65 / 68
piece8 夜の会議室
抱き締めたい
しおりを挟む
***
膨大な写真データのコピーが無事に終了し、剛士はパソコンを閉じる。
デスクライトも消してしまうと、部屋はまた、月明かりのぼんやりした光だけになった。
剛士の雰囲気が変わったことを悟り、悠里は口をつぐむ。
「……悠里」
静かな声で、剛士が囁いた。
「抱き締めたい」
仄暗い室内で見える切れ長の瞳が、悲しく揺らめいていた。
「ゴウ、さん……」
悠里は無意識のうちに、剛士に手を伸ばす。
その手をしっかりと包み込まれ、悠里は逞しい胸に抱き寄せられた。
トクン、トクン、と熱く心が高鳴っている。
剛士の胸と腕は、暖かくて。
悠里は、自分がどんなにこの温もりを求めていたかを、思い知る。
「……やっと、抱き締められた」
悠里の耳元で、剛士が呟く。
「今日会ったときから。本当はずっと、抱き締めたかったんだ」
じわりと、悠里の目に涙が滲む。
彼女は、ぎゅうっと剛士の胸にしがみついた。
「私も……」
声を出してしまうと、涙も止まらなくなってしまう。
でも、もういい。
今は、剛士と2人きりだから。
悠里は素直な気持ちを、晒け出す。
「私も、ゴウさんに、抱き締めて欲しかった……」
小さくしゃくり上げながら、悠里は応えた。
「うん……」
優しい声で、剛士は彼女を包み込む。
「ごめんな。辛い思いさせて」
悠里の胸に、泣きながらシャワーを浴びた日の痛みが蘇る。
ずっとずっと、自分は擦り減ったままだった。
擦り減った自分を、剛士に埋めて欲しかった。
「悠里……」
大きな手が頭と背中に回り、きつく抱き締めてくれる。
「ゴウさん……」
ぽろぽろと泣きながら、悠里は彼の胸に顔をうずめた。
「怖かった……」
「……うん」
「悲しかった……」
「うん……」
剛士は優しい声で、悠里の気持ちを汲み取った。
「怖かったな……悲しかったよな」
「うん……」
気持ちをわかって貰えた安心感に包まれ、悠里は力いっぱい、剛士の背中に縋りつく。
「悠里……」
更に力強く抱き寄せられ、悠里の身体は、彼の温もりに深く包み込まれた。
「あの写真見たとき……息が止まりそうだった」
剛士の声が、悲しみに震える。
悠里は必死に、彼を抱き返す。
「早く、抱き締めたかった。悠里に触れたかった。記憶を消してあげることはできなくても、せめて、」
大きな手が、優しく優しく、悠里の背をさすった。
「俺で、上書きできたらって……」
「ゴウさん……」
彼の願いは、自分と同じ。
それが嬉しくて、悠里は彼の耳元で囁く。
「……上書き、して……?」
「悠里……」
大きな手が、悠里の髪を撫でていく。
長い指を絡めるようにして、何度も何度も。
悠里は目を閉じ、剛士の感覚を胸に刻みつける。
もう片方の彼の手は、優しく悠里の肩と背をさすり、温めてくれた。
見知らぬ男子生徒に触れられた悲しみを、少しずつ、少しずつ。
剛士の大きな手が、拭っていく。
もっと。全部。
全部、上書きして欲しい……
「ゴウさん……」
悠里は、消え入りそうなくらい、か細い声で訴えた。
「脚……」
カラオケで、両隣りに座った男子生徒に触られた。
太ももに与えられた、無遠慮な手の感触。
嫌だった。怖かった。悲しかった。
剛士がそっと、スカート越しに悠里の太ももに触れる。
「……ここ?」
「……うん」
汚された部分を、剛士に知られてしまうようで、辛い。
悠里は、涙声で頷いた。
剛士が優しく、悠里の太ももを撫でる。
大きくて暖かい手。
もっと。もっと、触れて欲しい。
剛士の温もりで、恐怖を忘れさせて欲しい。
悠里は彼に身を寄せ、声にならない願いを伝えた。
応えるように、剛士が気持ちを誓う。
「悠里は、俺の大事な子だから……もう二度と、こんな思いはさせない。悠里は、俺が守る」
太ももから膝にかけて、剛士が優しく撫でてくれる。温めてくれる。
あのとき感じた絶望が、ゆっくりと拭い去られていく……
「悠里……」
剛士が、優しい声で囁いた。
