ザ 我慢 (フェチとソフトSMの短編集)

伊崎哲也

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第一章 女子大生 真澄 (19歳) NTR 前編

腋窩 ②

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窪みに吸い付いたまま、ベッドに押し倒した、今度は逆らわ無い怜。
伸ばした右手を押さえ、両腿の上に座ると、自由なのは左腕だけだ。

改めて、怜の腋窩を凝視する。

豊かな二の腕と乳房に囲まれた腋窩は、半楕円球に深く窪み、白人女性の如く青い剃り跡が、汗に湿り輝き生々しい・・

腋と匂いフェチの俺。
(生臭いのも良いけど、何か違うっ・・もう少し、感じて貰うかっ?)

怜の唇に二本指を当てる、オンナの本能か?長い舌を纏わりつかせる怜。
「・・ん、んっ」
口腔に侵入させ、上顎の裏を擦ると、甘い呻きを漏らし始めた。

暫く慰めると、糸を引く程に唾液が粘って来る。

「えっ、な、何をっ?嫌ぁ」
怜の拒みを無視し、絡み付く唾液を、何度も窪みに垂らす。

腕を押さえたまま、二の腕の付け根から窪み、横乳まで右手指で、マッサージの如く唾液を、柔肌と肉に刷り込む。

自らの天然オイルによる慰め、唾液による指の滑り、敏感な怜が身体を捩る。

「・・ぁ、ぁっ、ちょっと、伊崎クン、何スるのっ?く、擽ったいわょぉ」
「先輩っ、擽ったいだけなら、我慢シて下さいっ、約束ですよねっ?」

(この子、何をシたいのっ?擽りだけでオンナが堕ちるとでも?)
だが、やがて・・
擽ったさが、瞬く間に明らかな性的快感に変わった。

「・・・・ん、んっ」
プライドか?懸命に平静を装う怜の口から吐息が漏れ、時折身体を震わす。

窪みの剃り跡を、親指の腹で撫でる。
毛穴の微かなザラ付き感が、堪らない。

「ぁ、ぁっ、ぁっ・・」
毛穴の奥底の性神経が反応し、微かな悦びの呻きを漏らす怜。

やがて、唾液が全て柔肌に擦り込まれ、肉に吸収され、俺が手を止める。

(はぁ、ハァァ・・)
生まれて初めての部位に、所謂ペッティングを延々と施され、荒い息を吐く怜。

(よしっ、いいかなっ?)
再び、怜の窪みに鼻を押し当てる俺。

鼻腔に広がる、得も言えぬ媚臭。

擦り込まれた唾液が、柔肌と女肉の雑菌と融合した、硫黄の如き生臭さ。
それに加え、指技でアポクリン腺が分泌した酸っぱいが、甘いフェロモン。

飽きる事も無く、怜の窪みを嗅ぐ俺。
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