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屋久杉の森のお友達
はしたないもマナーの一つ
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辺りは、とても長い年月を経て、おじいちゃんのようになった屋久杉が、沢山生えていました。
モモタがお散歩していると、何やら楽しげな気配が伝わってきます。
見上げると、お猿さんがたくさんいて、木の実を食べていました。
モモタは、(汚い食べ方だなぁ)と思いました。どのヤクサルもみんな、食べている実をボロボロと落していたからです。
思わずモモタは言いました。
「ねえ、みんな、そんなにボロボロこぼして、もったいないよ。
もっときれいに食べようよ。
ほら、こんなに実が残っているじゃない」
モモタは、鼻で落ちてきたみを指しました。
すると、ヤクサルが言いました。
「いいのさ、これで。だって残したところは美味しくないし」
「残さず食べないと、せっかくなった実に失礼じゃない。
それに、美味しくないところに力が詰まっていたりするんだよ」
「なら、美味しいところを倍食べて、力も倍手に入れれば良いのさ」
「そんな食べ方よくないよ。
他の森には、食べたくても食べれないお友達がいるんだよ。
この森にだっているんじゃないかな?」
それを聞いたヤクサルは、もっともだ、と言って、更に食べこぼすようになりました。
それも見せつけるように、です。色々食べるては、食べこぼします。
みんなが食べこぼすものですから、モモタの上にも食べかすが落ちてきました。
わざと食べこぼすなんてひどいなー、と思ったモモタの耳に、歌う声が聞こえてきます。
🎼スキップ♪ ステップ♪ ランランラン♪
今日は楽しい木の実のごはん♪ お猿さーんのランチの時間♪
わたしたーちーもお呼ばれしたの♪ 半分いじょーもとっておいーて♪
きら星♪ 玉敷き♪ 宴会🎼
なんという歌を歌っているのでしょうか。
モモタが振り向くと、はしたない食べ方をするヤクサルの群れがごはんを食べる木の下に、ヤクジカという名のシカが集まって来るではありませんか。
ヤクジカたちは、落ちてくる食べかすの雨の中を、楽しげにスキップしながらやってきます。
ヤクサルたちの下に集まって、みんなで落ちてきた実をパクパク食べ始めました。
ところ変われば、お食事マナーも違うのです。
モモタのマナーだけが正しいわけではありません。
モモタがお散歩していると、何やら楽しげな気配が伝わってきます。
見上げると、お猿さんがたくさんいて、木の実を食べていました。
モモタは、(汚い食べ方だなぁ)と思いました。どのヤクサルもみんな、食べている実をボロボロと落していたからです。
思わずモモタは言いました。
「ねえ、みんな、そんなにボロボロこぼして、もったいないよ。
もっときれいに食べようよ。
ほら、こんなに実が残っているじゃない」
モモタは、鼻で落ちてきたみを指しました。
すると、ヤクサルが言いました。
「いいのさ、これで。だって残したところは美味しくないし」
「残さず食べないと、せっかくなった実に失礼じゃない。
それに、美味しくないところに力が詰まっていたりするんだよ」
「なら、美味しいところを倍食べて、力も倍手に入れれば良いのさ」
「そんな食べ方よくないよ。
他の森には、食べたくても食べれないお友達がいるんだよ。
この森にだっているんじゃないかな?」
それを聞いたヤクサルは、もっともだ、と言って、更に食べこぼすようになりました。
それも見せつけるように、です。色々食べるては、食べこぼします。
みんなが食べこぼすものですから、モモタの上にも食べかすが落ちてきました。
わざと食べこぼすなんてひどいなー、と思ったモモタの耳に、歌う声が聞こえてきます。
🎼スキップ♪ ステップ♪ ランランラン♪
今日は楽しい木の実のごはん♪ お猿さーんのランチの時間♪
わたしたーちーもお呼ばれしたの♪ 半分いじょーもとっておいーて♪
きら星♪ 玉敷き♪ 宴会🎼
なんという歌を歌っているのでしょうか。
モモタが振り向くと、はしたない食べ方をするヤクサルの群れがごはんを食べる木の下に、ヤクジカという名のシカが集まって来るではありませんか。
ヤクジカたちは、落ちてくる食べかすの雨の中を、楽しげにスキップしながらやってきます。
ヤクサルたちの下に集まって、みんなで落ちてきた実をパクパク食べ始めました。
ところ変われば、お食事マナーも違うのです。
モモタのマナーだけが正しいわけではありません。
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