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池のある公園に住むお友達の話
土の香りはいい香り、だって大好きを醸したんだもん
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夏の陽射しから隠れて涼もうと、モモタは、公園の木の下でお昼寝していたので、一緒に遊びに来た佑ちゃんが探している声に、気が付きません。
「ミーンミンミン!起きなよ、子猫ちゃん。
ミーンミンミンミンミン」
とても大きい音だったので、モモタは目が覚めました。
「ありがとー、セミさん」
モモタは、佑のところに遊びに行きました。
沢山遊んで帰ってきたモモタは、セミに訊きました。
「夏になるとやってくるけど、すぐにどこかに行っちゃうね。
一体どこに行っちゃうの?」
セミは言いました。
「土の中さ。
僕らは、生まれてから7歳まで、土の中でおねんねしているんだよ。
そして、7日間だけ好きな子と過ごすのさ」
「そんなに寝てるの!?好きな子がいるなら、早く起きて一緒に遊べば?」
ビックリするモモタに、セミは言いました。
「大好きなご主人様と会えなくなった後にようやく会えると、とても嬉しくて、いつもよりとても幸せになることがあるだろう?
ぼくたちセミは、大好きな子と最高のハネムーンを過ごすために、あえて会わずにいるんだよ。
会いたくて会いたくて、恋い焦がれて募った気持ちが溢れて、目一杯愛を奏でるんだ。
そうすると、どんなに遠くにいても、気持ちは伝わるんだよ」
モモタは、何てロマンチックなんだろうと思いました。
「確かに君の言う通りだ。
だって、セミさんの鳴き声は、とても心に響くんだ。
真剣に聞くと、とても大きな音なのに、うるさく感じないし、聞こえないと寂しく思うもの。
関係ない僕ですらそうなんだから、好きなこ子は、とても感動するだろうね」
心なしか、セミの奏でる羽の音色は、いつもより素敵でした。
「ミーンミンミン!起きなよ、子猫ちゃん。
ミーンミンミンミンミン」
とても大きい音だったので、モモタは目が覚めました。
「ありがとー、セミさん」
モモタは、佑のところに遊びに行きました。
沢山遊んで帰ってきたモモタは、セミに訊きました。
「夏になるとやってくるけど、すぐにどこかに行っちゃうね。
一体どこに行っちゃうの?」
セミは言いました。
「土の中さ。
僕らは、生まれてから7歳まで、土の中でおねんねしているんだよ。
そして、7日間だけ好きな子と過ごすのさ」
「そんなに寝てるの!?好きな子がいるなら、早く起きて一緒に遊べば?」
ビックリするモモタに、セミは言いました。
「大好きなご主人様と会えなくなった後にようやく会えると、とても嬉しくて、いつもよりとても幸せになることがあるだろう?
ぼくたちセミは、大好きな子と最高のハネムーンを過ごすために、あえて会わずにいるんだよ。
会いたくて会いたくて、恋い焦がれて募った気持ちが溢れて、目一杯愛を奏でるんだ。
そうすると、どんなに遠くにいても、気持ちは伝わるんだよ」
モモタは、何てロマンチックなんだろうと思いました。
「確かに君の言う通りだ。
だって、セミさんの鳴き声は、とても心に響くんだ。
真剣に聞くと、とても大きな音なのに、うるさく感じないし、聞こえないと寂しく思うもの。
関係ない僕ですらそうなんだから、好きなこ子は、とても感動するだろうね」
心なしか、セミの奏でる羽の音色は、いつもより素敵でした。
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