たっくんの詩

緒方宗谷

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成年

母になる君へ

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いつからか、愛情とは相手を思い測ることだと思えるようになりました
君が健やかあるというだけで、満足出来るようになりました
大抵は君が僕に合わせてくれていたけど、少しは対等になれたでしょうか

新しい命を宿せると言うことは、とても神聖だと感じます
我が身の内の命を知るまで
代償ばかりを負わされてきたことでしょう

生まれた命を慈しむその笑顔が永遠であるように
僕は、自らの生命に関わる如何なる犠牲をも払うと誓いましょう
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