たっくんの詩

緒方宗谷

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青年

迷宮

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何故家に寄り付きもしないのか
やりたいことはたくさんあるのに、何故しないのか
人肌を感じると癒されるから
一人じゃないと感じるから
ここにいるのか

いつも声が変わって浮いていく
君を傷つけたのは、愛への恐れか
お前を傷つけたのは、弱さへの恐れか
自分を傷つけたのは、渇望への恐れか

言葉や文字に込められた思いが、いつか自分の血肉になって、甦る日は来るのだろうか
その時僕は、あの時若かったと言えるのだろうか
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