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第32話 交換条件《変数スワップ関数》
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事件を考えていたら、団符刑事が会議室に入って来た。
「何か分かったか?」
「睡眠薬が使われてますよね」
【ハイレックス:ずばっと斬り込んだな。犯人に疑われるかも知れないのに】
【勝手ソンソン:うん、初男としては思い切った。褒めて遣わす】
【ば7:これが分かると今後の展開も違うな】
【やすピー:詰みはないけど、王手ってところね】
【蟹鎌:ちっちっちっ、これで証拠がひとつ】
【アーラヨット:九美子様の推理では睡眠薬が使われている】
【もっちん:確信に触れるとワクワクするな。こういう配信も良い】
「どこでそれを?」
「考えたら分かります。ロープを両手に持って後ろに立つのは難しい」
「まあな。だがお前への疑いは強まったぞ」
「髪の毛とか採取しているでしょ。僕の髪の毛と指紋を提供しても良いですよ」
【ハイレックス:おお、更にずばっと斬り込んだな。犯人でなければ毛髪と指紋は関係ないからな】
【勝手ソンソン:刑事さんとしてはほしい証拠だよね。容疑者かどうかが分かる】
【ば7:肉を切らして骨を断つ】
【やすピー:角を捨てて、詰み筋を作る】
【蟹鎌:ちっちっちっ、犯人でなければ指紋は惜しくないが、今後事件があると参照される】
【アーラヨット:九美子様の推理を早く】
【もっちん:いい交換条件だ。これなら嫌とは言わないだろ】
「ほんとうか。良いんだな」
「取引です。眠らせる時に犯人は部屋にいたと思いますか?」
「よし答えてやろう」
団符刑事が電話を掛ける。
しばらくして鑑識さんが入って来て、指紋と毛髪を採取された。
【蟹鎌:ちっちっちっ、これで犯罪は出来ない体になったな】
【アーラヨット:初男なんかどうになっても良い】
【勝手ソンソン:そう言うなよ。初男が逮捕されたら、この配信は無くなって、九美子様が拝めなくなる】
【もっちん:それは困るな。初男、犯罪を犯すなよ】
【ば7:普通に生きていれば、訴えられたりはしない】
【やすピー:有利に運ぶには駒損も仕方ないのね】
【ハイレックス:データベースに入っちゃうんだ。それは嫌だな】
「さあ、喋って下さい」
「いただろうな」
「なんで」
「近所の目撃情報がある。夜中にセンサーライトが点いたんで、客かなと思って外を見たそうだ。小屋の周りの金網の扉を開ける姿が見えたそうだ。しばらく見ていたら小屋に入ったが、小屋の中の灯りは見えなかったらしい。共犯の存在も視野に入れている」
【勝手ソンソン:重要証言】
【アーラヨット:九美子様の推理を聞かないと】
【やすピー:誰か真っ暗な部屋の中にいて、扉を開けたってこと。うん共犯説か】
【ハイレックス:色々と情報が増えたな】
【ば7:うーん、謎だな。共犯か。密室の謎が解けないと】
【もっちん:でも、ちょっと事件の捜査が進んだ】
【蟹鎌:ちっちっちっ、まだこの証言では確定的な証拠とは言えない】
ええと、扉をどうにか開ける所をみていたのか。
ハンマーとかで叩いたら、流石に分かるな。
警察は共犯が中から開けたと考えているのか。
となると共犯は女の可能性が高い。
可能性がまた一つ増えた。
「犯人が帰った時にセンサーライトは?」
「もちろん点いたが、立ち去った後で、人影は見えなかった。複数犯か確証はない」
【ば7:肝心な所が分からないか】
【もっちん:盛り上がってきたな。少しワクワク】
【蟹鎌:ちっちっちっ、得てして証言とはこんなものだ。物的証拠には敵わない】
【アーラヨット:うーん、まだるっこしい。九美子様なら分かっているんだろうな】