「俺、悠里が怖がることは、絶対にしないから」
「うん……」
「俺の傍にいろよ」
「うん……うん、ゴウさん……」
悠里は涙の混じる吐息を零し、彼の温もりに身を委ねた。
剛士になら、何も怖くない。
そう思えた――
***
ちゅ、と髪に柔らかな感覚が落ちた。
甘い感覚に悠里は、ピクン、と身を震わせる。
優しく包み込まれたまま、幾度も髪にキスをされる。
胸の疼きに突き動かされ、悠里は、きゅうっと彼に縋りつく。
長い指が悠里の髪を掬い上げ、時間をかけて、丁寧に唇を当てていった。
剛士の胸に置いていた、悠里の右手。
彼の暖かくて大きな手が、そっと包み込む。
「あ……」
手の甲に、そして指に。
優しいキスが落とされた。
伏せられた切れ長の瞳と、形の良い唇。
悠里は熱に浮かされたように、彼の仕草を見つめる。
まるで、外国の物語に出てくる騎士みたいだと、ぼんやりと悠里は思った。
剛士が目を上げ、悪戯っぽく微笑する。
「……反対の手にもする?」
悠里は殆ど無意識に、こくりと頷いた。
悠里の左手が、彼の大きな手に包まれる。
剛士は大切そうに彼女の手を握り込むと、柔らかく唇を当てた。
手の甲に、指先に。
触れた唇から感じる彼の気持ちに、悠里の胸が熱くなる。
剛士が、手の甲に唇を滑らせた。
「ん……」
ちゅっと、甘い音を立てて、そこにキスをされ、悠里は思わず吐息を零す。
心臓が、苦しいほど高鳴っている。
甘い疼きが、身体の内側を駆け巡る。
――どうしよう……
悠里は目を閉じ、剛士の逞しい胸に身を預ける。
――もっと……
もっと、して欲しい……
初めての衝動に、どうしていいかわからない。
ただ必死に、剛士にしがみつく。
ぎゅうっと甘やかに抱き竦められ、悠里の胸は、彼でいっぱいになった。
髪を梳いてくれる長い指が、悠里の耳や首筋を掠める。
彼女は思わず、潤んだ瞳で剛士を見上げた。
「……そんな、可愛い顔すんなよ」
剛士が、甘い微笑を浮かべた。
優しく抱き寄せられ、耳元で囁かれる。
「俺、止まれなくなるだろ……」
「ゴウ、さん……」
高まる衝動のままに、悠里は彼の首に腕を回した。
膨大な写真データのコピーが無事に終了し、剛士はパソコンを閉じる。
デスクライトも消してしまうと、部屋はまた、月明かりのぼんやりした光だけになった。
剛士の雰囲気が変わったことを悟り、悠里は口をつぐむ。
「……悠里」
静かな声で、剛士が囁いた。
「抱き締めたい」
仄暗い室内で見える切れ長の瞳が、悲しく揺らめいていた。
「ゴウ、さん……」
悠里は無意識のうちに、剛士に手を伸ばす。
その手をしっかりと包み込まれ、悠里は逞しい胸に抱き寄せられた。
トクン、トクン、と熱く心が高鳴っている。
剛士の胸と腕は、暖かくて。
悠里は、自分がどんなにこの温もりを求めていたかを、思い知る。
「……やっと、抱き締められた」
悠里の耳元で、剛士が呟く。
「今日会ったときから。本当はずっと、抱き締めたかったんだ」
じわりと、悠里の目に涙が滲む。
彼女は、ぎゅうっと剛士の胸にしがみついた。
「私も……」
声を出してしまうと、涙も止まらなくなってしまう。
でも、もういい。
今は、剛士と2人きりだから。
悠里は素直な気持ちを、晒け出す。
「私も、ゴウさんに、抱き締めて欲しかった……」
小さくしゃくり上げながら、悠里は応えた。
「うん……」
優しい声で、剛士は彼女を包み込む。
「ごめんな。辛い思いさせて」
悠里の胸に、泣きながらシャワーを浴びた日の痛みが蘇る。
ずっとずっと、自分は擦り減ったままだった。
擦り減った自分を、剛士に埋めて欲しかった。
「悠里……」
大きな手が頭と背中に回り、きつく抱き締めてくれる。
「ゴウさん……」
ぽろぽろと泣きながら、悠里は彼の胸に顔をうずめた。
「怖かった……」
「……うん」
「悲しかった……」
「うん……」
剛士は優しい声で、悠里の気持ちを汲み取った。
「怖かったな……悲しかったよな」
「うん……」
