R18 溺愛カレシと、甘い甘いエッチ♡ オトナの#秒恋 〜貴方と刻む、幸せなミライ〜

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piece7 お正月太りは、運動で解消?

ダイエットするの

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新年を迎えて、最初の土日。
悠里は剛士の部屋に、泊まりで遊びに来ていた。
風呂から出た後、ラグの上に座っていた悠里は、しきりに自分のウエストを気にしている。

「……ん? どした?」
そんな彼女を見て、剛士は不思議そうに問いかけた。

無意識の行動だったのだろうか。
悠里は、ハッと我にかえり、顔を赤らめた。
そして、バツが悪そうに微苦笑を浮かべる。
「お正月太り、しちゃった……」
「ん? そうか?」
笑いながら剛士は彼女の隣りに座った。
「全然変わってないぞ?」
「変わったの。……1キロ、太った……」

消え入りそうな、か細い声で。
まるで、この世の終わりであるかのように深刻な表情で。
罪の告白をするように声を絞り出した悠里に、思わず剛士は吹き出した。

「1キロって、んなもん誤差だろ」
「誤差じゃないよ。ゴウさんくらい背が高かったらそうかも知れないけど、私は違うの」

珍しく、少しムキになって突っかかってくる彼女に、剛士は笑いが止まらなくなってしまう。
「もう……」
拗ねた悠里が可愛くて、剛士は優しく彼女の頭を撫でた。

「悠里は元々、細くて小さいから、ちょっとくらい増えても大丈夫だよ」
「うぅ……」
ムキになってしまった自分が恥ずかしくなり、悠里は小さな声で謝る。
「ごめんなさい……」

剛士は優しい微笑を深め、悠里を抱え上げて自分の膝に乗せた。
大丈夫だよと、たくさん伝えてあげたい。
剛士は、彼女の身体を両腕で包み込み、その綺麗な髪を撫で続けた。


おとなしく剛士の腕に抱かれ、そっと顔をうずめていた悠里が、小さな声で呟く。
「私、ダイエットする……」
「別に、しなくていいのに」
「やだ。元に戻すの」
クスリと、剛士は微笑んだ。
「――じゃ、手伝うよ」
悠里を抱え直し、彼は立ち上がった。
そうして、スタスタと歩いていく。
部屋の端にある、彼のベッドへと。

「……え?」
柔らかくベッドに寝かされ、部屋着をたくし上げられる。
「あ……やっ、ゴウ、さん…っ?」
「ダイエットすんだろ?」
切れ長の黒い瞳が、悪戯っぽく輝いた。
ちゅっと悠里の首筋にキスをし、彼は囁く。
「なら、運動しなきゃな……」
「あっ!」
服の下にはキャミソール1枚で、下着をつけていなかった。
悠里は慌てて、服を引っ張り戻そうとする。

ふっと笑い、剛士は彼女の両手を片手で封じ込めた。
そうして、露わになった腰から胸の形を確かめるように、ゆっくりと手を滑らせていく。
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