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第二章
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ネックレス捜索隊の三人はまた平野を移動している。
体力気力ともに復活したサタヴァだが、光彩バリアは日中ずっと持続しないといけないことを考慮し出力を落としたため、見た目は虹色から白色へと変わった。そのため三人は、白色に輝く列となり進んでいるのだ。
「う~ん、いま四日目なんですが、あとどのくらいで渦に行けそうですかね…」ヤトルは言う。
「渦への行程だけでいけば、半分以上終わったくらいだと思う。距離の目測からした予想になるが。」
「じゃ、あと同じくらいかかるんですか…ルクちゃん、ネックレスそばまでとは言わないけど、渦の近くまでパッと転移できたらいいのにね。」ヤトルはそんなことを言いだした。
だがルクは、あらゆる場所に転移が可能というわけではない。それらはルクがある程度知っている場所か、誰かルクの知り合いがいる場所か、または聖なる力が感じられる場所か、などと行く先が限られる。
渦の近くへはルクはこれまで行ったことは無いらしく、そこへいきなり転移するのは無理なのだ。
ネックレスを発見したら、ルクの知っている鍛冶屋の小屋周辺の森の中へ皆を転移することは可能ということなので、ルクにはそうしてくれるようにサタヴァは頼んでいる。
「食糧、今のとこは足りてますけど、この前サタヴァさんが獣を狩ってくれてさらに余裕ができたのは助かりました。」ヤトルはサタヴァに向かって続けて礼を述べた。
直前の狩りで仕留めたのは、イノシシに似た四つ足の獣である。食糧は狩りで増えた分を除いても、充分足りる予定ではある。
「ま、これでも足りなくなれば、なんかまた夜にでもとっ捕まえるさ…」サタヴァは答えて言う。皆で歩いている日中は、守りとしている光彩バリアを警戒しているのか魔獣であれ獣であれ近寄らないので、ルクの部屋で皆が寝ている時にサタヴァ一人が外で光彩バリアをほどいた状態で狩りを行ったのだ。
実は日中でも、魔獣は全く現れていないわけではない。魔獣らは光彩バリアから少し離れたところからこちらをチラと伺い、すぐに逃げている。
それらは大抵は四足の獣である。直前に狩ったイノシシに似た奴や、巨大な灰色の狼のように見えるもの、銀の毛並の狐に似た姿がサタヴァの目には入るのであった。
ただ彼らは素早く身を隠すため気づくのはルクやサタヴァのみであり他の二人には見えていない。怯えさせることを恐れサタヴァはその件は口にしていない。
そのせいか、二人は歩いて地面を探すだけなので退屈でしょうがないだの、薬草集めの方が時間潰れるなあ、安全な旅ですよね、などと口にするのだった。
彼らもずっと歩き通しなので本来ならばかなり疲れるはずだが、ルクの部屋で休むと回復に良い効果があるのか二人は元気一杯で軽口を叩く余裕がある。
そんな折だった。クエーキエエーっと叫ぶ声が聞こえたのは。そしてはっきりとその声の持ち主の言葉が、サタヴァには聞こえてきたのであった。
「まあ嫌だわ、こんなとこに人間がウロウロしてるなんて。おまけに妙な光に包まれているわ。私のかわいい子どもたちにこの人間達、ひどいことしないかしら。もう妖しい光ごと、この辺りから早く出てってほしいわあ。」
声の方を見ると子馬くらいの大きさの鳥に似た生き物が、細長い縄のような鱗に包まれた尻尾をふりふり、ニ本の足でテンテンと砂地に足跡をつけながら歩いていくところだった。後ろから雛と思われる子鳥たちがゾロゾロ四匹ほど並んでついていく。サタヴァが戸惑うことに鳥達はこちらから身を隠そうとはしておらず、残り二人にもその姿は見えてしまっている。