【勝手ソンソン:共犯の有無で事件の筋書きが大きく変わるな】
【やすピー:動機も複数犯だと変わってくるわよね】
【ハイレックス:だな、一から考え直さないと】
「近所の家とどれぐらい離れています?」
「100メートルはあるな。金網の入口は街灯で少し見える。小屋の方は真っ暗だ」
「男か女かも分からない?」
「後から来た奴は小柄だったようだ。女性二人の犯行も視野にいれている」
【勝手ソンソン:女が絡んでいることは確かか】
【ば7:事件の陰に女あり】
【蟹鎌:ちっちっちっ、少年なら小柄だ。男だという可能性もある】
【アーラヨット:事件はどうでも良い。九美子様をもっと】
【もっちん:女絡みの方が俺好みだ。エロが絡むとなお良い】
【やすピー:ええ、エロが絡むのは悲惨だよ。というかそういうのはよろしくない】
【ハイレックス:うんうん、妊娠とかレイプとかは確かに聞きたくない。犯人に同情してしまうから】
うーん、
ますます混乱してきた。
女性二人だと痴情のもつれは動機から排除できそうだが。
3角関係という事も考えられる。
何かの拍子に女同士が結託した。
可能性は低そうだ。
だが女が絡んでいるのは間違いないようだ。
蜂人が眠るのを男が見ていたとは考えづらいし、蜂人が灯りを点けずに小屋を開けたとは考えづらい。
「密室の謎は相変わらずですか?」
「まだ分からない」
団符刑事が去って行った。
さっきの話の内容のメモをメールで九美子に送る。
【勝手ソンソン:密室の謎が手ごわいな】
【ハイレックス:まあ、それが解けたらたぶん犯人が分かる】
【ば7:だろうな。細工の跡のない密室か。どんなトリックか分からないな】
【もっちん:エロは失言だった。悲しい女が出ないことを祈る。明るいエロ希望】
【蟹鎌:ちっちっちっ、吾輩は少し犯人像が掴めたぞ。確証がないので言わないが】
【アーラヨット:エロを求めるのなら、九美子様のお顔と声で我慢しておくのだな】
【やすピー:エロは良くないよ】
「どう思う?」
「私の解析だともう犯人は分かったわ。後は証拠ね」
「誰だか教えてくれないのだろうな」
「ええ、他人をやたらに犯人扱いするものじゃないわ。プロジェクト作業の時も証拠をつかむまで、バグの犯人は指摘しないものよ。ここがくさいでは駄目なの」
【アーラヨット:やっぱり、九美子様は凄い。犯人が分かったなんて】
【もっちん:うーん、少年だと被害者の子供も容疑者なんだよな】
【勝手ソンソン:発言には気をつけろ。被害者の家族のことを考えたらその発言はいただけない】
【やすピー:そうね。失言には気をつけないと】
【ハイレックス:確証を掴むまで犯人の決めつけは良くない】
【ば7:そうだね。気をつけよう】
【蟹鎌:ちっちっちっ、だから証拠が全てなのである】
「でこれからどうする?」
「他の要因を潰していきましょう。産業スパイ、横領、不倫ね」
「ただの噂だろ」
「調べてみないと何とも言えないわ」
【ハイレックス:いろいろと捜査しないと始まらない】
【もっちん:楽しくエッチに付き合ってくれそうな女の子の情報を頼む】
【ば7:そんなことを言ってると騙されるぞ】
【勝手ソンソン:とにかく色々調べようぜ】
【蟹鎌:ちっちっちっ、情報を集めるのは悪いことではない。些細な情報が事件を解決に導く】
【アーラヨット:九美子様は正しい】
【やすピー:すべての手順を考えるのは良いことね】
「そうですか」
「キーホルダーはバイク便で送って」
「そんなに気に入ったのか?」
「ええ」
【アーラヨット:やっぱりキーホルダーは九美子様だったんだ】
「寄付は要らないぞ。僕が買うから」
安いから後10個ぐらい買ってもいいな。
あとで注文してみよう。
会社が契約しているバイク便で、キーホルダーを送った。
月極めなので、料金は掛からない。
