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現状のAIに代筆はできるのか?
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AIで有名な自然言語型AIと言えば 言わずも知れたOpenAI社の提供するChatGPTが有名だろう。
ChatGPT-3.5は無料で公開されており、日本語の応答も可能となっているがつい最近の機能としてアレクサーやGoogle先生ように音声対応ができる機能が追加された。
これによって chat式の会話でシナリオを構成してお話ししながらプロットを作成できるようになったのである。
さて ここで私はGoogle先生を使ってAI小説の記事を調べてみた。
結論を言えばChatGPT-4(月20ドル)のサブスクを利用することで3.5よりも高性能のChatGPT-4を使用することが出来、さらに プラグインというオプションのようなものを設定することで文章に特化したAIや料理に特化したAIなどとして使用することも可能なのだ。
これは 使ってみるしかない。
もしも AIがすべて代筆をしてくれるならプロットの制作+キャラクターの作成を行うだけであとはAIが代筆をしてくれるのかもしれないのである。
私の心は揺れた。
アナタも覚えがあるだろう。
行き詰って悩みに悩んだプロットや書いている途中で行き詰って膨大な作業を要したプロットを。
それがAIの処理によりプロットの組み換えをするだけで代筆をしてくれるのだとしたら、神のツールである。
ただ 筆者としても投稿に際してChatGPTだけという訳にはいかない。
ここを訪れてくださった方は恐らく出筆経験をお持ちであったり実際に作品を公開されている方と想定されるためだ。
そこで私は一般的な自然言語AIを2種類使用することにして比較することにした。
・ChatGPT
・Claude
この二つである。
二つとも自然言語処理型のAIで 簡単に言ってしまえば何でもできるロボットである。
では 実際に例を出してみよう。
・斧持った男がその手を震わせながら立っている。
・小道具:風、汗、水滴
これは私が考えた文章で男の心理描写が伝わらない貧弱な文章だ。
そこで 小道具を追加してAIに代筆をお願いしようと思う。
両者AIともに共通の設定として 「小道具」というものがあり、
この小道具とは 斧や焚火と言ったもののほかに風、炎、汗、水滴などなど様々な設定が可能になる。
ChatGPT-4
「斧を握りしめた男は、その重さに手が震えていた。彼の周りには、風が静かに吹き抜けている。夜の闇が辺りを包んでいるが、月の光がかすかに彼の姿を照らしている。彼の顔には汗が滴り、その汗はまるで彼の内なる緊張と恐怖を映し出しているかのようだ。斧の刃は冷たく、その金属の冷たさが彼の手に伝わってくる。風がまた吹き、木々が軋む音が遠くから聞こえてくる。彼は深呼吸をし、その冷たい空気が彼の肺を満たす。一瞬の静寂が彼を包み込む。そして、彼は決断を下す。斧を振り下ろすその瞬間、彼の心は完全に決まっていた。彼の手から水滴が滴り落ち、月の光に照らされて、ちらちらと光る。」
Claude
「男は両手で斧を握りしめ、その重みに手がわずかに震えている。汗がこめかみから頬を伝い、あごひげの先から滴り落ちる。風が身体をかすめる。彼は立ち止まり、目の前の木をじっと見つめる。斧を高く持ち上げ、全身の力を込めて打ち下ろした。鋭い音が谷間に響き渡る。」
さて、あなたはどちらが好みだろうか?
AIに代筆を依頼すると通常は情景にあった範囲ないで代筆を行う。
だから 小道具などを用意しなかった場合は小説内の背景にありそうなものを利用して代筆をするのだ。
今回の場合であれば、「男」という小説内の単語から「あごひげ」という単語を追加しているわけである。
次にトーンの設定を加えることが出来る。
これは 小説のジャンルによって表現方法を変える必要があるからだ。
ロマンスであれば、月の輝きや風の歌、鳥の歌声などの表現で心理描写を表すのに対し、ホラーではおぼろ月がよろめく光や、人肌の温かい風、甲高いと思えば低く鳴く鳥の声などになるだろうか。
では トーンを加えてみる。
・斧持った男がその手を震わせながら立っている。
・小道具:風、汗、水滴
・トーン(ジャンル)ファンタジー
ChatGPT-4
「深い森の中、エルフの戦士エイドリアンは、魔法の力を宿した斧を手に震えて立っていた。この斧は古代のエルフの鍛冶屋によって作られ、特別な儀式を経てその力が目覚めると言われていた。エイドリアンはその力を解放するための秘密の言葉を唱えなければならなかったが、その正確な言葉を忘れてしまっていた。
彼の周りでは、不思議な光を放つ植物がそよ風に揺れていた。エイドリアンの額には、緊張の汗がにじんでいる。森の静寂は、彼の心の鼓動をより一層大きく感じさせた。彼の手からは、魔法の斧を固く握るための汗が滴り、地面の苔に水滴となって落ちる。
彼は深く息を吸い、失われた言葉を思い出そうと努める。突然、斧から青白い光が放たれ、エイドリアンの周りの空気が震え始める。彼は驚いて斧を見つめ、その瞬間、古代の言葉が彼の心に蘇る。
「アリアナス・ヴェル・カディア!」とエイドリアンが声を上げると、斧はさらに強く輝き始め、周囲の木々が彼の力の前にひれ伏すかのように揺れ動く。この瞬間、エイドリアンは自分が真の力を手に入れたことを知った。そして、彼の冒険が新たな章を迎えることになる。
Claude
「男は両手で斧を握りしめ、その重みに手がわずかに震えている。汗がこめかみから頬を伝い、あごひげの先から滴り落ちる。山を吹き抜ける冷たい風が、衣服をなびかせる。
目の前にそびえ立つ大木の幹には、不気味な顔が彫られている。男は立ち止まり、その顔をじっと見つめ返す。ゆっくりと斧を高く持ち上げ、全身の力を込めて打ち下ろした。
鋭い金属音が谷間に響き渡る。大木が悲鳴を上げ、枝を振り回した。男は意を決して刃を引き抜くと、再び斧を振り上げた。邪神の木を倒せばこの地方は救われるのだと、男は信じて疑わなかった。」
筆者が例題にロマンスとホラーを先に使ってしまったのでファンタジーというジャンルでは違いが分かりづらいかもしれないがこのようにトーンを乗せることが出来る。
ただ ChatGPT-4はすでに小説を書き始めているようだ。
このトーンを設定するというのは、自分の書いた文章を書きなおしてもらうときにも使うことが出来る。
ホラーを描いているけど、急にロマンス風なシーンを書きたい事はあるだろう。
そんな時はAIに代筆を頼むのも有効な手段といえる。
例えば
はぁはぁ・・・。
「逃げ切れたね。」
A男は C子を抱きしめた。
一時的とはいえ正体不明の人型の怪物から逃げ追失せたこの気持ちを分かち合わずにはいられなかったのだ。
「あっふ~」
C子の肺がしぼみ声が漏れるとA男は随分と大胆な事をしてしまった事に気が付いた。
「ごめん」
「いいのよ」
はい こんな文章があったとします。
ホラーなんだけど、ここだけ ロマンスっぽくしたいなって思ったとします。
ChatGPT-4
「息を切らせながら、A男は安堵の息をつく。「逃げ切れたね」と彼は優しくC子を抱きしめた。その瞬間、彼らは共に過酷な逃走という経験を乗り越え、互いに寄り添う安心感を共有していた。正体不明の人型の怪物からの一時的な逃避は、彼らにとってただの恐怖以上のものだった。
C子の肺からは疲れ切ったため息が漏れる。彼女の体がA男の強い腕の中でやわらかく沈み込む。A男はその瞬間、自分がどれほど大胆な行動をとったのかに気づき、戸惑いながらも「ごめん」と謝る。
しかしC子は、彼の目を見つめながら微笑み、「いいのよ」と答える。その言葉には、恐怖を共に経験したことで生まれた、深い信頼と絆が込められていた。二人は互いの温もりを感じながら、怪物からの一時的な逃走を、切なくも甘美な記憶として心に刻んでいった。」
Claude
「「逃げ切れたね」
A男はC子の肩に腕を回し、力ない体を支えた。一時的とはいえ、正体不明の怪物から逃げ延びた後のこの瞬間が、A男には懐かしく感じられた。
二人で深い森を駆け抜け、遂にこの小屋に辿り着いた時、A男の胸にあふれ出したのは安堵よりも、C子の温もりへの思いであった。
「大変だったね、すまない」
A男が謝ると、C子は小さく頷いて微笑んだ。
「でも、あなたと一緒なら大丈夫。必ずこの試練を乗り越えるはず」
緊迫した状況下でさえ、C子の瞳に宿る信頼に、A男の胸は高鳴った。」
はい AIは優秀ですね。
「肺がしぼむ」って何?w。と読者の方に笑われていないか心配です。
ここまでAIの代筆を紹介してまいりましたが、一か月間の試行錯誤をした結果、私の見解ではAIに小説を書かせることは不可能だという事がわかりました。
その問題点
1.一度に書かせることが出来るのは600文字程度。
小説の一話と言えば1200文字前後であり近年は900文字程度と少なくなりつつありますが、AIに仮に1000文字以上、1500文字以内で小説を書いてほしいと命令をしても600文字程度の文章までしか書いてくれません。
2.続きが短くなる。
始めは600文字程度かいてくれるのですが以降は徐々に文章の長さが短くなり、主人公などの行動のみを記載していく文章になっていきます。
3.プロットを作成しても無駄。
例えば起承転結の4つから構成されていたとしても、与えられたシーンを代筆するのがAIなので転結のイメージを考えた作成をAIはしてくれません。
なぜ このような事が起こるのでしょうか?
そこには人間とAIの決定的な違いがあります。
人間のようにプロットを作成して小説のツリーを作ると幹から伸びる枝というのは限定されていくと思いますが、AIの場合は常に全体的なところから情報を絞り込む作業を繰り返します。
だから 長い文章になればなるほど一貫性を保つことが出来なくなり、文章の表現が尻つぼみになっていってしまうのです。
ただ 先ほども述べたように冒頭部分を600文字程度なら代筆させることも可能なのでコンピューターの処理能力が2倍になる5年後程度を見越して考えると実用的になっていくと思われます。
また 始めに少し書きましたが物語のプロットのツリーをベースにしたプラグインが発売されれば物語の型が使えるわけですからもっと早い時期に出筆も可能もありますし、手書きとAIを利用することで1カ月半かかっていた製作を大幅に短縮することも可能になる時代がやって来ると思います。
ChatGPTさんからもコメントを頂いてみました。
「はい、現在のAI技術では、小説を完全に自立して書くことには限界があり、特に複雑なストーリーラインや感情的な深みを持つ小説の完全な作成は不可能と言えます。AIはクリエイティブなプロセスを支援し、アイデアの生成や初稿作成の補助には有用ですが、小説全体を自立して高品質に書く能力にはまだ達していないのが現状です。小説のような複雑な創造的作品は、現時点では人間の作家の感性、深い文脈の理解、感情的な表現力が必要です。」
最後に とってもいい機能をご紹介します。
こちらはChatGPT-4の利用者が使うことが出来る「DALL-E」と呼ばれるソフトで文章から画像を作成してくれます。しかも著作権の心配がありません、
小説に挿絵があるのとないのではイメージも読者の関心も変わるのではないでしょうか?
ちなみに こちらの挿絵はエルフの戦士エイドリアンが魔法の力を宿した斧を手もって震えている挿絵です。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ChatGPT-3.5は無料で公開されており、日本語の応答も可能となっているがつい最近の機能としてアレクサーやGoogle先生ように音声対応ができる機能が追加された。
これによって chat式の会話でシナリオを構成してお話ししながらプロットを作成できるようになったのである。
さて ここで私はGoogle先生を使ってAI小説の記事を調べてみた。
結論を言えばChatGPT-4(月20ドル)のサブスクを利用することで3.5よりも高性能のChatGPT-4を使用することが出来、さらに プラグインというオプションのようなものを設定することで文章に特化したAIや料理に特化したAIなどとして使用することも可能なのだ。
これは 使ってみるしかない。
もしも AIがすべて代筆をしてくれるならプロットの制作+キャラクターの作成を行うだけであとはAIが代筆をしてくれるのかもしれないのである。
私の心は揺れた。
アナタも覚えがあるだろう。
行き詰って悩みに悩んだプロットや書いている途中で行き詰って膨大な作業を要したプロットを。
それがAIの処理によりプロットの組み換えをするだけで代筆をしてくれるのだとしたら、神のツールである。
ただ 筆者としても投稿に際してChatGPTだけという訳にはいかない。
ここを訪れてくださった方は恐らく出筆経験をお持ちであったり実際に作品を公開されている方と想定されるためだ。
そこで私は一般的な自然言語AIを2種類使用することにして比較することにした。
・ChatGPT
・Claude
この二つである。
二つとも自然言語処理型のAIで 簡単に言ってしまえば何でもできるロボットである。
では 実際に例を出してみよう。
・斧持った男がその手を震わせながら立っている。
・小道具:風、汗、水滴
これは私が考えた文章で男の心理描写が伝わらない貧弱な文章だ。
そこで 小道具を追加してAIに代筆をお願いしようと思う。
両者AIともに共通の設定として 「小道具」というものがあり、
この小道具とは 斧や焚火と言ったもののほかに風、炎、汗、水滴などなど様々な設定が可能になる。
ChatGPT-4
「斧を握りしめた男は、その重さに手が震えていた。彼の周りには、風が静かに吹き抜けている。夜の闇が辺りを包んでいるが、月の光がかすかに彼の姿を照らしている。彼の顔には汗が滴り、その汗はまるで彼の内なる緊張と恐怖を映し出しているかのようだ。斧の刃は冷たく、その金属の冷たさが彼の手に伝わってくる。風がまた吹き、木々が軋む音が遠くから聞こえてくる。彼は深呼吸をし、その冷たい空気が彼の肺を満たす。一瞬の静寂が彼を包み込む。そして、彼は決断を下す。斧を振り下ろすその瞬間、彼の心は完全に決まっていた。彼の手から水滴が滴り落ち、月の光に照らされて、ちらちらと光る。」
Claude
「男は両手で斧を握りしめ、その重みに手がわずかに震えている。汗がこめかみから頬を伝い、あごひげの先から滴り落ちる。風が身体をかすめる。彼は立ち止まり、目の前の木をじっと見つめる。斧を高く持ち上げ、全身の力を込めて打ち下ろした。鋭い音が谷間に響き渡る。」
さて、あなたはどちらが好みだろうか?
AIに代筆を依頼すると通常は情景にあった範囲ないで代筆を行う。
だから 小道具などを用意しなかった場合は小説内の背景にありそうなものを利用して代筆をするのだ。
今回の場合であれば、「男」という小説内の単語から「あごひげ」という単語を追加しているわけである。
次にトーンの設定を加えることが出来る。
これは 小説のジャンルによって表現方法を変える必要があるからだ。
ロマンスであれば、月の輝きや風の歌、鳥の歌声などの表現で心理描写を表すのに対し、ホラーではおぼろ月がよろめく光や、人肌の温かい風、甲高いと思えば低く鳴く鳥の声などになるだろうか。
では トーンを加えてみる。
・斧持った男がその手を震わせながら立っている。
・小道具:風、汗、水滴
・トーン(ジャンル)ファンタジー
ChatGPT-4
「深い森の中、エルフの戦士エイドリアンは、魔法の力を宿した斧を手に震えて立っていた。この斧は古代のエルフの鍛冶屋によって作られ、特別な儀式を経てその力が目覚めると言われていた。エイドリアンはその力を解放するための秘密の言葉を唱えなければならなかったが、その正確な言葉を忘れてしまっていた。
彼の周りでは、不思議な光を放つ植物がそよ風に揺れていた。エイドリアンの額には、緊張の汗がにじんでいる。森の静寂は、彼の心の鼓動をより一層大きく感じさせた。彼の手からは、魔法の斧を固く握るための汗が滴り、地面の苔に水滴となって落ちる。
彼は深く息を吸い、失われた言葉を思い出そうと努める。突然、斧から青白い光が放たれ、エイドリアンの周りの空気が震え始める。彼は驚いて斧を見つめ、その瞬間、古代の言葉が彼の心に蘇る。
「アリアナス・ヴェル・カディア!」とエイドリアンが声を上げると、斧はさらに強く輝き始め、周囲の木々が彼の力の前にひれ伏すかのように揺れ動く。この瞬間、エイドリアンは自分が真の力を手に入れたことを知った。そして、彼の冒険が新たな章を迎えることになる。
Claude
「男は両手で斧を握りしめ、その重みに手がわずかに震えている。汗がこめかみから頬を伝い、あごひげの先から滴り落ちる。山を吹き抜ける冷たい風が、衣服をなびかせる。
目の前にそびえ立つ大木の幹には、不気味な顔が彫られている。男は立ち止まり、その顔をじっと見つめ返す。ゆっくりと斧を高く持ち上げ、全身の力を込めて打ち下ろした。
鋭い金属音が谷間に響き渡る。大木が悲鳴を上げ、枝を振り回した。男は意を決して刃を引き抜くと、再び斧を振り上げた。邪神の木を倒せばこの地方は救われるのだと、男は信じて疑わなかった。」
筆者が例題にロマンスとホラーを先に使ってしまったのでファンタジーというジャンルでは違いが分かりづらいかもしれないがこのようにトーンを乗せることが出来る。
ただ ChatGPT-4はすでに小説を書き始めているようだ。
このトーンを設定するというのは、自分の書いた文章を書きなおしてもらうときにも使うことが出来る。
ホラーを描いているけど、急にロマンス風なシーンを書きたい事はあるだろう。
そんな時はAIに代筆を頼むのも有効な手段といえる。
例えば
はぁはぁ・・・。
「逃げ切れたね。」
A男は C子を抱きしめた。
一時的とはいえ正体不明の人型の怪物から逃げ追失せたこの気持ちを分かち合わずにはいられなかったのだ。
「あっふ~」
C子の肺がしぼみ声が漏れるとA男は随分と大胆な事をしてしまった事に気が付いた。
「ごめん」
「いいのよ」
はい こんな文章があったとします。
ホラーなんだけど、ここだけ ロマンスっぽくしたいなって思ったとします。
ChatGPT-4
「息を切らせながら、A男は安堵の息をつく。「逃げ切れたね」と彼は優しくC子を抱きしめた。その瞬間、彼らは共に過酷な逃走という経験を乗り越え、互いに寄り添う安心感を共有していた。正体不明の人型の怪物からの一時的な逃避は、彼らにとってただの恐怖以上のものだった。
C子の肺からは疲れ切ったため息が漏れる。彼女の体がA男の強い腕の中でやわらかく沈み込む。A男はその瞬間、自分がどれほど大胆な行動をとったのかに気づき、戸惑いながらも「ごめん」と謝る。
しかしC子は、彼の目を見つめながら微笑み、「いいのよ」と答える。その言葉には、恐怖を共に経験したことで生まれた、深い信頼と絆が込められていた。二人は互いの温もりを感じながら、怪物からの一時的な逃走を、切なくも甘美な記憶として心に刻んでいった。」
Claude
「「逃げ切れたね」
A男はC子の肩に腕を回し、力ない体を支えた。一時的とはいえ、正体不明の怪物から逃げ延びた後のこの瞬間が、A男には懐かしく感じられた。
二人で深い森を駆け抜け、遂にこの小屋に辿り着いた時、A男の胸にあふれ出したのは安堵よりも、C子の温もりへの思いであった。
「大変だったね、すまない」
A男が謝ると、C子は小さく頷いて微笑んだ。
「でも、あなたと一緒なら大丈夫。必ずこの試練を乗り越えるはず」
緊迫した状況下でさえ、C子の瞳に宿る信頼に、A男の胸は高鳴った。」
はい AIは優秀ですね。
「肺がしぼむ」って何?w。と読者の方に笑われていないか心配です。
ここまでAIの代筆を紹介してまいりましたが、一か月間の試行錯誤をした結果、私の見解ではAIに小説を書かせることは不可能だという事がわかりました。
その問題点
1.一度に書かせることが出来るのは600文字程度。
小説の一話と言えば1200文字前後であり近年は900文字程度と少なくなりつつありますが、AIに仮に1000文字以上、1500文字以内で小説を書いてほしいと命令をしても600文字程度の文章までしか書いてくれません。
2.続きが短くなる。
始めは600文字程度かいてくれるのですが以降は徐々に文章の長さが短くなり、主人公などの行動のみを記載していく文章になっていきます。
3.プロットを作成しても無駄。
例えば起承転結の4つから構成されていたとしても、与えられたシーンを代筆するのがAIなので転結のイメージを考えた作成をAIはしてくれません。
なぜ このような事が起こるのでしょうか?
そこには人間とAIの決定的な違いがあります。
人間のようにプロットを作成して小説のツリーを作ると幹から伸びる枝というのは限定されていくと思いますが、AIの場合は常に全体的なところから情報を絞り込む作業を繰り返します。
だから 長い文章になればなるほど一貫性を保つことが出来なくなり、文章の表現が尻つぼみになっていってしまうのです。
ただ 先ほども述べたように冒頭部分を600文字程度なら代筆させることも可能なのでコンピューターの処理能力が2倍になる5年後程度を見越して考えると実用的になっていくと思われます。
また 始めに少し書きましたが物語のプロットのツリーをベースにしたプラグインが発売されれば物語の型が使えるわけですからもっと早い時期に出筆も可能もありますし、手書きとAIを利用することで1カ月半かかっていた製作を大幅に短縮することも可能になる時代がやって来ると思います。
ChatGPTさんからもコメントを頂いてみました。
「はい、現在のAI技術では、小説を完全に自立して書くことには限界があり、特に複雑なストーリーラインや感情的な深みを持つ小説の完全な作成は不可能と言えます。AIはクリエイティブなプロセスを支援し、アイデアの生成や初稿作成の補助には有用ですが、小説全体を自立して高品質に書く能力にはまだ達していないのが現状です。小説のような複雑な創造的作品は、現時点では人間の作家の感性、深い文脈の理解、感情的な表現力が必要です。」
最後に とってもいい機能をご紹介します。
こちらはChatGPT-4の利用者が使うことが出来る「DALL-E」と呼ばれるソフトで文章から画像を作成してくれます。しかも著作権の心配がありません、
小説に挿絵があるのとないのではイメージも読者の関心も変わるのではないでしょうか?
ちなみに こちらの挿絵はエルフの戦士エイドリアンが魔法の力を宿した斧を手もって震えている挿絵です。
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