この鳥に似た生き物はコカトリスという一種の魔獣であった。吐息で他の生き物を石化させるという、相当危険度の高い魔獣である。光彩バリアを見て怪しんでも姿を隠そうとしないのは、そもそもあまり他の生き物を脅威としていないからである。
この地方の人は、コカトリスに出くわしてしまったら、命からがら逃げ出し、なんとか無事であったことを喜ぶのである。そのためコカトリスは人間と相対することはほとんど無い。彼らも人間についてはそう呼ばれる生き物がいるということくらいしかわかってはいない。
一方で旅の三人については、クガヤ一人を除きこの地方には来たことが無く、クガヤにしてもコカトリスを見てそれとわかるほど知ってはいない。サタヴァとヤトルなどは、コカトリスなど聞いたこともなかった。
サタヴァがコカトリスを最初に見て考えたのは、狩って余分の食糧にすることだったが、雛を連れているので考え直した。子連れの母親を狩るのは流石に無慈悲だ。
ところでサタヴァは魔獣や獣の言葉はわかるのだった。
サタヴァは思った。
…この鳥、言葉が聞こえるので、話は通じるように思う。声をかけて害意が無いことを示し、お互いに無事に通り過ぎよう…
「頼もう!」サタヴァはでかい声で母鳥へ呼びかけた。「そこの…お母さん!」
しかし母鳥は無視した。「…なんか変な人間が阿呆なこと言ってる。私のこと、お母さんだって」母鳥はつぶやいている。「人間と私達は姿が全く違うのに。こんなこともわからないのかしら…人間ってかなりお馬鹿さんなのかしら。それともこの人間が特にお馬鹿なのかしら。」
「待つんだ!待っておくれ、お母さ~ん!」サタヴァは聞こえていないのだろうかと思い、さらに大きな声で叫んだ。
「ああんうるさい!静かにおし!」母鳥は苛々して振り返った。
「私の子鳥たちは、こーこ!」母鳥は羽をパタパタさせて子鳥たちをサタヴァへさし示した。「ああたは、タ・ニ・ン!こっち寄らないで頂戴!…全く!」母鳥はブツブツ言った。「人間の親と私の違いもわからないなんて!それか、今流行りの托卵じゃないでしょうね…
さっ子どもたち!早く行きましょう!変な人間に関わらないのよ」
「はーい」子どもたちはヨチヨチ後をついて歩いている。
しかし今の話はあまりにもサタヴァは聴き逃がせなかったのであった。「ちょっと待ってくれ!何か誤解があるようだ。…お母さん!待ってくれ、お母さん!」
「…子どもたち!不審者かもしれないのがついてくるから、急ぐのよ!」「はーい」
鳥達はそう会話をするやいなや、早足であっと言う間に去って行くのであった。
「くっ…解せん」サタヴァはガクッと両手を地面につけた。
「…お前、さっきから何してるんだ?」クガヤが不思議そうに聞いてきた。「何さっきから、キシャー!キシャー!っておかしな叫び声をあげてるんだよ。」
それはサタヴァが鳥の言葉で母鳥へ話しかけていたのだったが、普通の人間にはわからない。
「あの、一見変ですけど」ヤトルが口を挟んだ。「サタヴァさん、威嚇の声をあげて鳥を追い払ってくれたんですよ!」
「あ、あれ、そういうことだったのか!ありがとな!」クガヤはなぜかその説明で納得してしまった。
「…いや、子連れだったから、争わず話し合いで通りすぎようと思って話しかけたんだが、親鳥に警戒されて逃げられた」サタヴァは情けない顔になって言った。
「鳥と話し合いだあ?」クガヤは頭をひねった。「どこからそんな珍妙な考えが思い浮かぶんだ?…いや、待てよ。以前イタチの魔物化したやつを倒したとき、そいつと話をしたんだったな。
だとしたら、今の鳥は、魔物なんだな?逃げてくれて良かったよ。ああいう感じで叫んだら逃げるんだな。」
「そうですね、いい方法みたいです」なぜか自分達だけで納得する二人であった。
ルクは笑いをこらえているらしく、鼻とヒゲがヒクヒクしている。
体力気力ともに復活したサタヴァだが、光彩バリアは日中ずっと持続しないといけないことを考慮し出力を落としたため、見た目は虹色から白色へと変わった。そのため三人は、白色に輝く列となり進んでいるのだ。
「う~ん、いま四日目なんですが、あとどのくらいで渦に行けそうですかね…」ヤトルは言う。
「渦への行程だけでいけば、半分以上終わったくらいだと思う。距離の目測からした予想になるが。」
「じゃ、あと同じくらいかかるんですか…ルクちゃん、ネックレスそばまでとは言わないけど、渦の近くまでパッと転移できたらいいのにね。」ヤトルはそんなことを言いだした。
だがルクは、あらゆる場所に転移が可能というわけではない。それらはルクがある程度知っている場所か、誰かルクの知り合いがいる場所か、または聖なる力が感じられる場所か、などと行く先が限られる。
渦の近くへはルクはこれまで行ったことは無いらしく、そこへいきなり転移するのは無理なのだ。
ネックレスを発見したら、ルクの知っている鍛冶屋の小屋周辺の森の中へ皆を転移することは可能ということなので、ルクにはそうしてくれるようにサタヴァは頼んでいる。
「食糧、今のとこは足りてますけど、この前サタヴァさんが獣を狩ってくれてさらに余裕ができたのは助かりました。」ヤトルはサタヴァに向かって続けて礼を述べた。
直前の狩りで仕留めたのは、イノシシに似た四つ足の獣である。食糧は狩りで増えた分を除いても、充分足りる予定ではある。
「ま、これでも足りなくなれば、なんかまた夜にでもとっ捕まえるさ…」サタヴァは答えて言う。皆で歩いている日中は、守りとしている光彩バリアを警戒しているのか魔獣であれ獣であれ近寄らないので、ルクの部屋で皆が寝ている時にサタヴァ一人が外で光彩バリアをほどいた状態で狩りを行ったのだ。
実は日中でも、魔獣は全く現れていないわけではない。魔獣らは光彩バリアから少し離れたところからこちらをチラと伺い、すぐに逃げている。
それらは大抵は四足の獣である。直前に狩ったイノシシに似た奴や、巨大な灰色の狼のように見えるもの、銀の毛並の狐に似た姿がサタヴァの目には入るのであった。
ただ彼らは素早く身を隠すため気づくのはルクやサタヴァのみであり他の二人には見えていない。怯えさせることを恐れサタヴァはその件は口にしていない。
そのせいか、二人は歩いて地面を探すだけなので退屈でしょうがないだの、薬草集めの方が時間潰れるなあ、安全な旅ですよね、などと口にするのだった。
彼らもずっと歩き通しなので本来ならばかなり疲れるはずだが、ルクの部屋で休むと回復に良い効果があるのか二人は元気一杯で軽口を叩く余裕がある。
そんな折だった。クエーキエエーっと叫ぶ声が聞こえたのは。そしてはっきりとその声の持ち主の言葉が、サタヴァには聞こえてきたのであった。
「まあ嫌だわ、こんなとこに人間がウロウロしてるなんて。おまけに妙な光に包まれているわ。私のかわいい子どもたちにこの人間達、ひどいことしないかしら。もう妖しい光ごと、この辺りから早く出てってほしいわあ。」
声の方を見ると子馬くらいの大きさの鳥に似た生き物が、細長い縄のような鱗に包まれた尻尾をふりふり、ニ本の足でテンテンと砂地に足跡をつけながら歩いていくところだった。後ろから雛と思われる子鳥たちがゾロゾロ四匹ほど並んでついていく。サタヴァが戸惑うことに鳥達はこちらから身を隠そうとはしておらず、残り二人にもその姿は見えてしまっている。
この鳥に似た生き物はコカトリスという一種の魔獣であった。吐息で他の生き物を石化させるという、相当危険度の高い魔獣である。光彩バリアを見て怪しんでも姿を隠そうとしないのは、そもそもあまり他の生き物を脅威としていないからである。
