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第27話 魔獣化でメキスト崩壊
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「コンニチは ワタシはリザリア。アナタのために ナンデモシマス」
はぁ!!夢か? ゴツン!
ゴーレムの残骸のコテージで目が覚めると天井が低かったことを忘れて頭をぶつけてしまった。
目の前に星がチラチラと光っている。
フラフラしながら外に出ると 夜通しで走ってきたのか馬が何頭も止められており、徹夜でトリデの補強のための岩が積まれていた。
あれは?
リザリアがよろよろと歩いていた。
「リザリア 起きていいのか?」
「おはよう ショウスケ・・あなたは朝から元気いっぱいみたいね」
眠そうに眼をこするとリザリアは ツインテールを両手に掴んでヌンチャクのように構えた。
「私はどうしたらいいのかしら?」
「昨日 王様に呼ばれて俺たちは作戦会議に参加したんだ」
・・・・
ドッガン!
「壁を壊すくらい簡単なの」
「信じられん怪力じゃ」
ミリーの怪力に周りがざわめいているな。
次は俺の番だ。
「スキル:ネーチャーリバース!!!」
ミリーが壊した壁に人差し指を チョンっと触れるとガレキが次々と自然物へと還り、さらにウネウネが生み出された。
ウネウネをムチのように振るって見せると歓声が上がる。
「これはすごい」
「無敵ではないか」
ミリーがライラの腕を引っ張る
「ねえ ライラも ライラも」
「私は 恥ずかしいです・・」
大臣らしき男が出てきた。
「いいえ 結構ですよ。お二人を見れば皆さんの強さは十分にわかります。明日戦うゴーレムは数は多いのですが おそらく人は乗っていません。そこでショウスケ殿のお力をお借りしたいのですが・・」
・・・・
「・・・そうなの。私の出番はなさそうね」
「俺はみんなを手伝ってくる、その間に消えたりしないよな?」
リザリアは手を出した。
「握ってようか?」
「ははは でも 挨拶のたびに手を握るのってちょっと恥ずかしいよな」
「ふふふ じゃぁ この戦いが終わったら違う方法を考えましょうよ」
「そうだな」
俺はトリデの方へ向かった。
トリデでは ゴーレムに乗った兵士たちが岩やゴーレムの残骸で補強やバリケードを作っていた。
ガチャン ガチャン
「おお ショウスケ殿」
「王様自らバリケード作りか?」
王の乗ったゴーレムは持ち上げていた岩を下ろす
ドスン
「我々は元々 物を作ることは好きなのじゃからな。それよりショウスケ殿の準備が整いましたかな?」
「ああ シアノバたちが何に戦いを挑んだのかを教えてやるさ」
「ミリーとライラもいるのね」
「おはようございます ショウスケさん」
俺はミリーの頭を撫でた。
「ミリー トリデは岩のバリケードで延長されているけど中には抜け出してくるゴーレムがいる。頼んだぞ」
「ミリーに任せるの」
メキストの方角から一頭の馬が駆けてきた。
「ゴーレムだ!逃げろ!」
地響きがすると 地面が揺れる。
丘の向こう側から ゴーレムたちが迫ってくるのと同時に残骸と思われていたゴーレムが土の中から這い上がって来た。
「なんじゃ? 全員退避じゃ!」
不意を突かれた攻撃に 退避は間に合いそうにない。
「ミリーに任せるの」
ミリーは 紅茶の瓶を飲むとゴーレムを蹴りで吹き飛ばす。
「私につかまるってください」
ライラさんは ハエの姿になって王たちを抱えると トリデを飛び越えて向こう側へ連れていった。
ゴーレムに乗った兵士たちも不意を突かれたが徐々に体制を建て直す。
「ショウスケ殿は 早く配置に!!」
「ああ みんなも巻き沿いにならないように逃げてくれ」
俺はトリデを走って通り過ぎ、トリデを抜けたところで配置に着く。
目を閉じて呼吸を整えるとトリデの中に敷き詰められたゴーレムの残骸に手を触れた。
「スキル:ネーチャーリバース!!」
残骸は自然物に還り ウネウネした触手がトリデを包んだ。
土から這い出てきた一体のゴーレムがトリデの中に入る。
バシン!
ジ・・ジジィ・・
ウネウネによって ゴーレムは破壊された。
さらにショウスケの魔力によって 破壊されたゴーレムは自然物に還りウネウネが生み出された。
「よし うまくいきそうだ」
ガネーシャたちは ショウスケを見ていた。
「ガネーシャ様 ショウスケさんのあの力はいったい?」
「ショウスケは元々自然から魔力を得る術を持っておる。つまり破壊されたゴーレムが土に還れば同時にショウスケの魔力になるのじゃ」
「ショウスケさんは 無敵じゃないですか?」
「いいや そうでもない。ゴミが無くなれば魔法は止まる。ゴーレムの誘導はライラ頼みじゃな。我らもそろそろ行くぞ」
「はい ガネーシャ様、ライラさんたち だけで大丈夫かしら?」
・・・・
「ミリー 私につかまって」
ライラは 高く飛び上がると司令塔と思われる人の乗ったゴーレムにミリーを投下する。
「ミリー パンチ!!!」
ドッカン!!
「ひぃ・・ひぃぃぃ 石のフィギアが欲しかっただけなんだ。お助けを・・」
怯む敵兵に ハエの怪物のライラが詰め寄る
「私の説明した通りにゴーレムを動かしなさい」
「トリデに向かわせるんですか? なぜ? いいえ はい・・」
「ライラー」
ミリーは ライラに抱き着いた。
「ミリー次へ行きましょう。ショウスケさん任せましたよ」
・・・・
「ウネウネがトリデを飛びさして広がり始めたな。暴走しているというか、数が多くて目玉の花を咲かせるのも無理そうだ」
一頭の馬が駆けてきた。
「ショウスケ殿 ゴーレムが左右に展開を始めました」
「わかった ウネウネもだいぶ範囲が広がってきたところだ 左右に展開させよう」
だけど 誰がゴーレムに指示を?
ショウスケは後ろを振り返った。そこにはドローンの姿があった。
・・・・
「よし ウネウネが左右を攻撃し始めたな。ククク 全ゴーレムよ 中央突破するのだ!」
「ねえ バルト、術者を攻撃すればあの魔法は簡単に止まるんじゃないかしら?」
「むろんだ。頃合いを待っていたのだ。ゆけ 我がしもべ ドローンよ!!」
・・・・
ドローンがショウスケに迫るが魔法の反動で機敏な動きができない。。
ショウスケは両腕をクロスして防御するが そのときリザリアが前に飛び出してきた。
ドン!!
リザリアがドローンをキャッチする。
キャー!!
抱えたまま弾き飛ばされた。
「リザリア」
ショウスケは 傷ついたリザリアのもとに近寄る。
「ショウスケ・・私はずっと あなたの側にいるわ・・」
リザリアは 透明になって消えてしまった。
リザリア!!!
ショウスケは フラフラとトリデの方向へ歩き出した。
破壊されながらも トリデを突破してきたゴーレムがショウスケを襲う。
「スキル:ネーチャーリバース!」
ゴーレムは自然物に還った。
「俺は・・ゴミだ」
ウネウネがショウスケの体に吸い込まれるように取り込まれていった。
ショウスケの体は ウネウネに包まれやがて見えなくなる。
そして ウネウネの触手の中央には 目玉の花が咲いた。
魔獣と化したショウスケは トリデを抜けて突き進む。
破壊したゴーレムを糧に 魔力を増幅させ続けショウスケの通った後は植物どころか砂と化した大地しか残らなかった。
魔導都市メキストの黒い鉄の城壁が肥大化したショウスケの目に映る。
アレを コワセ・・
魔導砲が一斉にショウスケを狙う。
「ショウスケよ!よく来たな、想定外だ。いいや 化け物め。これでもくらえ!!がははは」
ショウスケの触手は斬り落とされるが 地面に落ちたウネウネは再び自然物へと還りウネウネを生み出した。
ショウスケは魔導砲をにらむ
ジャマダ・・
触手は ウネウネをつかみ取ると 魔導砲目がけてウネウネを投げつけた。
ドガン!!
