿が連れて来たのは何と精霊でござった。聞くと【治癒魔法】の使える精霊を見つけて配下にしたとの事。ポチ殿の強運には目を見張るものがあるでござる。
そして、ポチ殿の母上は無事に治療し、ポチ殿と新たな仲間の精霊と拙者はダンジョンを抜けるべく旅立った。母上殿は何故かこの階層から出る事は出来ないらしく、我が子の旅立ちを祝福し、送り出してくれた。
それから5年経ち、ポチ殿の配下は今や200匹を超えた。拙者の同僚であるポチ殿直属の配下は、拙者を含めて4匹。拙者は勝手にポチ四天王と呼んでいるでござる。
まずは拙者、アースドラゴンのアドラン。2匹目が水の精霊のジン。あ、名前に付いてのツッコミはポチ殿にかたく禁じられているでござる。あと3匹目、4匹目についてはまた紹介するでござる。
拙者達は真の主であるリョーマ殿を探すべく、まずはダンジョンの出口を目指した。しかし、どこから行っても、ポチ殿と出会った場所に有ったような深淵に辿り着き、そこから先に進む事が出来なかったのでござる。
そこで、ポチ殿と四天王のみんなで相談してダンジョンを下に進む事にした。ダンジョンがどの様なものなのか正直誰にもわからない。だから、みんなで試行錯誤しながらここまで進んで来たでござる。
毎日四天王の誰かがポチ殿と行動を共にしていて、今日は拙者の番でござる。
拙者はリトルアースドラゴンからアースドラゴンへ、そしてエンシェントアースドラゴンへと進化している。本来の全長は20mを超え、立派なドラゴンに成長出来たでござる。
これもひとえに、ポチ殿とリョーマ殿のお陰と感謝しているでござる。
ただ、ダンジョン内で20mを超える巨体だと、行動がかなり制限される。そこで拙者は【小型化】のスキルを使用して、ポチ殿と出会った頃のリトルアースドラゴンの姿になっている。ポチ殿にも同様に進化したけど【小型化】スキルで小さいモフモフでござる。癒されるでござる。
また、【小型化】スキルを使用してもステータス等はそのままである為、戦闘に支障はない。それなので拙者達は専ら【小型化】の状態で過ごしているでござる。
話が少し逸れたでござるが、今日は拙者がポチ殿と行動できる日なのでござる。基本的に当番の日以外はそれぞれダンジョン内で自由にすごしている。ポチ殿のはからいで、休息は十分に取ることとなっているでござる。
〈アド、シルクだよ。ちょいと良いかな?〉
ポチ殿とダンジョンを進んでいると、配下の一人から【念話】連絡が来た。シルクは妖精で、もう4年くらいの付き合いになる。
折角のポチ殿との二人っきりの時間を・・・、大丈夫じゃないでござる。と返したいところではあるけど、上に立つものそれではダメだと、ポチ殿にも良く言われるのでござる。
〈どうしたでござるか?〉
〈あたし達のパーティーで2階層上の未踏地区を捜索していたら、コミュニケーション可能な魔物がいたんだ。優秀そうだから少し話をしたら、仲間になってくれそうだけど、ちょっとアドもみて確認してくれないかな?〉
拙者達が仲間を増やす方法として、コミュニケーションが取れそうな魔物とは、いきなり戦うことを極力避けて、話をする事にしている。そして可能ならリョーマ殿と従魔契約して貰うのでござる。
本当はポチ殿から離れたくは無いけど、結果的にポチ殿の為になる話でござるし、配下の子達が折角動いてくれているので、行かないわけにはいかないでござる・・・。
〈分かった、すぐ行くでござる〉
「殿! 拙者の部下から【念話】連絡があり、優秀な魔物を見つけたので拙者に従魔選定をして欲しいとの事でござる。少し席を外させて頂くでござる」
そう言うと、拙者は【土移動】のスキルを発動する。このスキルは一瞬で足元の土に潜り、そのまま高速で移動できる。昔のように自力で掘り進む必要もなく、かなりのスピードで移動が可能でござる。
行き先は何となく距離と方向が意識出来ていて、同じ階層内であれば数十秒で移動可能である。
今回はこの階層の入口まで【土移動】して、そこから魔法陣で上の階層に移動する。次の階層でも、入口まで【土移動】して、また魔法陣で移動。ここまで約1分でござる。他の四天王もそれぞれ高速で移動出来る術は持っているので、日替りのお供が可能なのでござる。
〈言われた階層に着いたでござる。もう一度【念話】してくれたら、その思念を辿って【土移動】するでござる〉
〈オーケー、アド。ここにお願い〉
拙者はシルクからの念話を辿って【土移動】をする。そんなに遠くなかったようで、10秒程で到着した。拙者は土から出る。
「お、アド。待ってたよ」
そう言って出迎えてくれたのは、先程から【念話】で連絡をくれていたシルクでござる。
シルクはパーティーメンバーのオーガの肩に座っている。シルクは3人パーティーであり、オーガの他にもう一人妖精がいる。もう一人の妖精の名前はミルクでござる。後、オーガの名前は鬼ちゃん。ちゃんまで含めて名前だそうでござる。流石・・・、いや何も言うまい。
そしてこの3人の向かいに居る魔物を見る。
・・・拙者にソックリでごさる。強いて違いを挙げるとしてら、拙者より色が少し薄いくらいなのでござる。
「はじめまして、あなたがアドランね? この子達から少し話を聞いているわ」
ソックリだけど、メスでござる!?
「どう? 驚いた? アドそっくりでしょ?」
シルクがしてやったりな顔をして拙者を見る。
「そっくりなのー。アドっちが二人なのー」
この"なのなの"言っているのがミルクである。妖精ペアは何かノリが軽い。そして鬼ちゃんは寡黙で、滅多に喋らないでござる。
〈扉を発見したので、ちょっと階層主を倒してくるのだ〉
そこで、急にポチ殿から【念話】が届いた。拙者が居ない間に階層主の元に辿り着いてしまったようでござる。
〈殿! 一人は危いでござる! 暫しお待ちを・・・〉
途中で【念話】が切れた感覚があったので、ポチ殿は拙者の言葉を聞く前に、階層主の部屋に入ってしまったでござる。あの中は亜空間になっていて、外界とは連絡が取れないのでござる。
「来て早々、大変申し訳ないでござるが、殿が一人で階層主の部屋に入ってしまったみたいでござる。拙者、入口で待機するので一度向こうに戻るでござる。詳しい話はまた後程、その間、シルクお相手を宜しく頼むでござる」
「オーケー。ボスは相変わらず無鉄砲だね。この場は繋いでおくから行ってらっしゃい」
そして急いで階層主のトビラの前まで移動する。通常なら5分程度で階層主を倒して出てくるはずでござる。出てきたら一人で入った事に文句を言うでござる。
しかし、ポチ殿はほぼ丸1日出て来なかった。
四天王も全員集まって大騒ぎだったでござる。最終的には無事に出できたのであるが、ポチ殿直属の配下が増えていたでござる。
拙者の四天王計画がっ!
拙者はダンジョン内で迷子になり、餓死の危機に瀕していた時にポチ殿に助けられて、九死に一生を得た。そして、その強さと優しさに惹かれて配下に加えて頂いたのでござる。
真の主人リョーマ殿の従魔になる契約をした途端、未だかつて無いほどの力が湧き上がってきた。この方々に付いて行けば間違いない。そう確信した瞬間でもあったでござる。
それから、拙者とポチ殿はダンジョンを脱出するべく動き出したでござる。
聞くも涙、語るも涙の5年間を過ごしたでござるが、最初の事件は配下となったその日だったでござる。
ポチ殿の生まれたと言う部屋に戻ると、ポチ殿の母上が血を流して倒れていた。命に別状は無さそうなものの、かなりの大怪我で暫くは動けそうにない程でござった。
リョーマ殿と従魔契約ができたら、回復力も強化されて直ぐに治るのではないかと提案したのでござるが、血族で上位の者は配下にできない事が判明した。ポチ殿の母上と従魔契約するには、リョーマ殿が直接契約するしかないようなのでござる。
そこで拙者はこの部屋に護衛として残り、ポチ殿は治癒の得意な魔物を探して配下にすべく旅立ったのでござる。
数日して、ポチ殿が連れて来たのは何と精霊でござった。聞くと【治癒魔法】の使える精霊を見つけて配下にしたとの事。ポチ殿の強運には目を見張るものがあるでござる。
そして、ポチ殿の母上は無事に治療し、ポチ殿と新たな仲間の精霊と拙者はダンジョンを抜けるべく旅立った。母上殿は何故かこの階層から出る事は出来ないらしく、我が子の旅立ちを祝福し、送り出してくれた。
それから5年経ち、ポチ殿の配下は今や200匹を超えた。拙者の同僚であるポチ殿直属の配下は、拙者を含めて4匹。拙者は勝手にポチ四天王と呼んでいるでござる。
まずは拙者、アースドラゴンのアドラン。2匹目が水の精霊のジン。あ、名前に付いてのツッコミはポチ殿にかたく禁じられているでござる。あと3匹目、4匹目についてはまた紹介するでござる。
拙者達は真の主であるリョーマ殿を探すべく、まずはダンジョンの出口を目指した。しかし、どこから行っても、ポチ殿と出会った場所に有ったような深淵に辿り着き、そこから先に進む事が出来なかったのでござる。
そこで、ポチ殿と四天王のみんなで相談してダンジョンを下に進む事にした。ダンジョンがどの様なものなのか正直誰にもわからない。だから、みんなで試行錯誤しながらここまで進んで来たでござる。
毎日四天王の誰かがポチ殿と行動を共にしていて、今日は拙者の番でござる。
拙者はリトルアースドラゴンからアースドラゴンへ、そしてエンシェントアースドラゴンへと進化している。本来の全長は20mを超え、立派なドラゴンに成長出来たでござる。
これもひとえに、ポチ殿とリョーマ殿のお陰と感謝しているでござる。
ただ、ダンジョン内で20mを超える巨体だと、行動がかなり制限される。そこで拙者は【小型化】のスキルを使用して、ポチ殿と出会った頃のリトルアースドラゴンの姿になっている。ポチ殿にも同様に進化したけど【小型化】スキルで小さいモフモフでござる。癒されるでござる。
また、【小型化】スキルを使用してもステータス等はそのままである為、戦闘に支障はない。それなので拙者達は専ら【小型化】の状態で過ごしているでござる。
話が少し逸れたでござるが、今日は拙者がポチ殿と行動できる日なのでござる。基本的に当番の日以外はそれぞれダンジョン内で自由にすごしている。ポチ殿のはからいで、休息は十分に取ることとなっているでござる。
〈アド、シルクだよ。ちょいと良いかな?〉
ポチ殿とダンジョンを進んでいると、配下の一人から【念話】連絡が来た。シルクは妖精で、もう4年くらいの付き合いになる。
折角のポチ殿との二人っきりの時間を・・・、大丈夫じゃないでござる。と返したいところではあるけど、上に立つものそれではダメだと、ポチ殿にも良く言われるのでござる。
〈どうしたでござるか?〉
〈あたし達のパーティーで2階層上の未踏地区を捜索していたら、コミュニケーション可能な魔物がいたんだ。優秀そうだから少し話をしたら、仲間になってくれそうだけど、ちょっとアドもみて確認してくれないかな?〉
拙者達が仲間を増やす方法として、コミュニケーションが取れそうな魔物とは、いきなり戦うことを極力避けて、話をする事にしている。そして可能ならリョーマ殿と従魔契約して貰うのでござる。
本当はポチ殿から離れたくは無いけど、結果的にポチ殿の為になる話でござるし、配下の子達が折角動いてくれているので、行かないわけにはいかないでござる・・・。
〈分かった、すぐ行くでござる〉
「殿! 拙者の部下から【念話】連絡があり、優秀な魔物を見つけたので拙者に従魔選定をして欲しいとの事でござる。少し席を外させて頂くでござる」
そう言うと、拙者は【土移動】のスキルを発動する。このスキルは一瞬で足元の土に潜り、そのまま高速で移動できる。昔のように自力で掘り進む必要もなく、かなりのスピードで移動が可能でござる。
行き先は何となく距離と方向が意識出来ていて、同じ階層内であれば数十秒で移動可能である。
今回はこの階層の入口まで【土移動】して、そこから魔法陣で上の階層に移動する。次の階層でも、入口まで【土移動】して、また魔法陣で移動。ここまで約1分でござる。他の四天王もそれぞれ高速で移動出来る術は持っているので、日替りのお供が可能なのでござる。
〈言われた階層に着いたでござる。もう一度【念話】してくれたら、その思念を辿って【土移動】するでござる〉
〈オーケー、アド。ここにお願い〉
拙者はシルクからの念話を辿って【土移動】をする。そんなに遠くなかったようで、10秒程で到着した。拙者は土から出る。
「お、アド。待ってたよ」
そう言って出迎えてくれたのは、先程から【念話】で連絡をくれていたシルクでござる。
シルクはパーティーメンバーのオーガの肩に座っている。シルクは3人パーティーであり、オーガの他にもう一人妖精がいる。もう一人の妖精の名前はミルクでござる。後、オーガの名前は鬼ちゃん。ちゃんまで含めて名前だそうでござる。流石・・・、いや何も言うまい。
そしてこの3人の向かいに居る魔物を見る。
・・・拙者にソックリでごさる。強いて違いを挙げるとしてら、拙者より色が少し薄いくらいなのでござる。
「はじめまして、あなたがアドランね? この子達から少し話を聞いているわ」
ソックリだけど、メスでござる!?
「どう? 驚いた? アドそっくりでしょ?」
シルクがしてやったりな顔をして拙者を見る。
「そっくりなのー。アドっちが二人なのー」
この"なのなの"言っているのがミルクである。妖精ペアは何かノリが軽い。そして鬼ちゃんは寡黙で、滅多に喋らないでござる。
〈扉を発見したので、ちょっと階層主を倒してくるのだ〉
そこで、急にポチ殿から【念話】が届いた。拙者が居ない間に階層主の元に辿り着いてしまったようでござる。
〈殿! 一人は危いでござる! 暫しお待ちを・・・〉
途中で【念話】が切れた感覚があったので、ポチ殿は拙者の言葉を聞く前に、階層主の部屋に入ってしまったでござる。あの中は亜空間になっていて、外界とは連絡が取れないのでござる。
「来て早々、大変申し訳ないでござるが、殿が一人で階層主の部屋に入ってしまったみたいでござる。拙者、入口で待機するので一度向こうに戻るでござる。詳しい話はまた後程、その間、シルクお相手を宜しく頼むでござる」
「オーケー。ボスは相変わらず無鉄砲だね。この場は繋いでおくから行ってらっしゃい」
そして急いで階層主のトビラの前まで移動する。通常なら5分程度で階層主を倒して出てくるはずでござる。出てきたら一人で入った事に文句を言うでござる。
しかし、ポチ殿はほぼ丸1日出て来なかった。
四天王も全員集まって大騒ぎだったでござる。最終的には無事に出できたのであるが、ポチ殿直属の配下が増えていたでござる。
拙者の四天王計画がっ!
21
──【宣伝】─────────
新作「神の魔力と紙防御〜転生で神の魔力をも貰ったけど、同時に貰ったのは紙の防御力になりました。これは祝福ですか? いいえ、呪いです〜」(リンクになっています)の連載を開始しました。
思いつきで書き始めましたが、結構面白くできてると思うので(自画自賛)、良かったら読んでもらえば喜びます。よろしくお願いします。
ポチは今まで通り更新しますので、ご心配なく!
新作「神の魔力と紙防御〜転生で神の魔力をも貰ったけど、同時に貰ったのは紙の防御力になりました。これは祝福ですか? いいえ、呪いです〜」(リンクになっています)の連載を開始しました。
思いつきで書き始めましたが、結構面白くできてると思うので(自画自賛)、良かったら読んでもらえば喜びます。よろしくお願いします。
ポチは今まで通り更新しますので、ご心配なく!
お気に入りに追加
3,791
あなたにおすすめの小説

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください
シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。
国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。
溺愛する女性がいるとの噂も!
それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。
それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから!
そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー
最後まで書きあがっていますので、随時更新します。
表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる