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第1章 幼少期編
第6話 今のは火魔法ではない生活魔法だ。
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俺がお兄さんのナイフを指で受け止めたら、全員が凍りついた。あ、ボクは幼気な幼児だよ。怖くないよ。
「なっ! どうなってやがる!?」
そう言いながら、俺に突進して来たお兄さんがナイフを引っ張るが全く動かない。俺の指二本はこのお兄さんの全力より強いらしい。
「くそっ! 離しやがれ!」
そう言いながら更に引っ張るので、ご希望通り離してあげる。力いっぱいお兄さんがナイフを引っ張る瞬間に。
「ぐほぁっ!」
「うわっ!」
お兄さんは叫びながら、自分の力でゴロゴロと後ろに転がって、お仲間さんに突っ込んだ。あ、ナイフを持って転がったから、顔が少し切れてる。痛そう。
「てめぇ! 何しやがる!」
転がったお兄さんが、起き上がりながら怒ってる。
「いや、離しやがれって言われたから離しただけですよ?」
「くそっ、屁理屈ばっかり並べやがって!」
いえ、並べてません。
「お兄さん達、諦めて帰ってくれませんか? こう見えて僕も忙しい身でして・・・」
「こんなにコケにされて、黙って帰る訳がないだろ? お前ら、死なない程度に痛めつけろ!」
折角見逃してあげようと思ったのに、呆けていた周りのお兄さん達も我に帰り、一番偉そうなお兄さんがそんな事を言い出した。
因みに、後ろの姉弟は話について来ていない。完全に置いてけぼりである。
「ガキが! もう泣いて謝っても許してやらないからな!」
そう言いながら、合間を詰めてくる。最初から泣いて謝っても許してくれなかった気もするけど。さて、どうしようかな・・・。何とか脅して逃げて貰いたいけど・・・。
あ、そうだ。攻撃性の高い魔法がダメなら【生活魔法】があるじゃない。
実は前に【生活魔法】の『着火』を家の中で試した時に、掌からバーナーみたいに炎が出て危うく家を燃やす所だった。あの時は特に何も考えずに発動したけど、今回は思いっきり魔力を込めるイメージで、掌を上に向けてその上に火が出るように・・・
「『着火』」
ゴオオオっ!
凄い音と共に掌から地上10m位まで火の柱が出来た。あれ? デカくね?
呆然と見上げる俺。
「うわぁぁっ!」
「なっ、何だ!?」
呆然と見上げるお兄さん達。
近付いて来ていたお兄さん達も立ち止まっている。
「おい! テメェら、離れろ! これは【火魔法】レベル3で使えると言う、あの魔法に違いない! 死ぬぞ!」
リーダー的なお兄さんがそう叫ぶと、お兄さんズはジリジリと下がって行く。
「こ、このガキ・・・、その歳で【火魔法】の達人クラスとか、化け物か!?」
言えない。これがただの【生活魔法】で、多くの人が使える『着火』ですとか、言えない。
どこかの大魔王みたいに、今のは【火魔法】ではない・・・、【生活魔法】だ! とかやりたいけど、誰も元ネタ知らないし。
「いや、さっきどう考えても『着火』って言ったわよね・・・」
後ろからツッコミが聞こえる。女の子には魔法の発動時に俺が呟いたのが聞こえていたらしい。因みに、魔法は【魔力操作】のレベルが上がれば、口に出さなくても使える。俺が口にしたのは何となくだ。【身体強化】とかは口に出してないしね。
因みに、お兄さんが【火魔法】のレベル3の魔法と言っていたのは、多分『火炎放射』の魔法だと思われる。レベル3で使えたし。後レベル3で達人とか言っていたが、どうやらこの世界ではどのスキルもレベル1か2までしか使えない人がほとんどで、まれに3まで上がっていると達人扱いとなる。
レベル4にもなると有名人。レベル5は英雄クラスである。俺のレベル10って何だろう。神?
