離れ小島の二人の巫女

「ねえラウア、宝物庫にこっそりいってさあ…
二人で綺麗な服、着てみよ!」少女達はクスクス笑いあった。

これは、人里離れた島に暮らす二人の少女の物語。

赤っぽい髪がリーテ、黄色い髪がラウア。

まだ十二歳かそこらの少女である彼女達は、次第に人が減り、食糧も乏しく、暮らしが先細りとなりゆく中、暮らしていた。

ある日、島に大人がおらず少女達が二人だけの時に、怪しい人物が島に訪れるのだった。

果たして少女達の運命は…

2万字前後、全12話。

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