1 / 47
第一部 剣帝と槍姫
第1話 六度目の死闘
しおりを挟む
草原。四メートル近い金属棒の槍が鞭のようにしなり馬上の男に向かう。男は金髪に青い目、動き易さを重視して肩と胸のみを黒い甲冑が覆っている。
男は長剣を振るい槍を打ち払うが、槍は反動を使うように弧を描いて再度、男を襲う。
それをかわすと、間髪入れずに直線的な動きで穂先が顔面を突き刺しに来る。三度、四度、繰り返される突きをかわし、剣ではじく。
(その手は、食わん!)
槍の使い手は頭から足まで全身を白銀の甲冑で覆い、目しか見えないが甲冑の奥で黒い瞳が鋭く光っている。
しなやかな動きで全身のバネを使って槍を鞭のように扱い、男を打ち据える。
その姿をにらみつける男の右頬には斜めに大きな傷が残っていた。
(三年前のこの傷の恨み、今日こそ晴らしてやるぞ、ノエル・リン!)
白銀の甲冑のタルジニア軍、黒の甲冑のガリアン軍。二手に分かれた騎馬の一群が中央の一騎打ちを固唾をのんで見守っている。
白銀の一群の最前列に険しい表情で戦況を見守る濃い亜麻色のショートヘアーの若い女がいた。優しい顔立ちが不安で陰っている。
「ノエル様……」
隣の男が怪訝な表情で声をかける。
「アレット、副官のお前から見てどうなんだ?、リン副団長、押してるよな?」
アレットは男に見向きもせず、戦況を険しい表情で見つめ続ける。
「剣王、剣帝、剣聖。ガリアンが誇る三剣の一人、剣帝クラウス。六度の戦いを経て、ついに見切ったか……」
「えっ?」
「見て下さい、手数は多いが、かすりもしない」
男は驚いて、中央の戦いを見つめ直した。
アレットは不安げな表情で二人の戦いを見つめ続けた。
「ノエル様、どうかご無事で……」
シュッ、シュッ、シュッ、クラウスの頭部を狙って、槍の穂先が連続で繰り出されるが、寸前でかわされる。
最後の一突きは剣で上空にはじかれた。しかし、槍はその反動すら利用して上空に弧を描き、再度、クラウスに襲いかかっていく。
クラウスは上から振り下ろされる槍の柄を剣の腹で受けて横に流し、そのまま地面に押しつける。
(取った!)
剣の腹で槍を押さえたまま、馬を走らせる。槍は地面に押さえつけられて動かせず、剣は柄の上をシャーと音を立てて甲冑の首に向かって真っ直ぐに滑っていく。
(もらった!)
槍の柄から離れた剣は加速してノエルの首に向かって行く。。
キーン!と金属のぶつかり合う音が響いた。一瞬,首をすくめた動きが幸いし、剣は甲冑の首の保護部に当たった。
(構わん、このまま振り切る!)
クラウスは剣を両手で持って力を込めて思いっきり振り切った。
甲冑の頭部が宙を舞った。
「ヒッ!」
白銀の甲冑の一群から悲鳴が上がった。
「ノエル様‼」
アレットも思わず大声で叫んだ。
しかし、剣を振り切ったクラウスの表情に動揺が走った。
(手応えがない!)
飛んだのは甲冑の頭部のみだった。
甲冑の胴体の上には長い黒髪がブワッと後ろに広がり、クラウスを凝視する若い女の顔があった。
「なに、女⁉、黒髪⁉」
一瞬、驚きに目を見開く。それがスキとなった。
「そこだ!」
ノエルは一声を発し、剣を振り切った姿勢のクラウスの首元に槍の柄を叩き込んだ。
グギッ、鈍い音を立てて槍の柄が首元に食い込む。
「ぐわっ!」
クラウスはもんどり打って落馬し、背中を地面に叩きつけられた。
何とか立ち上がって、防御の態勢を取ろうとするが、体が麻痺してピクリともしない。
(まずい、動けん!)
