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鬼胎
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僕が天井裏に上がると、女の子は僕の腕に自分の腕を絡みつかせた。手のひらはヒンヤリとして冷たいのに、二の腕はとても暖かい。蛇が枝を上るように僕の腕を滑っていって、頭を撫でてくれながら言う。
「可愛そうに。一人残されてしまったのでしょう? なんてひどい人たちなのかしらね」
「僕が悪いんだよ。寝坊したから」
「・・・」女の子はしばらく黙った後、下からなめあげるように僕を見上げて言った。
「それは違うわ。それが手だったのよ。全ての罪を慎吾に押し付けるための。あの人たちは、初めからこうしてあなただけを爪弾きにしたかったの。本当に連れて行く気があったなら、どうして昨日夜更かししてプラモを作っていたのを許したの? どうして今日おぶってでも連れていかなかったの? 男の和則(父)なら簡単にできたことよ。でもしなかった。それは、初めからあなたを連れていく気がなかったからよ。だって家族だんらんにあなたは邪魔だもの」
僕は黙ってうつむいて聞いていた。女の子は続ける。
「全ての原因をあなたになすりつけて、あなたに罪の意識を植え付けて、自分を苛むように仕向けたの。更にはそれを理由にしてあなたを責めたてることもできる。そして家族だんらんからも排除できる。あの人たちにとってあなたは死んでほしい存在だから。今頃はどうやってあなたを殺そうか相談している頃よ。いつものように」
「いつものように?」僕は顔をあげた。
「ええ、みんなが寝静まった頃、登紀子(祖母)と和則が話しているわ。応接間で。
今はまだあなたは小さいから、殺せば自分たちが疑われる。だって家と学校しか往復していないんですもの。おのずと犯人は絞られてしまう。でも十六歳十八歳位になれば免許も取るだろうし、遠出もするようになるから、殺す方法はいくらでもある。いつもそれを話し合っているわ」
僕は怖くなった。それを見透かしたように女の子は、僕の頬に唇が当るか当らないかくらいにまで顔を近づけて、耳まで唇滑らせる。頬を重ねて言った。
「そうなる前に、あの人たちを殺すのよ」
「出来ない」僕は身を震わせて縮こまった。思わず後退りしようとした。
「待ちなさい」女の子が強い口調で叫ぶ。僕は思わず動けなくなった。
女の子は、犬のように四つん這いになって、天井板を爪で引っ掻くように指を滑らせて、積もった塵を握りこむ。そしてワナワナ震えながら、嘆くように喉を鳴らす。
「お母さんは、お風呂に入っている時に和則に殺されたのよ。ネズミたちが見ていたわ。湯船につかっている時に、お風呂場に入ってきた和則に、無理やりお湯の中に沈められて。
どれだけ苦しかったでしょうね、恐ろしかったでしょうね。もがき苦しみながらお湯を肺に飲み込んで。そのまま次の日の朝まで放置された。おばあちゃんに発見された時は、うつぶせで浮いていたんですって」
僕の中に、本当のお母さんが受けた苦しみがなだれ込んできた。怖くて怖くて吐きそうなほどに。すぐにでもここから逃げ出したい。だけれども女の子は、引き下がろうとする僕の腕に自分の腕を巻いて絡ませて背中をさすり、そして頭を撫でる。
「お母さんだけではないわ。すぐおばあちゃんも殺された。
おばあちゃんは、自分の娘がお風呂で寝て溺れ死んだなんて信じなかったから。周囲に殺されたって訴えて回っていたそうよ。だから次に殺されたの」
当時おばあちゃんは、脱衣所にある洗面台の蛇口が凍るのがどうにかならないか、と悩んでいたらしい。それを知った使用人の貴子がある提案をして、おばあちゃんを殺した、と女の子は教えてくれた。
今お母さんのふりをしているお母さんは、おばあちゃんに近づいて言ったという。
「上水管が凍らないように、凍結防止に熱線を巻きますでしょ。それと同じように、蛇口にも巻けばいいと思いますわ。わたしが準備しておきますから、しばらくお待ちくださいませ」と。
この家は築百年近い上に、当時のお風呂場は五右衛門風呂。そのお風呂場も増築した個所だったから、壁はベニヤ板だけで仕切られていて、真冬は零度近くまで下がったらしい。女の子は、寒さに凍えるように身を震わせながら、両手で自分の二の腕を摩擦した。そして白い息を吐きながら目を見開いて僕を見て、唇だけに微かな笑みを浮かべて言った。
「貴子が針金みたいなのを巻くと、雪の降るような夜を越しても蛇口は凍らなくなったの。おばあちゃんはとても喜んだわ。でもそれも束の間、ある日の朝に蛇口を捻ろうとして―――」その瞬間、女の子は「キィィィィぃぃ―――・・・」と甲高い奇妙な叫び声をあげた。僕は鼓膜が破れるかと思うと同時に、黒板に爪を立てて引っ掻いた音を聞いた時のように、背中がゾワゾワした。たくさんの虫が背中を這いあがって耳に集まったかのように。
「はあはあ・・・」女の子は息を荒げながら、「感電死・・・」そう言って両手で天井板を叩く。埃が舞いあがって灰色の霧に包まれた。僕が目を庇って後ろに下がると、女の子は僕を守るように抱きしめて、自分の両足の付け根の真ん中に僕の顔をうずめさせた。
さっきとはうって変わって、女の子はとても優しい口調で語り始めた。
「わたしは、犬のベスと一緒に和則の運転する車に乗ったわ。病院に運ばれたおばあちゃんのもとに行くんだって言われて。当時のわたしはまだ十歳だったから、あの人たちを疑うことなんてしなかった。だから車に乗ったの」
僕は不思議に思った。お姉ちゃんは幾つなんだろう。とても大人には見えない。僕より一つ二つ年上くらいにしか見えなかった。
お姉ちゃんは、頭によぎった僕の考えを見て取ったかのように言った。
「はたち。でもずっと屋根裏に隠れていなければならなかったから、大きくなれなかったの。成長するための栄養豊富なご飯が食べられなかったから。
でもあなたのおかげで、これからは大きくなっていけるわ」
そして自分の話を続けた。
「町へと向かう山道の途中、あの人は車を止めて降りた。そして後ろに回って車を押し始めたの。助手席に座るわたしは、あの人が何をしているのか分からずにそのまま座っていたわ。目の前にガードレールのない崖が迫って来たかと思うと――」
僕がももから目を出してお姉ちゃんを見やると、お姉ちゃんは白目をむいてわなわなと震えはじめた。そして泡を吹いて倒れた。それでも気を失わずにいて、僕の首にすがりついて訴えた。
「こともあろうに、わたしを乗せたままの車を崖の下に突き落としたの。可愛いベスと一緒に・・・。そして気がついた時、わたしはここにいたわ。誰もいないこの家の屋根裏に。外にベスがいるだけだった」
僕はふと思い出した。南側の庭に、使われていない古い大きな犬小屋がある。もしかしたら、あの犬小屋がベスという犬の小屋だったのかもしれない。
女の子は、眉間に皺をよせた怖い顔で俯きながら言った。
「天井裏から、あの人たちの話を聞いていて分かったのは、車が転落した崖の下まで和則が下りていったってこと。相当焦ったらしいわ。だってわたしの死体がないんですもの。もちろんベスの死体もなかった。
たぶんベスは、わたしのことを咥えてこの家に戻ってきたのね。あの人は仕方がないから、自分の体を石で打ち付けたり顔面を殴ったりして怪我を作って、運転席で一晩過ごしたらしいわ。事故を装ってね。警察はまんまとはめられたわ。あの人の言うことを信じたの。
それからしばらくして、お父さんも・・・。お父さんは家族のことをとても愛していたから、発狂してそれから気落ちして何にも手がつかなくなった。わたしはそばに行ってあげたかったけれど、天井裏から出られないし、見つかって殺されたらどうしようとも思って身動きが取れなかった。
お父さんは、いつも一人ですすり泣いていたわ。だけれども和則に唆されて、仕事を再開したの。最初の話は投資話だった。死んだ人に飲ませると生き返る魔法の薬が発明されたと騙されて、何千万円ものお金をだまし取られたの。お金を払った直後に計画倒産されてしまって、一円も帰ってこなかった。
今にして思えば、おかしな話だけれど、お母さんとおばあちゃん、そしてわたしを失ったばかりのお父さんにとっては、藁にもすがる思いだったのでしょうね。おばあちゃんが殺されて間もなくして、お父さんも死んだ」
女の子の話によると、お父さんはこの家の屋根に登って飛び降りたらしい。
「でも、それも違う」お姉ちゃんが言った。「屋根越しに声がここまで聞こえてきたわ。屋根の上に連れていったのは、和則。空を見て気分を変えようと誘い出して、そして後ろから突き落としたの。でも死ななかった。この家は二階建てだし。庭は土と植木があっただけだったから」
今は花々が咲く、和風イングリッシュガーデン、とみんなから言われている庭園だ。昔は和の庭園だったらしい。
お姉ちゃんは、お父さんの死に際の話を続ける。
「地面でもがき苦しむお父さんの声が聞こえた。わたしは天井裏を這っていって、通気のために開いた小さな鉄の格子からこの目で見たわ。急いで降りてきた和則に、庭石で頭を思いっきり殴られるところを」
僕たちは黙りこくって言葉を話さなかった。
つづく
「可愛そうに。一人残されてしまったのでしょう? なんてひどい人たちなのかしらね」
「僕が悪いんだよ。寝坊したから」
「・・・」女の子はしばらく黙った後、下からなめあげるように僕を見上げて言った。
「それは違うわ。それが手だったのよ。全ての罪を慎吾に押し付けるための。あの人たちは、初めからこうしてあなただけを爪弾きにしたかったの。本当に連れて行く気があったなら、どうして昨日夜更かししてプラモを作っていたのを許したの? どうして今日おぶってでも連れていかなかったの? 男の和則(父)なら簡単にできたことよ。でもしなかった。それは、初めからあなたを連れていく気がなかったからよ。だって家族だんらんにあなたは邪魔だもの」
僕は黙ってうつむいて聞いていた。女の子は続ける。
「全ての原因をあなたになすりつけて、あなたに罪の意識を植え付けて、自分を苛むように仕向けたの。更にはそれを理由にしてあなたを責めたてることもできる。そして家族だんらんからも排除できる。あの人たちにとってあなたは死んでほしい存在だから。今頃はどうやってあなたを殺そうか相談している頃よ。いつものように」
「いつものように?」僕は顔をあげた。
「ええ、みんなが寝静まった頃、登紀子(祖母)と和則が話しているわ。応接間で。
今はまだあなたは小さいから、殺せば自分たちが疑われる。だって家と学校しか往復していないんですもの。おのずと犯人は絞られてしまう。でも十六歳十八歳位になれば免許も取るだろうし、遠出もするようになるから、殺す方法はいくらでもある。いつもそれを話し合っているわ」
僕は怖くなった。それを見透かしたように女の子は、僕の頬に唇が当るか当らないかくらいにまで顔を近づけて、耳まで唇滑らせる。頬を重ねて言った。
「そうなる前に、あの人たちを殺すのよ」
「出来ない」僕は身を震わせて縮こまった。思わず後退りしようとした。
「待ちなさい」女の子が強い口調で叫ぶ。僕は思わず動けなくなった。
女の子は、犬のように四つん這いになって、天井板を爪で引っ掻くように指を滑らせて、積もった塵を握りこむ。そしてワナワナ震えながら、嘆くように喉を鳴らす。
「お母さんは、お風呂に入っている時に和則に殺されたのよ。ネズミたちが見ていたわ。湯船につかっている時に、お風呂場に入ってきた和則に、無理やりお湯の中に沈められて。
どれだけ苦しかったでしょうね、恐ろしかったでしょうね。もがき苦しみながらお湯を肺に飲み込んで。そのまま次の日の朝まで放置された。おばあちゃんに発見された時は、うつぶせで浮いていたんですって」
僕の中に、本当のお母さんが受けた苦しみがなだれ込んできた。怖くて怖くて吐きそうなほどに。すぐにでもここから逃げ出したい。だけれども女の子は、引き下がろうとする僕の腕に自分の腕を巻いて絡ませて背中をさすり、そして頭を撫でる。
「お母さんだけではないわ。すぐおばあちゃんも殺された。
おばあちゃんは、自分の娘がお風呂で寝て溺れ死んだなんて信じなかったから。周囲に殺されたって訴えて回っていたそうよ。だから次に殺されたの」
当時おばあちゃんは、脱衣所にある洗面台の蛇口が凍るのがどうにかならないか、と悩んでいたらしい。それを知った使用人の貴子がある提案をして、おばあちゃんを殺した、と女の子は教えてくれた。
今お母さんのふりをしているお母さんは、おばあちゃんに近づいて言ったという。
「上水管が凍らないように、凍結防止に熱線を巻きますでしょ。それと同じように、蛇口にも巻けばいいと思いますわ。わたしが準備しておきますから、しばらくお待ちくださいませ」と。
この家は築百年近い上に、当時のお風呂場は五右衛門風呂。そのお風呂場も増築した個所だったから、壁はベニヤ板だけで仕切られていて、真冬は零度近くまで下がったらしい。女の子は、寒さに凍えるように身を震わせながら、両手で自分の二の腕を摩擦した。そして白い息を吐きながら目を見開いて僕を見て、唇だけに微かな笑みを浮かべて言った。
「貴子が針金みたいなのを巻くと、雪の降るような夜を越しても蛇口は凍らなくなったの。おばあちゃんはとても喜んだわ。でもそれも束の間、ある日の朝に蛇口を捻ろうとして―――」その瞬間、女の子は「キィィィィぃぃ―――・・・」と甲高い奇妙な叫び声をあげた。僕は鼓膜が破れるかと思うと同時に、黒板に爪を立てて引っ掻いた音を聞いた時のように、背中がゾワゾワした。たくさんの虫が背中を這いあがって耳に集まったかのように。
