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器を育てる
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なんて大きな建物でしょう。この旅でバラが見たどの建物よりも大きな建物です。姫のお家の大きさに、バラは口をあんぐりです。
「あつ! 川がありますよ!!」
「バラちゃん、あれはお堀というのよ」
地表付近まで下りてきた蜜蜂達が道に沿って飛んでいくと、堀の向こうにある跳ね橋が、ジゴジゴジゴジゴ、と音を立てて下りてきました。それを見たバラは、目を丸くして言葉も出ません。
そのまま橋を渡ると、赤い縁の大きな門があって、ゆっくりと開いていきます。普段昼間は開いているのですが、主である姫が不在でしたので、念のため閉めていたのです。
門をくぐると坂の急な小高い丘になっていて、石畳を敷いた階段が、2つ目の城壁の門に向けて続いていました。とても長い階段でしたが、蜂の揺り篭に乗っているので楽ちんです。
「この畑は何を植えるのですか?」
丘の土がむき出しなので、畑と勘違いしたバラが訊きました。
「ここには、ノシバの精を植える予定よ」
続けて、やんわりとここが畑でないことを伝えます。もともと廃城だったこの城には、1本の草も生えていませんでした。風化という名の時の足跡が神話の時代に誘う道標となっていました。今生えているのは、姫と引っ越しにつき従ってきた家臣達だけでしたから。
『家臣は下馬』と書いた看板が立っています。
姫は、鉄で作られた赤い縁の2の門の前の広場で、竹編みの揺り籠から降りました。姫は乗物から降りる必要はありませんが、バラ1人を歩かせるのはバラが寂しい思いをする、と感じたからです。
バラは気が付いていませんでしたが、もうすでに、バラのトゲは、姫の肌を傷つけてはいません。
門をくぐると外庭になっていて、ここにも何も植わっていないので、土がむき出しになっています。
「ここにはお花をたくさん植える予定よ。お花が咲く木も植えようと思うの。木陰もできるし、どうかしら?」
姫は、お城を飾る計画を話してくれました。
正門は2つの門と同じく、赤く塗られた鉄製の縁があります。1の門も2の門もとても大きな門でしたが、正門はそれらを超える大きさでした。姫が門の前まで来たというのに、いっこうに門は開きません。お城に直接入る門は、普段開きません。主神が訪れた時と出兵するときだけです。主の姫も、普段は正門の左下にある小さな扉から出入りします。
ふっくらとして柔らかく、モチモチした暖かい感触。以前のように弱々しい握り方ではありません。力強くギュッと握ってくれています。これが、バラの本当の肌の感触です。姫は、バラの本質に触れたような気がしました。
中に入ったところで、一度蜜蜂達と別れました。姫の大事なゲストなので、城壁にある部屋に通されたのです。
城壁の内側は中庭になっていてました。四方をレンガに囲まれたここも土がむき出しです。中央の白い石の大きな噴水は止まっています。レンガの道を進むと、噴水に隠れて見えなかった中位の門が、扉のある壁の上3m位にありました。城壁の飛び出た部分の左右に階段があります。この城で一番大きなこの塔が、姫のお部屋です。
中位の門の下にある四角く突き出た部屋は、姫の衛兵の詰所でした。ここで、つくしの兵士ともお別れです。姫は長い旅の苦労をねぎらい、お礼を言いました。バラも「バイバイ」と手を振ってお別れしました。
中に入ると、共用の広間になっていて、部屋につながる沢山のドアが左右についていました。爺やと侍女達のお部屋だと、姫が教えてくれました。
中央奥の階段を登ると、また扉があります。中に入ると、また広間になっていました。
「ここがわたしのリビングよ」
金の神から貰った時計、土の神から貰った陶器の置物や磁器の花瓶が沢山あって、色とりどりの花が活けて有ります。大きな暖炉もありました。
扉の向こうにある階段を登ると、大きな衣装部屋になっていて、さらにその上の4階が姫の閨房です。女の子らしいピンク色の透けたカーテンの天蓋がついたベッドがあります。そのベッドを囲むように幾重にも張り巡らされたカーテンは、何枚重ねても奥が薄らと透けるほど薄い花弁でできています。床には毛足の長い薄い桜色の絨毯が引いてあり、お部屋中に沢山のクッションが置いてありました。
もう一度扉を抜けて階段を登ると、書庫になっています。何もありませんが、ここは神術使うための書物や巻物を納める場所で、主に戦いのときに使います。
更に階段を登ると、そこは屋上でした。とても高い塔でしたから、遠くの山まで見渡せます。巨石や、その向こうに見える山も望むことが出来ました。今は景色を楽しんだり、テーブルと椅子を置いてお食事したり、遊んだりする場所ですが、本来は、戦争の時に城主が神術を使って城を防御したり、敵を攻撃したりする場所でした。
戦争の時は家臣も上ってきますから、姫の居館を通らずに来られるように、下の城壁から書庫に続く急ならせん階段があります。
姫は、バラの為に踊ってあげました。最後に癒しの神術をバラにかけてあげました。旅の疲れが抜けていきます。
ゲスト用の食堂で蜜蜂達とお昼ご飯を食べました。旅の話題が尽きません。おやつは蜂蜜をたっぷりかけた3段ホットケーキです。それを食べ終わっても話は尽きませんが、蜜蜂達とお別れをする時間がやってきました。
「バラの精、短い間だったが、楽しかったぞ」
「初めて会った時より、大分強くなったな」
みんなバラと別れるのが名残惜しそうです。バラも寂しくて、目がうるんでいました。一緒に旅したつくしの兵達を呼んで、みんなでお見送りをしました。蜜蜂達は、姫から貰った沢山のお土産を竹編みの揺り籠いっぱいに積んで、帰って行きました。
姫はバラを連れて、まだ何も生えていない庭を散策しました。中庭をぐるっと回って、それから外庭も巡りました。
城のレンガに精は宿っていませんでしたが、1つ1つが楽しそうです。それに、家臣達もとても楽しそうでした。花の姫の居城に花の咲かない花の精を植えるなんて、と陰口を言う者なんて、1人もいません。みんなが、バラを受け入れてくれました。
この城は戦争のための砦ですが、戦いに使う道具はほとんどありません。少しはありましたが、どれも戦う道具としての意味はありません。なぜなのでしょう。
それは、姫が別の意味を与えたからでした。投石器には、自分を乗せて飛ばすスリル満点のアトラクション、大きな盾にはキャンバスの意味を与えました。長い槍には釣竿の意味を与えて、雲を釣ります。
姫にとって戦争なんて無用なもの。どんな敵だってお友達になれる自信があります。悪魔だって改心させてみせます。今このお城は、姫の優しい心を映し出す鏡のようでした。このお城は、姫の器の大きさを表しています。
「よし、ここにしよう」
裏庭の高い塀の角っこで、姫が言いました。
「バラちゃんは、今日からここに植わるのよ」
「・・・・ちゃんと土がある」
バラは喜んで、姫を見上げました。2人はそこをフカフカに耕して、姫が用意した腐葉土を混ぜました。ここは、1日中陽が当たる絶好の場所でした。
「これからも、毎日遊びましょうね」とバラに微笑みかけます。
「1人でおネンネ出来ますか?」と姫は冗談で心配しました。バラは大丈夫だと答えました。果ての岩地と違って、本当の孤独ではありません。1人でも寂しくありませんでした。
「あつ! 川がありますよ!!」
「バラちゃん、あれはお堀というのよ」
地表付近まで下りてきた蜜蜂達が道に沿って飛んでいくと、堀の向こうにある跳ね橋が、ジゴジゴジゴジゴ、と音を立てて下りてきました。それを見たバラは、目を丸くして言葉も出ません。
そのまま橋を渡ると、赤い縁の大きな門があって、ゆっくりと開いていきます。普段昼間は開いているのですが、主である姫が不在でしたので、念のため閉めていたのです。
門をくぐると坂の急な小高い丘になっていて、石畳を敷いた階段が、2つ目の城壁の門に向けて続いていました。とても長い階段でしたが、蜂の揺り篭に乗っているので楽ちんです。
「この畑は何を植えるのですか?」
丘の土がむき出しなので、畑と勘違いしたバラが訊きました。
「ここには、ノシバの精を植える予定よ」
続けて、やんわりとここが畑でないことを伝えます。もともと廃城だったこの城には、1本の草も生えていませんでした。風化という名の時の足跡が神話の時代に誘う道標となっていました。今生えているのは、姫と引っ越しにつき従ってきた家臣達だけでしたから。
『家臣は下馬』と書いた看板が立っています。
姫は、鉄で作られた赤い縁の2の門の前の広場で、竹編みの揺り籠から降りました。姫は乗物から降りる必要はありませんが、バラ1人を歩かせるのはバラが寂しい思いをする、と感じたからです。
バラは気が付いていませんでしたが、もうすでに、バラのトゲは、姫の肌を傷つけてはいません。
門をくぐると外庭になっていて、ここにも何も植わっていないので、土がむき出しになっています。
「ここにはお花をたくさん植える予定よ。お花が咲く木も植えようと思うの。木陰もできるし、どうかしら?」
姫は、お城を飾る計画を話してくれました。
正門は2つの門と同じく、赤く塗られた鉄製の縁があります。1の門も2の門もとても大きな門でしたが、正門はそれらを超える大きさでした。姫が門の前まで来たというのに、いっこうに門は開きません。お城に直接入る門は、普段開きません。主神が訪れた時と出兵するときだけです。主の姫も、普段は正門の左下にある小さな扉から出入りします。
ふっくらとして柔らかく、モチモチした暖かい感触。以前のように弱々しい握り方ではありません。力強くギュッと握ってくれています。これが、バラの本当の肌の感触です。姫は、バラの本質に触れたような気がしました。
中に入ったところで、一度蜜蜂達と別れました。姫の大事なゲストなので、城壁にある部屋に通されたのです。
城壁の内側は中庭になっていてました。四方をレンガに囲まれたここも土がむき出しです。中央の白い石の大きな噴水は止まっています。レンガの道を進むと、噴水に隠れて見えなかった中位の門が、扉のある壁の上3m位にありました。城壁の飛び出た部分の左右に階段があります。この城で一番大きなこの塔が、姫のお部屋です。
中位の門の下にある四角く突き出た部屋は、姫の衛兵の詰所でした。ここで、つくしの兵士ともお別れです。姫は長い旅の苦労をねぎらい、お礼を言いました。バラも「バイバイ」と手を振ってお別れしました。
中に入ると、共用の広間になっていて、部屋につながる沢山のドアが左右についていました。爺やと侍女達のお部屋だと、姫が教えてくれました。
中央奥の階段を登ると、また扉があります。中に入ると、また広間になっていました。
「ここがわたしのリビングよ」
金の神から貰った時計、土の神から貰った陶器の置物や磁器の花瓶が沢山あって、色とりどりの花が活けて有ります。大きな暖炉もありました。
扉の向こうにある階段を登ると、大きな衣装部屋になっていて、さらにその上の4階が姫の閨房です。女の子らしいピンク色の透けたカーテンの天蓋がついたベッドがあります。そのベッドを囲むように幾重にも張り巡らされたカーテンは、何枚重ねても奥が薄らと透けるほど薄い花弁でできています。床には毛足の長い薄い桜色の絨毯が引いてあり、お部屋中に沢山のクッションが置いてありました。
もう一度扉を抜けて階段を登ると、書庫になっています。何もありませんが、ここは神術使うための書物や巻物を納める場所で、主に戦いのときに使います。
更に階段を登ると、そこは屋上でした。とても高い塔でしたから、遠くの山まで見渡せます。巨石や、その向こうに見える山も望むことが出来ました。今は景色を楽しんだり、テーブルと椅子を置いてお食事したり、遊んだりする場所ですが、本来は、戦争の時に城主が神術を使って城を防御したり、敵を攻撃したりする場所でした。
戦争の時は家臣も上ってきますから、姫の居館を通らずに来られるように、下の城壁から書庫に続く急ならせん階段があります。
姫は、バラの為に踊ってあげました。最後に癒しの神術をバラにかけてあげました。旅の疲れが抜けていきます。
ゲスト用の食堂で蜜蜂達とお昼ご飯を食べました。旅の話題が尽きません。おやつは蜂蜜をたっぷりかけた3段ホットケーキです。それを食べ終わっても話は尽きませんが、蜜蜂達とお別れをする時間がやってきました。
「バラの精、短い間だったが、楽しかったぞ」
「初めて会った時より、大分強くなったな」
みんなバラと別れるのが名残惜しそうです。バラも寂しくて、目がうるんでいました。一緒に旅したつくしの兵達を呼んで、みんなでお見送りをしました。蜜蜂達は、姫から貰った沢山のお土産を竹編みの揺り籠いっぱいに積んで、帰って行きました。
姫はバラを連れて、まだ何も生えていない庭を散策しました。中庭をぐるっと回って、それから外庭も巡りました。
城のレンガに精は宿っていませんでしたが、1つ1つが楽しそうです。それに、家臣達もとても楽しそうでした。花の姫の居城に花の咲かない花の精を植えるなんて、と陰口を言う者なんて、1人もいません。みんなが、バラを受け入れてくれました。
この城は戦争のための砦ですが、戦いに使う道具はほとんどありません。少しはありましたが、どれも戦う道具としての意味はありません。なぜなのでしょう。
それは、姫が別の意味を与えたからでした。投石器には、自分を乗せて飛ばすスリル満点のアトラクション、大きな盾にはキャンバスの意味を与えました。長い槍には釣竿の意味を与えて、雲を釣ります。
姫にとって戦争なんて無用なもの。どんな敵だってお友達になれる自信があります。悪魔だって改心させてみせます。今このお城は、姫の優しい心を映し出す鏡のようでした。このお城は、姫の器の大きさを表しています。
「よし、ここにしよう」
裏庭の高い塀の角っこで、姫が言いました。
「バラちゃんは、今日からここに植わるのよ」
「・・・・ちゃんと土がある」
バラは喜んで、姫を見上げました。2人はそこをフカフカに耕して、姫が用意した腐葉土を混ぜました。ここは、1日中陽が当たる絶好の場所でした。
「これからも、毎日遊びましょうね」とバラに微笑みかけます。
「1人でおネンネ出来ますか?」と姫は冗談で心配しました。バラは大丈夫だと答えました。果ての岩地と違って、本当の孤独ではありません。1人でも寂しくありませんでした。
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