気持ちをわかって貰えた安心感に包まれ、悠里は力いっぱい、剛士の背中に縋りつく。
「悠里……」
更に力強く抱き寄せられ、悠里の身体は、彼の温もりに深く包み込まれた。
「あの写真見たとき……息が止まりそうだった」
剛士の声が、悲しみに震える。
悠里は必死に、彼を抱き返す。
「早く、抱き締めたかった。悠里に触れたかった。記憶を消してあげることはできなくても、せめて、」
大きな手が、優しく優しく、悠里の背をさすった。
「俺で、上書きできたらって……」
「ゴウさん……」
彼の願いは、自分と同じ。
それが嬉しくて、悠里は彼の耳元で囁く。
「……上書き、して……?」
「悠里……」
大きな手が、悠里の髪を撫でていく。
長い指を絡めるようにして、何度も何度も。
悠里は目を閉じ、剛士の感覚を胸に刻みつける。
もう片方の彼の手は、優しく悠里の肩と背をさすり、温めてくれた。
見知らぬ男子生徒に触れられた悲しみを、少しずつ、少しずつ。
剛士の大きな手が、拭っていく。
もっと。全部。
全部、上書きして欲しい……
「ゴウさん……」
悠里は、消え入りそうなくらい、か細い声で訴えた。
「脚……」
カラオケで、両隣りに座った男子生徒に触られた。
太ももに与えられた、無遠慮な手の感触。
嫌だった。怖かった。悲しかった。
剛士がそっと、スカート越しに悠里の太ももに触れる。
「……ここ?」
「……うん」
汚された部分を、剛士に知られてしまうようで、辛い。
悠里は、涙声で頷いた。
剛士が優しく、悠里の太ももを撫でる。
大きくて暖かい手。
もっと。もっと、触れて欲しい。
剛士の温もりで、恐怖を忘れさせて欲しい。
悠里は彼に身を寄せ、声にならない願いを伝えた。
応えるように、剛士が気持ちを誓う。
「悠里は、俺の大事な子だから……もう二度と、こんな思いはさせない。悠里は、俺が守る」
太ももから膝にかけて、剛士が優しく撫でてくれる。温めてくれる。
あのとき感じた絶望が、ゆっくりと拭い去られていく……
「悠里……」
剛士が、優しい声で囁いた。
「俺、悠里が怖がることは、絶対にしないから」
「うん……」
「俺の傍にいろよ」
「うん……うん、ゴウさん……」
悠里は涙の混じる吐息を零し、彼の温もりに身を委ねた。
剛士になら、何も怖くない。
そう思えた――
***
ちゅ、と髪に柔らかな感覚が落ちた。
甘い感覚に悠里は、ピクン、と身を震わせる。
優しく包み込まれたまま、幾度も髪にキスをされる。
胸の疼きに突き動かされ、悠里は、きゅうっと彼に縋りつく。
長い指が悠里の髪を掬い上げ、時間をかけて、丁寧に唇を当てていった。
剛士の胸に置いていた、悠里の右手。
彼の暖かくて大きな手が、そっと包み込む。
「あ……」
手の甲に、そして指に。
優しいキスが落とされた。
伏せられた切れ長の瞳と、形の良い唇。
悠里は熱に浮かされたように、彼の仕草を見つめる。
まるで、外国の物語に出てくる騎士みたいだと、ぼんやりと悠里は思った。
剛士が目を上げ、悪戯っぽく微笑する。
「……反対の手にもする?」
悠里は殆ど無意識に、こくりと頷いた。
悠里の左手が、彼の大きな手に包まれる。
剛士は大切そうに彼女の手を握り込むと、柔らかく唇を当てた。
手の甲に、指先に。
触れた唇から感じる彼の気持ちに、悠里の胸が熱くなる。
剛士が、手の甲に唇を滑らせた。
「ん……」
ちゅっと、甘い音を立てて、そこにキスをされ、悠里は思わず吐息を零す。
心臓が、苦しいほど高鳴っている。
甘い疼きが、身体の内側を駆け巡る。
――どうしよう……
悠里は目を閉じ、剛士の逞しい胸に身を預ける。
――もっと……
もっと、して欲しい……
初めての衝動に、どうしていいかわからない。
ただ必死に、剛士にしがみつく。
ぎゅうっと甘やかに抱き竦められ、悠里の胸は、彼でいっぱいになった。
髪を梳いてくれる長い指が、悠里の耳や首筋を掠める。
彼女は思わず、潤んだ瞳で剛士を見上げた。
「……そんな、可愛い顔すんなよ」