懐に優しくて良い事だ。
さてと、今は午後二時、頭を使い過ぎた。
ちょっとリフレッシュしよう。
「何か分かったか?」
「睡眠薬が使われてますよね」
【ハイレックス:ずばっと斬り込んだな。犯人に疑われるかも知れないのに】
【勝手ソンソン:うん、初男としては思い切った。褒めて遣わす】
【ば7:これが分かると今後の展開も違うな】
【やすピー:詰みはないけど、王手ってところね】
【蟹鎌:ちっちっちっ、これで証拠がひとつ】
【アーラヨット:九美子様の推理では睡眠薬が使われている】
【もっちん:確信に触れるとワクワクするな。こういう配信も良い】
「どこでそれを?」
「考えたら分かります。ロープを両手に持って後ろに立つのは難しい」
「まあな。だがお前への疑いは強まったぞ」
「髪の毛とか採取しているでしょ。僕の髪の毛と指紋を提供しても良いですよ」
【ハイレックス:おお、更にずばっと斬り込んだな。犯人でなければ毛髪と指紋は関係ないからな】
【勝手ソンソン:刑事さんとしてはほしい証拠だよね。容疑者かどうかが分かる】
【ば7:肉を切らして骨を断つ】
【やすピー:角を捨てて、詰み筋を作る】
【蟹鎌:ちっちっちっ、犯人でなければ指紋は惜しくないが、今後事件があると参照される】
【アーラヨット:九美子様の推理を早く】
【もっちん:いい交換条件だ。これなら嫌とは言わないだろ】
「ほんとうか。良いんだな」
「取引です。眠らせる時に犯人は部屋にいたと思いますか?」
「よし答えてやろう」
団符刑事が電話を掛ける。
しばらくして鑑識さんが入って来て、指紋と毛髪を採取された。
【蟹鎌:ちっちっちっ、これで犯罪は出来ない体になったな】
【アーラヨット:初男なんかどうになっても良い】
【勝手ソンソン:そう言うなよ。初男が逮捕されたら、この配信は無くなって、九美子様が拝めなくなる】
【もっちん:それは困るな。初男、犯罪を犯すなよ】
【ば7:普通に生きていれば、訴えられたりはしない】
【やすピー:有利に運ぶには駒損も仕方ないのね】
【ハイレックス:データベースに入っちゃうんだ。それは嫌だな】
「さあ、喋って下さい」
「いただろうな」
「なんで」
「近所の目撃情報がある。夜中にセンサーライトが点いたんで、客かなと思って外を見たそうだ。小屋の周りの金網の扉を開ける姿が見えたそうだ。しばらく見ていたら小屋に入ったが、小屋の中の灯りは見えなかったらしい。共犯の存在も視野に入れている」
【勝手ソンソン:重要証言】
【アーラヨット:九美子様の推理を聞かないと】
【やすピー:誰か真っ暗な部屋の中にいて、扉を開けたってこと。うん共犯説か】
【ハイレックス:色々と情報が増えたな】
【ば7:うーん、謎だな。共犯か。密室の謎が解けないと】
【もっちん:でも、ちょっと事件の捜査が進んだ】
【蟹鎌:ちっちっちっ、まだこの証言では確定的な証拠とは言えない】
ええと、扉をどうにか開ける所をみていたのか。
ハンマーとかで叩いたら、流石に分かるな。
警察は共犯が中から開けたと考えているのか。
となると共犯は女の可能性が高い。
可能性がまた一つ増えた。
「犯人が帰った時にセンサーライトは?」
「もちろん点いたが、立ち去った後で、人影は見えなかった。複数犯か確証はない」
【ば7:肝心な所が分からないか】
【もっちん:盛り上がってきたな。少しワクワク】
【蟹鎌:ちっちっちっ、得てして証言とはこんなものだ。物的証拠には敵わない】
【アーラヨット:うーん、まだるっこしい。九美子様なら分かっているんだろうな】
【勝手ソンソン:共犯の有無で事件の筋書きが大きく変わるな】
【やすピー:動機も複数犯だと変わってくるわよね】
【ハイレックス:だな、一から考え直さないと】
「近所の家とどれぐらい離れています?」
