たっくんの詩

緒方宗谷

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少年

友達

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僕らの陣地の姫りんごは、どうしていつもなくならないのだろう
色鮮やかな校庭はとても熱くて
忘れられない経験を焼き付けて

微かな揺らぎもない日曜の朝に、
急に波紋が拡がるのは何故?
友達と外を走り回るだけで、どんなゲームも敵いのは何故?

友達の家で2人だけになった時、何故君は
好きな男子がいると言ったのだろう
ふと気が付くと、いつも君と目があって

学校では何ともないのに、遊園地で会うと照れ臭いのは何故?
運動会で手をつないだ時、柔らかくてひんやりとして、みんなと違うと思ったのは何故?
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