魔導砲が破壊されると 外壁を走る様に爆発が起きる。
壁の隙間からウネウネが顔を表した。
・・・・
「ショウスケ殿のおかげで ゴーレムは片付いたわい」
「ショウスケ殿は どうなってしまうのでしょうか?」
「あれは・・人の身に余る力じゃ。ショウスケ殿にどうか最後だけでも安らかなときを・・」
王と兵士たちは メキストの方がくに一礼をした。
「リザリアはどこなの?」
「ミリー・・抱っこしてあげるからこっちへおいで」
「うん」
ミリーが抱き着くと ライラもミリーに顔をうずめた。
「ショウスケさん・・」
・・・・
「シアノバ 想定外だ。引くぞ」
「何なのアレ?大暴れしてるじゃない。魔導都市なんでしょ?どうにかならないの?」
「もはやここはアイツの楽園だ。破壊できるものが残っている今のうちに逃げるのだ」
「まて! 」
「お前は ガネーシャ??」
「私もいます」
「クロレラ?」
ガネーシャが現れると シアノバの背後からクロレラの声もした。
「さて バルトよ。返してもらおうか?」
・・・・
ショウスケは メキストを破壊して城壁の高さまでさらに肥大化していた。
「ショウスケ! ワレじゃ ガネーシャじゃ」
ガネーシャ?・・神か・・
「ショウスケさん 私です」
天女・・リザリア・・じゃない・・
ショウスケのムチが振るわれる。
ビシン!!
巨大なウネウネは ガレキの道を作ってしまうほどの威力だったが二人は動じなかった。
しかし 次の一撃がガネーシャたちに襲い掛かる。
「ショウスケよ そなたにこれが壊せるかな?」
現れたのはcabin02の姿だった。
触手が動きを止める。
「みんなで またサウナしましょうよ」
「ショウスケよ。キャンプ飯は カレーが最強でよいのだな?」
ライラに連れられてミリー達がやってきた。
「ショウスケの淹れてくれた紅茶、最高なの」
「ショウスケさんは 私とミリーの恩人です。戻ってきてください」
ウネウネの中央の目玉から 裸のショウスケが降ってきた。
ドサ・・。
「リザリア・・」
「気を失っているようじゃ さあ ショウスケをcabin02の中に運ぶのじゃ」
はぁ!!夢か? ゴツン!
ゴーレムの残骸のコテージで目が覚めると天井が低かったことを忘れて頭をぶつけてしまった。
目の前に星がチラチラと光っている。
フラフラしながら外に出ると 夜通しで走ってきたのか馬が何頭も止められており、徹夜でトリデの補強のための岩が積まれていた。
あれは?
リザリアがよろよろと歩いていた。
「リザリア 起きていいのか?」
「おはよう ショウスケ・・あなたは朝から元気いっぱいみたいね」
眠そうに眼をこするとリザリアは ツインテールを両手に掴んでヌンチャクのように構えた。
「私はどうしたらいいのかしら?」
「昨日 王様に呼ばれて俺たちは作戦会議に参加したんだ」
・・・・
ドッガン!
「壁を壊すくらい簡単なの」
「信じられん怪力じゃ」
ミリーの怪力に周りがざわめいているな。
次は俺の番だ。
「スキル:ネーチャーリバース!!!」
ミリーが壊した壁に人差し指を チョンっと触れるとガレキが次々と自然物へと還り、さらにウネウネが生み出された。
ウネウネをムチのように振るって見せると歓声が上がる。
「これはすごい」
「無敵ではないか」
ミリーがライラの腕を引っ張る
「ねえ ライラも ライラも」
「私は 恥ずかしいです・・」
大臣らしき男が出てきた。
「いいえ 結構ですよ。お二人を見れば皆さんの強さは十分にわかります。明日戦うゴーレムは数は多いのですが おそらく人は乗っていません。そこでショウスケ殿のお力をお借りしたいのですが・・」
・・・・
「・・・そうなの。私の出番はなさそうね」
「俺はみんなを手伝ってくる、その間に消えたりしないよな?」
リザリアは手を出した。
「握ってようか?」
「ははは でも 挨拶のたびに手を握るのってちょっと恥ずかしいよな」
「ふふふ じゃぁ この戦いが終わったら違う方法を考えましょうよ」
「そうだな」
俺はトリデの方へ向かった。
トリデでは ゴーレムに乗った兵士たちが岩やゴーレムの残骸で補強やバリケードを作っていた。
ガチャン ガチャン
「おお ショウスケ殿」
「王様自らバリケード作りか?」
王の乗ったゴーレムは持ち上げていた岩を下ろす
ドスン
「我々は元々 物を作ることは好きなのじゃからな。それよりショウスケ殿の準備が整いましたかな?」
「ああ シアノバたちが何に戦いを挑んだのかを教えてやるさ」
「ミリーとライラもいるのね」
「おはようございます ショウスケさん」
俺はミリーの頭を撫でた。
「ミリー トリデは岩のバリケードで延長されているけど中には抜け出してくるゴーレムがいる。頼んだぞ」
「ミリーに任せるの」
メキストの方角から一頭の馬が駆けてきた。
「ゴーレムだ!逃げろ!」
地響きがすると 地面が揺れる。
丘の向こう側から ゴーレムたちが迫ってくるのと同時に残骸と思われていたゴーレムが土の中から這い上がって来た。
「なんじゃ? 全員退避じゃ!」
不意を突かれた攻撃に 退避は間に合いそうにない。
「ミリーに任せるの」
ミリーは 紅茶の瓶を飲むとゴーレムを蹴りで吹き飛ばす。
「私につかまるってください」
ライラさんは ハエの姿になって王たちを抱えると トリデを飛び越えて向こう側へ連れていった。
ゴーレムに乗った兵士たちも不意を突かれたが徐々に体制を建て直す。
「ショウスケ殿は 早く配置に!!」
「ああ みんなも巻き沿いにならないように逃げてくれ」
俺はトリデを走って通り過ぎ、トリデを抜けたところで配置に着く。
目を閉じて呼吸を整えるとトリデの中に敷き詰められたゴーレムの残骸に手を触れた。
「スキル:ネーチャーリバース!!」
残骸は自然物に還り ウネウネした触手がトリデを包んだ。
土から這い出てきた一体のゴーレムがトリデの中に入る。
バシン!
ジ・・ジジィ・・
ウネウネによって ゴーレムは破壊された。
さらにショウスケの魔力によって 破壊されたゴーレムは自然物に還りウネウネが生み出された。
「よし うまくいきそうだ」
ガネーシャたちは ショウスケを見ていた。
「ガネーシャ様 ショウスケさんのあの力はいったい?」
「ショウスケは元々自然から魔力を得る術を持っておる。つまり破壊されたゴーレムが土に還れば同時にショウスケの魔力になるのじゃ」
「ショウスケさんは 無敵じゃないですか?」
「いいや そうでもない。ゴミが無くなれば魔法は止まる。ゴーレムの誘導はライラ頼みじゃな。我らもそろそろ行くぞ」
「はい ガネーシャ様、ライラさんたち だけで大丈夫かしら?」
・・・・
「ミリー 私につかまって」
ライラは 高く飛び上がると司令塔と思われる人の乗ったゴーレムにミリーを投下する。
「ミリー パンチ!!!」
ドッカン!!
「ひぃ・・ひぃぃぃ 石のフィギアが欲しかっただけなんだ。お助けを・・」
怯む敵兵に ハエの怪物のライラが詰め寄る
「私の説明した通りにゴーレムを動かしなさい」
「トリデに向かわせるんですか? なぜ? いいえ はい・・」
「ライラー」
ミリーは ライラに抱き着いた。
「ミリー次へ行きましょう。ショウスケさん任せましたよ」
・・・・
「ウネウネがトリデを飛びさして広がり始めたな。暴走しているというか、数が多くて目玉の花を咲かせるのも無理そうだ」
一頭の馬が駆けてきた。
「ショウスケ殿 ゴーレムが左右に展開を始めました」
「わかった ウネウネもだいぶ範囲が広がってきたところだ 左右に展開させよう」
だけど 誰がゴーレムに指示を?
ショウスケは後ろを振り返った。そこにはドローンの姿があった。
・・・・
「よし ウネウネが左右を攻撃し始めたな。ククク 全ゴーレムよ 中央突破するのだ!」
「ねえ バルト、術者を攻撃すればあの魔法は簡単に止まるんじゃないかしら?」
「むろんだ。頃合いを待っていたのだ。ゆけ 我がしもべ ドローンよ!!」
・・・・
ドローンがショウスケに迫るが魔法の反動で機敏な動きができない。。
ショウスケは両腕をクロスして防御するが そのときリザリアが前に飛び出してきた。
ドン!!
リザリアがドローンをキャッチする。
キャー!!
抱えたまま弾き飛ばされた。
「リザリア」
ショウスケは 傷ついたリザリアのもとに近寄る。
「ショウスケ・・私はずっと あなたの側にいるわ・・」
リザリアは 透明になって消えてしまった。
リザリア!!!
ショウスケは フラフラとトリデの方向へ歩き出した。
破壊されながらも トリデを突破してきたゴーレムがショウスケを襲う。
「スキル:ネーチャーリバース!」
ゴーレムは自然物に還った。
「俺は・・ゴミだ」
ウネウネがショウスケの体に吸い込まれるように取り込まれていった。
ショウスケの体は ウネウネに包まれやがて見えなくなる。
そして ウネウネの触手の中央には 目玉の花が咲いた。
魔獣と化したショウスケは トリデを抜けて突き進む。
破壊したゴーレムを糧に 魔力を増幅させ続けショウスケの通った後は植物どころか砂と化した大地しか残らなかった。
魔導都市メキストの黒い鉄の城壁が肥大化したショウスケの目に映る。
アレを コワセ・・
魔導砲が一斉にショウスケを狙う。
「ショウスケよ!よく来たな、想定外だ。いいや 化け物め。これでもくらえ!!がははは」
ショウスケの触手は斬り落とされるが 地面に落ちたウネウネは再び自然物へと還りウネウネを生み出した。
ショウスケは魔導砲をにらむ
ジャマダ・・
触手は ウネウネをつかみ取ると 魔導砲目がけてウネウネを投げつけた。
ドガン!!
魔導砲が破壊されると 外壁を走る様に爆発が起きる。
壁の隙間からウネウネが顔を表した。
・・・・
「ショウスケ殿のおかげで ゴーレムは片付いたわい」
「ショウスケ殿は どうなってしまうのでしょうか?」
「あれは・・人の身に余る力じゃ。ショウスケ殿にどうか最後だけでも安らかなときを・・」
王と兵士たちは メキストの方がくに一礼をした。
「リザリアはどこなの?」
「ミリー・・抱っこしてあげるからこっちへおいで」
「うん」
ミリーが抱き着くと ライラもミリーに顔をうずめた。
「ショウスケさん・・」
・・・・
「シアノバ 想定外だ。引くぞ」
「何なのアレ?大暴れしてるじゃない。魔導都市なんでしょ?どうにかならないの?」
「もはやここはアイツの楽園だ。破壊できるものが残っている今のうちに逃げるのだ」
「まて! 」
「お前は ガネーシャ??」
「私もいます」
「クロレラ?」
ガネーシャが現れると シアノバの背後からクロレラの声もした。
「さて バルトよ。返してもらおうか?」
・・・・
ショウスケは メキストを破壊して城壁の高さまでさらに肥大化していた。
「ショウスケ! ワレじゃ ガネーシャじゃ」
ガネーシャ?・・神か・・
「ショウスケさん 私です」
天女・・リザリア・・じゃない・・
ショウスケのムチが振るわれる。
ビシン!!
巨大なウネウネは ガレキの道を作ってしまうほどの威力だったが二人は動じなかった。
しかし 次の一撃がガネーシャたちに襲い掛かる。
「ショウスケよ そなたにこれが壊せるかな?」
現れたのはcabin02の姿だった。
触手が動きを止める。
「みんなで またサウナしましょうよ」
「ショウスケよ。キャンプ飯は カレーが最強でよいのだな?」
ライラに連れられてミリー達がやってきた。
「ショウスケの淹れてくれた紅茶、最高なの」
「ショウスケさんは 私とミリーの恩人です。戻ってきてください」
ウネウネの中央の目玉から 裸のショウスケが降ってきた。
ドサ・・。
「リザリア・・」
「気を失っているようじゃ さあ ショウスケをcabin02の中に運ぶのじゃ」
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