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第四章 拷問

始まり

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スマホを繋げたまま、指向性のマイクを怜子に向けセットする崇。

「コレで、お前の吐息1つも、愛しいマネに筒抜けだゼッ・・
おい翔子っ、この娘の胸を慰めろっ、それも、お前の治療だからなっ」

突然の崇の指示に戸惑い固まる翔子。
「えっ、えっ? 私・・そんなコト、初めてで、ど、どぉしたら?」
「んっ? お前がシて欲しいコトを、指や舌を使って施せば良いんだっ・・
お前、あれだけ悶えてただろぅ? 腋から乳房を可愛がってやれっ、但し乳首は触るなよっ、メインディッシュは後だっ」

自らは怜子の太腿に指を這わせる崇。
両手両脚を拘束された怜子、その身体を改めて凝視する翔子。

(す、凄く、綺麗・・でも、女同士で、淫らなコト、スるなんて・・)
ふと、晒された怜子の腋に眼を遣る。

大柄で肉付きの良い怜子、自らよりも一回りは太い二の腕、そして、青味がかった窪みの剃り跡に、眼が釘付けになる。
(汗、ビッショリ・・可哀想に、あれだけ痛いコト耐えたから・・)

無意識のうちに、怜子の窪みに鼻を寄せる翔子。

太田への通話を意識して、絶対に平静を装い、無言を誓った怜子だが・・
(ち、ちょっとぉっ・・何、この女っ?)

初めて同性の性臭を嗅いだ翔子、その何とも言い難い甘酸っぱさに蕩然とする。

「ごめんなさい、私・・先生の指示で」
引き寄せられるかの様に、怜子の腋に眼を瞑り口を当てる翔子。
(・・ぅぅ・・す、酸っぱくて、な、生臭いぃぃ・・翔子の窪みも、こんな、淫らな臭いがするのぉ?)

(んはぁ、く、擽ったいぃぃ・・・・ぇっぇっ? な、何なのっ? 嘘っ、ぁ、ぁぁぁ・・へ、変な、感じっ・・)
先程の責めで、敏感になっている怜子の身体が、翔子の拙い舌技に反応しだす。
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