あほな同僚に絡まれたら、年上本命と上手くいった。棚ボタオフィスラブ

朝倉真琴

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sideシーちゃん

※sideシーちゃん:寝起き~ソロ活動

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 寝起きのヨウちゃんは、足でズボンをまさぐってくるとか予想のつかないことをしてきて、色々危なかった。何とか耐えられてホッとした。

 先に起き上がり、少しでも色気を感じてもらえるよう魅せたつもりだ。ヨウちゃんにも、効果があったみたいで少し不審な動きをしてシャワーを使うと言い出した。

 キッチンを横切るヨウちゃんの後ろ姿を盗み見ると、確実に前屈みなのがわかった。お風呂場のカメラが上手く動いていたら、お宝映像が録れるかもしれないとうきうきしながら朝食を用意した。

 シャワーも食事も終わり、申し訳なさそうに家事をしてくれようとするのだけど、キッチンにはダイニングテーブルを写すカメラなどを昨日置いたから近づけたくない。

 に用意してあった服を上から一式「叔父からのお下がり」だと渡してみたら、受けとるのを渋る。サイズアウト、僕にもサイズ的に無理で勿体ないから……と理由をつけると、ようやく受け取って着てくれた。

 脳内想定の何十倍も良い。着てくれただけでも嬉しいのに、お返しとか言い出したので、チャンスとばかりに土曜の食事前のドライブの約束まで追加出来た。想像以上の成果を得て顔がにやけそう。

 出勤すると、部長がこっちをチラッと確認した後にヨウちゃんを呼んでこそこそと話してから、こちらをまたチラッと確認して溜め息をついた。そしてヨウちゃんの頭を撫でてウィンクした。あいつ……。金曜はモヤモヤしたまま仕事をこなした。

 土曜は早朝出発だったので、ヨウちゃんは助手席で寝てしまっている。よだれが垂れそうな油断している口元や何かを夢の中で食べているのかむぐむぐと口を動かすところが可愛い。起こす必要もないので、別荘までちらちらと様子を観察しながら幸せな時間を過ごした。

 車を停めるとヨウちゃんも目覚めた。見覚えのある景色に驚いているよう。子供の頃に戻った気持ちになって

「こっち!こっちきて!!」

と、手を引いて走った。

「シーちゃん?」

 ネタばらしの前に気づいてくれた嬉しさで告白したら、ヨウちゃんも僕が初恋だって教えてくれた。今は?今はどう?聞きたかったけど邪魔が入った。滉耀と瑠花ヨウちゃんの兄妹だ。来るとは思っていたが、予想より早かった。

 俺たちのやり取りにヨウちゃんだけがついてこられない。仕方ないのでゆっくりヨウちゃんと話せるようにと別荘に戻ったが、滉耀と瑠花もついてきて玄関で騒ぐので仕方無く中に入れることにした。

 お祝いに滉耀と瑠花も参加すると言いだした。離席した隙に二人の同僚とマネージャーに店の場所を教えて食事の終わる頃に迎えをお願いしたら、逃亡され連絡もとれずて困っていたらしく先方にとても感謝された。

 食事を二人だけで出来なかったのは残念だったけど、ヨウちゃんは、兄妹がいることもあってとても嬉しそうにしていた。報告会の写真と言いながら沢山写真を撮っていたので、僕も兄妹も存分にコレクションを増やすことができた。みんなにとって至福の時間だったと思う。

 予想通り、ヨウちゃんを連れ帰ろうとした兄妹は店を出た途端にそれぞれ車に押し込められ、車内から同僚とマネージャーが深々とにこやかにお礼をする姿と兄妹が苦虫を噛み潰した顔をしているのが見える。僕は、ヨウちゃんの腰を抱き片手を降りながら、邪魔者が居なくなったことをほくそ笑み別荘まで戻った。

 ほぼ酔い潰れているヨウちゃんを見て、仙波が僕に咎めるような視線を向けてきたけど酔わせて襲う気などはないと誤解を解き、ヨウちゃんを続き部屋に寝かせた。仙波がまだ僕を疑う素振りをみせるので、鍵を閉めて仙波に渡すと安心したような顔を見せて下がった。仙波は、僕の事を誤解している気がする。

 部屋に帰り、ヨウちゃんコレクションを再生する。最近のオカヅは、先日の風呂でのヨウちゃんのソロ活動。お気に入りのその動画を用意もしつつ、姿も!とモニター二台を見つつソロ処理を始める。隣に生身のヨウちゃんがいると思うと、いつもより興奮している。

 急にヨウちゃんが続き扉に近づいてきている。よく見るとソロ活を始めた。音声までは拾えないのが悔しいところだけど、これ確実に僕の声かなんかに反応して……。そ……っと、扉前に近づき小さく漏れ聞こえてくるヨウちゃんの声や吐息と僕の名前に興奮してヨウちゃんの吐精を確認すると同時に僕も吐精した。

 ヨウちゃんは僕を抱きたいと思っているんだ。抱くのは僕だけど……。抱きたいと思っているなら、ヨウちゃんの中にあるを全面に出して上手く誘導して抱かれてもらおう。その後は、快楽で堕ちるように頑張ろう。

 色々考えていたらまた、滾ってきたのでヨウちゃんが眠ったのを確認してからもう一回ソロ活に励んだ。画面と扉越しでこの効果……本物とのセックスが待ち遠しい。
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