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序章 翔子と俺
思い出 ④
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高校時代・・
翔子はチア、俺はバド、それぞれの道を歩み始めたが、2人の仲は変わらなかった・・
そこそこのイケメンに育った俺。
初体験も無事、高2で済ませ、勉学も怠たらず、ギリだが、翔子と同じ大学を射止める事が出来た。
一方の翔子・・
美貌に加え、愛らしさに磨きがかかり、噂を聞いたスカウトが駆けつける程の、美少女に変貌していた。
中3の卒業式以来、時折、互いの部屋を訪ね合って、熱い口づけを交わしていた俺達。
今でも思い出すアノ日・・
翔子と同じ大学に受かったアノ日・・
喜び勇んで、訪ねた翔子の部屋。
丁度、練習から帰って来た翔子が、チアのユニフォーム姿で出迎えた。
当然の如く、お約束事のキスを交わす。
互いの舌を絡める。
翔子の甘い唾液を吸い、喉に通す俺。
いつに無く長いキス、翔子の口内を舌先で掻き混ぜる俺。
上顎をチロチロと舐める。
「んっ・・んっ・・ぁ、ぁぁ・・」
翔子の手が俺の背中を掻き毟る。
翔子の熱い身体を抱き締める、常とは違い、身体を擦り寄せる翔子。
頸と耳朶の後ろから、漂う甘い匂い。
堪らず唇を離し、喉元から肩口に舌を這わす俺。
「・・・・あんっ・・」
頭を仰け反らし、明らかに性的な吐息が漏れる。
翔子の両腕が背中を離れ、俺の首に纏わりつく。
ムッチリした二の腕の肉の冷やっとした感触。
脱毛処理はしていないのだろう? 剃刀の剃り残し跡の、微かにジョリッとした汗ばんだ腋の窪み・・
無意識のうちに、窪みに鼻先を擦り寄せる俺。
最初は、信じ難い酸っぱ臭さだった・・
やがて、翔子特有のラクトンの香りか? バニラの如き甘ったるさが混じり、形容出来ない甘酸っぱさが鼻を突いた。
(し、翔子ぉぉ・・)
抑え切れ無い性衝動。
窪みの匂いを嗅ぎながら、翔子の隆起を掴み、揉みしだく俺。
肉がみっしりと詰まり、弾力に満ちた乳房が、俺の手を押し返す。
「・・・・ぁ、ぁぁ・・だ、駄目ぇ」
初めての甘い快楽を、意思の力で封じ、俺の抱擁から逃れる翔子。
「・・はぁ はぁ・・テツぅ、ごめんなさい・・ま、まだ・・駄目っ・・」
「・・・・んっ、俺こそ、ゴメン・・」
翔子にとって初めての、ペッティングだった。
両掌に残った、翔子の隆起の感触よりも、腋の窪みから放たれる、甘酸っぱい性臭が、俺の脳裏にこびり付いた・・
翔子はチア、俺はバド、それぞれの道を歩み始めたが、2人の仲は変わらなかった・・
そこそこのイケメンに育った俺。
初体験も無事、高2で済ませ、勉学も怠たらず、ギリだが、翔子と同じ大学を射止める事が出来た。
一方の翔子・・
美貌に加え、愛らしさに磨きがかかり、噂を聞いたスカウトが駆けつける程の、美少女に変貌していた。
中3の卒業式以来、時折、互いの部屋を訪ね合って、熱い口づけを交わしていた俺達。
今でも思い出すアノ日・・
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当然の如く、お約束事のキスを交わす。
互いの舌を絡める。
翔子の甘い唾液を吸い、喉に通す俺。
いつに無く長いキス、翔子の口内を舌先で掻き混ぜる俺。
上顎をチロチロと舐める。
「んっ・・んっ・・ぁ、ぁぁ・・」
翔子の手が俺の背中を掻き毟る。
翔子の熱い身体を抱き締める、常とは違い、身体を擦り寄せる翔子。
頸と耳朶の後ろから、漂う甘い匂い。
堪らず唇を離し、喉元から肩口に舌を這わす俺。
「・・・・あんっ・・」
頭を仰け反らし、明らかに性的な吐息が漏れる。
翔子の両腕が背中を離れ、俺の首に纏わりつく。
ムッチリした二の腕の肉の冷やっとした感触。
脱毛処理はしていないのだろう? 剃刀の剃り残し跡の、微かにジョリッとした汗ばんだ腋の窪み・・
無意識のうちに、窪みに鼻先を擦り寄せる俺。
最初は、信じ難い酸っぱ臭さだった・・
やがて、翔子特有のラクトンの香りか? バニラの如き甘ったるさが混じり、形容出来ない甘酸っぱさが鼻を突いた。
(し、翔子ぉぉ・・)
抑え切れ無い性衝動。
窪みの匂いを嗅ぎながら、翔子の隆起を掴み、揉みしだく俺。
肉がみっしりと詰まり、弾力に満ちた乳房が、俺の手を押し返す。
「・・・・ぁ、ぁぁ・・だ、駄目ぇ」
初めての甘い快楽を、意思の力で封じ、俺の抱擁から逃れる翔子。
「・・はぁ はぁ・・テツぅ、ごめんなさい・・ま、まだ・・駄目っ・・」
「・・・・んっ、俺こそ、ゴメン・・」
翔子にとって初めての、ペッティングだった。
両掌に残った、翔子の隆起の感触よりも、腋の窪みから放たれる、甘酸っぱい性臭が、俺の脳裏にこびり付いた・・
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