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序章 翔子と俺
思い出 ①
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俺の視線を感じたのか? 腹筋で顔を上げた翔子と目が合った。
(頑張れっ・・)
軽くガッツポーズをする俺。
一瞬、笑顔を見せた翔子が、直ぐに哀しげな瞳に変わり、視線を外した・・
(・・まだ、駄目なのかっ?)
突然、俺の脳裏に、仲睦まじかった過去が甦る。
あれは、まだ俺達が幼稚園児だった・・
砂場で、お飯事をしてる俺達。
翔子が、茶碗に盛った砂をスプーンで俺の口に近付ける。
「はい、貴方っ・・どうぞっ」
「ショコッ・・止めろよっ」
周りの園児の眼を気にして、振り払う俺。
「もぉ~ テツの意地悪ぅぅ~ ショコはテツのお嫁さんになるんだから・・」
そう言って素早く、俺の頬にキスをする翔子・・
(アレが、互いのファーストキスだったなぁ? 一体、何でこんなに・・?)
(頑張れっ・・)
軽くガッツポーズをする俺。
一瞬、笑顔を見せた翔子が、直ぐに哀しげな瞳に変わり、視線を外した・・
(・・まだ、駄目なのかっ?)
突然、俺の脳裏に、仲睦まじかった過去が甦る。
あれは、まだ俺達が幼稚園児だった・・
砂場で、お飯事をしてる俺達。
翔子が、茶碗に盛った砂をスプーンで俺の口に近付ける。
「はい、貴方っ・・どうぞっ」
「ショコッ・・止めろよっ」
周りの園児の眼を気にして、振り払う俺。
「もぉ~ テツの意地悪ぅぅ~ ショコはテツのお嫁さんになるんだから・・」
そう言って素早く、俺の頬にキスをする翔子・・
(アレが、互いのファーストキスだったなぁ? 一体、何でこんなに・・?)
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