この地方の人は、コカトリスに出くわしてしまったら、命からがら逃げ出し、なんとか無事であったことを喜ぶのである。そのためコカトリスは人間と相対することはほとんど無い。彼らも人間についてはそう呼ばれる生き物がいるということくらいしかわかってはいない。
一方で旅の三人については、クガヤ一人を除きこの地方には来たことが無く、クガヤにしてもコカトリスを見てそれとわかるほど知ってはいない。サタヴァとヤトルなどは、コカトリスなど聞いたこともなかった。
サタヴァがコカトリスを最初に見て考えたのは、狩って余分の食糧にすることだったが、雛を連れているので考え直した。子連れの母親を狩るのは流石に無慈悲だ。
ところでサタヴァは魔獣や獣の言葉はわかるのだった。
サタヴァは思った。
…この鳥、言葉が聞こえるので、話は通じるように思う。声をかけて害意が無いことを示し、お互いに無事に通り過ぎよう…
「頼もう!」サタヴァはでかい声で母鳥へ呼びかけた。「そこの…お母さん!」
しかし母鳥は無視した。「…なんか変な人間が阿呆なこと言ってる。私のこと、お母さんだって」母鳥はつぶやいている。「人間と私達は姿が全く違うのに。こんなこともわからないのかしら…人間ってかなりお馬鹿さんなのかしら。それともこの人間が特にお馬鹿なのかしら。」
「待つんだ!待っておくれ、お母さ~ん!」サタヴァは聞こえていないのだろうかと思い、さらに大きな声で叫んだ。
「ああんうるさい!静かにおし!」母鳥は苛々して振り返った。
「私の子鳥たちは、こーこ!」母鳥は羽をパタパタさせて子鳥たちをサタヴァへさし示した。「ああたは、タ・ニ・ン!こっち寄らないで頂戴!…全く!」母鳥はブツブツ言った。「人間の親と私の違いもわからないなんて!それか、今流行りの托卵じゃないでしょうね…
さっ子どもたち!早く行きましょう!変な人間に関わらないのよ」
「はーい」子どもたちはヨチヨチ後をついて歩いている。
しかし今の話はあまりにもサタヴァは聴き逃がせなかったのであった。「ちょっと待ってくれ!何か誤解があるようだ。…お母さん!待ってくれ、お母さん!」
「…子どもたち!不審者かもしれないのがついてくるから、急ぐのよ!」「はーい」
鳥達はそう会話をするやいなや、早足であっと言う間に去って行くのであった。
「くっ…解せん」サタヴァはガクッと両手を地面につけた。
「…お前、さっきから何してるんだ?」クガヤが不思議そうに聞いてきた。「何さっきから、キシャー!キシャー!っておかしな叫び声をあげてるんだよ。」
それはサタヴァが鳥の言葉で母鳥へ話しかけていたのだったが、普通の人間にはわからない。
「あの、一見変ですけど」ヤトルが口を挟んだ。「サタヴァさん、威嚇の声をあげて鳥を追い払ってくれたんですよ!」
「あ、あれ、そういうことだったのか!ありがとな!」クガヤはなぜかその説明で納得してしまった。
「…いや、子連れだったから、争わず話し合いで通りすぎようと思って話しかけたんだが、親鳥に警戒されて逃げられた」サタヴァは情けない顔になって言った。
「鳥と話し合いだあ?」クガヤは頭をひねった。「どこからそんな珍妙な考えが思い浮かぶんだ?…いや、待てよ。以前イタチの魔物化したやつを倒したとき、そいつと話をしたんだったな。
だとしたら、今の鳥は、魔物なんだな?逃げてくれて良かったよ。ああいう感じで叫んだら逃げるんだな。」
「そうですね、いい方法みたいです」なぜか自分達だけで納得する二人であった。
ルクは笑いをこらえているらしく、鼻とヒゲがヒクヒクしている。
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