「100メートルはあるな。金網の入口は街灯で少し見える。小屋の方は真っ暗だ」
「男か女かも分からない?」
「後から来た奴は小柄だったようだ。女性二人の犯行も視野にいれている」
【勝手ソンソン:女が絡んでいることは確かか】
【ば7:事件の陰に女あり】
【蟹鎌:ちっちっちっ、少年なら小柄だ。男だという可能性もある】
【アーラヨット:事件はどうでも良い。九美子様をもっと】
【もっちん:女絡みの方が俺好みだ。エロが絡むとなお良い】
【やすピー:ええ、エロが絡むのは悲惨だよ。というかそういうのはよろしくない】
【ハイレックス:うんうん、妊娠とかレイプとかは確かに聞きたくない。犯人に同情してしまうから】
うーん、
ますます混乱してきた。
女性二人だと痴情のもつれは動機から排除できそうだが。
3角関係という事も考えられる。
何かの拍子に女同士が結託した。
可能性は低そうだ。
だが女が絡んでいるのは間違いないようだ。
蜂人が眠るのを男が見ていたとは考えづらいし、蜂人が灯りを点けずに小屋を開けたとは考えづらい。
「密室の謎は相変わらずですか?」
「まだ分からない」
団符刑事が去って行った。
さっきの話の内容のメモをメールで九美子に送る。
【勝手ソンソン:密室の謎が手ごわいな】
【ハイレックス:まあ、それが解けたらたぶん犯人が分かる】
【ば7:だろうな。細工の跡のない密室か。どんなトリックか分からないな】
【もっちん:エロは失言だった。悲しい女が出ないことを祈る。明るいエロ希望】
【蟹鎌:ちっちっちっ、吾輩は少し犯人像が掴めたぞ。確証がないので言わないが】
【アーラヨット:エロを求めるのなら、九美子様のお顔と声で我慢しておくのだな】
【やすピー:エロは良くないよ】
「どう思う?」
「私の解析だともう犯人は分かったわ。後は証拠ね」
「誰だか教えてくれないのだろうな」
「ええ、他人をやたらに犯人扱いするものじゃないわ。プロジェクト作業の時も証拠をつかむまで、バグの犯人は指摘しないものよ。ここがくさいでは駄目なの」
【アーラヨット:やっぱり、九美子様は凄い。犯人が分かったなんて】
【もっちん:うーん、少年だと被害者の子供も容疑者なんだよな】
【勝手ソンソン:発言には気をつけろ。被害者の家族のことを考えたらその発言はいただけない】
【やすピー:そうね。失言には気をつけないと】
【ハイレックス:確証を掴むまで犯人の決めつけは良くない】
【ば7:そうだね。気をつけよう】
【蟹鎌:ちっちっちっ、だから証拠が全てなのである】
「でこれからどうする?」
「他の要因を潰していきましょう。産業スパイ、横領、不倫ね」
「ただの噂だろ」
「調べてみないと何とも言えないわ」
【ハイレックス:いろいろと捜査しないと始まらない】
【もっちん:楽しくエッチに付き合ってくれそうな女の子の情報を頼む】
【ば7:そんなことを言ってると騙されるぞ】
【勝手ソンソン:とにかく色々調べようぜ】
【蟹鎌:ちっちっちっ、情報を集めるのは悪いことではない。些細な情報が事件を解決に導く】
【アーラヨット:九美子様は正しい】
【やすピー:すべての手順を考えるのは良いことね】
「そうですか」
「キーホルダーはバイク便で送って」
「そんなに気に入ったのか?」
「ええ」
【アーラヨット:やっぱりキーホルダーは九美子様だったんだ】
「寄付は要らないぞ。僕が買うから」
安いから後10個ぐらい買ってもいいな。
あとで注文してみよう。
会社が契約しているバイク便で、キーホルダーを送った。
月極めなので、料金は掛からない。
懐に優しくて良い事だ。
さてと、今は午後二時、頭を使い過ぎた。
ちょっとリフレッシュしよう。
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