龍虎

 幕末動乱期を、彗星のごとく駆け抜けた、2人の若者がいた。
 久坂玄瑞と高杉晋作。
 互いに競うように、時代の荒波の中に飛び込んでいく。性格が正反対の2人は、時にぶつかり、時に足を引っ張り、時々意気投合する。
 龍虎と称された玄瑞と晋作の、火を噴くような青春を描く。
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