「はあはあ・・・」女の子は息を荒げながら、「感電死・・・」そう言って両手で天井板を叩く。埃が舞いあがって灰色の霧に包まれた。僕が目を庇って後ろに下がると、女の子は僕を守るように抱きしめて、自分の両足の付け根の真ん中に僕の顔をうずめさせた。
さっきとはうって変わって、女の子はとても優しい口調で語り始めた。
「わたしは、犬のベスと一緒に和則の運転する車に乗ったわ。病院に運ばれたおばあちゃんのもとに行くんだって言われて。当時のわたしはまだ十歳だったから、あの人たちを疑うことなんてしなかった。だから車に乗ったの」
僕は不思議に思った。お姉ちゃんは幾つなんだろう。とても大人には見えない。僕より一つ二つ年上くらいにしか見えなかった。
お姉ちゃんは、頭によぎった僕の考えを見て取ったかのように言った。
「はたち。でもずっと屋根裏に隠れていなければならなかったから、大きくなれなかったの。成長するための栄養豊富なご飯が食べられなかったから。
でもあなたのおかげで、これからは大きくなっていけるわ」
そして自分の話を続けた。
「町へと向かう山道の途中、あの人は車を止めて降りた。そして後ろに回って車を押し始めたの。助手席に座るわたしは、あの人が何をしているのか分からずにそのまま座っていたわ。目の前にガードレールのない崖が迫って来たかと思うと――」
僕がももから目を出してお姉ちゃんを見やると、お姉ちゃんは白目をむいてわなわなと震えはじめた。そして泡を吹いて倒れた。それでも気を失わずにいて、僕の首にすがりついて訴えた。
「こともあろうに、わたしを乗せたままの車を崖の下に突き落としたの。可愛いベスと一緒に・・・。そして気がついた時、わたしはここにいたわ。誰もいないこの家の屋根裏に。外にベスがいるだけだった」
僕はふと思い出した。南側の庭に、使われていない古い大きな犬小屋がある。もしかしたら、あの犬小屋がベスという犬の小屋だったのかもしれない。
女の子は、眉間に皺をよせた怖い顔で俯きながら言った。
「天井裏から、あの人たちの話を聞いていて分かったのは、車が転落した崖の下まで和則が下りていったってこと。相当焦ったらしいわ。だってわたしの死体がないんですもの。もちろんベスの死体もなかった。
たぶんベスは、わたしのことを咥えてこの家に戻ってきたのね。あの人は仕方がないから、自分の体を石で打ち付けたり顔面を殴ったりして怪我を作って、運転席で一晩過ごしたらしいわ。事故を装ってね。警察はまんまとはめられたわ。あの人の言うことを信じたの。
それからしばらくして、お父さんも・・・。お父さんは家族のことをとても愛していたから、発狂してそれから気落ちして何にも手がつかなくなった。わたしはそばに行ってあげたかったけれど、天井裏から出られないし、見つかって殺されたらどうしようとも思って身動きが取れなかった。
お父さんは、いつも一人ですすり泣いていたわ。だけれども和則に唆されて、仕事を再開したの。最初の話は投資話だった。死んだ人に飲ませると生き返る魔法の薬が発明されたと騙されて、何千万円ものお金をだまし取られたの。お金を払った直後に計画倒産されてしまって、一円も帰ってこなかった。
今にして思えば、おかしな話だけれど、お母さんとおばあちゃん、そしてわたしを失ったばかりのお父さんにとっては、藁にもすがる思いだったのでしょうね。おばあちゃんが殺されて間もなくして、お父さんも死んだ」
女の子の話によると、お父さんはこの家の屋根に登って飛び降りたらしい。
「でも、それも違う」お姉ちゃんが言った。「屋根越しに声がここまで聞こえてきたわ。屋根の上に連れていったのは、和則。空を見て気分を変えようと誘い出して、そして後ろから突き落としたの。でも死ななかった。この家は二階建てだし。庭は土と植木があっただけだったから」
今は花々が咲く、和風イングリッシュガーデン、とみんなから言われている庭園だ。昔は和の庭園だったらしい。
お姉ちゃんは、お父さんの死に際の話を続ける。
「地面でもがき苦しむお父さんの声が聞こえた。わたしは天井裏を這っていって、通気のために開いた小さな鉄の格子からこの目で見たわ。急いで降りてきた和則に、庭石で頭を思いっきり殴られるところを」
僕たちは黙りこくって言葉を話さなかった。
つづく
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