ノエルは素早い動作で槍を逆手に持ち直し、地面に横たわるクラウスの眉間へと槍を真っ直ぐに突き動かす。
「終わりだ、剣帝!」
クラウスは死を覚悟した。
ほんの一瞬が長い時間に感じられる。その脳裏に金髪のふわふわカールの美少女の顔が思い浮かんだ。
(すまん、フローラ、病弱なお前を残して両親の元に行く兄を許せ)
人生が走馬灯のようにクラウスの脳裏に流れた。
幼い頃から厳しい父の指導で剣を極め、剣帝の名まで得たものの、最後の瞬間に思い浮かべる女性が妻でも恋人でもなく妹だったという女っ気のない、男としては寂しい二十八年の人生だった。
表情を変えずに真っ直ぐに眉間に向けて槍を突いてくるノエルを諦めたような冷静な顔で見上げる。
腰まで届く長い黒髪が夕日を背景に広がる様子は神々しささえ感じさせた。
(お前は強い、そして美しい……。戦いの女神よ、お前に討ち取られるなら本望だ)
槍の穂先が眉間に迫った。
その時、早馬の掛ける音と大声が響き渡った。
「槍を引け! ノエル・リン!」
聞き覚えのある声を聞いたかのようにノエルは声のする方を振り返った。
「団長!?」
槍の穂先が、クラウスの額に当たる寸前でピタリと止まった。
マントを着け、高官らしい白銀の甲冑の男、黒の甲冑の男が両陣営の間に入り、それぞれの陣に大声で叫ぶ。
「立った今、休戦調停が署名された!」
「これで戦争は終わりだ!」
「両軍とも引け!」
両軍の兵士からざわめきと歓声が上がった。
タルジニア王国とガリアン王国、十年続いた戦争が終わった瞬間であった。
黒い甲冑の男が心配そうに倒れたままのクラウスに大急ぎで駆け寄った。
「クラウス様、大丈夫ですか」
クラウスは視線をノエルに向けたまま、独り言のようにつぶやく。
「ヤツは女だったのか……」
男は不思議そうな顔でクラウスを見る。
「今さらなに言ってんですか?、黒髪の槍姫ノエル・リン。タルジニアの英雄ですよ」
「槍姫……」
クラウスが見上げるノエルは槍を肩に担ぎ、じっとクラウスを見ている。しかし、何かを考えているように、えーと……と、目が動く。
(敗者に掛ける言葉を探しているのか、槍姫、戦いの女神よ……。俺は、また負けた。同情は不要だ……)
クラウスは勝者への尊敬の念を込めて、ノエルを見上げた。
しかしノエルは、ざまあみろと言わんがばかりの憎々しげな笑みを浮かべた。
「無様だな、剣帝クラウス。まるで、つぶれたカエルではないか」
クラウスは予期せぬノエルの言葉に目を丸くして驚いた。
(……この女、絶対、女神なんかじゃない!)
ノエルは構わず、クラウスに背を向けて自軍の方に戻っていく。
「アレット、引き上げるぞ」
槍の穂先で落ちていた鎧の頭部を引っかけ、ポン、とアレットの方に弧を描いて飛ばす。
白銀の甲冑の兵士の一群は左右に分かれて、ノエルに道を作り、その中に入って行くと、ワーと歓声が上がった。
「槍姫ー!」
「タルジニアの英雄!」
夕日に向かって進むノエルはその歓声に槍を持つ手を高々と上げて応えた。
クラウスは悔しそうにその後ろ姿を目で追った。
「おのれ、次こそは一矢報いてやる!」
決意を固める真剣な表情のクラウスを見て、男はあきれ顔になった
「あのー、聞いてなかったんですか、戦争終わりました、もう次はないです」
「えっ?、そうなのか……?」
クラウスはポカンとして、夕日の中に消えていくノエルを見続けた。
(もう、二度と相まみえることはできないのか……)
たった今、殺されかかったにもかかわらず、その表情はどこか寂しげだった。
男は長剣を振るい槍を打ち払うが、槍は反動を使うように弧を描いて再度、男を襲う。
それをかわすと、間髪入れずに直線的な動きで穂先が顔面を突き刺しに来る。三度、四度、繰り返される突きをかわし、剣ではじく。
(その手は、食わん!)