剛士が、甘い微笑を浮かべた。
優しく抱き寄せられ、耳元で囁かれる。
「俺、止まれなくなるだろ……」
「ゴウ、さん……」
高まる衝動のままに、悠里は彼の首に腕を回した。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
会社の後輩が諦めてくれません
碧井夢夏
恋愛
満員電車で助けた就活生が会社まで追いかけてきた。
彼女、赤堀結は恩返しをするために入社した鶴だと言った。
亀じゃなくて良かったな・・
と思ったのは、松味食品の営業部エース、茶谷吾郎。
結は吾郎が何度振っても諦めない。
むしろ、変に条件を出してくる。
誰に対しても失礼な男と、彼のことが大好きな彼女のラブコメディ。
離婚した彼女は死ぬことにした
まとば 蒼
恋愛
2日に1回更新(希望)です。
-----------------
事故で命を落とす瞬間、政略結婚で結ばれた夫のアルバートを愛していたことに気づいたエレノア。
もう一度彼との結婚生活をやり直したいと願うと、四年前に巻き戻っていた。
今度こそ彼に相応しい妻になりたいと、これまでの臆病な自分を脱ぎ捨て奮闘するエレノア。しかし、
「前にも言ったけど、君は妻としての役目を果たさなくていいんだよ」
返ってくるのは拒絶を含んだ鉄壁の笑みと、表面的で義務的な優しさ。
それでも夫に想いを捧げ続けていたある日のこと、アルバートの大事にしている弟妹が原因不明の体調不良に襲われた。
神官から、二人の体調不良はエレノアの体内に宿る瘴気が原因だと告げられる。
大切な人を守るために離婚して彼らから離れることをエレノアは決意するが──。
-----------------
とあるコンテストに応募するためにひっそり書いていた作品ですが、最近ダレてきたので公開してみることにしました。
まだまだ荒くて調整が必要な話ですが、どんなに些細な内容でも反応を頂けると大変励みになります。
書きながら色々修正していくので、読み返したら若干展開が変わってたりするかもしれません。
作風が好みじゃない場合は回れ右をして自衛をお願いいたします。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
#秒恋7 それぞれの翌日――壊れた日常を取り戻すために
ReN
恋愛
#秒恋7 それぞれの翌日――壊れた日常を取り戻すために
悠里と剛士を襲った悲しい大事件の翌日と翌々日を描いた今作。
それぞれの家族や、剛士の部活、そして2人の親友を巻き込み、悲しみが膨れ上がっていきます。
壊れてしまった幸せな日常を、傷つき閉ざされてしまった悠里の心を、剛士は取り戻すことはできるのでしょうか。
過去に登場した悠里の弟や、これまで登場したことのなかった剛士の家族。
そして、剛士のバスケ部のメンバー。
何より、親友の彩奈と拓真。
周りの人々に助けられながら、壊れた日常を取り戻そうと足掻いていきます。
やはりあの日の大事件のショックは大きくて、簡単にハッピーエンドとはいかないようです……
それでも、2人がもう一度、手を取り合って、抱き合って。
心から笑い合える未来を掴むために、剛士くんも悠里ちゃんもがんばっていきます。
心の傷。トラウマ。
少しずつ、乗り越えていきます。
ぜひ見守ってあげてください!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
愛、焦がれ
環流 虹向
恋愛
みせいねん、らめっ。
転載防止のため、毎話末に[環流 虹向/愛、焦がれ]をつけています。
あぶないってことは分かってる
けど、会ってみたいから会いにいく
愛が欲しいから会いにいく
だから今日も見える愛を求めて君に会いにいく
まいべすと
下北バンドマンと女子高生の夜 / ぽわん
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる