ザ 我慢 (フェチとソフトSMの短編集)

伊崎哲也

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第五章 アスリート 由紀(19歳) 禁断

甥っ子

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由紀・・陸上部所属の大学2年生。街を歩けば、スカウトされる程の美貌の19歳。

真夏のある日・・
2ヶ月の合宿から帰った由紀。
「ただいまぁ~」
大学寮の部屋を開ける。

「あ、由紀っ、お帰り、疲れたでしょ?」
相部屋で従姉妹の美佐が迎えた。

「由紀ぃ、、お願いがあるんだけどぉ」
「んっ?なぁにっ?」
「実はぁ~、、甥っ子の聡が来ててぇ、今晩だけ、面倒みて、くれるっ?」

「えっ?と、泊まる、、のっ?」
「・・・・うんっ、、ごめんっ・・由紀の身体の事情も分かるけど・・」

疼き・・
高校生の様な、あどけ無い容姿で、1人しか男を知ら無い由紀だが、アスリートの性か?性欲だけは人一倍だった・・

高2で大人になった由紀だが、それ以来、3年近く独り身だった。
本チャンの陸上部、激しい練習と多部屋のせいで、禁欲だった2ヶ月・・

しかも、アノ日が近い身体は疼き、性欲は破裂しそうだった。

「じゃっ、ごめん・・でもぉ、、聡って結構、上手だし、、あと、お土産持たせるから、愉しんでネッ」
訳の分からぬ、意味深な言葉を残して、デートに出かけた奔放な美佐。

(もぉっ、美佐ったら我儘なんだから・・でも聡、まだ小1だから、直ぐに寝るわよねっ?夜は、長いしっ・・)

シャワー室で髪を上げる由紀、鏡に写った自らの腋窩を観て溜息を突く。

清楚で愛らしい顔立ちの由紀だが、実はナルシストで匂いフェチだった・・
鏡の中の窪み・・青みがかり、無数の毛穴が点在し、淫らで艶めかしい。

ゴクリ・・由紀の喉が鳴る、誰も居ないのは分かっているのに、後ろを確認し、そっと自らの窪みに舌を這わせた。

「んっ、、ぁっ、、」

練習で汗塗れの身体、唾液が柔肌に融合した、えも言えぬ匂い・・
甘い吐息を吐き、スポブラを外し、タンクトップと短パン姿で、寝室に向かう由紀。

その時、、ピンポーン・・
(えっ?聡?もう、来たのっ)

「お姉ちゃん、お世話になります」
6歳とは思えぬ聡・・

食事の世話をし、隣り同士の布団に寝かしつける。
「お姉ちゃん、おやすみなさいっ」

暫くすると、スヤスヤとした聡の寝息が。
(もう、、へ、平気、よねっ?)

再び、腋窩に顔を寄せる由紀・・
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