ザ 我慢 (フェチとソフトSMの短編集)

伊崎哲也

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第一章 女子大生 真澄 (19歳) NTR 前編

体臭

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潔癖症で、女の娘の粘膜や分泌物には、触れられない岩井だが、相反して、身体の匂いには興味津々だった。

眼を瞑り、真澄の頸に鼻を寄せる。
(おっ、この娘・・身体を開いたのは数度だと言ってたが、マジだゼッ)

初体験はスんだが、まだ開発サれて無い若い娘の匂い。
雨に濡れた枯草、或いは、鉄錆を擦った指の匂い、岩井の顔が陶然とする。

(な、何っ、コノ男?真澄の身体を嗅いで・・えっえっ?)

改めて、汗塗れの腋窩を凝視する岩井。

連れ込んだ時から数時間が経ち、当初は青みがかった窪みは、無数の毛穴が黒く浮き出していた、所謂、ジョリ腋・・

スン、スンッ・・
羞恥に赧らんだ、真澄の愛らしい顔。
(嫌ぁっ、汗、臭いし、そ、それに、きっと、嫌らしい、へ、変な臭いがぁ・・)

実は信じ難いが、ナルシストで体臭フェチの真澄、練習で汗ばんだ腋窩を、コッソリと指に擦り付け、自ら嗅ぐだけで無く、自慰の時は直接腋窩に鼻を当て、性欲を高めているのだった・・

「ご、御免、な、さ、いっ・・汗、匂いますかっ?」
「ふっ・・汗臭いだけだと思うのかっ?お前っ、嘘付いてたなっ?
卑猥な雌の匂いが、漂ってるゾッ、感じてたんだろう?」

岩井の鼻腔に広がる、生臭くも甘酸っぱい、真澄の性臭。

「違いますっ、私、アレが近いから、生理的現象でっ・・」
「ほぉ、まだ言い張るかっ?仕方無い、動かぬ証拠を確認するゾッ」

足元に胡座をかき、短パンのボタンに手を掛ける岩井。

(短パンを剥く瞬間、堪ん無いゼッ、こんな清楚な娘が、どんな匂いをっ?)

逃れる術も無い真澄、剥がされ抜き取られる短パン。
水色のビキニショーツが露わになり、仕込まれていた、ピンローが落ちる。

「嫌っ、駄目ぇ、み、観ないでぇぇ」
懸命に両腿を閉じ、股間部を隠す真澄だが、構わずに股間に鼻を寄せる岩井。

「か、嗅が無いでっ・・お、お願いっ」
近付いただけで、モワッとした、生暖かい性臭が鼻を突いた。

脂汗が醸し出すアンモニア臭、雨の日の森林を思わせる処女臭、Tゾーンのアポクリン腺から滲み出た生臭さ、快感を耐えたバルトリン腺液の酸っぱ臭さ・・その全てに、真澄の太腿の柔肌と肉から漂う、ラクトンの甘い香りが包み融合し、得も言えぬ媚臭に、溜め息を吐く岩井。

「ふっ、凄まじいなっ、真澄っ」
「えっ?だ、だからっ、あ、汗ですっ」
「んっ?強情な娘は好きだゼッ、なら、百聞は一見にしかずだっ」

真澄の拘束を解き、ソファに座らせた。
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