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第1話 出会い

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 この世界における「蟲」(ヴァーミン)の定義。
 人類、獣類、鳥類、魚類、元素霊類、幻獣類、魔獣類以外の生き物の総称で、昆虫、虫、爬虫類、軟体生物などが含まれている。
 取るに足らない者、小さくて弱い者、気味の悪い者など、蔑称的な意味で使われることも多いので、発言の際には注意が必要である。

         ―― 大陸百科事典 ――

 交易都市エルカバラードの奴隷市場は、いつも通りの熱気に包まれていた。



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 交易都市エルカバラードの奴隷市場は、いつも通りの熱気に包まれていた。

「さあさあ、今から競りがはじまるよ! ラフェリア森林から攫ってきたエルフの娘だ。健康状態良好で、弓と魔法の名手、見た目もこの通り。まずは230万リエルからだ!」
「スレヴェニアの村から手に入れた人間の少年少女たちだよ。1人につき2万リエル、5人買ってくれたら1人おまけするよ」
「安いよ、安いよ。青の沼地で捕虜にしたリザードマンの戦士だ。力仕事をさせても良いし、闘技場で戦わせても良い! 12万のところを、今なら8万でご提供するぜ」

 ゴブリンの奴隷商人たちは、奴隷の特徴を謳い、熱心に客引きをしている。
 並んでいる奴隷の男女比は4対6で女のほうが少し多い。人間、エルフ、ドワーフなどが裸同然の姿であり、手枷と鎖付きの首輪を嵌(は)められて、まるで家畜のように並ばされている。

 一方、買い手の方も多種多様だ。
 欲望に目を光らせた貴族らしき人間の青年、剣闘士を物色する豪華な服を着たオークの商人、奴隷にされた同胞を買い戻そうとするエルフなど、種族も、目的も様々である。

 そんな奴隷市場を、ダークエルフの少年が歩いていた。
 エルフ種の正確な年齢は見た目からではわからないのだが、背の高さや容姿の幼さから少年といって差し支え無いだろう。長い耳と褐色肌、銀に近い白い長髪に血のように赤い瞳を持つダークエルフの姿を見て、ゴブリンの奴隷商人が揉み手をしながらやってきた。

「イヴァの旦那。今日はなにかお求めになりますか?」
「そうだね。紹介してもらえるかな」

 イヴァと呼ばれたダークエルフは金貨の詰まった袋を渡す。
 ゴブリンの奴隷商人は袋の中身を確認すると、満足そうな笑みを浮かべて、ダークエルフの少年を自分の天幕に案内する。

 彼ら奴隷商人は贔屓(ひいき)にしてくれる上客には、奴隷市場に並べるよりも前に奴隷を見せるのだ。
 ゴブリンの奴隷商人が向かった天幕の出入り口には、見張りのオークやミノタウロスがおり、ダークエルフの姿を見ると軽く頭を下げる。

 まるでサーカスの見世物小屋のように広い天幕には、幾つもの檻があり幾人もの奴隷が閉じ込められている。その中で一番の上物がいれられている場所に向かう途中、奴隷商人は間を持たせるように少しだけ自慢するように告げた。

「旦那、今日はとびきり珍しいのが入荷しておりますぜ」
「へぇ~、ハイエルフ、それともどこかの王族かな? まさか、ドラゴンとか言わないよね」

 イヴァの問いに答えるように、ゴブリンの奴隷商人は天幕の奥に置かれた檻を指差した。見れば、檻の中に閉じ込められていたのは、幾重にも鎖で拘束された女であった。

「アマゾネス……密林に住む女蛮族じゃないか!」

 そこに囚われている女奴隷の姿を見て、ダークエルフの少年は弾んだ声を出す。
 彫刻のように見事な筋肉美、艶めかしい黒蜜色の肌、燃える炎のように鮮やかな豊かな赤髪、獅子のような黄金の瞳の美女である。
 伝説を信じるのならば、半神半人であるアマゾネスは戦い以外では死ぬことはなく、老いや病で衰えることはないと言われている。それゆえ、エルフ族と同じように年齢を当てるのが難しい。目の前にいるアマゾネスは10代後半にも見えるし、30代前半にも見えるが、100歳や200歳でも不思議ではない。

「これは……ドラゴンを捕まえるより難しかったんじゃない?」

 イヴァは奴隷商人に問う。
 エルフに勝るとも劣らない野性的な魅力から、数多の奴隷商人や奴隷狩りがアマゾネスを捕縛しようとして、返り討ちに遭うことは珍しくない。密林に潜む彼女たちは恐るべき戦闘集団なのである。

「最近、この都に流れてきた〝赤鷲団〟っていう傭兵団がいましてね。どうやったのか、そいつらがある程度まとまった人数を捕らえたんですよ。俺も幾つかのツテを使い、ようやく1人だけ確保できたってわけです。はい」

 その苦労を吐き出すかのように、ゴブリンの奴隷商人は商品の説明をする。

「基本言語は古エルヴィア語みたいですが、俺らの話しているバラミア語も話す分には問題ありません。ですが文字は書けないし、読めないでしょう。まあ、アマゾネスに読み書きをやらせる必要はないとおは思いますが……」
「そうだね。それよりも戦士としての能力とか技量を聞きたいな」
「へい。基礎能力はミノタウロスやオーガを超える筋力と耐久力に加えて、肉食系獣人に匹敵する敏捷さがあります。それに加えてあらゆる武器の扱いに長けて、どんな武器でもすぐに達人のように使うことができます。このアマゾネスは残念ながら魔法を使えないようですが、対魔性能に関しても高く、大規模な儀式魔法以外はほとんど無効化できます。なんで、奴隷としてお買い上げになる時は特に念入りに奴隷刻印を刻むことにします」

 主人と奴隷を縛る呪法は、奴隷の反乱を防ぐために必要な処置である。肉体や精神、魂などが強靭な者に対しては強力な呪術が必要で、材料費や人件費もかさむものだ。すでに奴隷商人は自慢話に加えて、商売の話も密かに混ぜ込んでいる。
 イヴァは相手の言葉を理解しながらも、アマゾネスの美しさに見惚れていた。

「まあ、戦闘民族なんで、護衛や剣闘士などにするのがオススメですね。イヴァの旦那が望むなら性奴隷に仕込んでもいいかもしれませんが、気持ち良いかは保証できませんぜ」

 最後の方に下品な笑みを浮かべるが、イヴァはまったく気にせず、まるで新しい玩具を前にしたような無邪気な表情で「いくらだい?」と値段を問いかけた。

「そうですね。5,000万リエルってとこでしょう」

 特徴の無い奴隷ならば、1人あたりの相場は3万程度である。
 ちなみに一般的な労働者の月給が100リエルほどで、比較的高給の魔法使いや聖職者などでも5,000~15,000リエル程度だ。
 そう考えると、奴隷は安い買い物ではない。特に今回のような希少な奴隷となれば、高値がつくのは当たり前であるが、流石に5,000万は法外な値段に思える。

「ダメなようでしたら、競売(オークション)にかけます。たぶん4,000万~5,500万くらいの値段は付くと思いますよ」

 さすがに値段が高すぎたかと、ゴブリンの奴隷商人は付け加えるように言った。
 もちろんこの数字は、奴隷商人の願望も含まれているが、手に入れるのに費やした必要経費を思えば、このくらいは欲しいと考えている。

「買うよ。後で代金を受け取りに来て」

 奴隷商人にとって幸いなことに、買い手である少年は値切る時間も惜しいとばかりに言い値で買うことを決意したようだ。

「あ、ありがとうございます。さすが、旦那。いつも懐が暖かいようで、羨ましい限りです」
「そうでもないよ。それより、話してもいいかな? それと、鍵も頂戴」

 奴隷商人は慌てたように、ダークエルフの少年を制した。

「だ、旦那。まだ奴隷刻印を刻んでませんし、拘束を解くのは危険ですよ」
「大丈夫だよ。ボクを誰だと思っているの?」

 イヴァは衣服の内側に隠し持っている幾つもの宝石箱を見せて、宝石(ルビー)のように赤い瞳でゴブリンを見る。男色家であればよだれを垂らすほどに扇情的な光景であると同時に、宝石箱の中に隠された危険を知る者であれば恐怖に震える光景でもある。
 そして、ゴブリンの奴隷商人は後者であった。

「あ、いや、失礼いたしました。イヴァ様」

 ゴブリンの奴隷商人は怯えながら鍵を差し出す。
 それ受け取ると、イヴァは女蛮族に古エルヴィア語で告げる。

「今から自由にしてあげるけど、抵抗しないでね」

 ダークエルフの少年が拘束具を解くと、アマゾネスは手足を軽く動かした。
 全体的に筋肉質であるが、その姿は狩りの女神さながらで、靭(しな)やかであると同時に艶(なま)めかしい。胸のかたまりは大きく、少年の手のひらには収まらないだろう。腰のくびれから尻のラインまで、すべてが芸術的といって良い肉体美である。

「お前は誰だ?」

 アマゾネスは少しぶっきらぼうに問いかけた。
 その声音には敵意や嫌悪の色はないが、期待や恐怖もない。

「ボクの名前はイヴァ。見ての通りダークエルフで、君を買い取ることにした主人だよ。君の名前は?」
「私はペルセネア。買い取ると言っていたが、私はお前の奴隷なのか?」
「うん。不服かな?」

 ダークエルフの少年は面白そうに笑った。
 密林で暮らすアマゾネスが「売買」や「奴隷」という概念を知っていたことに少し驚きがあった。しかし冷静に考えてみれば、蛮族といえども取引くらいはするのだろう。
 イヴァはどのような相手と取引するのか興味はあったが、今はペルセネアの返事が聞きたかった。

「……私を買い取って、何を望む?」
「いろいろ、ボクのために働いて欲しい。戦わせることもあるし、危険な仕事をやらせるかもしれないけど、不可能なことは命令しないし、使い潰すような真似はしないよ。よく働いてくれたら、奴隷の身分から解放してあげてもいい」
「戦いは保証してくれるのか、それと食事は? 十分いただけるのか?」
「もちろん。どちらも十分な量と質を保証するよ。ただしお酒は飲み過ぎない程度にね」

 その言葉を聞き、ペルセネアは首を縦に振る。

「いいだろう。お前を主人として認めよう」

 あまり忌避感のなさそうな態度に、イヴァはいささか拍子抜けしたが、

「……とりあえず伏せろ」

 アマゾネスの警告を聞き、少年はとっさにその言葉に従う。
 それとほとんど同時に、曲刀(ショーテル)が先ほどまでイヴァの首があった場所を切り裂いた。
 曲刀を振るったのは、気配を消して接近してきた黒装束の暗殺者である。いつ天幕に入ってきたのかわからない。それとも、最初から息を潜めて待ち伏せしていたのだろうか? いずれにせよ、暗殺者の姿を見たゴブリンの奴隷商人は声を張り上げる。

「な、何だ。テメェは! おい、ゴルゾール、ゲルドレッグ! 何やって……」

 天幕の外にいるオーガとミノタウロスの護衛を呼ぶが、入ってきたのは2人の暗殺者である。手には血の滴る曲刀を持っており、おそらく護衛はやられたのだろう。合計で3人になった暗殺者は、イヴァとペルセネアを囲むようにじわりじわりと迫ってきた。

「こいつらはどうする?」

 ペルセネアはイヴァに問う。
 それが殺すべきか、捕らえるべきかという意味だとすぐに気づき、ダークエルフの少年は命じる。

「とりあえず生かしておいて」

 その言葉が合図であったかのように、暗殺者が3方向から襲いかかる。

「了解!」

 目もくらむばかりの素早さで、ペルセネアは拳を振るった。
 最初に正面の暗殺者を吹き飛ばす。さらに攻撃の勢いを殺さずに大地に手をついて、独楽(こま)のように回転すると、両足で左右の暗殺者に回し蹴りを見舞う。雌豹のような柔軟さと凶暴さを併せ持つ一撃を受けて、瞬きする間もなく刺客たちは蹴散らされた。

「他愛無い」
「ありがとう。助かったよ」
「どういたしまして、ご主人様。ところで、アスナラーマ神の名にかけて、昨日から何も食べていない。できれば腹いっぱい食べたいんだが……」
「もちろんいいけど、ちょっと待っていてね」

 イヴァはゴブリンの奴隷商人に問う。

「ねぇ、怪我はないかな?」
「だ、大丈夫です。それより、イヴァの旦那。申し訳ありません。危険な目に……」
「別に謝るようなことでもないよ。というか、たぶんボクが巻き込んじゃったと思うから、謝るのはこっちかな。天幕の修理代と護衛の代金、後で追加請求してね」

 いささか呆然としながらも、ゴブリンの奴隷商人はなんとかカクカクと首を縦に振る。

「それじゃあ、彼女と、この暗殺者は連れて行くね。また今度来るから、いい娘がいたら教えてよ」
「へ、へい。毎度ありがとうございます」

 その間に、アマゾネスは襲撃者を鎖で縛り上げていた。
 外套を剥ぎ取り、衣服を破り捨て、隠し持っていた武器を取り上げる。暗殺者の使っていた曲刀のうち一本を自分のものにして、残りは使えぬように壊してしまう。

「体格からわかっていたけど、全員男か」

 ダークエルフの少年はつまらなそうに言うと、懐から無数のダイヤモンドで装飾された小さな宝石箱を取り出す。
 蓋を開けると、中には大量のムカデがいた。ぞわぞわと不気味に蠢く虫を手に乗せると、イヴァは暗殺者たちの鼻の穴にムカデを入れた。

「なんだ……それは?」
「拷問用の『苦悶百足』だよ。体内に寄生して、宿主に百の剣で貫かれるような激痛を与えるんだ。誰が雇い主か、今日明日にでも白状するんじゃないかな?」
「なるほど、そんな道具を持っているところを見るに、ご主人様は拷問師だな?」

 暗殺者たちを引きずりながら、ペルセネアはイヴァに告げる。
 だが、ダークエルフの少年は首を横に振った。

「いいや、ボクは〝|蟲の皇子(ヴァーミン・プリンス)〟」

 無垢な笑みを浮かべて、誇るように言う。

「この奴隷交易都市エルカバラードの領主だよ」

 これが2人の出会いであった。


 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※   


 交易都市エルカバラード。
 西の都市国家群と東の大帝国、2つの巨大勢力の物流が行き来する貿易の要所であると同時に、古代の遺跡や地下迷宮、鉱山、密林などの資源が豊富な地である。
 その富を求めて15年前に西の連合軍により征服されるが、エルカバラードの利権をめぐり連合軍は分裂して争い始める。元々の所有者であった東の大帝国でも内乱が起こり、エルカバラードは奪還されることなく、統治者不在の状態となった都は、雇い主を失くした傭兵たちによって占拠された。

 無秩序化した都市はすぐにでも滅びるかに思われたが、エルカバラードの有力者は互いに協力して、エルカバラードを立て直すことにした。
 その間、両国では戦乱が長引き、エルカバラードは復興と繁栄の時を迎える。
 噂を聞きつけ人の数は増えていき、イオルコス人、ベリシュナ人、ガルドリア人、ノルディア人、アマツ人、コンロン人など、東西・異大陸問わず、様々な人種が交じり合うこととなった。人間だけではなく、ゴブリン、オーク、エルフ、ドワーフ、ミノタウロス、リザードマン、ヴァルキュリアなどなど、亜人種も数が多い。商人や冒険者、脱走兵、お忍びの貴族、犯罪者など、まっとうな職業の者もいれば、無法者もおり、混沌の都と呼ぶにふさわしい場所となる。

 東西どちらの国にも属していない都であるが、一応の統治者として領主がいた。

〝蟲の皇子〟イヴァ=ラットハートラート。

 若きダークエルフの少年であり、影に隠れている有力者の傀儡である。表向きの統治者である彼が死ぬことで、エルカバラードに内乱を引き起こせるのではないかと考える東西の勢力は、ここ15年のうちに数えきれない数の暗殺者を送り続けているのだが、イヴァは全て退けている。
 その暗殺者を雇った者の中には、自分を擁立したエルカバラード内部の有力者がいることを〝蟲の皇子〟は知っている。

(そろそろ頃合いかな)

 自分の命が狙われるのは有名税の一部として容認していたが、最近起こったある事件により、笑って許容することもできなくなってきた。

(ボクが本当の領主になるために、必要なことをしなきゃね)

 ダークエルフの少年は暗い野望の種を芽吹かせようとしていた。



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