「おい! お前達、何をしている!」
そんな下らない事を考えていたら、通りの向こうから叫びながら走ってくる集団がある。とりあえず火は消しておこう。
「オメェら、やべぇぞ。あの鎧、神殿騎士だ! ずらかれ!」
「お、おう・・・!」
あ、説明ゼリフありがとうございます。お兄さん達はそう言いながら、散り散りに走り去って行く。意外と仲間思いなのか、俺が最初に蹴り飛ばして未だに伸びていた男も、律儀に拾って行った。
「もう大丈夫かな? 大丈夫でしたか?」
俺は後ろを振り返り、二人の姉弟に声をかけた。
「ええ、大丈夫よ。弟もビックリして座り込んでいるだけで、ケガもないわ。本当にありがとう」
そう言って頭を下げる女の子。今までそれどころじゃ無くてよく見ていなかったけど、よく見たらショートカットにした茶色の髪の中から、猫の耳が生えている。これはアレだ。猫耳の獣人さんだ! 弟もよく見たら猫耳が生えてる。これはこれでかわいい!
そんなやり取りをしている間に、神殿騎士と思われる人達がやってきた。
一人を残して、後のメンバーはお兄さん達を追いかけて行く。そう言えば、どうしてこんなところに神殿騎士が居たんだろう?
「レミ様、ソラ様、ご無事ですか!? 申し訳ございません。我々が目を離したばかりに、危険な目に合わせてしまって」
あ、この子達の関係者でした。お姉さんがレミで、弟がソラかな?
「ええ、大丈夫です。この子が助けてくれましたので」
女の子はそう言いながら、俺の顔を見る。
「君は・・・」
「その子は私の息子よ」
神殿騎士の言葉に路地裏から出てきた女性が割り込む。いや、女性と言うか・・・
「お、お母様!?」
「えぇ、そうよリョーマ。お母さん、心配でこっそり後を付けてきたの。さっきも本当は飛び出すかどうしようか、迷っていたのよ」
ええ、尾行されていたなんて、全く気付かなかった・・・。あれか、母親は【隠密行動】のスキルを持っていたから、スキルを使ったんだな。俺も早めに【気配察知】や【魔力探知】のスキルを覚えないとな。
「さ、サーシャ様!? 何故こんなところに!」
俺も驚いたけど、神殿騎士の人も驚いている。知り合いっぽい。
「えっ! サーシャって、あの・・・? 伝説の神殿騎士、王都の御前試合でも優勝した事のある疾風迅雷のサーシャ!? わ、私ファンだったの!」
えええ、うちの母親、何者なんだ。厨二な二つ名・・・。いや、カッコいいけど。こんな女の子でも知ってるくらい有名人だったのね。
「うふふ、それは昔の話。優勝と言っても対戦相手は格上だけど準決勝で深手をおっていたしね。今はただの母親、兼森の監視員よ」
「あ、あのっ、はじめまして。私、巫女見習いのレミって言います! こっちは弟のソラ、お見知り置きをっ!」
色々ぶっ込んでくるな・・・。この子は巫女見習いらしい。そりゃあ、神殿騎士が走ってくるのも頷ける。
「あら、うちの人から噂は聞いているわ。貴方が新しい巫女候補として赴任してきたレミちゃんなのね? 近々、挨拶に伺おうと思っていたのよ?」
普通に世間話を始めてしまった。
「あ、あの、サーシャ様? それよりも、この場を収めませんと・・・」
「あらあら、いけない。主婦歴が長くなると、ついつい話し込んでしまうのよね」
話の流れからすると、この神殿騎士さんは母親の元部下とか、そんな感じだろうか?
結構騒いだので、チラホラと野次馬が集まりつつある。俺達が襲われている時に集まって欲しかったよ。
「とりあえず、レミちゃんを神殿に送って行きましょうか? またチンピラに襲われてもいけないからね? そこでお話しましょうね?」
「はい! サーシャ様の武勇伝とか聞かせて頂けますかっ?」
女の子は強い女性が好きなのかな? 若干、恋する乙女の目になってる気もする。そして、弟くんが空気だ。
「貴方はリョーマって言うのね。助けてくれてありがとう。私の事はレミって呼んでね」
母に対するこの子の目を見てると、俺は母と親しくするためのダシに使われそうな気がするなあ。
「リョーマ、貴方はこのままお使いの続きに行きなさい。さっきのやり取りを見た限りでは、よっぽどの事が無い限り、心配は無用そうだから、私は神殿に行ってくるわ」
まさかの俺だけ別行動!
