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第三章 整形外科

治療 太腿 ②

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右腿の下に、折り畳んだタオルを押し込み、左手で膝上を押さえる。
横に広がった肉が艶めかしい。

「しかし、嫌らしい太腿だなぁ? 小麦色で弾力に満ちて、何てボリュームだっ? 嬲られる為に作られたみたいだゼッ」

「・・先生っ、本当に、太腿は大丈夫ですから、ね、待っ・・・・ああぅっ」
問答無用で、豊かな肉を鷲掴みにする。

先程とは、比べ物になら無い激痛。
動け無い四肢、頭を振り乱し、背中を反らせるのが精一杯の翔子。

「んっ、痛いのかっ? 拷問なら吐けば終わるし、お仕置きなら反省すれば許されるが・・生憎、コレは治療だ、俺が納得する迄、終わらんゾッ・・
ほれ、ココはどうかなぁ?」

内腿のリンパ節に沿って、指先を食い込ませ、股間に向けて擦り上げた。
この世とは思えぬ苦痛、のたうち廻りたくても出来ず、耐えるしかない・・

(くぅぁぁっ、痛いっ、助けてぇ・・声は駄目っ、テツに聴かれるぅ・・)
「・・・・ぅ、ぅっ・・ぁぁ・・」
身体中から噴き出す脂汗、噛み締めた唇から漏れる、微かな苦悶の呻き。

「ほぉ、我慢強いなぁ~ 余り苦痛だけだと、慣れるから、今度はっ・・」
一旦、手を離す崇。
(お、終わったのっ?)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・・ハァハァ・・ぁぅ・・はぁ」
集音マイクが拾う、翔子の妖しく乱れた息遣いと、生々しい苦悶の呻き。

苦痛に歪んだ愛らしい顔を、固唾を呑んで眺める俺と美佳。
「ふぅぅ~ この娘の苦しむ顔、最高のオカズねぇ・・何だか、私も興奮してきちゃったぁ~」

突然抱き付いてくる美佳、俺の手を自らの太腿に導く。
「ねぇ、あの娘ばかり観ないでよぉ、私のコトも、ね?」

マジックミラーのスイッチを切る美佳。

興奮し切った俺。
熱く豊かな美佳の太腿を這った指が、ショーツを潜り・・

ピチョ・・
「あんっ」「ぁ、ぁぁ、ぁぁ・・」

淫らな淫水音と美佳の喘ぎ、そして、壁の向こうから聴こえる甘い啜り哭きが、重なった。
(えっ? 何の声っ? 翔子っ? 何をサれてるんだっ?)
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