槍の使い手は頭から足まで全身を白銀の甲冑で覆い、目しか見えないが甲冑の奥で黒い瞳が鋭く光っている。
しなやかな動きで全身のバネを使って槍を鞭のように扱い、男を打ち据える。
その姿をにらみつける男の右頬には斜めに大きな傷が残っていた。
(三年前のこの傷の恨み、今日こそ晴らしてやるぞ、ノエル・リン!)
白銀の甲冑のタルジニア軍、黒の甲冑のガリアン軍。二手に分かれた騎馬の一群が中央の一騎打ちを固唾をのんで見守っている。
白銀の一群の最前列に険しい表情で戦況を見守る濃い亜麻色のショートヘアーの若い女がいた。優しい顔立ちが不安で陰っている。
「ノエル様……」
隣の男が怪訝な表情で声をかける。
「アレット、副官のお前から見てどうなんだ?、リン副団長、押してるよな?」
アレットは男に見向きもせず、戦況を険しい表情で見つめ続ける。
「剣王、剣帝、剣聖。ガリアンが誇る三剣の一人、剣帝クラウス。六度の戦いを経て、ついに見切ったか……」
「えっ?」
「見て下さい、手数は多いが、かすりもしない」
男は驚いて、中央の戦いを見つめ直した。
アレットは不安げな表情で二人の戦いを見つめ続けた。
「ノエル様、どうかご無事で……」
シュッ、シュッ、シュッ、クラウスの頭部を狙って、槍の穂先が連続で繰り出されるが、寸前でかわされる。
最後の一突きは剣で上空にはじかれた。しかし、槍はその反動すら利用して上空に弧を描き、再度、クラウスに襲いかかっていく。
クラウスは上から振り下ろされる槍の柄を剣の腹で受けて横に流し、そのまま地面に押しつける。
(取った!)
剣の腹で槍を押さえたまま、馬を走らせる。槍は地面に押さえつけられて動かせず、剣は柄の上をシャーと音を立てて甲冑の首に向かって真っ直ぐに滑っていく。
(もらった!)
槍の柄から離れた剣は加速してノエルの首に向かって行く。。
キーン!と金属のぶつかり合う音が響いた。一瞬,首をすくめた動きが幸いし、剣は甲冑の首の保護部に当たった。
(構わん、このまま振り切る!)
クラウスは剣を両手で持って力を込めて思いっきり振り切った。
甲冑の頭部が宙を舞った。
「ヒッ!」
白銀の甲冑の一群から悲鳴が上がった。
「ノエル様‼」
アレットも思わず大声で叫んだ。
しかし、剣を振り切ったクラウスの表情に動揺が走った。
(手応えがない!)
飛んだのは甲冑の頭部のみだった。
甲冑の胴体の上には長い黒髪がブワッと後ろに広がり、クラウスを凝視する若い女の顔があった。
「なに、女⁉、黒髪⁉」
一瞬、驚きに目を見開く。それがスキとなった。
「そこだ!」
ノエルは一声を発し、剣を振り切った姿勢のクラウスの首元に槍の柄を叩き込んだ。
グギッ、鈍い音を立てて槍の柄が首元に食い込む。
「ぐわっ!」
クラウスはもんどり打って落馬し、背中を地面に叩きつけられた。
何とか立ち上がって、防御の態勢を取ろうとするが、体が麻痺してピクリともしない。
(まずい、動けん!)
