ザ 我慢 (フェチとソフトSMの短編集)

伊崎哲也

文字の大きさ
上 下
91 / 140
第四章 潜入捜査官 芽衣(22歳) 身体検査

言葉責め

しおりを挟む
乳首逝き寸前に梯子を外されたが、恨めしそうな瞳を憎悪に変える気丈な芽衣。

「もう、充分ですねっ、教官っ?外せたなら、早く脱出をっ・・」
「はっ?何を言ってるんだ・・まだ、残ってるだろう?」

確かに探知器の警告音は止まっていない。
「こんなの、信じられませんっ」
「なら、コレは説明出来るかっ?」
深野が録音した敵の会話を再生した・・

[俺は体臭に唆られたよっ、アノ酸っぱい匂いに、生臭い臭い・・」
[女って意識無くても濡れるんだなぁ?]

(ちょっと、、何、コレッ?体臭って?)
意味を悟った芽衣、息を呑み固まった。

「ふっ、、どうした黒木っ?身体に仕込んだ発信器の話みたいだゾッ・・
一つ目は、お前の腋窩にあったなぁ・・確かに、凄く酸っぱ臭い窪みだったゼッ」
(コノ変態っ、、腋の匂いなんか嗅いで、愉しいのかよっ、、でも、やっぱり、私の腋、、す、酸っぱいんだっ?)

「黒木ぃ、お前も自分の腋が、興奮スると酸っぱいの、知ってたんだろぉ?」
「・・・・」
「彼氏とスる時、慰めて貰ってるのかな?それとも、オナニーで自分で舐めるのか?そう言えば、さっき俺の舌で、変な声を漏らしてたよなぁ?」
「・・・・」
図星なのか?端正な顔が羞恥で染まり、深野の加虐心を煽った。

「さて、もう一つは、一体何処に隠さレてるか?黒木ぃ、教えてくれっ、、お前の生臭いトコだっ、自分なら分かるだろう?」

(そ、、そんなの、言える訳がっ・・)
「・・・・わ、、分かり、ま、せ、んっ」

余りの恥辱に蒼白な芽衣、下卑た笑みを浮かべた深野が、追い討ちを掛けた・・
「ほぉ?まぁ、そりゃぁ、そうだなぁ、腋なら自分でも、嗅いだり舐めたりも出来るが・・はてっ、一体何処かなぁ?早く外さ無いと、ヤバいゾッ・・」

「・・ァ、アソコ、、だと思いますが、、生臭い、なんて、嘘ですっ」
「んっんっ?アソコっ?曖昧に言うなっ」

気丈な芽衣、深野を睨み掠れた声。
「き、きっと、、こ、股間です」
「んっ?股間?もっと、具体的に言えっ、時間が無いんだっ」

唇を噛み締め、恥辱に耐えた芽衣の小声。
「・・・・せ、、せ、性器、で、す」
「ほぉっ、、性器かっ?そりゃぁ、生臭いかも知れんなぁ?」
「そ、そんなっ・・私、、生臭い、なんてっ、、絶対に嘘ですっ・・」

「まぁ良いっ、兎に角、発信器を外さないとなぁ・・」

吊されたままの芽衣、黒皮の短パンに指をかけた深野。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

処理中です...