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第四章 拷問

太腿 ②

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背後から、怜子の両腕を持ち上げて、拘束する翔子。
肩越しに見える怜子の乳首、熟した身体の割に、綺麗なピンク色で愛らしい。

「そろそろ、抓られるのも慣れたかな? お前、刺青って知ってるか? 昔の刑罰や拷問だっ、今流行りの、肌へのタトゥーとは違うゾッ・・手彫りで、肉を抉ぐるんだっ、その苦痛は大の男も泣き喚く程だゼッ・・
今から、お前の太腿に施してやるっ」

圧倒的な怜子の太腿に、小筆で[耐]の文字を書く崇。
「安心しろっ、彫る訳じゃ無い・・だが苦痛は彫り具以上だ、ふふ、良いな?」

彫刻刀の如きアタッチメントを装着し、太腿の絵柄に当てる。
「最後に聞く、お前、シたんだろう?」
「・・・・」
「ふっ、ダンマリか? なら、行くゾッ」

チャッ チャッ チャッ チャリッ・・
本物の手彫りの如き音、まるで性交時の3浅1深のリズムで、突き彫りに跳ね彫りを混ぜる崇の責め技・・

「・・ぅ ぅ ぅ・・ぅぅっ」
「あ あ あ・・あぁぅっ」
「あぅ あぅ あぅ・・ああぁぁぁぁ」
耐え切れずに漏らす、怜子の呻きが、苦悶の喘ぎに、そして苦痛の咽び哭きに変わる・・

「ふっ、どうだ、痛いかっ、辛いかっ? お前、シたんだろっ? 認めれば、楽になれるゾッ・・」
「何も、し、て、ぁぅ・・無、い」
(く、狂いそうっ・・誰か、助けて・・)

「ほぉ、強情な娘だっ・・その方が、俺は愉しいがなっ、ほら、ほらっ・・」
性感帯を狙って、執拗に彫る崇。

そして・・
(あぅっ・・・・な、何か、変な感じ・・ア、アソコの奥が、熱いっ・・)

身体中を駆け巡る苦痛に混ざる、微かな疼きに戸惑う怜子・・

「あううっ・・・ぃゃぁ・・ぁぁ・・」
啜り哭きの合間に甘い吐息。

汗塗れの腋から漂う甘酸っぱい匂いが、背後の翔子の鼻腔に拡がる。
(えっ? この匂いって、この娘まさか、か、感じてるのぉ?)
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