ノエルは素早い動作で槍を逆手に持ち直し、地面に横たわるクラウスの眉間へと槍を真っ直ぐに突き動かす。
「終わりだ、剣帝!」
クラウスは死を覚悟した。
ほんの一瞬が長い時間に感じられる。その脳裏に金髪のふわふわカールの美少女の顔が思い浮かんだ。
(すまん、フローラ、病弱なお前を残して両親の元に行く兄を許せ)
人生が走馬灯のようにクラウスの脳裏に流れた。
幼い頃から厳しい父の指導で剣を極め、剣帝の名まで得たものの、最後の瞬間に思い浮かべる女性が妻でも恋人でもなく妹だったという女っ気のない、男としては寂しい二十八年の人生だった。
表情を変えずに真っ直ぐに眉間に向けて槍を突いてくるノエルを諦めたような冷静な顔で見上げる。
腰まで届く長い黒髪が夕日を背景に広がる様子は神々しささえ感じさせた。
(お前は強い、そして美しい……。戦いの女神よ、お前に討ち取られるなら本望だ)
槍の穂先が眉間に迫った。
その時、早馬の掛ける音と大声が響き渡った。
「槍を引け! ノエル・リン!」
聞き覚えのある声を聞いたかのようにノエルは声のする方を振り返った。
「団長!?」
槍の穂先が、クラウスの額に当たる寸前でピタリと止まった。
マントを着け、高官らしい白銀の甲冑の男、黒の甲冑の男が両陣営の間に入り、それぞれの陣に大声で叫ぶ。
「立った今、休戦調停が署名された!」
「これで戦争は終わりだ!」
「両軍とも引け!」
両軍の兵士からざわめきと歓声が上がった。
タルジニア王国とガリアン王国、十年続いた戦争が終わった瞬間であった。
黒い甲冑の男が心配そうに倒れたままのクラウスに大急ぎで駆け寄った。
「クラウス様、大丈夫ですか」
クラウスは視線をノエルに向けたまま、独り言のようにつぶやく。
「ヤツは女だったのか……」
男は不思議そうな顔でクラウスを見る。
「今さらなに言ってんですか?、黒髪の槍姫ノエル・リン。タルジニアの英雄ですよ」
「槍姫……」
クラウスが見上げるノエルは槍を肩に担ぎ、じっとクラウスを見ている。しかし、何かを考えているように、えーと……と、目が動く。
(敗者に掛ける言葉を探しているのか、槍姫、戦いの女神よ……。俺は、また負けた。同情は不要だ……)
クラウスは勝者への尊敬の念を込めて、ノエルを見上げた。
しかしノエルは、ざまあみろと言わんがばかりの憎々しげな笑みを浮かべた。
「無様だな、剣帝クラウス。まるで、つぶれたカエルではないか」
クラウスは予期せぬノエルの言葉に目を丸くして驚いた。
(……この女、絶対、女神なんかじゃない!)
ノエルは構わず、クラウスに背を向けて自軍の方に戻っていく。
「アレット、引き上げるぞ」
槍の穂先で落ちていた鎧の頭部を引っかけ、ポン、とアレットの方に弧を描いて飛ばす。
白銀の甲冑の兵士の一群は左右に分かれて、ノエルに道を作り、その中に入って行くと、ワーと歓声が上がった。
「槍姫ー!」
「タルジニアの英雄!」
夕日に向かって進むノエルはその歓声に槍を持つ手を高々と上げて応えた。
クラウスは悔しそうにその後ろ姿を目で追った。
「おのれ、次こそは一矢報いてやる!」
決意を固める真剣な表情のクラウスを見て、男はあきれ顔になった
「あのー、聞いてなかったんですか、戦争終わりました、もう次はないです」
「えっ?、そうなのか……?」
クラウスはポカンとして、夕日の中に消えていくノエルを見続けた。
(もう、二度と相まみえることはできないのか……)
たった今、殺されかかったにもかかわらず、その表情はどこか寂しげだった。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
異世界に降り立った刀匠の孫─真打─
リゥル
ファンタジー
異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!
主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。
亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。
そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。
それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。
過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。
――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。
カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる