銀幕ララバイ

阿愛

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第3話 それぞれの役者魂

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殺陣で切っても切れぬのは
俺とあんたの腐れ縁
どうせ切れない縁ならば
浮かぶも沈むも二人連れ

千太郎の元を離れたのを機に売れていく辰三。その一方で落ち目になる千太郎。二人に待ち受ける運命とは?



 闇市の雑踏の中を上等そうな白いスーツで決めた、いかにも悪党風の男が数人のチンピラを引き連れて歩いている。

 男たちは店の主たちからショバ代を巻き上げ、あるいは品物を横取りして横暴そのものだ。

 男たちの後ろから、少し離れて飛行服姿の男がついてくる。懐に手を入れた特攻隊崩れ(注1)らしいその男の顔には恐怖と緊張がありありと見て取れた。

 スーツの男が露天に並べられたカメラに目を止めてしゃがみこんだ瞬間、飛行服の男は懐から手を出して男たちに襲いかかった。懐から出た手には拳銃が握られていた。

「兄貴の仇!」

 飛行服の男は叫びながらスーツの男に拳銃を向け、引き金を引いた。しかし銃口からは少しばかりの煙が出ただけで弾が出ない。どうやら弾が湿気っていたらしい。

「畜生!」

 顔面蒼白の飛行服の男は苦し紛れに拳銃をスーツの男に投げ付け、一目散に逃げ出した。拳銃はスーツの男の眉間に当たり、男の顔に血が流れた。

「この糞!」

「追うな」

 追いかけようとしたチンピラを苦悶の表情のスーツの男は制した。

「あんな根性のあるやつがあっちにも居たとはな」

 そうつぶやいた瞬間、土佐監督のカットの声がかかった。

「辰ちゃん、良かったよ」

「ありがとうございます」

 逃げて戻ってきた飛行服の辰三は土佐に深々と頭を下げた。千太郎の付き人を辞めて稲荷組に加わってから一ヶ月になる。

 辰三は西島とキャストを入れ替えて『新宿の修羅』の秋山役に収まった他にも、持ち前の演技力とノースタントでの過激な撮影を厭わない姿勢を買われ、あちこちの撮影にお呼びがかかるようになっていた。

「辰、いいぞ。この映画はきっと当たる」

 辰三演じる若き日の自分の姿に秋山も満足げであった。秋山はこの所毎日のように京都へ顔を出していた。

「よし、今日は全員飲みに連れて行ってやるぞ」

 秋山がそう宣言すると、セットがわっと沸き立った。

 一方、同時に撮影されている『酔いどれ義士』の方には暗雲が立ち込めていた。

 辰三の居なくなった後にも千太郎には何人もの付き人が付いたが、千太郎は辰三と決別してからというものますます乱暴になり、会社も辞めさせたい役者を付き人につけている有様で、10日と持つ者は居なかった。

 酒とマリファナも日に日に増え、泥酔状態で撮影に現れることもしばしばとなっていた。

 果たして、年末に公開された『酔いどれ義士』と『新宿の修羅』の評価は明暗が別れた。

 脇の役者達の個性が光った『新宿の修羅』が会社の想定を超える好評を得たのに対し、メインだったはずの『酔いどれ義士』は一枚看板に据えられた千太郎の空回りが目立った。

 結果としてこの週は例年以上の客入りで成功を収めたものの、千太郎は会社での立場を失ってしまう形となった。

 これ以来千太郎の映画への出演は目に見えて減り、各地で行われるショーへの出演しか仕事のない状態が長く続いた。

 一方、稲荷組の面々は使えるということになり、ヤクザ映画を中心にバイプレイヤーとして重用されるようになっていった。

 今日も辰三は主人公の兄貴分を殺して逃走した挙げ句殺されるヒットマンという役どころで撮影に励んでいた。

 待ち時間が出来たので、辰三は鮎子と一緒に撮影所近くの映画関係者のたまり場のような喫茶店に入った。鮎子は主人公の元情婦という役どころで、辰三と二人で罪をなすりつけあった挙げ句両方醜く死んでいくことになっていた。

「こんな難しい役やったことありません」

 鮎子は台本を読みながら困った顔をした。彼女もまた稲荷組に入るまではまともにセリフのある役を貰ったことがなかった。

「とにかく気合を入れて、あらん限り格好悪く死のう。後は監督がなんとかしてくれるよ」

 辰三もそう言ってコーヒーを飲みながら台本を睨みつけて苦い顔をした。

 大きな役が貰えるようになったのは嬉しかったが、所詮自分はスターの器ではないと痛感することが何度となくあった。舞台でもスクリーンでも変わらずスターであれた千太郎の凄さが今になって身にしみた。

「良い身分じゃねえか」

 その声に振り向くと、あろうことか千太郎が店に入ってきた。辰三には、しばらく会わない間にやつれたように見えた。

「裏切り者め。一丁前に役作りか」

 千太郎は酷く酔っていた。今や冷遇される身で、面白くないことが沢山あるのだろう。

「若、いや、千太郎さん。絡まないでくださいよ」

 辰三は鮎子を無理に立たせ、金を払って逃げるように店を出ようとした。自分は尾張千太郎という役者を崇拝する一方で、人間としての千太郎を酷く嫌って軽蔑していることに気付き始めていた。

「何を?それが散々世話になった人間への言葉か!」

 千太郎は激高して辰三を殴りつけると、なんと鮎子をその場に押し倒した。

「役作りってのはこうやるんだ」

 千太郎は明らかに正気を失った顔で鮎子の服を引き裂いた。鮎子の恐怖の悲鳴が店内に響いた。

「この馬鹿野郎!」

 辰三は近くのテーブルにあったコーラの瓶を手に取ると、千太郎の頭を殴りつけた。瓶と千太郎の頭は割れ、頭からは血が流れた。

「あんたはいつもそうだ。嫌な事があればそうして男でも女でも押し倒しやがる。この意気地なし!」

 辰三は五歳の時から生まれたばかりの千太郎の子守をし、そのまま付き人として仕えて来た。長年仕えて千太郎に手をあげたのはこれが初めてであった。

「何を!?」

 千太郎は頭から流れる血も厭わず辰三に殴りかかった。今までの辰三なら黙って殴られるところだが、今の辰三は違った。そのまま二人は殴り合いになった。

「このガキ!俺は昔からお前が大嫌いだったんだ!」

「この野郎、門弟のくせに生意気だ!」

「門弟が居なくてお前に何が出来るんだ!」

 もはや二人は御曹司と門弟の関係ではない。五分と五分の立場で初めて対等に殴り合いの喧嘩をしていた。

 そうこうするうちに騒ぎを聞きつけた撮影所の人間がやってきて、二人を取り押さえた。

「お前なんかにはもう誰も付いていかないぞ!」

 離れ際に放った辰三の一言は、千太郎の心をあまりに痛烈に抉った。

 それから数日して、会社が『酔いどれ義士』の失敗を受けて時代劇はテレビで撮り、映画は当面作らない方針を決めたという話が稲荷組にも伝わってきた。

 誰かが持ってきたその話を聞いて『山桜』で飲んでいた稲荷組の面々はどよめいた。たとえ金がかかって儲からないとしても、規模が縮小されるとしても、それでも時代劇は作られ続ける特別な物だと皆信じていたし、機会があれば出たいと常々思っていたからだ。

「辰三さん、あの日の親方が荒れてたのってもしかして…」

 隣に座った鮎子がそうささやくのを聞いて、辰三は気が重くなった。自分に責任がないとは言い切れないからだ。

 そしてその日を境に千太郎はマンションから消えて行方をくらました。自慢のロールスロイスも、リビングのテーブルの下にガムテープで貼り付けて隠したマリファナさえもそのままに消えたのだ。

 警察には口止めをしたが撮影所は大騒ぎになり、自殺したという噂がどこからか流れ始めた。辰三は独自に千太郎の行きそうな場所を当たってみたが、それさえも空振りであった。

 千太郎が消えて一ヶ月が経った。千太郎の仕事は表向き急病ということでキャンセルになり、依然手がかりはなく、辰三は自責の念にかられながらアパートでふさぎ込んでいた。

 そんな辰三に鮎子が何かと世話を焼いてくれた。元々辰三を憎からず思っている節はあったが、あるいは鮎子もこの件にどこか負い目のような物を感じていたのかも知れない。

「辰三さん、元気出して。親方が簡単に死んじゃうわけないじゃないですか」

 台所で何やら料理を作りながら、鮎子は辰三に気休めの言葉をかけた。辰三は答える元気もなく奥の六畳間のせんべい布団にくるまり、外の電線に積もった雪が落ちていくのを眺めていた。

「明日からロケで大阪でしょ。元気付けておかないと」

 辰三は千太郎の失踪以来仕事に身が入らなくなり、こうしてぼんやりとしていることが増えた。千太郎の事が気にかかっているのは誰の目にも明らかだった。

「若は腹空かしてるかな」

 鮎子が冷蔵庫の余り物で作った二人分の料理の並んだ食卓を眺め、辰三はその日初めて口を聞いた。

「若は電車の切符も一人じゃまともに買えないんだ。無事かな」

「辰三さん、あんな喧嘩してたのに、口聞いたかと思えば親方の話ばかりですね」

 鮎子はこの期に及んで辰三が千太郎の事を気にするのが不思議でならなかった。実際辰三は千太郎の元を離れて以来売れ始めていたし、その他の事も上手く行っているように見えた。

「鮎子、お前の実家は確か岡山だって言ってたな」

「津山の旅館です」

 辰三とちゃぶ台を挟んで向こう側に座った茶碗に飯をよそいながら答えた。

「俺、役者辞めて番頭にでもなろうかな」

「それってもしかして…」

 その時、誰かが部屋のドアをノックした。鮎子は辰三にも分かる程嫌そうに立ち上がり、ドアを開いた。ドアの向こうには作業服姿の千太郎が立っていた。

「若!」

 鮎子より先に反応したのは辰三であった。

「あの時は悪いことしたな」

 千太郎は鮎子の肩に手を置くと、申し訳なさそうに頭を下げた。たとえ自分が悪くても大部屋や裏方に頭は下げられないと千太郎は常々言っていたのにだ。

「無事ですか?」

 その鮎子を押しのけるようにして辰三は千太郎に駆け寄った。

「辰、あの時の一発は効いたよ」

 千太郎は自分の頭を指さした。辰三はそのあたりを殴ったのだ。

「今までどうしてたんです?」

「何もかも嫌になっちまってな。日本中あちこちうろついてたんだ。案外ばれないもんだな」

 具体的にどんな生活をしていたのかはともかく、苦労をしたのは二人にも想像がついた。以前とは目つきや面構えが明らかに違った。

 千太郎は部屋に上がり、鮎子の出したお茶を一口飲んでとんでもない事を切り出した。

「辰、実は俺は会社を辞めようと思うんだ(注2)」

「え?どういう事です」

「もう会社は時代劇を作るつもりはねえ。俺は飼い殺しにされるだけだ。独立して自分で金を集めて時代劇を撮るんだ」

「そりゃあ凄い!若なら出来ますよ」

 辰三は目を輝かせた。やはり千太郎はスターであったのだ。役者は会社に従属するものという固定観念さえ平気で捨ててしまえる発想力は、凡人のそれではなかった。

「それで辰、お前にも来てもらいたいんだ」

「え?」

「お前が売れ始めているのは知ってる。だからこそお前が欲しいんだ。時代劇が出来て売れる若手が絶対に必要なんだ」

「しかし…」

 辰三は悩んだ。稲荷組の一員になってからというもの仕事も収入も大幅に増え、祖父の代からの家業として半ば惰性で続けてきた役者という仕事に張り合いを感じることが出来るようになってきた所だ。

「俺はこの一月でお前がどんなに俺にとって大事だったのか身に染みて分かったんだ。お前が居なきゃ俺は裸の王様だ。辰、頼む!」

 千太郎は正座に直って畳に頭をこすり付けて土下座をした。辰三は千太郎に長年仕えてきたが、千太郎が人に頭を下げるのを初めて見た。

「…あなたは相変わらずずるい人だ。どうすれば人が断れなくなるか生まれつき知ってる」

 辰三は千太郎を抱きしめた。

「辰、すまねえ…」

 千太郎も辰三も泣いた。対等に殴り合い、一度は決別することでお互いの大事さを改めて思い知ったのだ。

「若、臭いですよ。その分じゃ女もご無沙汰でしょう?」

 おそらく千太郎は肉体労働で生計を立てていたのだろう。辰三は汗臭い千太郎の作業着を脱がせ、ズボンを下ろした。いつも以上に元気な刀が姿を現し、何とも言えない懐かしい気持ちになった。

「辰、俺と一緒に会社の連中の鼻を明かしてやろう」

「若ならできますよ」

 自分もすっかり服を脱いで千太郎をあおむけに寝かせ、そのまま刀を一気に自分に収めた。

「辰、締まる…」

「若だってすごく固い…」

 久方ぶりに一つになった二人は外の雪が解けるほどに燃え、乱れた。

「辰!辰!」

 対面座位になった千太郎は感極まって辰三に熱烈なキスをした。そのあまりに激しいキスに応えながら、辰三は千太郎の刀に激しく突き立てられる快感に身もだえするしかなかった。

 久しぶりに男を迎え入れた辰三の秘穴は激しく収縮し、これまた久しぶりに人に切り込んだ千太郎の刀を激しく責め立て、千太郎を狂わせた。

「ああっ!若…そこは…」

「ここがいいんだろ!ここだ!」

 辰三は千太郎がどうすれば悦ぶのか知り抜いていたし、千太郎もまた辰三がどうすれば悦ぶのか知り尽くしていた。

「あっ!駄目!イく!」

 辰三は千太郎の顔に精をぶちまけ、一層千太郎の刀を締め付けた。その臭いと締め付けはいよいよ千太郎の正気を失わせ、千太郎は我を忘れて辰三をむさぼり、あまりの激しさに安普請の六畳間はガタガタと音を立てて揺れた。

「辰!俺もイくぞ!」

 最後の一押しとばかり千太郎は激しく腰を使い、次の瞬間辰三の中に激しく精を打ち込んで果てた。しかし、千太郎の刀は力を失う気配がなかった。

「もう一発いくぞ」

 千太郎は刀を辰三から引き抜いて辰三を四つん這いにすると、返事も待たず一気に辰三の中に押し入った。

「若ぁ!もっと!」

「辰!辰!」

 二人はいつまでもそうして二人だけの世界に耽っていた。鮎子はいつの間にか姿を消し、二人分の夕食だけが傍らの卓袱台に残った。


 元の鞘に納まった二人はそれから数か月後、千歳屋事務所という個人事務所を立ち上げ、独自の活動を始めた。

 千太郎は資金集めの為に仕事を選ぶのをやめ、それまで嫌ってきたテレビや現代劇にも出るようになり、辰三もそれに付き従う形であちこちの作品に出演して好評を得た。

 そうして集めた資金に加えて借金を重ねて映画『岡田以蔵』は撮られた。主役の以蔵を千太郎が演じ、武市半平太には辰三が抜擢された。

 藩や半平太の大義の為に働いていたはずが、いつしか鬱屈した感情の中で人を斬ることに快感を覚え、狂犬のようになって死んで行く以蔵を鬼気迫る演技で演じきった千太郎は各方面から激賞され、そんな以蔵の歪んだ情念を受け止めきる半平太を演じた辰三も高く評価された。

「親方、大親方から手紙が来てますよ」

 事務所で仮眠を取ろうとしていた千太郎に、辰三が手紙を手に呼びかけた。

「親父から?読んでみろ」

 千太郎は不思議そうな顔をして辰三に手紙の封を切らせた。条件は何でも聞くから歌舞伎の舞台に戻ってきてほしいという、父の竹太郎を間に立てての親書であった。

「親方、どうします?」

 千太郎はベッドで横になったまま興味なさげに向こうを向いて聞いていたが、滅多に見せないような笑顔で向き直ると辰三にこう命じた。

「返事を書け。復帰公演は『勧進帳』で、俺が弁慶でお前が富樫。その後も俺が座頭でお前を相手役で使うなら出てやるってな」

「俺が富樫ですか!?」

「お前なら出来る。何たって俺のただ一人の付き人だからな」

「親方…」

「何をしみったれた顔してるんだ。俺達の時代が来てるんだぞ!」

 千太郎は辰三を抱き寄せ、ベッドに押し倒した。仮眠は取れそうもなかった。
 


注1:特攻隊崩れ 特攻隊の生き残りは生きる目的を失ってヤケになる一方、死ぬ覚悟が座っているというのでヤクザから重用された

注2:役者と映画会社 当時の映画俳優は映画会社に直接所属する形態が主流で、その他の芸能プロダクションに所属したり個人事務所を構える映画俳優は稀であった
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