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piece2 2回目の「初めて」
受け止めてほしい
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「あっ…はあっ!はあっ!…っ!」
一瞬、何処かに意識が飛んだかのような、初めての感覚。
ジンジンと、大切な部分が、甘く痺れている。
「…はあっ……ん…っ」
身体が熱くて、息が、きれている。
自分の身体に何が起こったのかわからないまま、悠里は必死に剛士の手を握った。
「……ごめん。いかせちゃった」
剛士の顔が傍に戻ってきた。
優しく髪を撫でられる。
まだ息を乱したまま、悠里は潤んだ目で彼を見上げる。
「ゴウ、さん……」
優しいキスが落ちてきた。
「ごめんな。可愛くて、我慢できなかった。……辛かった?」
長い指が、悠里の目の縁に零れた涙を受け止める。
「ううん……」
悠里は微笑み、そっと彼に頬を寄せた。
「ゴウさんになら……いいの」
「悠里……すごい、可愛かったよ」
大きな手が、愛おしそうに彼女の髪を撫でる。
甘い声で名を呼ばれ、優しく耳元で囁かれた。
「俺のこと呼びながら、いくなんて……可愛すぎ」
「ゴ、ゴウさん……っ」
あたふたと彼の腕から逃れようとすると、笑いながら抱き竦められた。
「悠里。もっと、俺を呼んで?」
頬を撫でられ、悠里は言葉を失う。
優しくキスをされ、大きな手が彼女の脚を撫で上げる。
「あっ…ゴウ、さん……っ」
やっと治まってきたはずの甘い疼きを呼び起こされ、悠里は吐息を零す。
「んっ…!ああ……」
「……悠里」
色香に溢れた声で、囁かれた。
「俺を、受け止めて欲しい……」
言葉の意味を理解し、悠里は頬を真っ赤に染める。
「……はい」
恥ずかしさに目を伏せながらも、悠里は素直に頷いた。
長い指が、優しく優しく、悠里の大切な部分を確かめていく。
「あっ…はあっ……」
柔らかく動く彼の指が、悠里の身体がどんなに熱く濡れているかを、知らせてくる。
剛士の形の良い唇が、避妊具の小さな袋を破るのが見えた。
「あ……」
大切にされている証。そしてこれから、彼と繋がる証。
悠里はじっと、その光景を見つめた。
「悠里」
頰にキスをされ、耳元で囁かれる。
「愛してるよ」
「ゴウ、さん……」
湧き上がる感情のまま、悠里は彼の背にしがみついた。
「私も……私も、愛してる……」
「緊張してる?」
「……うん。でも、大丈夫」
剛士の大きな手が、優しく彼女の髪を撫でる。
「できるだけ、ゆっくりするから」
剛士が甘やかなキスを唇に落とし、微笑んだ。
「力、抜いててな」
「……はい」
悠里は小さな声で答えると、目を閉じた。
一瞬、何処かに意識が飛んだかのような、初めての感覚。
ジンジンと、大切な部分が、甘く痺れている。
「…はあっ……ん…っ」
身体が熱くて、息が、きれている。
自分の身体に何が起こったのかわからないまま、悠里は必死に剛士の手を握った。
「……ごめん。いかせちゃった」
剛士の顔が傍に戻ってきた。
優しく髪を撫でられる。
まだ息を乱したまま、悠里は潤んだ目で彼を見上げる。
「ゴウ、さん……」
優しいキスが落ちてきた。
「ごめんな。可愛くて、我慢できなかった。……辛かった?」
長い指が、悠里の目の縁に零れた涙を受け止める。
「ううん……」
悠里は微笑み、そっと彼に頬を寄せた。
「ゴウさんになら……いいの」
「悠里……すごい、可愛かったよ」
大きな手が、愛おしそうに彼女の髪を撫でる。
甘い声で名を呼ばれ、優しく耳元で囁かれた。
「俺のこと呼びながら、いくなんて……可愛すぎ」
「ゴ、ゴウさん……っ」
あたふたと彼の腕から逃れようとすると、笑いながら抱き竦められた。
「悠里。もっと、俺を呼んで?」
頬を撫でられ、悠里は言葉を失う。
優しくキスをされ、大きな手が彼女の脚を撫で上げる。
「あっ…ゴウ、さん……っ」
やっと治まってきたはずの甘い疼きを呼び起こされ、悠里は吐息を零す。
「んっ…!ああ……」
「……悠里」
色香に溢れた声で、囁かれた。
「俺を、受け止めて欲しい……」
言葉の意味を理解し、悠里は頬を真っ赤に染める。
「……はい」
恥ずかしさに目を伏せながらも、悠里は素直に頷いた。
長い指が、優しく優しく、悠里の大切な部分を確かめていく。
「あっ…はあっ……」
柔らかく動く彼の指が、悠里の身体がどんなに熱く濡れているかを、知らせてくる。
剛士の形の良い唇が、避妊具の小さな袋を破るのが見えた。
「あ……」
大切にされている証。そしてこれから、彼と繋がる証。
悠里はじっと、その光景を見つめた。
「悠里」
頰にキスをされ、耳元で囁かれる。
「愛してるよ」
「ゴウ、さん……」
湧き上がる感情のまま、悠里は彼の背にしがみついた。
「私も……私も、愛してる……」
「緊張してる?」
「……うん。でも、大丈夫」
剛士の大きな手が、優しく彼女の髪を撫でる。
「できるだけ、ゆっくりするから」
剛士が甘やかなキスを唇に落とし、微笑んだ。
「力、抜いててな」
「……はい」
悠里は小さな声で答えると、目を閉じた。
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