「分かりました、お母様。行って参ります」
でも、拒否権はないのでお使いの続きに向かう事にする。神殿騎士の人にどう言い訳しようか悩んでたので、結果オーライだ。
何か後ろで母親が、うちの子にこっそり護衛を付けなさいとか、神殿騎士さんに言ってるのは聞こえないフリをしておこう。
「なっ! どうなってやがる!?」
そう言いながら、俺に突進して来たお兄さんがナイフを引っ張るが全く動かない。俺の指二本はこのお兄さんの全力より強いらしい。
「くそっ! 離しやがれ!」
そう言いながら更に引っ張るので、ご希望通り離してあげる。力いっぱいお兄さんがナイフを引っ張る瞬間に。
「ぐほぁっ!」
「うわっ!」
お兄さんは叫びながら、自分の力でゴロゴロと後ろに転がって、お仲間さんに突っ込んだ。あ、ナイフを持って転がったから、顔が少し切れてる。痛そう。
「てめぇ! 何しやがる!」
転がったお兄さんが、起き上がりながら怒ってる。
「いや、離しやがれって言われたから離しただけですよ?」
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「お兄さん達、諦めて帰ってくれませんか? こう見えて僕も忙しい身でして・・・」
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因みに、後ろの姉弟は話について来ていない。完全に置いてけぼりである。
「ガキが! もう泣いて謝っても許してやらないからな!」
そう言いながら、合間を詰めてくる。最初から泣いて謝っても許してくれなかった気もするけど。さて、どうしようかな・・・。何とか脅して逃げて貰いたいけど・・・。
あ、そうだ。攻撃性の高い魔法がダメなら【生活魔法】があるじゃない。
実は前に【生活魔法】の『着火』を家の中で試した時に、掌からバーナーみたいに炎が出て危うく家を燃やす所だった。あの時は特に何も考えずに発動したけど、今回は思いっきり魔力を込めるイメージで、掌を上に向けてその上に火が出るように・・・
「『着火』」
ゴオオオっ!
凄い音と共に掌から地上10m位まで火の柱が出来た。あれ? デカくね?
呆然と見上げる俺。
「うわぁぁっ!」
「なっ、何だ!?」
呆然と見上げるお兄さん達。
近付いて来ていたお兄さん達も立ち止まっている。
「おい! テメェら、離れろ! これは【火魔法】レベル3で使えると言う、あの魔法に違いない! 死ぬぞ!」
リーダー的なお兄さんがそう叫ぶと、お兄さんズはジリジリと下がって行く。
「こ、このガキ・・・、その歳で【火魔法】の達人クラスとか、化け物か!?」
言えない。これがただの【生活魔法】で、多くの人が使える『着火』ですとか、言えない。
どこかの大魔王みたいに、今のは【火魔法】ではない・・・、【生活魔法】だ! とかやりたいけど、誰も元ネタ知らないし。
「いや、さっきどう考えても『着火』って言ったわよね・・・」
後ろからツッコミが聞こえる。女の子には魔法の発動時に俺が呟いたのが聞こえていたらしい。因みに、魔法は【魔力操作】のレベルが上がれば、口に出さなくても使える。俺が口にしたのは何となくだ。【身体強化】とかは口に出してないしね。
因みに、お兄さんが【火魔法】のレベル3の魔法と言っていたのは、多分『火炎放射』の魔法だと思われる。レベル3で使えたし。後レベル3で達人とか言っていたが、どうやらこの世界ではどのスキルもレベル1か2までしか使えない人がほとんどで、まれに3まで上がっていると達人扱いとなる。
レベル4にもなると有名人。レベル5は英雄クラスである。俺のレベル10って何だろう。神?
「おい! お前達、何をしている!」
そんな下らない事を考えていたら、通りの向こうから叫びながら走ってくる集団がある。とりあえず火は消しておこう。
「オメェら、やべぇぞ。あの鎧、神殿騎士だ! ずらかれ!」
「お、おう・・・!」
あ、説明ゼリフありがとうございます。お兄さん達はそう言いながら、散り散りに走り去って行く。意外と仲間思いなのか、俺が最初に蹴り飛ばして未だに伸びていた男も、律儀に拾って行った。
「もう大丈夫かな? 大丈夫でしたか?」
俺は後ろを振り返り、二人の姉弟に声をかけた。
「ええ、大丈夫よ。弟もビックリして座り込んでいるだけで、ケガもないわ。本当にありがとう」
そう言って頭を下げる女の子。今までそれどころじゃ無くてよく見ていなかったけど、よく見たらショートカットにした茶色の髪の中から、猫の耳が生えている。これはアレだ。猫耳の獣人さんだ! 弟もよく見たら猫耳が生えてる。これはこれでかわいい!
そんなやり取りをしている間に、神殿騎士と思われる人達がやってきた。
一人を残して、後のメンバーはお兄さん達を追いかけて行く。そう言えば、どうしてこんなところに神殿騎士が居たんだろう?
「レミ様、ソラ様、ご無事ですか!? 申し訳ございません。我々が目を離したばかりに、危険な目に合わせてしまって」
あ、この子達の関係者でした。お姉さんがレミで、弟がソラかな?
「ええ、大丈夫です。この子が助けてくれましたので」
女の子はそう言いながら、俺の顔を見る。
「君は・・・」
「その子は私の息子よ」
神殿騎士の言葉に路地裏から出てきた女性が割り込む。いや、女性と言うか・・・
「お、お母様!?」
「えぇ、そうよリョーマ。お母さん、心配でこっそり後を付けてきたの。さっきも本当は飛び出すかどうしようか、迷っていたのよ」
ええ、尾行されていたなんて、全く気付かなかった・・・。あれか、母親は【隠密行動】のスキルを持っていたから、スキルを使ったんだな。俺も早めに【気配察知】や【魔力探知】のスキルを覚えないとな。
「さ、サーシャ様!? 何故こんなところに!」
俺も驚いたけど、神殿騎士の人も驚いている。知り合いっぽい。
「えっ! サーシャって、あの・・・? 伝説の神殿騎士、王都の御前試合でも優勝した事のある疾風迅雷のサーシャ!? わ、私ファンだったの!」
えええ、うちの母親、何者なんだ。厨二な二つ名・・・。いや、カッコいいけど。こんな女の子でも知ってるくらい有名人だったのね。
「うふふ、それは昔の話。優勝と言っても対戦相手は格上だけど準決勝で深手をおっていたしね。今はただの母親、兼森の監視員よ」
「あ、あのっ、はじめまして。私、巫女見習いのレミって言います! こっちは弟のソラ、お見知り置きをっ!」
色々ぶっ込んでくるな・・・。この子は巫女見習いらしい。そりゃあ、神殿騎士が走ってくるのも頷ける。
「あら、うちの人から噂は聞いているわ。貴方が新しい巫女候補として赴任してきたレミちゃんなのね? 近々、挨拶に伺おうと思っていたのよ?」
普通に世間話を始めてしまった。
「あ、あの、サーシャ様? それよりも、この場を収めませんと・・・」
「あらあら、いけない。主婦歴が長くなると、ついつい話し込んでしまうのよね」
話の流れからすると、この神殿騎士さんは母親の元部下とか、そんな感じだろうか?
結構騒いだので、チラホラと野次馬が集まりつつある。俺達が襲われている時に集まって欲しかったよ。
「とりあえず、レミちゃんを神殿に送って行きましょうか? またチンピラに襲われてもいけないからね? そこでお話しましょうね?」
「はい! サーシャ様の武勇伝とか聞かせて頂けますかっ?」
女の子は強い女性が好きなのかな? 若干、恋する乙女の目になってる気もする。そして、弟くんが空気だ。
「貴方はリョーマって言うのね。助けてくれてありがとう。私の事はレミって呼んでね」
母に対するこの子の目を見てると、俺は母と親しくするためのダシに使われそうな気がするなあ。
「リョーマ、貴方はこのままお使いの続きに行きなさい。さっきのやり取りを見た限りでは、よっぽどの事が無い限り、心配は無用そうだから、私は神殿に行ってくるわ」
まさかの俺だけ別行動!
「分かりました、お母様。行って参ります」
でも、拒否権はないのでお使いの続きに向かう事にする。神殿騎士の人にどう言い訳しようか悩んでたので、結果オーライだ。
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